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七転八倒至上主義


 休職が一ヶ月延長することが、正式決定した。
 先週の金曜日の診断で突如決まったことなので、正直戸惑っている。
 まあ確かに、飲む薬の量が減ってるわけでも無いし異様に睡眠時間も長いし、本当に復帰できるのかという懸念が自分でもなかったわけでもなかったのだが。それでも一応9月から復職するつもりで準備していたので、軽くショックだった。
 その所為なのかしらん、今ちょっと食欲不振。まあちょっと今体重付きすぎな状態なので、これはこれで良いのかもしれないが。
 今日上司と面談して一応の今後の方針は決めてきた。高齢・障害者雇用支援機構の職場復帰支援(リワーク支援)という制度を使って復帰訓練をする方向になりそうだ。
 帰ってきたら、会社からの郵便物が来ていた。中を開けて見たら、「休職期間中でも住民税や年金保険料を払わないとイケナイので、82,503円を今月中にJNBの会社口座に振り込んでください」という内容。
 ・・・。
 なんか急だし、しかも微妙に金額デカいし。これくらい会社の方で立て替えてくれないのか? とも思ったが、下手な事して喧嘩になってもいやだし、というかそんな交渉する気力無いので、とりあえず借金して振り込むことにした。傷病給付金が交付される当てがあるので、最終的には何とかなると思うし。
 ということでJNBの口座から振り込もうと思ったら、JNBのIDカードが見あたらない。どんだけ探しても見つからないので、諦めてJNBのサポートに電話したが、再交付には一週間以上かかるとのこと。まあ、普通それくらいかかるだろう。
 ということでJNBからは振り込めなかったので、しょうがないから海邦銀行から割高な振込手数料払って振り込んだ。割高つっても500円だけどね。
 つーことで。なんかもう、疲れてしまった。気晴らしにアニソンカラオケ大会でもしたいところだが、こういうのに付き合ってくれそうなのは東京にいるiAcnぐらいなので、まあ無理。
 なので、もう寝る。せめて早寝早起きの習慣くらいはつけたい。
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北へ-7日目、根室


 7日目。5泊滞在した弟子屈摩周温泉の宿を発って、摩周駅へ。この日は根室方面へ向かった後、釧路に戻って一泊する。
 8時半発の列車に乗る。なんか今までよりも異様に混んでいる。それでも、座れはした。超訳資本論を読んでいたが、途中で寝てしまう。
 気が付いたら釧路駅だった。ここで花咲線に乗り換え。根室本線って、釧路までは根室本線と名乗るくせに釧路から根室に向かう路線は途端に通称が変わってしまうのは、どうしてですか?
 荷物が超重いので、いったん泊まる予定の宿に行って荷物を置いてくる。宿の方向はわかっていたはずだが、途中で「本当にこの道であっているのか?」という迷いが出て何回か無駄な往復をしてしまい、結局1Kmの道を30分近くかけて宿までたどり着いた
 宿に荷物を置いた後、コンビニで新聞などを買って、再び釧路駅へ。すぐに、乗車予定の快速ノサップが来る。
快速ノサップ
 ここでもどういう訳かやたら人が多い。しかも、背広姿の人とか、観光客以外の利用がやたら多いようだ。本気で座れるかどうか心配だったが、何とか座る場所は見つけた。
 根室まで2時間。超訳資本論を読み終えて日経新聞を9割方読んだところで、根室駅に着いた。小さな駅だ。
 駅横にある根室バスのターミナルに行って、納沙布岬までの往復乗車券を買う。11:15、発車。
 途中、「歯舞」というバス停があった。歯舞諸島の歯舞と同じなので「?」と思ったが、あとで聞いたところによると、元々根室半島の先端部あたりには「歯舞村」というのがあって、歯舞諸島もこの歯舞村の所属だった(だから歯舞諸島?)そうだ。歯舞村は現在では根室市と合併しており、故に歯舞諸島は根室市域という事になるらしい。
