wikiで中国史を読みふけっていたらつい徹夜になってしまった。夜寝れないので発売されたばかりの「蒼い空のネオスフィア」をやっていたら、さらに徹夜継続になってしまった。
以来調子が悪い。徹夜が堪える歳ということか。
以前探偵ナイトスクープで、「ゴキブリの王子様」というのが取り上げられたことがあった。
「以前見た、真っ白で美しいゴキブリの王子様を捜して欲しい」という依頼であった。結局それは、脱皮直後でまだ色づいていない状態のゴキブリの事であった。確かにあの茶色いゴキブリに比べれば多少マシに見えるのかもしれないが、しかしゴキブリであることには変わりなく、特に美しいというほどのものではないのではないか、と思ったものだ。
以上、予備知識。
本題。
先日3/27付け文書に関して、「30過ぎると鼻毛に白髪が出来る」という情報が寄せられたが。実際の所、それに類するものは既に一年程前に経験している。
その時私は、自宅で鼻毛を抜いていた。鼻毛というのは、髭ほどではないが放っておくと結構伸びてくるものなので、切るか抜くかしないといろいろ不都合が起きる。いくらキモオタといえど、入浴と鼻毛の手入れだけは怠ってはいけないのだ。
その時抜いた一本の鼻毛。それは、色がなかった。白髪などというものではない。完全な無色透明だったのだ。物に例えれば、アクリル樹脂で出来た細い糸のようであった。
それは今まで見たことがないほどに美しい鼻毛で、私はそれを、きっと鼻毛の王子様に違いない、と思ったのだった。
私はその美しい鼻毛を妹に見せてやろうと思ったのだが、怒りを買って部屋から蹴り出されることは明白であることに気づき、途中で引き返して鼻毛をゴミ箱に捨てたのであった。
それ以来、鼻毛の王子様にはお目にかかっていない。
これはわたしがまだ20代の頃の話である。30過ぎてからこういうものに初めて遭遇していたら、きっとこのような感動的な体験とはならなかったのだろうなと思うわけで。そういう意味でも、若いうちに貴重な経験が出来たと思っている。
今日は早く寝よう。
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月別アーカイブ: 2005年3月
臥薪嘗胆
とうとう30になってしまいました。アチャー。
この数ヶ月、20代のうちに思いっきりバカなことしまくって、それで人生の区切りをつけようかと考えていたのだが。なんか中途半端なまま20代を終えてしまった。いつだってそうだ。
しかも未だに無職だ。
春秋戦国時代、呉と越の国の争いから臥薪嘗胆(参考:wikipedia)という言葉が生まれた。荒野草途伸もこの故事に習って、トップページにキモオタの絵を貼り付け、精神的な痛みに耐えることで屈辱を忘れないようにしよう。
ところで、肝を毎日舐めたって故事だけど。苦い肝でも毎日舐めてたら、慣れるって事はないのかな? て言うか、肝ってレバーのことだよなあ・・・?
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紀伊だから、Keyなのですか?
TV版AIRに出てきた美凪宛の手紙のおかげで、「AIRの舞台は和歌山県」という説が最有力になったわけですが。
その和歌山県とKeyが、遂に本格的に手を結んだようです。
Key Official Homepage3/25付けのインフォメーションによると、「世界遺産の和歌山県 熊野参詣道のPRポスターを製作しました」とあり、和歌山県西牟婁振興局へのリンクが張ってある。
・・・なんのこっちゃ? と該当ページに行ってみる。
右下「観光情報」というところに「西牟婁見どころ情報」というアイコンがある。ここから入ってみると、ページの趣旨と活動の説明が出てくる。ここで戻らずに入っていくと、メニューの4番目に件のポスターとおぼしき項目がある。よし、どんなものか見てやろう! と思ったら
近日公開予定
配布日17年4月下旬 「和歌山県西牟婁郡内」にて予定
・・・さいですか。GWは和歌山に来てくださいということですか。
さらに、メニュートップの「西牟婁の見どころリンク」というところに行くと、それはそれはもう、凄いことに・・・・。
ちなみに西牟婁郡というのは、東の串本町から西の白浜町まで、空港とか海中公園とかあるわりと観光で有名なところみたいですね。白浜には一回行ったことあるなあ、出張で。徹夜作業で観光なんか全然出来なかったけど、そこの地ビールで「渚ビール」というのがあって、妙にそれが印象に残ってはいたのだが・・・・。
まさかこういう事態になるとは・・・・・・。
しかしこれ、知らん人が見たら「小中学生向け?」って思うだろうなあ。・・・いや、そういうことにしといた方が、波風立たなくていいのかな。県議会で追及されたら、シャレにならんしなあ。
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15年目の約束~時の濁流に泳ぐ魚
