投稿者「xatosi」のアーカイブ

つくづくハネとは縁がある


 iAcnとこの「アシナガバチは飛ぶ」って記事をみて、7年前の研究室時代を思い出した。
 荒野草途伸は物理学科卒ではあるが、専門科目の成績はボロボロであった事は、5/7付け文書でも書いた。
 加えて卒業研究も、「セミの羽根のスジ」に関するものであり、ちょっと純粋に物理とは言えない内容であった。ただこれは成績が悪かったからではなく、たまたま所属した研究室がそういう事をやっていたためである。
 その時同じ研究室だったのが、iAcnなのである。
 その時の私の卒論のタイトルが、「有翅昆虫の翅脈パターンに於けるフラクタル性並びにボロノイ多角形の適用」。長い。世間の常識と比べても、普通の物理学関連の論文と比べても、長い。当時は、こんな無駄に長いタイトルを付けるのが自分達の間でウケる時代だったのだ。指導教官も含めて。
 内容をざっと説明すると。翅脈パターン(=翅のスジの描く模様)は、昆虫の種類によってほぼ同じようなものを描いているのだが、これになにか数理的意味があるのではなかろうか、というのが出発点。
 そこで、形状科学の理論の中から

  • フラクタル性~自己同一性=同じ形の図形が集まってより大きなしかし同じ形の図形が構成されている。雪の結晶が有名。
  • ボロノイ多角形~2以上の基準点の、中線の集合体。ある線の内側にある任意の位置から、最も近い基準点は、かならず同じ内側にある基準点である、という性質を持つ。学校や郵便局の配置計画に用いられる。

フラクタル図形とボロノイ図
の二つを用いて、翅脈パターンを数理的に解析してみよう、という目的だったのである。
 そして、我々の前にいた人は蜻蛉の羽根を、我々はセミと蝶の翅の解析を行ったのである。
 その後私は大学院入試に落ちたので、この研究の完成を見ることなく研究室を去ってしまい、後は院に進んだiAcnに引き継がれた。そして院に進んでからiAcnがやったのが、蜂の翅の解析だった、ということだ。
 結局iAcnのいる間には、結論と言えるようなものまでは出せなかったようなのだが。あれからあの研究はどうなったのであろうか。しばらく大学に寄り付いてないから、わからんなあ。自分はあの後、セミの羽根じゃなくて月宮あゆの羽根にはまりこんじゃったし(苦笑)
blogランキング、1日1クリック
-----


頭の中からお花畑


 大須ラーメンって、前からラーメン300円でしたっけ・・・?
 とまあ、今日は栄・大須に行ったあと帰りに近所のダイソーで、また種を買ってきた。冬の間置いてなかっのは、撒き時じゃなかったからなんだろうか。確かに芽が出ない時期に売ってもしょうがないが、園芸店ではないダイソーがそこまで考えているとは思っていなかったので、取扱中止になったのかと思っていた。
 とりあえず、6袋315円分買ってきた。ゴーヤ2袋に、ほうれん草・赤紫蘇・タイム・レモンバーム。て言うか、ゴーヤの種こっちで入手可能じゃん。タイ産だけど。去年はわざわざ、HT君に沖縄から送ってもらったんだよなあ。その結果がコレだったけど。
 ちなみにレモンバームは、検索対策(笑)。いやだって、この一ヶ月で「レモンバーム」で検索してやってくる人が200人以上いるんだもん。・・・何かあったの? みのさんが何か言ったとか。
 とりあえず用意できた鉢が5つだけだったので、まだ株が残っているレモンバームは後回しにして、他の5袋分を撒く事にした。鉢を用意して土を入れている間、何故か頭の中では「ラブやん」の内容が繰り返しリロードされていた。まあ良くある、鼻歌を歌いながら作業というのと似たような状況だとは思うが。
 ・・・何故ラブやん・・・?
 とまあ、そんなわけで楽しみながら種まきを終えたのである。さて、ちゃんと芽が出てくれるかどうか。水やり忘れがちなのが心配だ。
blogランキング、1日1クリック
-----