 (北方領土の他の島は、それぞれに根室市とは別個の自治体が、本来は存在する)
 約40分で目的地の納沙布岬に到着。
 どういうわけかしらないが、右翼のDQN車が大量に来ていて、駐車場を占領している。何をしに来ているのか知らないが、決して良い気分ではない。
 でかい建物がいくつも建っている。どれも、北方領土返還祈願と関連した建物ばかりだ。そして、「日本最東端」という文字はどこにも見あたらない。
平和の塔
返還祈願の鐘納沙布岬の碑
 納沙布岬の端っこまっでは、柵で遮られていて行けなかった。ロシア云々という事では決して無く、単に危ないからという理由だろう。そしてそこにもカモメはいた。
納沙布岬のカモメ
納沙布岬灯台と貝殻島を望む
 納沙布岬灯台と貝殻島を望む
 近くにあった資料館のような所に入ってみる。北方領土返還祈願の署名というのがあったのでとりあえず書いておいた。この名簿は毎年内閣に持って行って云々あったが、しかし日本政府にこんな名簿を毎年持って行ったってあまり意味は無いのでは?と思った。持って行くならロシア政府でなければ意味は無い気がする。
 外に出たら、パンパンと爆竹を鳴らす音が聞こえた。何事かと思ったら、どうやら、集結している右翼どもが何か勝手に自分らのイベントをやっているらしい。正直、ここまでやられると迷惑以外の何物でも無い。死ねばいいのに。
 帰りのバスまで時間があったので、土産物品店で昆布クッキーと根昆布を買う。まだ時間があったので、ベンチに座って日経新聞の残りを読んでいた。右翼どもの車が見える位置にいたので、どうせなら朝日新聞を買ってきてここで読んでやれば良かったと少し後悔。赤旗ならもっと効果大だが、さすがにそれはコンビニで売ってない。
 根室駅に戻ると、雲行きが怪しくなっていた。列車に乗り込んですぐに、降り出す。傘を持ってきていなかった(というか稚内の宿に忘れた)ので、この点は運が良かった。ただ、座る位置を間違えて東根室駅(日本最東端の駅)の写真を取り逃がしたのは残念。
 16時頃に釧路駅に着き、宿へ。何故か、どっと疲労感が襲ってくる。7時に朝食を食べたはずだが、何故か異様に空腹感があった。この宿は食事無しなので、コンビニで買ってきたサンドイッチとパックドリンク3本を一気に平らげる。北海道限定というわけでもないので、ドリンクの写真は特になし。
 明日は最終日。飛行機に乗るまでの時間に釧路湿原をめぐる観光バスに乗ろうかどうか悩む。疲れていたので、とりあえず寝て、翌日起きた時点の体調で決めることにした。
 一応この宿も温泉付きだったのでとりあえず入浴して、仁科りえ支援の呼びかけをブログでして、寝てしまう。北海道も、残りいよいよ、あと一日。。。
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北へ-5日目、弟子屈摩周温泉(休息日)


 この日は休息日とした。特にそう予定していたわけでもなかったのだが、なんかもう疲れてぐったりして宿でぶっ倒れていたので、結果的にそうなった。
 寝てたか温泉入ってたかぐらいしかしていないので、特に書くことがない。
 仕方ないので、旅行とは全く関係ないが、荒野草途伸の考える理想の女性の紙型というものについて述べてみることにする。
 荒野草途伸的には、最強の髪型はやはりツインテールである。ツインテールに次ぐといったら、ポニーテールが来てその次がショートカットといったところか。しかし、ツインテールの破壊力は群を抜いていると思う。
 荒野草途伸は基本的に黒髪以外認めない立場ではあるのだが、ツインテールだったら染めてても許せると思う。それくらい最強だ。
 だが、一つ問題がある。荒野草途伸は年上好きというか年上でないと基本受け付けない立場であるのだが、荒野草途伸より年上というと当然30代のしかも半ばになる。その歳で髪型をツインテールにしている女性は、殆どいないということだ。