結論から言ってしまうと、二人しか集まりませんでした。
昨日の「15年目の約束」の、結果です。
寝過ごして11時過ぎに目が覚める。集まる日が万博開幕日、と聞いていただけで、具体的な時間までは聞いていなかったので、万全を期して朝から張り込んでおくつもりだったのだ。目覚ましを止めたところまでは記憶にあるのだが、それから再び起きるまでの記憶が、何故か無い。不思議なこともあるものだ。
慌てて着替えて、徒歩で中学校に向かう。家は学区のほぼ北端に位置し、中学校までは約2Km。うち半分は登り坂になる。なので、着く頃には息切れしていた。15年前は、毎日この道を歩いていたわけだ。そう、入学したての頃も息切れして、教室でぶっ倒れていた記憶がある。
陶芸部の活動場所は校内のはずれにある窯業室であった。が、そこに行く前に先ず職員室に行く。
最近学校に侵入する不審者が多いとのことなので、そういうのに間違われないように予め断りをいれておく。行ってみたら、15年前からずっとそこにいる先生がいた。しかもその人は、自分が小学生の頃にはその小学校にいた筈だ。
余談だが。小学校にいる頃、その先生が全校集会で忘れ物とおぼしき傘を掲げて、この傘は誰のものかと叫んだ。誰も名乗りでないので、彼は言った。
「いないのか? 誰の物でもないのか? だったらこの傘かわいいから、先生の恋人にあげちゃうぞ。」
1年後。彼は職場結婚した。
そんな要らん話をわざわざすると校外に追い出されてしまうかもしれないので。そういう話はせず、ただ「卒業生が窯業室前で集まることになっているので待たせて貰っていいか」とだけ話し、許可を得た。
向かう途中で、ジャージ姿の女子中学生の集団に遭遇。中学校なのだから中学生がいるのは当たり前なのだが。唐突に「こんにちは」と挨拶され、おもわず「ちわ」と中途半端に返してしまう。おそらくは人にあったら挨拶しろと教えられているのだろうが。しかし、自分らのことはそんなこと教えられたって絶対言うこときかないような所があったような気がする。最近の中学生は、意外と出来がよいのかもしれない。
窯業室には誰もいなかった。卒業生も、在校生も。現在の陶芸部員の活動でもついでに見れればと思ったが、いないのでは見ようもない。そもそも、部が存続しているかどうかすら怪しい。自分らがいた頃にはもう既に、存亡の危機にさらされていた部だったから。
その辺の話は、昔書いた桜落葉陶芸部という小説を参照されたし。ただし、これこそ本当に脚色が施されたものである。て言うか、そう言っとかないと関係者が見たら怒る。
部屋の前で本を読みながら待っていたら、中学生男子がやってきた。前述のように中学校なのだから中学生がいるのは当たり前なのだが、しかし教員でもないむさい男がいるのは当たり前ではない。彼は「あっ」と声を出し、忍び足でその場をゆっくり離れて行った。そして角を曲がったところで一気に走り去っていく音が聞こえた。職員室に通報でもしに行ったのかもしれない。
予め断っておいて正解だった。
13時前。誰も来ない。日本全国が低気圧に覆われ、真冬並みの気温といわれた日である。風が吹いて非常に寒い。
そろそろ撤収時刻を検討しなければならないなと思いつつ、ふと、あらかじめ電話なりで関係者に連絡をつけておけば、こんな当てもなく待ちぼうけることは無かったのではないかということに気づく。
気づいた時にはもう遅い。電話番号は調べなければわからないし、電話帳のあるところに移動すれば、すれ違いになってしまうリスクもあったからだ。「私はここにいる」と書いた張り紙でもしておこうかとも思ったが、紙もペンも持っていなかったし、そもそも無関係の中学生が見たら、変な学校伝説の要因ともなってしまいかねない。私はもう、これ以上伝説になるのはごめんだ。
それから約15分後。ようやく、一人の男が現れた。何となく見覚えはあるのだが、しかし全然関係ない人間かもしれない。お互い牽制し合うかのように無言で1分ほど立ちつくした後に、名を名乗りあってようやく、待ち望んでいた関係者であったことが判明した。
ちなみに彼は、前述の「桜落葉陶芸部」でBのモデルとなった男である。
しばらく二人で話しながらその場で待機していた。
彼は東京で汎用機系のシステムの仕事をしていて、月労働時間が300時間あるのに残業代が出なくて月の手取りが18万しかないと言っていた。とりあえず転職を勧めておいた。というか、彼はこの日のために、就職して以来初めての有給休暇を取り、わざわざ東京からやってきたのである。凄い話だ。
14時過ぎ。それ以上待ってももう来ないと判断し、撤収。とりあえず二人で近所の喫茶店に移り、「二人しか集まらなかった」というこの事態の検証に入る。結果、「15年という時間を掛けた、壮大な『釣り』だった」という結論で合意した。
まあしかし。例え本当にそうだったとしても、別に悪い気はしない。これによって手に入れた15年の時の重み。これは、釣られたものにしか手に入れることが出来ないものなのだから。