父と観鈴とクッションと


 GW前の話にさかのぼるが。妹は山形で運転免許の教習を受けた後、横浜の父親のアパートに滞在していた。
 妹はよくその部屋を利用するので、やたら自分の私物を持ち込んでいた。それがあまりにも多くなりすぎたので、押し入れの中を整理したらしい。
 その中から、クッションが一つ出てきた。その絵柄が「女の子」の描かれたものだったので、父はそれも妹のものだと思い、これも持って帰るように言った。しかし妹はこう答えたそうだ。
「私のじゃない。この絵柄はお兄ちゃんのだ。」
 後日その話を聞いた私は、正直な話身に覚えがないと答えたのだが、妹は「あれはお兄ちゃんのものだ」と主張して譲らなかった。
 彼女が言うには、そのクッションの絵柄は「目が大きくて、触覚だか翼だかが付いている。とにかく、女の子だけど人間じゃない」ものだったそうだ。
 目が大きい触覚
 まさに、「いたる絵」の特徴そのものではないか。
 相変わらず覚えは全くないのだが、なんだか自分の持ち物ではないかという気がしてきた。
観鈴クッション
 そういえば随分前に、iAcnにクッションを貰った事がある。彼が秋葉原の「メッセサンオー」で「PS2版AIR」を購入した際におまけとし「観鈴クッション」が付いてきて、それを私が譲り受けたのだ。
 ただこれは、こうして現在自分の手元にある(左図)。だから、父の部屋にあるのとは別物の筈だ。
 念のために、iAcnに確認を取ってみた。ところ、こんな回答が返ってきた。

>ご指摘のとおり、PS2Airについてきたのは
>クッションでした。んで草氏にあげて、
>それを父親の部屋に忘れてきたと言っておりました。
>#草氏にあげるためにわざとメッセサンオーで買ったのかなあ俺。

>あのころは そういうのがウケた時代でしたねえ。(遠い目)

 ・・・んー? そうするとやっぱり、父の部屋にあるのはAIRクッションで、私がiAcnに貰ったものなのか?
 いや待て。そうすると逆に、今私の手元にあるクッションは、これは一体何だ。どこで誰に貰ったものなんだ?
 結局わからずじまいである。妹も父も正確な絵柄を覚えておらず、当然何の作品の何のキャラかという事など解る由もないからだ。謎は謎のまま先送りされ、クッションは現在も父のアパートで有効活用されている、らしい。
-----


五月雨


 カンパを寄せられるのはとてもうれしいですが、寒波が襲来するのは嫌いです。
 風邪をひいてしまったっぽい。
 オホーツク海上空に高気圧が這っている所為で、冷たい風が日本列島に流れ込んできています。おかげで朝晩が冷えます。真冬ほどではありませんけど、相応の対策をしていない分、冬より厄介とも言えます。
 
 外は豪雨。「さみだれ」なんてレベルじゃないです。このまま梅雨入りかと思うぐらいの勢い。
 どうせ家の中にいるから関係ないのですが。
 あー。とりあえず寝とこう。
blogランキング、1日1クリック
-----