 否、正確には、その歳で似合うようなツインテールタイプの髪型が確立されていないという事か。
 しかし、30代だからと言って一概にツインテールの可能性を排除してしまうのも考え物だろう。ツインテールは単なる二つわけのお下げではなく、いろいろな応用方があるはずだ。であれば、30代女性に見える大人っぽく見せるツインテールというものは、あってもいいはずだ。否、無ければならない。そして普及させなければならない。
 もしこのブログを読んでいる人で美容師とかスタイリストとかをやっている人がいたら、是非、30代女性に似合うツインテールというものを考案していただきたい。
 ということで、当分の間は現実的最上位髪型は黒髪ポニテという事になるのだろうか。
 以上、荒野草途伸の理想とする女性の髪型についてでした。
 あと、正確には寝てただけでなくて、ちょっと出かけたりもした。土産として買った利尻昆布を石垣旅行で世話になったAN君夫妻に郵送したついでに、ちょっと弟子屈町市街・摩周温泉地区を散策したりしてみた。
 変に開発が進んでおらずひなびた感じで、自分としては結構こういう場所は好きである。実際住むとなったらまた別問題だろうが。
 ついでに摩周温泉の源泉も見てきた。
摩周温泉源泉
 ついでにと言うほどホテルから遠くないというか、すぐ目の前なのだが。
 あと、マンゴーカツゲンも買ってきた。
マンゴーカツゲン
 21時ぐらいに4日目の分のブログ書き終わったらもう眠気が襲ってきて、気が付いたら寝てた。翌朝、眼鏡がどこに行ったかわからなくなっていたくらいに。
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北へ-1日目、稚内


 なんとなく北に旅立ちたくなった。
 というのはちょっと嘘で、実は八重山に旅行する段階から、北海道旅行もセットで考え合わせてはいた。理由は単純で、「日本の東西南北全ての端を制覇したいから」というものであった。制覇と言っても実際に行った場所が自分の領土になるわけではないからこの表現は適切ではないのだが、まあ、気分的なものと受け取って貰ってかまわない。
 何故こんな心境になったのかはよくわからないが、まあ自分という存在を見つめ直してみたかったのかもしれない。
 ただこういう国境を廻るみたいなやり方を取ると、まるで、国家や民族というものに縋らなければ自己定義の確立すらままならない右翼連中みたいでちょっと嫌だが、まあしかし自分の住んでいる足下である国土を見て回るというのは、決して悪いことではない。そう思い、とりあえずそういう方向で計画を進めていた。
 だが、八重山旅行記でも書いたように、日本の最東端と最南端は、実は一般人が行けないところであることに気づいたのだった。しょうがないからとりあえず最西端の与那国島だけは行ってきたのだが、今回は最北端である宗谷岬と、一般人が行ける限界である納沙布岬に行ってこようと、プランを立てた。
 そして一日目。中部国際空港からANAが稚内まで季節運行しているので、それを利用することにした。沖縄からだと1泊しないと乗り継げない組み合わせだが、どうせ実家に帰る予定もあったし、それは問題無い。それに、なんとなく「乗り継ぎに羽田を使う」というのが当たり前すぎてなんかイヤだった。東京一極集中に対するささやかな抵抗である。
 11時に中部国際空港着。手荷物預け所で、係の人から「天候の関係で、旭川か札幌で降ろされるかもしれない」と言われる。マテ。そんなとこで降ろされても困るんだが。というようなことを言ったら、「稚内まで運送するという契約になっているので、手段は解らないが稚内までは到着できるよう手配する」とのこと。
