うるまちほー


 うるまちほーはですねえ。行政的にはうるま市というのですけどね。元は具志川市と石川市、与那城町、勝連町の4市町に分かれていたんですねえ。

 本土の合併市町村にもありがちなんですが、地域主義の非常に強い土地柄で、逆に保革だ左右だ自共だとかそういうのは割とどうでもいいという人が多い土地柄なんですねえ。地域主義が強いので、旧市町ごとの対立意識というのも結構ありましてですね、まあ与勝は割と仲が良いんですが、具志川と石川は仲が良くないらしいんですねえ。
 何故かというと具志川としては元々別に合併何かしなくても十分やっていけたし、それどころか埋め立て地が工業特区として沖縄随一の工業・研究施設地帯として結構栄えているんですねえ。昔は南の沖縄市や北の旧石川市が担っていた本島中部の行政機構も、最近は旧具志川市に移設される施設が結構目立ちますねえ。高速道路が通っていないので本土からの観光客には余り馴染みの無い土地ですが、人口も産業も割と栄えてる場所なんですねえ。
 一方で旧石川市はですねえ、沖縄戦の時の米軍上陸地点になったこともあって、復帰前は米軍の統治施設や関連産業があって割と栄えていたんですけど、復帰後は特にこれといった産業もなくてですねえ。どんどん財政的に苦しくなっていったんですねえ。それで、国や県の方針で、具志川市が石川市を救ってくれという話になってですねえ。でも具志川市としては折角繁栄し始めたのに一人で石川市の面倒を見るのは嫌だということになってですねえ。それで、お隣の与勝も一緒になりましょうという事で、県がまとめたんですねえ。

 与那城町と勝連町は、勝連城跡という古城跡のある与勝半島を南北に分けていた町で、何で分かれてたんだろうと不思議なくらい一体感のある地域なんですねえ。
 与勝半島の周辺には結構有人島が散らばってましてですねえ、南側にある津堅島は甘みのあることで有名な津堅にんじんの栽培地なんですねえ。この島は旧勝連町に当たるんですねえ。勝連町の東端、まあ与勝半島の先っぽとほぼ同じなんですが、そこには沖縄最大の米海軍基地であるホワイトビーチがあって、太平洋艦隊所属の原子力潜水艦の整備をここでやってるんですねえ。表向きは入港時はSLBMは積んでいないことになってるんですねえ。佐藤栄作にノーベル平和賞を取らせる為にそういう話になったんですねえ。
 
 北側には復帰直後に作られた与勝半島から平安座島に延びる海中道路というのがありましてですねえ。

 何故この海中道路が作られたかというとですねえ、平安座島に沖縄石油が石油備蓄基地を作りたかったので、その工事の為にわずか1ヶ月足らずで作ったという伝説があるんですねえ。この海中道路が出来たお陰で、平安座島周辺の有人島も車で沖縄本島と行き来できるようになって、おかげで島民が乗ってる軽自動車もちゃんとナンバープレートを取得しないといけなくなったという笑い話もあるんですねえ。
 この海中道路の途中には、現在では道の駅ならぬ海の駅というのがあるんですねえ。でも船便があるわけではなくて、結局殆どの人は車で行くんですねえ。
 
 島の中でも一番北側に伊計島という島があるんですが、ここは今はあんまり人がいないんですねえ。何故人が少ないかというと、極めて政治的な話になるんですねえ。
 昔はここにリゾートホテルがあったんですねえ。なんですけど、この島々の周辺が、実は米軍の訓練空域になってましてですね、旧勝連町にホワイトビーチという米海軍基地がありましてですね、その関係もあると思うんですけどね、とにかく米軍のヘリとかオスプレイがしょっちゅう飛び交ってるんですね。しかも通常任務じゃなくて、訓練なんですね。訓練という事は当然未熟なパイロットが操縦することも割るわけでして、昨年末にはオスプレイの夜間給油訓練に失敗して挙げ句辺野古新基地のそばの大浦湾に墜落するなんて事故を起こして、退任直前のオバマ大統領の面子を潰すなんて事までやらかしてくれましたね。そういう場所ですからね、この伊計島というところにも割と米軍のヘリが不時着するんですね。普段は農地に不時着するので沖縄防衛局がカネでもみ消したりするんですが、あるときリゾートホテルのプライベートビーチに不時着してしまいましてですね。まあ、リゾートホテルではさすがに包み隠せるわけもなく、そんな危ないホテルには泊まれないと客離れが起きて、ホテルは一回潰れてしまったんですね。ですので、ホテルで雇われていた島民も失業してしまって、ただまあ、島から出ても沖縄にはホテル一杯ありますからですね、よそに再就職した結果島を出てしまって、伊計島は一気に過疎化して、伊計小学校も廃校になってしまったんですね。
 その廃校になった伊計小学校の校舎を今再利用してるのが、カドカワ、というかカドカワと合併した旧ドワンゴが運営する通信制高校の、N高等学校なんですねえ。インターネットを使った通信制高校なので、実際には伊計島には生徒はほぼいないらしいんですけどね。

 沖縄の選挙というと米軍とか安保関係が争点になりがちですけどね。うるま市の場合は、米軍基地もあるにはあるんですけど、そこまで面積を占めてるわけでもないですし、事故や犯罪を起こしてるのは市外の基地から来てるあれなので、市長選の争点として基地問題はなかなか争点にはなりにくいでしょうねえ。
 だからこそ、本土型の就労支援や保育福祉といったことを、きちんと訴えられるかが鍵になってくるでしょうねえ。少なくとも、本土側が法制度込みで時代が激変していることを理解出来る人でないと、勝つのは難しいでしょうねえ。共産党が市政をどうのこうの言ってる連中に支援されたら、そりゃあもう却ってありがた迷惑もいいところでしょうねえ。