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15年目の約束
いよいよ明日から愛知万博開催。荒野草途伸自身は万博に行く予定はありません。が、万博絡みの予定は、一つだけ入っています。
今から15年前。名古屋五輪の誘致に失敗した愛知県は、今度は万博の誘致に動き出し、テーマを「産業と技術」、会場候補地を瀬戸市海上(かいしょ)町の県有林一帯(現在の万博瀬戸会場とその周辺)に設定しました。
これは地元にとっては寝耳に水の話で、しばらくは半信半疑で話題に上ることも少なかったのですが。次第に、会場予定地近くの市南部の住民から、混雑による生活被害などを不安がる声が出始めました。
さらに、万博開催に合わせて建設する高速道路が、市東部の森林地帯を通り、インターチェンジが二つ造られるという話になって、「環境破壊ではないか」「閑静な住宅街の近くに高速道路が出来るのは困る」という声が上がり始めます。
その上、会場予定地である海上町近辺で、天然記念物で国内希少野生動植物に指定されているオオタカの巣が確認され、環境破壊だとの声が一気に高まります。
万博計画は、それまで政治的に目立った対立の無かった瀬戸市を二分する大問題となり、さらには愛知県知事選での争点にまで発展していきました。
この辺の政治的な話については、荒野草途伸が2000年に書いた文書があるので、参考にしていただきたい(主観的視点で書いたものなので、若干正確さを欠く部分があることはお断りしておきます)。
その後紆余曲折を経た後、万博のテーマは「環境と自然」になり、主会場は海上の森から南に約5Km離れた愛知青少年公園を利用することとなりました。
まあ、そんな万博開催の経緯は置いといて。
万博会場が最初に発表された15年前。荒野草途伸は、高1でした。既に高校生ではありましたが、たまーに中学自体所属していた陶芸部に顔を出していました。ダッテホカニトモダチイナカッタカラ。というのは1割ぐらいしか真実ではないのですが。
そうやって顔を出していた時に、持ちかけられた話があるのです。
「15年後。万博開催初日に、またここに集まろう」と。
その当時は、「15年後・・・30目前・・・それまで自分は生きてるのか?」などと思い、また「まあ間違いなく忘れてるだろうな」とも思いました。
15年経った今。その約束は、少なくとも自分の記憶にはちゃんと残っていました。
とりあえず明日は、10余年ぶりに中学校まで行ってみることにします。誰か一人でも、記憶を共有している人がそこにいるといいのですけど。
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沖縄県南城市
「愛知県南セントレア市」の合併は白紙となってしまいましたが。よその地域では、市町村合併の動きがまだまだ続いています。市町村合併を促す合併特例法が平成17年3月末で失効してしまうので、それに間に合わせようと慌ててているわけですね。
| そんな一つに、沖縄県南部の4町村(佐敷町・知念村・玉城村・大里村)があります。 2年ぐらい前からずっと合併協議を続けていたようですが、このほど新市名を「南城市」とすることで決定したそうです。 | ![]() 詳細な地図はこちら |
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「東方(あがりかた)市」「島添市」「東城市」「南城市」の4案が出ていて、最終選考で「南城」18対「東方」14で南城市に決まったそうです。
個人的には、「東方市」の方がインパクトが強くてよかったかなという気もしますが(・・・とか思うのは、オタクな証拠なのか?)。まあ南城市も悪くないですね。町営のコンサート会場に「シュガーホール」なんて名前つけてるところなので、ちょっと心配だったのですが。
ちなみに私、5年半沖縄にいる間に、この辺り行ったこと一度もありません。んー、なんでだろう。玉泉洞みたいに有名な観光地もあるし、佐敷港も見に行きたいとか思ったことあるのに。て言うか、今から行きたいんだけど、誰か航空券恵んでくれません?
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純粋に乙女心をくすぐる検索結果から出でたるワード
一ヶ月くらい前からBLOGのアクセスレポートが見れるようになっている。アクセス元とか見れて、どこから来ているのかとかが見れる。
特に、googleやinfoseek等の検索エンジンから来ていると、検索ワードからだいたい何を目的としてきているのかがわかったりして、結構面白い。
が。そんな中にも、「一体何が目的なんだろう・・・」と思ってしまうのもある。例えば、こんなの。infoseekから来ていたのだが。
検索ワードが「左翼 堀江由衣」。
ちなみに堀江由衣というのは、声優さんです(wikipedia参照)。オタク男性に人気があるということでは有名です。が、左翼・・・? 堀江由衣って、左翼なのか?