 限りなく不安な旅立ちになってしまった。て言うか、稚内(宗谷岬)は、到着当日の午後に見て翌朝は朝一で道東方面に移動する予定になっているから、例えば旭川で降ろされたら鉄道で3~4時間かかるから、付く頃にはもう夕方。もう暗くなってるかもしれない。
 いきなりピンチだ。
 まあ気に病んでも仕方ないので、機内で読書にふける。「『超訳』資本論」。資本論は読んだことがなかったし今まで読む気も起きなかったのだが、やはり労働経済学の基礎となっている書物だから、せめて入門書くらいは読んでおこうと思い読むことにした。マルクスの言い方は無駄に難解だが、内容自体はそんなに難しい物ではないようだ。
 飛行機は無事稚内に着いた。だが、天候はあいにくの雨。風も強い。空港内に、石垣の観光看板が掛かっていたのでちょっとびびった。稚内市と石垣市は姉妹都市らしい。
 空港を出て左手に赤いバスが止まっていたので、乗り込む。地元の宗谷バスが運行する、稚内市街地へのバス。赤い色が昔の名鉄バスそっくりなのでてっきり名鉄グループ化と思ったら、東急グループらしい。(参考:wikipedia
 稚内市街に行くと宗谷岬へは逆方向になってしまうのだが、空港から直接宗谷岬へ行く路線がないので、致し方ない。それに、宿に先に荷物を置いておきたかった。30分ほどバスに揺られる。料金は一律590円。空港バスとしてはそんなものなのだろうが、地元の路線バスも兼ねているらしいことを考えると、ちょっと割高という気がしないでもない。
 宿近くのバス停で降りる。すぐみつかる。が、「食事処」とかあるから、一瞬本当にここが宿なのか迷ってしまう。
宿うぶかた看板
 しかも玄関はともすれば民家のそれだ。
宿うぶかた玄関
 勇気を出して入ってみたら、フロントがあったので安心した。チェックインを済ませ、部屋へ。早速LANケーブルのコネクタを探すが、無かった。どうやらはずれ部屋だったらしい。とは言え無線LANがすんなり使えたので、こちらの方は問題なし。やっぱ、ネットが使えないと、いろいろ活動に支障を来すからねー。自分の場合。
 30分ほど休憩した後、日本最北端の駅、稚内駅へ。
稚内駅
 ・・・想像していたのより、ずいぶん小さい。写真で見るとそうでもないよう見えるかもしれないが、はっきり言ってちょっとがっかりレベルである。まあ、稚内市なんてそれほど大都市でもないし、しかも市の中心部は南稚内駅周辺みたいだから、これくらいの規模でしょうがないのだろうか。
 ついでに、日本最北端の線路も見てきた。稚内駅を北進して、ちょっと路地に入るとすぐにそれはあった。
日本最北端の線路
 ・・・稚内駅以上にがっかり。いや、昔読んだ鉄道関係の本では、もう少し趣がある雰囲気があったように思うのだが・・・。線路縮めたんだろうか。
 というか、日本最南端の駅が未だに「西大山駅」(鹿児島県)になっている。まあ、連続した線路の云々みたいな注釈が書いてあるし、実際赤嶺駅はモノレールの駅で鉄路の駅ではないのだが。なんか釈然としない。
 駅近くの食堂で、食事をすることにすることにする。頼んだのは「かにラーメン」。
稚内かにラーメン
 1500円。頼んでみたら意外にでかくて、ちょっと冷や汗ものだった。
 隣の老夫婦が、店主に「これは札幌ラーメン?」と訊いていて、「稚内ラーメンですよ」と店主は答えていた。「わっかないラーメン」といえば、「おじゃまんが山田くん」に出てくるラーメン屋の名前なので、幼少の頃からその名前だけは記憶に刻まれてはいたのだが、実際店に出回るのは札幌ラーメンか旭川ラーメンばかりなので、稚内ラーメンを食べる機会はこれまで無かった。
 だが、遂にそれを食すときが来る。
 味は、まあまあだった。くどすぎず、あっさり系の味。量が多かったのでスープは全部飲みきれなかったが、もちろん蟹は全部食った。蟹も昔は食えなかったんだけどなあ。
 宗谷岬行きのバスは、16:20に出る。先ほどの店内に、「バスセンターで往復券を買えば割安」というチラシが貼ってあったので、とりあえずバスセンターを探すも、見つからない。案内看板が全く見あたらないのだ。なんて観光客に不親切なんだと雨降りの中ちょっと不機嫌になる。