(もとなかぐすくそんみんとうらそえしみん だった こうやくさとしおにいさん あいちけん)




日本郵便の集荷依頼申込みを騙るウイルスメールが来ました


noreply@mp.post.japanposts.jpなるところから、
[日本郵便] 集荷依頼申込み完了のお知らせ」というタイトルのメールが届いた。

集荷依頼なんかした覚えないし、そもそも本文中に記されてる集荷希望日4/11なのに、送信日時が4/12 15:00:43。

明らかに怪しいと思ってヘッダ確認したけど、一見すると日本郵便(japanpost.jp)のSMTPサーバから送られてるように見える。

なんか添付ファイル付いてたから、これはかなり怪しいと思いつつ解凍してみたら

BIGLOBEが既に仕事してくれてました。
ウイルス名:Trojan Horse

で、もっかいヘッダをよーく見てみたら
dmarc=none header.from=noreply@mp.post.japanposts.jp
という1文がある。

japanposts.jp 。

ちなみにwhoisで確認してみたら、誰も使ってないドメインらしい。

しかしこれは、なんだつまり、日本郵便のSMTPサーバが認証くぐり抜けて乗っ取られたって事なのか?
(インフラ系はあまり詳しくないので)

まあ、個人的にはこの件調べてるうちにDMARCとかの最近のメール認証技術について勉強することが出来たので、いいんだが。
参考:https://www.cuenote.jp/library/marketing/dmarc.html




にいがたりょこー その2 さどちほー、ゆきやまちほー


さどちほー

 月曜日だよ。
 この日は誕生日だったんだ。

 鳳咲夜じゃなくて

 この日は朝に、金曜日に挨拶に行けなかったところに行って、一応ご挨拶だけ済ませたよ。別にただ行って終わりだったから、残りの時間で佐渡に行くことにしたよ。

 新潟港に着いたら、こんな看板が掲げてあったよ。

 このキャラは佐渡汽船のイメージキャラクターらしいんだけど、発注者が新潟県知事になってるから、新潟県のキャラクターみたいに見えるね。
 あまり大差ない気もするけどね。愛知県もだいたいそんな感じだよね。


 かーふぇりーの方が安かったけど、お昼まで待たないといけなかったので、ちょっと高かったけどじぇっとふぉいるに乗ることにしたよ。

 ジェットフォイルは水中翼船の一種だよ。飛行機が空を飛ぶのと同じ原理で船体を海面上に浮かせて走行するから、時速80Kmと早く走れるんだ。昔は那覇から海洋博記念公園を結ぶ路線もあったけど、観光客に周知できずに赤字脱却できなくて、大田革新県政の失敗の象徴だと自民党から攻撃されて、廃止になってしまったんだ。

 佐渡島の新潟港からの船は、両津港に着くよ。合併前は両津市だったところだよ。

 両津港に着いたら、路線バスは12~3月は運行してないとあったんだよ。前日ネットで調べたときは、そんな事書いてなかったよ。知ってても同じ事だったけど。

 港前の看板には、タクシーはトキの森公園まで3600円するとあるよ。13時に出る定期観光バスと同じ値段だね。同じ値段なら、観光バスに乗ることにするよ。

 クレジットカードは使えないよ。しかも帰りがカーフェリーの最終便になっちゃうよ。予定外の出費だね。帰りも遅くなるよ。でも仕方ないよね。トキのストラップも貰ったし。

 右手を見てみよう。加茂湖が見えるよ。昔は淡水湖だったんだけど、航路用に海とつなげたから、今は汽水湖なんだ。牡蛎の養殖が盛んで、湖岸にカキ殻が山と積まれているんだよ。写真が撮れなかったのが残念だね。

 トキの森公園に着いたよ。もしかしたら石川県かもしれないところだよ。
 Webサイトには徒歩30分とかあったけど、とても徒歩で来れるような場所ではないね。

 ここのトキはドジョウと馬肉を食べているらしいよ。

 ゲージの中にはトキがいっぱいいるよ。繁殖期だから羽が灰色に変わっているんだ。

 隣にあるトキ交流館では、もっと間近にトキが見れるよ。この日は、ガラス窓のすぐ近くでトキがくつろいでいて、係のお姉さんが「こんなに間近でくつろいでるのは珍しい」と驚いていたよ。

 トキの森公園は40分ほどの滞在だったよ。もっといたかったけど、観光ツアーだとこの辺の都合が付けにくいよね。

 新潟県の佐渡市にあるトキの森公園でトキが見れることが確認できたので、この旅の目的は完了したよ。あとは消化試合だよ。

 国仲平野

 佐渡金山跡

 尖閣湾からの景色


 尖閣湾展望台に水族館があったから、見てみたよ。写真は敢えて撮らなかったよ。
 いたのは、フグ ブリ ウニ ナマコ アジ サザエ ケガニ ズワイガニ 金魚。こんなところかな。水族館と言うより鮮魚店みたいだね。

 帰りのバスから、獅子岩という愛称の岩が見えたよ。沖縄のシーサーにも似てるから、シーサー岩とも呼ばれるんだって。関係ないけど、新潟から沖縄に来てる人は、結構多いよ。