HIGASHIYAMA LINE


 万博が開催されている所為なのか、名古屋駅は外国っぽい人でいっぱいだ。
 どういうわけか郵便局のATMにまで並んだりしているのも見受けられるのだが、あれはシティバンクの口座から現金を引き出したいという事なんだろうか。日本はクレジットカードの普及率が悪いからねえ・・・。特に交通機関なんか、千円札がないと話にならんし。
 まあ決済の事もそうなんだが、つくづく日本というか名古屋がよそから来た人に不親切だなーと思う事があった。
 まだ先月の、万博が始まって数日の頃の話だが。名古屋駅の地下鉄11番出入口で、アフリカ系の人と遭遇した。アフリカのどこかの国から来たのかもしれないし、アメリカかもしれない。ハイチやフランスかもしれない。それはわからない。どこに行くつもりだったのかも、正確にはわからない。彼は英語しか話さず、私はかつて受験英語の偏差値が30台だったからだ。
 ただ、言葉の中に「HIGASHIYAMA LINE」というフレーズが出てきたため、「ああ地下鉄東山線に乗りたいんだな」という事だけは分かった。「このまま改札に入れば、乗れますよ」と言おうとして、はたと気づいた。指さそうとした先には、「桜通線」と書かれた看板しかなかったからだ。
 名古屋市営地下鉄名古屋駅というのは、東山線の名古屋駅と桜通線の名古屋駅がある。(詳細はリンクをたどっていただきたい)。とは言え、よその都市の地下鉄もそうだと思うが、双方の「名古屋駅」構内の連絡通路で繋がっており、どちらの入り口からでもたどり着けるようにはなっている。ただし道順を知っていれば、であるが。
 件の11番出口には、その道順を示す案内設備が不十分なのだ。自分は地元の人間だから「まあ適当に歩いてりゃそのうちたどり着く」と思えるが、よその土地、しかも日本語も不案内な外国人にそれは酷というものであろう。
 私は一旦そこから出て、東山線側の入り口まで案内する事にした。
 だがこの時、「東山線の入り口まで案内します、階段を上がりましょう」と言いたかったのだが、これを全く英訳する事が出来ず、Go Up Here Withなどと、意味不明の単語を並べ立てる結果になってしまった。当然彼は首をかしげていたが、私が腕を振って踊るように階段を上っていくのを見て、ついて行けばいいと理解したらしい。
 地上に出て、「東山線 HIGASHIYAMA LINE」と書かれた看板が見えるところまで来て、私は叫んだ。
「It’s! It’s! Here is HIGASHIYAMA LINE! We,we arrive the world…」
 It’sはともかくwe arrive the worldって一体何なんだか。全く以て意味不明である。だがそんな怪しい言葉を吐き続ける私に対し、彼は肩を叩いて「Thank you.」と言ってくれた。辛うじて、目的は達せられたのだった。
 とまあ、こんな一件があったわけである。だがそもそも案内が充実していれば、彼はこんな怪しい日本人に頼らずとも東山線に乗れたはずなのである。
 地方都市全部を英語対応化する必要は確かにないと思うが、しかし万博やるんだったらもうちょっとよそ者に親切にしてもなあ、と思うのである。
blogランキング、1日1クリック
-----


更新履歴_CLANNAD SS「宇宙刑事KYO~覚醒編」


 CLANNADのSSって結構書いてるつもりでいたんですが、今まで4本しか書いてなかった。しかも前回書いたのは半年も前。あれー?
 書きたいネタはいっぱい溜まってるし、この半年間は無職だったから時間もたっぷりあるはずだったんだけどなー。
 まあ別に、書かなかったからって誰かに不都合があるわけでもないのだが。
 つー事で、とりあえず一本書いてみた。
 「宇宙刑事KYO~覚醒編」。
 かつての東映実写シリーズの名作、宇宙刑事シリーズのパロディ・・・ですらないかもしれないがこれは。
 思いついたストーリー全部書こうとしたらえらく長い話になりそうで、読んでる方はダレるし書く側としても疲れるしという事で、とりあえず出だしだけ書いて公開する事にした。
 反応がよかったら、続きも書いて公開するが。無かったら書かずに一生を終える事であろう。
-----