 結局、バスが走ってきた方向から当たりをつけて、稚内駅の前から北に延びる小さな路地の先に、バスセンターがあることを突き止めた。カウンターで往復券を買い、暫し待つ。
 バスは定刻通り来る。車窓を楽しもうかと思っていたが、先ほどたらふく食ったせいか急激に眠気が襲ってきて、意識不明の状態に陥ってしまった。
 気が付いたら、宗谷岬。バスは別にここが終点というわけではなく、さらにその先の小学校まで行くので、もしここで目が覚めなかったら乗り過ごすところだった。本当に危なかった。
 宗谷岬は、土産物店や民宿が建ち並ぶ、もう見るからに観光地という感じだった。とりあえず最北端の碑の前まで行ってみる。
日本最北端の碑
 だが、ふと気づくと左手の方に、何か岩礁が見える。どう見ても、この碑よりも明らかに北だ。
平島?
 あとで国土地理院の正確な地形図で見てみたら、明らかに宗谷岬よりも来たに、平島・弁天島という二つの島がある。この島がロシア領という事もないだろうから、間違いなく日本の最北端はこの弁天島だ。つまり、日本最北端は宗谷岬ではない。
 私の行ったところは最北端ではなかったのだ。
 だ ま さ れ た。
 しかしこの島まで行く手段はおそらく今の自分にはないので、諦めるしかない。時間もないことだし。結局、この旅自体が「虚構の自己満足の国土探訪であった」ということなのだろう。
 早くも一日目にして、旅の目的の虚構性を暴かれてしまった。まあ、いい。この度の目的はもう一つあって、温泉宿でゆっくり小説を書こうというのもあるのだから。だが、それは明日以降だ。て言うか、まだあらすじが固まっていないし。
 帰りのバスを待つ。バス停に、旅人が書き残すノートがあったので、自分も一筆書き残そうと思った。が、既にノートがいっぱいだった。
 このまま何も書かずに返るのもシャクなので、財布の中にあったゲオのレシートの裏に「2008/8/2 荒野草途伸参上」と書いて、間に挟んで帰ってきた。
 そして帰りのバスの中ではまた爆睡していた。
 駅についてもまだ眠くて、いったん宿に戻ったらそのままばたんきゅーしてしまった。気が付いたら、もう夜の22時過ぎだった。
 風呂は夜中に入るなと言われていたし選択もしないといけなかったし薬を飲むための飲料も必要だったので、とりあえずまずは近くのセイコーマートに走った。
 なんか、品揃えが結構面白い。北海道らしいと言うか。焼きもろこしとか売ってるし、おにぎりも「鮭わさびマヨ」とか「筋子」とか。それに値段がなんとなく1割ぐらい安い気がする。
 とりあえず旅行に行ったら地元の飲み物を飲んでみるのが自分のセオリーなので、「ソフトカツゲン」という乳酸飲料を買ってみた。
ソフトカツゲン
 メロン味もあったのだが、とりあえず普通のにしといた。明日機会があったらメロン味の方も飲んでみよう。
 とりあえず、今日の旅としては以上。明日は7:10発の特急宗谷に乗らないといけないので、早く起きないといけない。おいおいこんな時間まで起きてて良いのか? ていうかいっそ、このまま起きてるか? へたに寝ると起きれなくなりそうな時間になってるぞ。
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7月30日。


 またプリウスぶつけた荒野草途伸です。昨日はそれがまるで他人事であるかのように読書にふけっていて気が付いたら朝の5時だった。
 とりあえず、前回の件で知人数名からメールが来たりしているので状況を書いておくと、とりあえず月曜日に自分が休職中である旨と嘘ついてごめんなさいと書いたメールを送ったが、現時点で返信がない。まあ、突然そんな事言われても返事に困るだろうから、当然の反応だろう。
 もしかしたらこれでもうぶっ壊れたかもしれないが、しかしそれはそれで致し方のないこと。