 こちらは弁慶岩というんだって。

 帰りのバス車内で、特産の洋梨のゼリーをもらったよ。

 佐渡は米だけでなく果物の栽培も結構盛んらしいよ。柿と林檎が多いけど、桃や梨も採れるんだって。車内で乗客とガイドさんが「原木は新津」という話を盛んにしていたんだけど、何の話だかはわからなかったよ。
 お米を育ててると田んぼにトキが降りて稲を踏んじゃうんだけど、それが「トキ踏んじゃった米」として人気があるんだって。

 バスが予定より早く両津港に着いたから、急げばジェットフォイルの最終便に間に合ったけど、もうカーフェリーのきっぷを買ってしまっていたので、19時半まで待つことにしたよ。3時間近くも待つことになったから、港の観光センターをぶらぶらしてみたよ。


 とりあえず、佐渡牛乳を飲んでみたよ。

 パックを開くとトキの模型になるんだよ。売上の一部はトキの保護資金に充てられるらしいよ。

 まだ時間があるし、逆に帰りが遅くなるから、ここで夕飯を食べることにしたよ。
 佐渡ではブリをカツにして食べるときいたので、ブリカツ丼を頼んでみたよ。

 あっさりしていてタレとよく合うよ。
 ブリカツバーガーというのもあったけど、そっちはまた次の機会にするよ。そういえば、上越ではサバサンドというのがあったね。

 あと、売店ですごーい気になったから、つい買っちゃったよ。

ゆきやまちほー

 火曜日だよ。
 新潟市の滞在は最終日だよ。

 この日は、越後湯沢の隣の石打というところに宿を取ったよ。駅から近くて比較的安かった以外に理由はないよ。


 青春18きっぷで移動する予定だったけど、前日のニュースでちょうど、上越新幹線の二階建て新幹線・MAXときが来年廃止になるというのを聞いたので、急遽そっちに乗ってみることにしたよ。

 とき だしね。

 長岡までだけどね。

 長岡に着いたら、次の電車まで2時間待ちだったよ。

 仕方ないから、少し早いけどここで昼食をとることにしたよ。

 前日のブリカツ丼と違って、こっちはえちご豚のカツ丼だよ。かかってるのがタレなのは同じだね。

 わけあって越後川口から飯山線経由で十日町から北越急行経由で六日町まで行って上越線で石打、というルートを通ったんだよ。途中の飯山線は、まさにゆきやまちほーだったよ。ギンギツネちゃんはいなかったよ。ここは蔵王じゃないからね。




 長岡から石打までは3時間もかからなかったよ。15時半には宿に着いたけど、なんか疲れて動く気になれなかったんだよ。
 なぜだかしらないけど、石打の水は新潟市ほどおいしくなかったよ。なにが違うのかな。地図を見るとどっちも信濃川水系に見えるんだけど。

 日が出てるうちにセブンイレブンに行くのが精一杯だったよ。


 この日の夜に、けものフレンズの最終回が放送されたんだけど、残念ながら宿のTVではテレビ東京は映らなかったよ。群馬県境に近いからもしかしたらと思ったんだけどな。

おわりちほー

 水曜日だよ。
 とうとう新潟県を離れる日が来たよ。

 この日は青春18きっぷの残りを使って帰るよ。昨日のルートを戻って十日町から飯山線経由で長野まで行って、塩尻から中央本線で名古屋まで戻るよ。
 十日町駅の待合室で少し休憩しながら、2日前に買って食欲がなくて残してあったパンを食べたよ。和菓子じゃなくて、パンだよ。でも飲み物が残り少なかったから、ここで無くなっちゃったよ。

 飯山線は、結構乗客がいたよ。十日町からずっと乗ってる大学生風の人がいて、まさかこの人目的地同じじゃ無いだろうなと思ってたら、本当に大曽根までずっと一緒だったよ。自分が大曽根で降りちゃったからそこで別れたけど、名古屋まで乗ってたらもしかしたら最後まで同じだったかもしれないね。新潟から愛知まで普通列車乗り継ぎで移動する人が他にもいるとは思わなかったよ。会話とかは一言もしてないけど。

 家に帰ったら、けものフレンズの最終回を見たよ。

 いろんな思いをまとめきれなくて、気がついたらもう、4月になってたよ。




にいがたりょこー その1 えちごちほー、ガタケとしょかん


※今回の旅行記は多分に”けものフレンズ”のえいきょうをうけてIQが下がった文章になっております。フレンズ話法がお嫌いな方はお帰りいただくことをおすすめいたします。

じょしょー

 今回の新潟旅行は、ガタケットと佐渡島に行くのが目的だったんだよ。

 ガタケットは今回で150回記念だったんだ。東京のコミックマーケットよりも歴史が古いらしいよ。でもたびたび参加者激減で開催の危機にあっているんだ。
 今回も、前回の149回のトキに、大阪や名古屋の大型イベントと被ったのもあると思うけど参加車がめちゃくちゃ少なかったらしいんだ。それで新潟に住んでるはのっしー先生が参加を呼びかけてたから、旅費を工面して行くことにしたんだ。
 ちなみにそのはのっしー先生は前日に東京であったソシャゲ系のイベントに行ってしまったからガタケには来なかったんだ。