お金あげたい


 現在このblogアクセス数トップは2004/12/04付けの「レモンバーム」(307アクセス)なのだが、数日前までは2004/12/23付けの「女子高生トラップ」(305アクセス)であった。レモンバームの方はここ一ヶ月で急激に増えたので原因はよくわからないのだが、女子高生云々の方はテーマに「女子高生」を設定しているので、どうもそちらの方から来ている方が多いようだ。
 一体何を期待しているんだか・・・・(フ)。
 ということで、一つアクセス数稼ぎを目的に、純粋にそれだけを目的に、女子高生ネタを一つ書いてみよう。
 まだ無職でなかった頃、要するに会社員だった頃。出勤途中、駅構内に一人の女子高生が立っていた。別に何の変哲もない普通の、否自分らの世代からすれば普通だが今時の普通よりはちょっとだけ真面目っぽい印象のある、女子高生だった。
 彼女を見た時、突如、何の脈絡もなく、私の心にある思いが沸き上がってきたのだ。
「この子にお金あげたい」と。
 別に、お金あげて何かしたいとか、そういう事ではない。本当に純粋に何の見返りも無しに、むしろ何か見返りがあったら嫌だというくらいに、そう思ったのだ。
 なんでそんな風に思ったのかは、全くわからない。もちろん全く知らない人だし、何か恩を受けたわけでもない。誰かに似ていたというわけでもない。自分の好みとかいう事ならそもそも女子高生という時点でアウトだ。前世からの繋がりとかそういうのだとさすがによくわからないが、そういうのは信じないし信じたくないしむしろ関わりたくない。お金あげるなんてもってのほかだ。
 向こうからしても、いきなり見ず知らずのむさ苦しい男から「見返り無しでお金あげます」なんて言われても、まず確実に退くだろう。見返り無しなんてまず信じられないし、もし本当だったら却って気持ち悪いし、それ以前にこの目の前のオタ男自体が気持ち悪いし。
 泣き叫んで助けを呼ぶのが彼女の当然の行動であろう。
 結果は明白。感情のまま動けば、悲劇以外の何物も生み出さない。
 にも関わらず、私の心の中ではさあ金を渡せと悪魔のようなささやきが聞こえ続けてくる。原因不明の感情と現実的判断の狭間に立たされてしまった私は、物理的にも一瞬その場に立ちつくしてしまった。
 彼女がこちらを見たような気がした。自分は我に返り、わき上がる感情を必死に押さえ込んで、その場を立ち去ったのだった。何らの金品をも渡すことなく。
 それ以来、彼女には遭っていない。そしてあの時の私の感情は、今以て原因不明である。
-----