 これからは真っ正直に生きていこう。なんだかよくわからないが人として足りないものがあるのだから、せめてそれくらいの美徳は身につけておくべきだ。
 明日で7月も終わりか。思えば非生産的な一ヶ月だった。
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失格、退場。


 とりあえず今日の結果から書いておこう。2回目のデートにこぎ着けた彼女とは、南部のカフェに昼食に出かけたのだが、ものの1時間ほどで話のネタが尽きてしまい、無言状態に陥ってしまった。そしてもう一人の方は、風邪をひいたとかでキャンセルとの連絡が紹介所からあった。
 まあ、ドタキャンはなんかもういつものことだから別にどうでもいいのだが。会話が続かなくなってしまったのには、正直自分という人間の底の浅さが見えたようで、非常に鬱である。
 特に、今現在休職中であるにもかかわらず、さも明日も仕事であるかのように話していたそれは、まさに嘘以外の何物でも無い。
 嘘と虚飾で塗り固められた恋愛。そんなものがうまく行くはずがない。
 そんなことを平気でやっていた自分。もしかしたら自分は、相手が誰であってもうまくやっていけない人間なのではないか。そんな結論すら見えてくる。
 人として足りないものが多すぎるのだ、きっと。
 とりあえず、頭痛がする。幸い食欲はあるので、カップ焼きそばでも食っておこう。あと、彼女には後で本当のことを話すことにしよう。・・・あとで。今は、ちょっとまだ無理。
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いつだって恋愛はシュレディンガーの猫


 シュレディンガーの猫というのは、量子力学を説明するのに用いられる思考実験の一つで、量子的重ね合わせという現象を猫という現実的な存在を元に説明したものである。
参考: Wikipedia:シュレディンガーの猫
 簡単に言ってしまえば、「観測者は猫が生きているか死んでいるか、蓋を開けてみないと解らない。蓋を開けるまでは、猫は生きてもいるし死んでもいる」というような話である。
 さて。話を荒野草途伸の現実に引き戻すと。約二週間前、荒野草途伸は物理学科の同級生で大親友であるHT君・IS君と泡瀬で飲んでいた。議題は、IS君の恋愛絡みの云々なのだが、プライベートに関わる話になるのであまり詳しくは書かない。
 なので簡単に書くと、IS君は彼女から「ゆっくり考えたいので1ヶ月連絡を取らないで欲しい」と言われたそうだ。この時、IS君の彼女の本心は、本当に連絡を取って欲しくないのか、それとも実は連絡を待っているのか。そこが、主要な議題であった。
 我々観測者からすれば、IS君の彼女の本心は、実際にIS君が連絡を取る(=観測する)までわからない。だがもし連絡を取ったときそれが不正解だったら、彼の恋愛はそこで終わりである。敢えて観測せず1ヶ月待ったとしても、同じ話である。
 その結果は確率でしか語ることはできない。
 まさに、量子論と同じである。
 ここでIS君の彼女の心理状態を波動関数で定義して計算してやれば、正解を導き出すことは出来たのかもしれない。が、残念ながら私は量子力学は卒業のネックになったくらい不得意な分野なので、そういうことはしてやれなかった。
 ちなみにHT君の卒業研究は量子コンピュータの計算理論だったはずだが、彼からも特に物理学的判断に基づいたアドバイスはなかった。
 結局IS君は、とりあえず1週間待つことに決めた。
 IS君の話はここまでにするとして、恋愛というのはここまで行かなくても、往々にして確率的判断を迫られることがある。そんなときは、すぐに0か1かの決断を下すのではなく、0でもあり1でもあるという状態を受け入れたまましばらく処理を進めていく、という行動を取った方がよいのかもしれない。