 佐渡島にはトキがいるよ。
 けものフレンズのアニメではトキの森公園は石川県にあるとテロップで出てたけど、あれは誤報だよ。佐渡市は新潟県にあるんだ。訴訟ものだね。最近の流行だと国会への証人喚問かな。でも石川県は自民党が強いから、もしたつき監督が国会で「テロップは間違いでした、佐渡市は新潟県です」と証言しても、偽証罪で告発されてしまうかもしれないね。

 そういうわけで、今回はガタケ150用にけものフレンズの新刊を用意して、新潟に向かうことにしたよ。

ばすせんたー

 毎週木曜日がめんたるの通院で名古屋市内まで行くから、少し早いけど旅費の節約も兼ねて23日木曜日の通院が終わったらそのまま名古屋を出発することにしたよ。荒野草途伸が住んでる瀬戸の山奥は名古屋駅まで往復千円以上かかるんだ。
 行きがけの栄町駅の構内でこんなポスターがあったよ。

 なんだか幸先がいいね。

 通院が終わったら、名古屋駅の隣にある名鉄バスセンターにむかったよ。バスはジャパリバスじゃなくて、新潟交通だよ。名鉄と共同運行してるんだ。今回は1ヶ月前に予約したから乗れたけど、直前だとだいたいいつも満席みたいだよ。

 バスは長野県を通るから、途中はゆきやまちほーだったよ。

 新潟県に入った頃には、もう日が暮れてたよ。ここは新潟県の西の方の米山サービスエリアだよ。

 サバサンドがどういうものか気になったけど、時間が無かったから今回は見送ったよ。

 新潟駅に着いたら20時過ぎだったよ。宿に着いたら疲れて着替えもせずにそのまま寝てしまったよ。バスは疲れるね。前回(2016年11月)のトキは、事情があったとはいえ飛行機で行ったからね。

 この日はコンビニで買い物して終わったよ。ついいつもの癖で水1リットル買っちゃったけど、新潟市の水道水はそのまま飲めるから買う必要なかったよ。

えちごちほー

 金曜日だよ。
 新潟に来たら挨拶しておきたいところがあったんだけど、ちょっと踏ん切りが付かなくて結局週明けに延ばすことにしたよ。
 代わりに予定を入れ替えてこの日に佐渡に行こうと思ったら、日帰りに丁度いい便が出てしまった直後だったんだ。
 仕方ないから新潟駅周辺をうろうろしてたら周りの人から不審者を見るような目で見られたので、とりあえず朝ご飯を食べることにしたよ。
 新潟駅の地下に吉野屋があったので行って見たら、えちごもち豚定食というのがあったので、これを食べることにしたよ。新潟は豚も捕れるんだね。

 ご飯を食べてさてどうしようかと思っていたら、なんか山形県の酒田まで行く快速列車があったので、青春18きっぷをつかって乗ってみることにしたよ。

 快速きらきらうえつは、白新線を通るよ。白新線は白山から新発田までを結ぶ路線だけど、実際には新潟発着が多いんだ。読みは「はくしんせん」だよ。駅メモの新発田駅の駅ノートを見たら、迫真コンプという書き込みでいっぱいだったよ。

 新発田からは羽越本線を通るよ。だから快速きらきらうえつなんだね。キラキラと聞くと、光魔法キタキタを思い出すね。ほんとにどうでもいいね。
 羽越本線は、鼠ヶ咲から先が山形県になるよ。

 酒田駅まで行ったら、猛吹雪で凄く寒かったよ。すぐに引き返したかったけど、1時間以上待たされたよ。しかも途中のあつみ温泉という所でまた1時間待たされたよ。合計2時間も何も無いところで待たされたよ。
 新津に来たらもう19時だったよ。新津というのは合併で新潟市秋葉区になったところだよ。
 新津駅の構内に、サーバルとジャパリバスの大きな看板が掲げてあったよ。

 S(arba)L(u)の街 新津 、ってちゃんと書いてあるよ。右側にジャパリバスも写ってるよ。

 この日もとっても疲れたよ。明日は絶対温泉に行こう、と思ったよ。

おんせん

 土曜日だよ。
 前日宿に戻って調べたら、新津駅の近くの東新津駅の前に日帰り温泉施設があったよ。昨日宿に戻る前にそのままそこに行けばよかったね。他にも弥彦温泉とか田上温泉というのがあるようだよ。
 前の日の経験があるから、この日は早めに宿を出たよ。というか目が覚めてしまったよ。あまりに早すぎたから、さっさと駅に行って適当に電車に乗ったよ。巻という所までだったので一旦そこで降りてルート検索したら、東新津駅のある磐越西線がなんかで遅延してるとあったから、弥彦温泉に行ってみることにしたよ。


 弥彦は弥彦神社で有名な街らしいよ。弥彦駅も寺社のような外見をしていて、長野駅と並ぶ珍しい駅舎らしいんだ。

 駅から見える弥彦山にはロープウェーで登れるみたいだけど、足が疲れてたからやめにしたよ。温泉施設もバスがこの日は出ていなかったからやめにしたよ。

 第3候補の田上温泉に向かうことにしたよ。正確には、ごまどう湯っ多里館っていうんだ。田上駅から坂道を歩いて登って15分ほどかかるよ。バスも出てるけど、本数は余り無いんだ。
 この時点で既に心身共に疲れ果てていたので、写真はあまり撮っていないよ。

 ゆっくりしていたらTwitterで、文科省が道徳の教科書にパン屋が載ってるのは不道徳だから和菓子屋に差しかえさせた、という話が流れてきたよ。和菓子は好きだけどパン屋が不道徳だとは思わないよ。なのでこういうツイートをしておいたよ。


 この話は新潟県の米山知事も参戦していたので


 帰りにヅァスコに寄って新潟の和菓子と翌日用のスムージーを買ってきたよ。スムージーだなんて、とっても不道徳で反日だね!