夢のケーキは食べられない


 「夢のエネルギー」とも言われた(最近聞かないけど)「核融合」。その核融合の実験設備建設に関してのニュース。核融合炉誘致、政府が今月中にも断念決断へ(asahi.com)とのこと。
 核融合実用化研究の為に国際協力で建設しようとしている「ITER-国際熱核融合実験炉」の建設地を、日本(青森県六ヶ所村)とEU(南仏カダラッシュ)で争っていたのだが、結局日本が折れた、という話だ。
 この両勢力が争っていたのには、
  • 日本・EUともに核融合研究には歴史と実績があり、研究の主導権を握る上でも譲れない
  • 地元に作れば建設費その他の金が大量に落ちるので、経済が潤う
という二つの理由であったようだが。結局日本が、EUから建設発注の大半を日本企業に出すという確約を得て、候補から降りたという事らしい。言うなれば、前者よりも後者を優先したという事か。まあ所詮日本という国は、そういうとこさね・・・と、ちょっとやさぐれてみる。つーか20年前ならいざ知らず今の日本には金無いんだから、しょうがないわな。
 それはさておき。ちょっと核融合について調べてみた。「物理学科卒なんだからわざわざ調べなくてもだいたい知ってるだろう」とか言われそうだが、物理学科だからといって現代物理の全範囲やるわけじゃないし、そもそも自分専門科目で可と不可しか取った事のない劣等生だったから。
 「核融合」の身近なところでは、太陽がある。他には、身近ではないけど水爆。身近だけど現実には存在しないのが、ガンダムの動力炉。ところで「ガンダムSEED」で出てくる機体は、あれは核融合エンジン搭載型ではないのかね。すぐエネルギー切れ起こすし、母艦から中性子ビームでエネルギー補給受けてるし。
 まあそんなことはどうでもいい。で。核融合という現象は、簡単に言えば原子と原子を組み合わせて違う原子にしようという話である。
 原子というのは、それを構成する3要素として陽子・中性子・電子というのがあって、陽子・電子は必ず1対になっている。この対の数が原子の種類を決める。例えば、水素は陽子・電子の対が1であり、酸素は8である。この辺の数は、中学の理科でやっているはずの「元素の周期表」を見ればよい。
 さらに中性子の数によって「同位体」と呼ばれる、種類は同じだが微妙に性質の違う原子が生まれる。前述の水素は、普通は陽子電子1対のみで構成されるが、これに中性子が1個加わった「重水素」と呼ばれるものが存在する。中性子が二個になると「三重水素」になる。ちなみにヘリウムは、陽電子の対が2つに中性子が2つというのが標準型である。
 では、例えば上記のうち重水素を二つ組み合わせたらどうなるか。数としては、陽子電子の対が2つに中性子が2つと、ヘリウムの構成要素と同じになる。だからといって通常は簡単にはいそうですかと水素がヘリウムになったりする事はないのだが、これをいったん原子を分解させた状態にしてやれば、再結合する時にヘリウムになる事もあり得る。
 これが核融合とよばれるものである。実際の核融合研究では、より条件が緩やかな重水素と三重水素を使う方向で進んでいる。
重水素と三重水素の核融合モデル図
 この陽子・中性子が結合する時の力が「核力」と呼ばれるもので、この理論はノーベル物理学賞を受賞した京大の湯川秀樹教授の論文が大台になっている。核力の実態はグルーオンという種類の素粒子を交換する事らしいのだが、この辺の事は素粒子物理の細かい事に入る上に自分自身理解していない事柄になるので、説明は省く。
 で、この核力が働く事によって陽子・中性子が自分自身を維持する力の負担が減るため、その分の質量がいらなって、捨ててしまうらしい(質量欠損というようだ)。ところで、かの有名な相対性理論に依れば、質量とエネルギーは等価である。なので、捨てられた質量は、原子の外にはエネルギーとして放出される事になる。
 このエネルギーを取り出して有効活用しようというのが、核融合炉の建設目的である。
 核融合を起こすためには原子を分解された状態にする(これをプラズマという)必要があるが、これを実現するためには普通はサイヤ人もびっくりの高温・高圧(具体的には温度換算で1億℃ぐらい)を必要とするとされている。(パラジウムなどの触媒を使った常温核融合という方法も研究されているが、そういう現象もあり得るといわれるだけで、未だに理論も確立されていない状態である。)
 水爆ではその高温高圧を原子爆弾を使って実現させているが、発電用核融合炉にそんなものはつかえないので、原子を加速して磁気で封じ込め、高い内圧を得るという方法が採られる。
 この為の装置が「加速炉」と呼ばれるものであり、直線型とリング型の2種類に大別される。リング型はさらに、加速方法の違いからトカマク型とヘリカル型に分かれる。国内では、筑波にある加速器が直線型(ミラー型)で、岐阜県土岐市にあるのがヘリカル型である。ちなみに、件のITERはトカマク型である。
 また、加速炉方式とは全く別に「レーザー爆縮型」という方式があって大阪大学で研究がされているが、現在の主流からははずれてしまっている。
 加速炉を使った核融合の研究はかなり進んでおり、実際に炉内で核融合を起こす事は可能になっている。が、これまでの実験で、得られるエネルギーの量が投入したエネルギーの量(核融合を起こすのに必要な高温高圧を実現するためのエネルギー)を上回った事が無く、実際に発電等のエネルギー源として利用できるのはかなり先の事といわれている。