 焦って結果を求めてはいけない、ということだ。相反する状態を維持し続けるというのは精神的にも結構キツイものがあるが、それに耐えられないのだったら恋愛なんてやめておきなさいという事なのかもしれない。大人しく、セーブしてやり直しが出来るギャルゲーでもやってなさいという事だ。
 ちなみに私事を書いておくと、土曜日に結婚紹介所の紹介でお見合いをした人がいるのだが、予想外に意気投合してその日のうちに連絡先を交換して、もう今度の日曜に2回目会う約束をしてしまった。
 重ね合わせもへったくれもない急テンポな展開に逆に正直戸惑っているのだが、これはきっと臨界現象(物理現象が新たに力を介在させることなく連鎖的に次々と発生していく環境、またそこで起きている現象のこと)なのだ、自己相似化臨界現象は一応自分の卒研テーマだったからこれはきっと乗り越えられると、自分を落ち着かせている。
 ただ一つ問題があって、約束をした日曜日には、当の結婚紹介所からもう一人紹介を受けることになっていて、もちろん時間はずらしてはいるが結構綱渡りな一日になることが予想されるのだ。
 ・・・これも、一種の重ね合わせ状態なのか? やはり恋愛において量子力学は必須科目なのか。
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無為な日々


 目が覚めたら夕方の17時だった。何時間寝てたんだ俺。15時間か。
 明日で今週最後の平日だということに気づいた。まだ水曜だと思ってたのに。仕事してるときなら得した気分だが、そうでないから逆に損した気分だ。とりあえず明日は昼間動けるようにしとかないと、昼間の用事済ますのが週明けになっちまう。
 PHSをwillcom03に変えることにして、昨日届いたのだが。bluetouth機能がプリウスのカーナビと連動しない。なんか全体的にキー関係の使い勝手悪いし、スタイラスも小さくて扱いづらいし。ATOKじゃないし。ワンセグもRBCとQABが受信できないし。保存メディアもmicroSDだから今までのminiSD使えないし。変えた意味ねー。
 幸いsim交換で今までのW-ZERO3esも使えるので(いちいちサインアップし直さないといけないが)、当分こっちを使い続けることになるだろう。あー、無駄な買い物をした。
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連続壊滅


 5月に新しいパソコンを買って旧PCはファイルサーバにしていたら、先月旧PCが勝手に電源が入ったり切れたりするようになった。もう壊れてると思ってNECのExplessサーバのHDナシアウトレット品が1万4千円で売っていたので注文して、それがやっと先日届いた。そしたら、そいつのセットアップもしていないうちに、今度は5月に買ったパソコンが完全に動かなくなった。
 ど う す れ ば い い ん だ
 ちなみに自分自身は相変わらず壊れっぱなし。通院間隔が3週間から1週間になった。これでは迂闊に旅行もできない。
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水くさいって要するに水カビが生えた状態ですか?


 高校時代の部活の友達であるKS氏が、メール出しても宛先不明で帰ってきてしまうので、共通の友人でかつ小学校以来の友人であるMS君にメアド変わったのか訊いてみたら、知らないと言われた。
 まあそれはいいのだが、ついでに書いてきた内容が
「連絡遅くなりましたが、先月結婚しました。新婚旅行で、沖縄に行ったら、よく、突然の雷雨にみまわれました(*_*)」
 ・・・おい。結婚するなんて一言も聞いてないし、呼ばれりゃ行ったし、そもそも沖縄来てんだったらせめてその時点で連絡しろよと。
 高校時代まで結構仲のよい友達だっただけに、かなりショックだ。
 ていうか、また一人独身仲間が減った…。