 この日の晩、ニコ生のけものフレンズ一挙放送が、コメント数歴代1位になったそうだよ。あの社会現象になったことで有名なラブライブや魔法少女まどか☆マギカも軽く超えたみたいだよ。すごーい!

 なにもかもが変わらずにはいられないです。

ガタケとしょかん

 日曜日だよ。
 この日は、本来の目的の1つ目の、ガタケット150の開催日だよ。新潟駅南口からバスが出てるから、それに乗れば行けるよ。土石流に流されてバスが分裂してる、なんて事も無かったよ。むしろ雨予報だったのに快晴だったよ。

 会場は盛況だったよ。早めに会場入りしたつもりだったのに両隣のサークルはもうとっくに来てたよ。
 今回の新刊はガタケ会場直接搬入だったからこの日始めて現物を確認したけど、表紙の色を間違えてたことにこの時気づいたよ。山吹色に指定してたつもりが、白色になってたよ。
 嘆いても仕方ないから、スペースの設営をしたよ。いつもと似てるけど、いつもと少し違うよ。奈良新聞の下に、ヒサヤのフレンズのポスターを付けてみたよ。

 開場時のBGMが、「ようこそジャパリパークへ」だったよ。すごーい!
 でもこれ以降のことをあんまり覚えてないんだよ。別に忙しかったわけじゃなかったよ、むしろ暇だったよ。ヒサヤのフレンズに気づく人はいたけど、みんなスペースに近づこうとしなかったんだ。別に火を使ってるわけじゃ無いのに、ふしぎだね。

 終わった後特に誰かと打ち上げするとかもなかったから、そのまま宿に戻ったよ。時間が余ったから、しょうもない画像を作ってその日の晩を過ごしたよ。

 アニメスタッフに配慮して、石川県もトキ領にしたよ。




残業規制で野党は対案を


残業上限「月100時間」 政労使合意 これは「過労死の合法化」だ(毎日 有料記事)

 この記事を読むまでもなく、既に多くの人が知っているであろう「残業規制」の件である。当ブログでも今月頭に記事にしている

 「100時間」という(わかりやすい)数字ばかりが注目されているが、もっと深刻なのは、運輸業や研究開発職(システム開発、いわゆるSEを含む)が政府案では「適用除外」(=100時間規制すらない、現状と何も変わらない)となっていることである。

 そしてどの業種でも当てはまる「サービス残業」という奴は勝手に死んだだけですシステムは、罰則が付くとはいっても企業名の公表程度の軽いものに留まり、実質そのまま放置である。営業停止処分にまで踏み込む強さがなければ根絶などできない。

 「今より良くなるからいいじゃないか」等と寝言を言っている人間もいるようだが、今より良くなどならないのである。茶番ですらない。

  1.  適用除外の例外は無し
  2. 営業停止処分も含む強い罰則
  3. それを担保する為の労基・労働局人員の強化。

 野党はこれらの内容を軸に、対案を出すべきである。アベ政権与党の現状把握能力の無さ=政権担当能力の無さはもう多くのまともな国民は理解し、十分に知らしめられている。
 次は、野党の実力を示すときだ。




共謀罪(準備罪)の事例をもう一つ


 今日3/21、「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案」が閣議決定された。いわゆる「共謀罪」と呼ばれる、準備行為を処罰する規定が含まれている。
(毎日記事)
http://mainichi.jp/articles/20170321/k00/00e/010/140000c
(日経記事)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS21H09_R20C17A3000000/?dg=1

 この準備行為の取り締まり対象には著作権侵害が含まれていることから、今月に入ってにわかにネット上でも騒ぎになり始めている。
 3/1時点で、自分もTwitterで同人(二次創作)活動に絡んでこのような指摘をしている。

 そもそも「共謀罪」(準備罪)は犯罪そのものでなく「準備行為」を取り締まる事自体無理筋なのだが、どうもここを歪曲して話す”有識者”が後を絶たない。一方で、反対派も何が問題なのかきちんと理解せずに見当外れな事を言っている人が散見される。

 そこで、改めて著作権絡みで、もっと身近な例で「準備行為を取り締まる」ということがどういう事かを解説したい。

 そもそも準備罪の適用対象に著作権が入った理由に海賊版対策がある。例えばアニメの海賊版を作成するためには、方法はいろいろあるだろうが、手段の一つとして深夜アニメをレコーダーで録画するという行為があるだろう。つまり、アニメの録画は海賊版作成の準備行為になりうる。
 しかし、録画自体は、言うまでもなく現行著作権法では認められた行為である。そして、それを個人レベルで鑑賞するのも合法である。不特定多数を集めて鑑賞会を開くのは法に抵触する恐れがあるが、顔見知りの数名で鑑賞する分には個人利用の範囲内と解される。

 ところが、この顔見知りの数名というのが、共謀罪では仇になる。今回の準備罪の構成要件は、「組織的犯罪集団と認定された集団の構成要員が計画的犯罪の準備行為をする」となっている。テロリズム集団等と言っているが、テロ集団とは限らない。むしろテロ以外の経済犯に事前準備罪を適用するのが今回の法改正の趣旨である。
 しかも、認定がどの段階で行われるのかは、よくわからない。