参考文献:
自然科学研究機構:未来をつくるエネルギー 核融合発電への挑戦
http://safety-info.nifs.ac.jp/mirai-ene/mirai-index.html#plasma-doc
原子力教育を考える会:用語解説
http://www.nuketext.org/yougo.html#Anchor-49575
大阪大学大学院電子情報エネルギーコースレーザー工学講座:核融合とプラズマ
http://www.ile.osaka-u.ac.jp/tanakaken/laser_fusion/plasma.html

 と、以上が核融合と核融合炉のおおまかな内容である。
 このように、核融合は非常に高度で難しい技術である。アメリカなど、一度は開発を放棄してしまったくらいだ。(日本とEUが随分研究を進めたので、また乗り気になってきたようだが。)まあなんにしろ、簡単に実現できるシロモノではない。「シムシティ」だと核融合発電所は2030年頃に設置できることになっているが、現実には核融合発電が実現するのは、50年とか70年先とかいう話もある。宇宙開発並みに気の長い話だ。て言うか、そんな頃には俺ら死んどるがな。

blogランキング、1日1クリック
-----


連休中に読んで過ごす雑誌


 近所のヤマナカ東海地盤の食品スーパー)の雑誌コーナーには、いつも婦人雑誌に混じって「マジキュー」が置いてあるのですけど。どうしたらいいですか?
 まあ、そんなことは別にどうでもいいのだが。
 コンビニに行って、「FRAYDAYダイナマイト」と「週刊少年マガジン」を買ってきた。どちらも普段は全く読まないというか初めて買った雑誌なのだが、今回はどうしてもチェックしておきたい気になる記事があったので買ってきた次第。

1.FRAYDAYダイナマイト

 Webしろはたの本田透氏が麻枝准(所属:Key)にインタビューした記事が載っているということで、買ってきた。
 麻枝准関連の記事というと、これまではゲーム雑誌や萌え系雑誌ぐらいでしか見られなかったものだ。まあそういう業界の人なんだから当たり前なんだけど。それが、決して格が良いとは言えないものの、一般人が普通に読むような雑誌に記事が載るとは。ファンとして感慨一入である。
 とは言っても。そもそもこの手の週刊誌というのは明確に記事の方向性を持ってるわけではなく、主力購読者層(=3,40代)に受けそうな記事なら何でも載せるものなのだそうで。
 例えば10年近く前に「ヘアヌード」写真を載せるのが流行ったけども、それは結局当時の3,40代が若い時に「平凡パンチ」とか読んでたために、そういう類のものを好む傾向が強いから、載せてただけという、ただそれだけのことらしい。
 だから。時代が移って今度は、若い頃にギャルゲーや美少女アニメを見て育った世代がいよいよ30代に進出し始めたから、これからはそういう記事も載せるようにしていこうという、きっとそれだけのことなんだろう。
 そう考えると、「麻枝准って所詮ヘアヌードなのかよ・・・」と、ちょっと鬱入ってくる。
 まあしかし、鬱状態にばっかなっててもしょうがないので、とりあえず雑誌の方を見てみることにする。
 件の本田氏の記事自体は、120ページ中4ページ。さらにそのうち3ページは本田氏によるギャルゲーの紹介と解説であり、肝心の麻枝准インタビューは1ページだけ。麻枝准インタビュー記事
 ・・・まあ、1ページ丸ごとあるだけマシなのか。
 ちなみに内容としては、これまでのゲーム雑誌等のインタビューと比べて、そんなに目新しいことは出ていない。敢えて挙げるならば、麻枝准は「CLANNADは慣れるまで2時間プレイしてもらえれば、若い女性ユーザーに楽しんでもらえるもの」だと思っているらしい。んー。だったら、次にインタビューを受けるのはwithですか?