そんな話は聞いた事無いけどなあ。自分が知らんだけか?
とまあ、悩んでしまうような検索ワードがあったりするわけです。
ちなみに今月入ってから多いのは、やっぱりAIR絡みですね。AIR人気は素直にうれしいですが、しかし一方でやっぱり自分はKey関係以外での集客力がないのかと落ち込んでもみたり。堀江由衣にしても、「翼 堀江由衣」だったら明らかにKey絡みになるしなあ。
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スギ花粉も天然アレルゲンの一つ
花粉症の季節、ですね。症状の出ている人の話を聞くと大変なようです。幸運にも荒野草途伸は花粉症だけはかかった事無いです。免疫力が弱い分、逆に花粉症のようなアレルギー症状(=免疫機構の過剰反応)は出にくいということなんでしょうか。
さて、花粉症の直接原因はスギ花粉ですが、それによって症状が発生してしまう背景には、大気やら食品を通して体内に取り込まれたアレルギー性物質の影響があるのでは、とも言われています。
そんなアレルギー物質に関する記事を、一つ。花粉症患者にはかえって悪い?無農薬栽培というものです。
記事の内容を要約すると、「青森県植物防疫協会が、農薬を使って育てたリンゴ2種類に無農薬リンゴの計3種類を使い、リンゴアレルギー患者の血清でアレルギー反応を調べたところ、無農薬リンゴの方がアレルギー物質が多かった。そのアレルギー物質は自然状態でリンゴが本来作り出しているもので、害虫からの防御の役割を担っているものと考えられる。農薬を使用したリンゴには害虫が付かなくなり、この物質を作り出す必要が無くなってしまうと考えられる。この場合、アレルギー患者にとっては農薬を使用したリンゴの方が安全ということになり、無農薬だからといって、人によっては必ずしも安全とは言い切れない。」というものです。
この話はあくまで「リンゴアレルギー」の話であり、タイトルにある「花粉症」については全く触れられてはいないのですが。自然に近い状態の作物が、人によっては却って悪い結果をもたらす、という趣旨はまあわかります。
農薬使用にしろ無農薬にしろ。自分が普段食べ慣れているものを食べるのが、一番良いということなんでしょうか。
なんにしろ、スギ花粉の方は防ぎようがないですけど・・・。
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更新履歴_AIRSS「AIRむかしばなし~わらしべ長者」
TV版AIRも、残すところあと1話となってしまいました。24日に総集編をやるらしいですけど。
先週放送の10話の出来に関しては不満を持った人が多かったらしく。中には京都アニメーションの公式掲示板に突撃していった人もいるようです。
「畑の芋を食ったサルは山に帰れなくなる」みたいなもので、良い出来に慣れてしまうと、たった1話質が落ちただけでこういう行動を取ってしまうものなんでしょうか。
そういう意味では逆に、視聴者にリセットをかける目的でわざと質を落としたのかもしれませんね。鍵信者基本的にワガママだし。贅沢に慣れたままにしとくと、最終回で何言われるかわからないしね。
まあ、DVDで見る予定の自分には、そういうのはあまり関係ないわけですが。
それはともかくとして。TV版AIR支援ということで、再びSS投下。
ほんとはこれ、2月中に書く予定だったのだけど。風邪引いて死んでたもんだから・・・。でも最終回にだけは間に合って、まだ良かったというべきか。
AIRむかしばなし・わらしべ長者。
・・・すいません、出来はいまいちでした。
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ファンシーダイレクト
一通のはがきが届いていた。資格関係の学校からの、ダイレクトメール。まあこれ自体は、特に珍しいものでもなんでもない。たいがい、ろくに読まずに捨ててしまうことが多い。
が。今日来てたのは、ひと味違った。ダイレクトメールとは思えないようなとってもファンシーなはがきだったのだ。
具体的には、こんな感じである。

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左右にあるサルのシールも、ただのシールではない。何という名前か忘れたが、立体的に浮き出ているシールが使われている。そして表に貼ってある切手は、キティちゃん。
嫌が応にも、目を惹いてしまう。
このはがきを書いた人がどう考えていたのかはよくわからないが。もし「確実に見て貰うことで広告効果を最大限にする」という意図があったならば、これはなかなか大した物だと思う。
・・・しかし、いくつの人が書いたんだろうなあ・・・・。
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