 下の図は、この状況を図解したものである。

 あるオタク集団がいるとする。大学のアニメサークルでも、オフ会で知り合ったオタ集団でもいい。深夜アニメについてネット上で談義しているうちに、海賊版とか違法ダウンロードの話になった。そういうのってどういう仕組みで収益を得るかという話をしているのかという話をした後で、メンバーの誰かが深夜アニメを録画した。
 さて、この録画したものがどういう経緯を辿るだろうか。もしかしたらこれをマスターに海賊版を作ってしまうかもしれない。そんなことはせず普通に鑑賞するだけかもしれない。そんなことは、事前準備の段階では、わかるわけが無いのである。

 「下見と花見」と例えられるのと、同じである。爆発物製造のように、犯罪行為と準備行為が1対1の因果関係にあるならいざ知らず、(少なくとも著作権侵害では)合法行為と違法行為で準備行為は丸かぶりで、準備と結果は1対多なのである。著作権侵害に限らず、準備行為が1対1で犯罪に結びつく例など、希少であろう。
 結果に合法と違法を内包した準備行為を取り締まるなど、刑法に量子論でも導入する気か、と小1時間説教したくなる話である。

 実際に犯罪が行われてから処罰する、というのが刑法の鉄則、ということは日弁連からも指摘されている。

 さらに、もう一つ問題がある。前述のように、準備罪が成立するためには組織的犯罪集団の認定が必要なのだが、その認定基準は全く以て不明確である。大学のアニメサークルや、オフ会で知り合ったオタ集団、合同同人誌の企画グループ、こういった集団がある日突然「著作権を侵害する組織的犯罪集団」と認定される可能性がある。
 むしろこっちの方が深刻かもしれない。

 言うまでも無い事だが、これは何も深夜アニメに限った話では無く、ドラマや音楽番組でも同じ事が言える。オタクは汚らわしいから取り締まって当然とか言い出す自民党信者が絶対出てくるだろうから、あらかじめ釘を刺しておく。

 そして、著作権絡みだけ除外すれば良いという話でも無い。そもそも論として、準備行為を取り締まることが無理筋なのである。
 妥協して利益引き出し云々言ってる手合いは、事の本質を全く理解していない阿呆としか言いようがない。

 そもそも、自民党政府が法改正の根拠と主張する国際組織犯罪防止条約は、準備行為の処罰など求めていないのである。増してや、東京五輪とは何の関係も無い。
 にも関わらずこれらを引き合いに準備罪を創設するなど、「お前らこそこれは一体何の準備行為だ」と胸倉を掴まざるを得ない。

 無論、法案に賛成する連中も同罪である。どうせこいつらは、「左翼が反対するから法案に賛成、内容は関係ない」という、そういう理屈なんだろうが。




ガタケット150参加告知


ガタケット150の参加要項が届きました。配置スペースは
H-33b
です。

新刊は、けものフレンズやらかしSS本「総受け!かばんちゃん」です。
1部200円になります。

(※とらのあな通販でも頒布しています。
また、epub版をboothにてDL頒布する予定です。)

配置エリアはKey系なんですが、既刊ほぼ鍵系なので。

新潟まで来れる方、よろしくお願いします。

<※3/21追記>
当日お品書きを掲載しておきます




規制なき残業からの生還者として


 70年ぶりの労働基準法改正、と自民党政府が胸を張る、いわゆる「残業規制」が安倍首相の仲介という形で合意した。率直に言って茶番と言うほかない。
 確かに、現状の「36協定で無制限定額働かせ放題」が「2段階上限制」になったという意味では、一歩前進ではある。だが、一歩でしかない。決して胸を張れるような内容ではない。当面の緊急措置として当然やるべき改正であり、この後半年か一年以内にさらに踏み込んだ改革が必要なのである。しかし、今回の連合と経団連の合意内容では見直し時期は「5年後を目処」となっており、緊急課題であるとの認識に欠ける。そして政府に至っては、それを手放しで自画自賛している惨状だ。

 では、今回の合意内容の何が問題なのか。私自身の経験を踏まえて列挙してみる。(ひとまず私が指摘できる範囲であり、ここに挙げる事項が全てでは無い、という事は予め申し添えておく)

・「繁忙期」の定義が従来通り企業任せのため、実質「いつだって繁忙期」が続くことになる。

 従来の労基法に基づく36協定の特例でも、残業(時間外労働)というのは本来例外規定なのである。通常期であれば1日8時間1週45時間(労使協定があればもっと短いところもある)が労働時間の上限なのである。
 しかし実態はどうか。残業のない恵まれた職場ならいつだって通常期だろうが、実際には「いつだって繁忙期」で毎月特例を適用して時間外労働をさせているのが現実では無いか。そしてその繁忙期か否かの判定は、完全に企業任せである。法令も省令もない。だからこれを理由に労基は動けないのが現状である。

 今回の合意内容でも、このルールは踏襲される。特例であっても100時間未満、とはなったが、月100時間と言ったら休出か平日深夜残業が必至になる時間量である。それが期末の1ヶ月だけ、とかならまだしも、数ヶ月にわたって続く事を認めたのが今回の政府ご自慢の法改正である。要するに、現状追認でしかない。自慢できるようなものでは決してない。
 しかも、「通常期は月45時間」という、よくわからないおまけ付きである。通常は時間外労働をさせてはいけない、というのが現行労働基準法の規定である。ここで言う通常期とは一体何か。改正どころかこれは改悪では無いのか。少なくとも、褒められた代物では無い。