2.週刊少年マガジン

 あまりにも有名な雑誌なんだけど、実は自分で買ったの初めて。いや、読んだことはあるんだけど、全部他人のだったから
 ちなみにジャンプは未だ買ったことがないです、えっへん。
 そんな私が週刊マガジン買う気になったのは、久米田康治の新作「さよなら絶望先生」の連載が始まったから。これからずっと読むかどうかはともかく、最初ぐらいチェックしておかねばと思ったので。
 で、内容は・・・うーん、毎号雑誌買うほどじゃないかな。て言うか、「かってに改蔵」の時だって毎号サンデー買ってたわけでもないし。
 それよりもむしろ、「絶望先生」の破格とも言える紙面上での扱いが気になった。連載初回でいきなり巻頭カラー。2話一挙掲載。サンデーでの「かってに改蔵」の扱いとはえらい違いだ。あからさまに「うちはサンデーとは違うよ」ということをこれ見よがしに読者と久米田康治と小学館に見せつけているような・・・。
 そして極めつけがこれ。巻末のアンケートコーナーの質問の一節。
マガジンのアンケート
 いや普通、新連載だったら「面白かったか」とか、そういうことを訊くもんなのに・・・。
 ・・・まあ、いろいろあったらしいからねえ・・・。
 さて、雑誌ばっか読んでないで、そろそろやることやらんと。
-----


「ユーザーの暴言で傷ついた久弥は温泉で心を癒した」「お、憶測でものを言うなぁ~」


第41回のスポットライト★「ゴールデンウィークの写真を一枚!」 」について
 既に3日も経ってしまっているが、1日2日は三重県の湯の山温泉に行ってきた。
 湯の山温泉は三重県菰野町にある炭酸泉の温泉街であり、別名「鹿の湯温泉」としてもしられる。1300年前、猟師が傷ついた鹿を追っていったところ温泉で傷を癒しているのを発見したことから、この名が付いたらしい。
 ちなみに鹿の湯温泉という名称自体は、ここ以外にも数カ所あるようだ。まあ鹿なんて昔は日本中にいただろうし、温泉に入る鹿もあちこちにいたということなんだろう。ただ、歴史は三重の鹿の湯温泉が一番古いようだ。位置的に都(平城京)に近いから、伝承として残りやすかった、ということなのかもしれない。
 さて。実際の旅の肯定を長々と語り聞かせても、読んでる側はおそらくあまり面白くないと思うので、気になった写真だけ出しながら適当にかいつまんで書いておこうと思う。
 まず、湯の山温泉と全然関係ないが、途中のPAの食堂にあったメニュー。
讃岐きしめん食券
 ・・・讃岐きしめん?
(注:「きしめん」は名古屋の特産品。讃岐=香川県の特産品はうどんであって、きしめんではない。)
 ちなみに実物はこんな感じ
讃岐きしめん実物
 1日目は全国的に雨で、湯の山温泉並びに近くの御在所岳近辺も、雨だった。おかげで山の方は霧だらけ。観光どころではない。
霧の御在所岳
 仕方がないから早めに宿に行って、寝てた。
 2日目。雨が上がって空は晴れ渡った。が、強風が吹いているということで御在所ロープウェイは運行中止。しょうがないので、近くの蒼滝というところに行って見る。
 その途中で見かけた、「湯の山水産センター」なる施設。
湯ノ山水産センター
 一体何があるのかと見に行ってみたら
つりぼり
 ただの釣り堀だった。
 ちなみに滝はこんな感じ。まあ、普通の滝である。
蒼滝
 あと、いい写真が撮れなかったのだが、あからさまに場違いな、微妙に安っぽい造りの洋館風建造物があった。
CBCのロケ施設
 一体何だろうかと思ったらCBCの「湯けむりウォーズ」というドラマの撮影施設だった。まあ、湯けむりってくらいだから温泉地をロケ地に選んだのかもしれないが、なぜあんな意味不明な洋館を・・・?
 これ以上は特に見るところもないし、それ以上に疲れてしまったので、とっとと帰ってきてしまった。ていうか、PHS繋がらないのには参ったよ・・・・。AIRH”使えないからネットも使えないし。
blogランキング、1日1クリック
-----