・実態として勤務上限を超えていても、勤務記録自体をつけさせないいわゆる「サービス残業」への抑止策が無い。

 この「サービス残業」という言い方自体がよろしくない、というのは20年前から言われている事だが、それはひとまずさておき。

 今回の法改正で上限となった「45時間」「100時間」を超えても、勤務記録がなければ、超過勤務割増手当(いわゆる残業代)は出ない。
 自分が日立情報に派遣されていたときは、派遣元との36協定では月40時間上限だったのだが、実態としてはまるで守られていなかった。発狂して失踪寸前に陥った案件では、朝8時半から客先である大野城市役所に常駐を始め「定時」になると福岡市内の支社に戻り0時前まで開発業務、という日々が2ヶ月近く続いていた。名古屋市社会福祉協議会の案件では丸1ヶ月徹夜だった月もある。
 しかし、これらの超過勤務は40時間を超えた分は会社側の記録がない。よって、「働いていない」という扱いになり、残業代も出ない。
 当然違法なのであるが、記録がないから証拠が無いという話になる。

 マトモな労働者なら自分で勤務時間を控えておいたり、最近はその為の支援アプリも出ているのだが、それですら「セキュリティ対策」を口実に勤務時はスマホ携帯を電波の届かないロッカーにしまわせるという「対策」が取られてしまっている。

 というか、そもそもそんな自主記録を付けなければいけないこと自体がおかしい。

 今回の合意内容に、サービス残業に関することは含まれていない。政権は合意内容をそのまま踏襲すると言っているのだから、法改正にもこれは入らないだろう。
 つまり、上限規制を設けると言っても、結局は尻抜けなのである。それどころか、今までは超過勤務100時間を超えてもその分超過勤務割増手当を出していた会社も、これからは出なくなるのである。業務量自体を減らさなければ、結局は「サービス残業」ということになるだろう。
 到底褒められたものでは無い。

・インターバル規制が努力義務規定に留まり、過労死抑止策としての実態をなしていない。

 シフト勤務などで発生する「実質24時間労働」は、変形労働時間制という規定により、現状では脱法行為として合法になってしまっている。これを改善する為に、インターバル規制、即ち勤務時間と勤務時間の間に規定以上の時間間隔を置かせるという仕組みが提唱されている。
 シフト勤務でなくとも、連続した長時間勤務が過労死に繋がるとの報告があり、全業種において導入は急務である。

 しかし今回の政府ご自慢の法改正では、このインターバル規制は努力義務に留まっている。罰則がないどころか、ただの努力規定だから違法にすらならない。
 これの一体どこを誇れるのか。

・5年後の見直しを歌っているが、経営改革に5年は長すぎる。

 今回の政府ご自慢の法改正の最大の問題点がこれである、といっても過言では無い。

 今回の法改正がお話にならない状況を止める為の緊急避難措置である、という事を政府・経団連・連合ともまるで理解していない、という何よりの証左である。

 緊急避難措置であるから今回の改正労基法は可決次第即時施行されなければならない(もし即時施行しないようならそれこそ政府の怠慢である)が、経営環境が激変すると対応しきれないところもあるので激変緩和措置として妥協の産物な内容になるのは致し方ないだろう。
 だが、あくまで一時的な措置であり、直ちに次の法改正に取り組まなければならない。半年か1年、大目に見ても2年以内に行わなければならない。

 それが、5年先とはどういう事か。経営改革に5年も費やしていたら、上場企業なら株主から無能と突き上げられるだろう。
 大手企業の新入社員だって、3年経てば転職するか否かを考えるのである。その転職活動も、長時間労働で拘束されていては出来っこない。無収入に転落することを覚悟で辞めるか、過労死を目前に収入を得続けるかの博打を、5年も続けさせるつもりか。

 そしてそれを、70年来の大改革などと自画自賛する安倍自民党政権の果てしなき愚かしさ。現実に対する無理解、政権担当能力の無さを物語っている。


 過労死問題はなにも昨年始まったわけではない。25年前には既に「KAROUSI」という英単語が成立していたほどである。英語圏の人達はきっと驚くだろう、25年経ってまだ何もしていなかったのかと。
 死ななければいいという話でも無い。現に自分は生きている。生き延びた者として、この口から今一度言わせて貰おう。

 この程度で済ませる気か、と。




荒野草途伸の2013年を反芻する(Twitterより)


この4年間、どこまで合っていてどこで道を間違えたのか振り返るための作業の一環。
とりあえず2013年分まで。
Google+分は含まんでいない。




2017浦添市議選を評す


2017年2月12日に行われた浦添市議会選の結果を、改選前会派と比較して分析してみた。

改選前の会派構成は、以下のページを参照した。
http://www.city.urasoe.lg.jp/gikai/kosei.html

「てだこ」というのは、これは確か子供会を母体に当選した議員の集まりで、前回は思いがけず4議席も取って議会第1党になりそうだったので(公明党に配慮して)わざわざ会派を分けた、というように記憶している。
また、(よその市でもよくあるように)政党公認の議員が無所属議員と組んでいる会派があり、これは実質その政党の会派とみなしてよい。

これらを加味すると前回選挙の結果は以下のようであった。

公明
てだこ
仁の会
自民
共産
民主(※当時)
社民
社大
そうぞう
イノベーション21
市民の会

会派としては「てだこ」が第1と第2に会派を分けていたこともあって、2人会派が異常に多い構成になっていた。

これが、昨年6月の沖縄県議選に当山勝利氏が社大党公認で、また又吉健太郎氏が民主党公認で立候補した為、市議職から外れた。
(当山氏は県議に当選。)

その為、改選前は以下のような構成だったことになる。

公明
てだこ
仁の会
自民
共産
社民
そうぞう
イノベーション21
市民の会
民進
社大

それが今回、このような結果になった。(増減比較は、前回選挙比)

公明
共産(+1)
仁の会(-1)
自民
社民
イノベーション21
市民の会
民進(-1)
社大(-1)
維新(=そうぞう)(-1)
てだこ(-3)
{無所属新人}(+5)

(無所属新人は現時点で所属会派不明)

 今回2017年の市議選で、「てだこ」のうち2名が不出馬となったため、選挙前から-2が確定した。また、出馬した2名のうち1名も落選したため、結局「てだこ」は3減の1議席に留まる結果となった。

 公明党は公認4名全員当選で、現有4議席を維持している。浦添市には創価学会と対立する顕正会の沖縄支部がある関係で、創価学会が糸満市と並んで勢力拡大に力を注いできた場所であり、その為公明党の力が非常に強い。が、近年共産党が浦添で勢力を急拡大させている為か、今回は手堅く現状維持の選択を取ったようだ。

 赤嶺昇県議(無所属-県民の会)系列の「仁の会」は1名が落選し、2議席となった。赤嶺昇県議は民主党在籍時代に、又吉健太郎氏が市長選に出ようとした際に強硬に反対して取りやめさせた経緯があり、以来両者の間には相当な確執があったようだ。(2016年の県議選に又吉氏が民進党公認で出馬したのも、赤嶺県議との確執があってのものと聞いている。)この余波があったのかもしれない。
 一方又吉氏は今回当時に行われた市長選に、維新国会議員となった儀間光男元市長の支援を受けて出馬したが、落選している。
 
 共産党は1増で、3議席。現職2名は前回に引き続いて1,2位独占の結果になった。浦添共産党は元々西銘純恵県議(元市議)の個人的人気が非常に高く(その為市議時代にはもう一人の共産党市議との票の乖離が凄かった)、現市議のうち1名も西銘県議の息子で初当選時はトップ当選だった。(前回と今回は2位。)しかし、1,2位維持した上での1増を果たした今回は「西銘党」依存からの脱却を果たせたと言えよう。ちなみに当選した新人も含めて、共産党浦添市議は3人全員30代である。
 
 自民党は現職2名がそのまま当選。当選した無所属新人5名のうち、少なくとも3名は自民系と見られる。これを加味すると3増という事になるが、議席を維持した「イノベーション21」(若手企業経営者の会派)も実質自民系であることを考えると、同じ会派になるかはわからない。
 また、翁長県政との関係を考えて、那覇の新風会と手を組む者も現れるかもしれない。

 社民系は30代の新人が3位当選したものの、系列の無所属現職が1名落選してしまったため、±0の2議席止まりとなっている。(ちなみに社民党は、前回浦添市議選でも新人が通って現職が落ちるという結果になっている。)社会党時代は市長と県議を出していた土地柄であったが、そこまでの勢いはもはや無いということなのか、淘汰的に世代交代が推し進められているということなのか。
 
 民進系は前述のように又吉健太郎氏が県議選に出馬して市議を離職したため、改選前議席からは1のまま変わらずだが、前回選挙と比べると1議席減になる。また、当選したのも無所属現職で、公認は候補者すら立てられなかった有様である。前進の民主党時代から既に沖縄民主党は議員どころか党員すら確保出来ない壊滅状態にあり、今後も沖縄での復権は全く望めないだろう。
 
 社大系は公認だった当山勝利氏が宿願の県議当選を果たし、今回は市長選に出た又吉健太郎氏の支援に注力して、公認候補を立てなかった。系列無所属の現職が当選し、改選前議席は維持しているが、候補者を立てなかった分前回選挙よりは1減らしている。党自体が解散寸前からの立て直しの過程にあり、当分は現状維持の時代が続くのかもしれない。
 
 そうぞうは自民党を離党した下地幹郎衆院議員が作った保守系地域政党であったが、下地議員が最終的に(大阪)維新と合流し、また元浦添市長の儀間光男氏が維新比例から参院議員になったこともあって、維新に合流した。が、現職議員1人が維新公認ではなく無所属で出馬して落選しており、また公認候補も現職以外は落選し、結果としては1議席に留まる惨敗となった。2015年県議選でも、現職県議だった儀間氏の息子が維新公認で出馬して落選しており、浦添でのそうぞう-維新系の退潮ぶりが著しい。
 
 
 今回当選した新人7名のうち、実に6名が20~30代の若手である。これが今回の浦添市議選の最大の特徴と言えるだろう。党派は(おそらく)真っ二つに割れるとは言え、有権者の選択が「若手」であったことは間違いない。浦添市は子育て世代が多く平均年齢の低い土地という事情はあるが、それ故に逆に、老人世代の「若い者に希望を託す」などというノスタルジアに乗った若手進出などでは無く、現役世代の意向としての若手進出である、ということが言えよう。
 
 
 
 前回2013年の浦添市議選では、前述のように共産党の30代候補者が1,2位独占を成し遂げ、これが同年6月の東京都議選を経て7月の参院選で30代2名を含む8名当選という結果につながり、その後の共産党躍進の鏑矢となった。
 
 今回の浦添市議選は、今後の日本の進路にどのような影響を及ぼすのであろうか。