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美凪、うなぎ、観鈴大泣き


 すみません、鰻は全然関係ないです。
 一昨日書ききれなかった、AIR3巻のレビュー。て言うか、タイトルで「AIR4巻」になってますね。あれ、3巻の間違いですから。いやね、疲れてたんですよ。そういう間違いも起こりますって。
 さて。3巻は、原作で言うところの「美凪編」にあたる内容です。
 遠野美凪というと、自分はすっかり、ネタや二次創作に毒された「ぶっとび不思議系イカレポンチセクシーコマンドーお姉さん」の印象が強くなってしまっていたのですが。今回の話を見て、ああそういえばそこまで酷いわけではなかったなあ、と思い出しました。
 ただし「美凪アナザーエンド(『今はまだ、風の中』で終わるエンディング)」は、含まれていません。あれを含めちゃうと、AIRの話自体が違う方向で終わっちゃうからなあ。無いのはしょうがない。あれはあれで、とても良いものなのだが。
 3巻の概要を一言で要約すると、「泣き」。観鈴が泣く。美凪が泣く。みちるが泣く。画面の前のオタも泣く。表情にも非常にこだわって作り込まれています。
 今回、つっこみどころを2点ほど。

  1. 第5話で観鈴が泣きだす直前のシーン。
     「簡単な、頭使わないやつにしてくれ」
     「じゃあ神経衰弱」
     ・・・神経衰弱って、かなり頭使うんと違いますか?
  2.  出てくる自動車の車種が古かったりボンネットバスが走っていたり、TV版AIRの舞台設定はかなり古い(昭和40年代?)と思われるのだが。
     美凪が受け取った手紙の郵便番号欄が、7桁。

 ・・・まあ、全体の出来から比べれば、ホントどうでもいいことなんだが。だいたいそれを言ったら、「美凪ママ若すぎ」というのも指摘しなきゃいけなくなるんだが。
 スタッフコメントでは、空は安易に出していないとかいう話がありました。
 いえ、TV版AIRは全体として背景が綺麗なのですけど、空の背景に関してはただ単に綺麗な背景として使ってはおらず、話として意味のあるシーンでしか空は映していない、ということを言っていました。
 空=AIRですからね。確かにこの辺は重要なこだわりといえます。とは言え、そういうこだわりが全然感じられないアニメも多い中、細部にまでこういう配慮をした造り方が出来る京都アニメーションは、やはり素晴らしいと言えるでしょう。
 さて。次回4巻は、いよいよ「AIR」シナリオ根幹に入っていきます。発売は7/6です、ご予約はお早めに(笑)。
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TV版AIRDVD第4巻予約受付中 DMM


6月11日は南紀白浜行き決定


 えー。なんか月頭から立て続けに、Key関連絡みのネタが溜まっております。TV版AIR3巻に、劇場版AIRに、和歌山CLANNADイベント。3つとも週末中に片づけたいと思います。
 まずは、和歌山見どころ滝尻王子風子ポスター配布会の件から。25日に出した往復はがきの返信が返ってきた。
 当初は出したのが遅かったので定員オーバーで無理かと思っていたが、ちゃんと整理券が返ってきた。ほっ。
 配布場所は、田辺市のはずれ、殆ど白浜町に近いところにある、和歌山県の施設。地図にも載ってない(参照)。まあ、それはいいのだが。配布時刻が、AM10:00~11:00。
 チョイマテ。自宅(愛知県瀬戸市)から出ようと思ったらこれ、何時に出なきゃいけないんだ? て言うか、Yahooの路線検索で調べたら、前日に出て新大阪で一泊しないと間に合わない、という結果が出たんですけど。
 
 観光を兼ねてって事で現地に泊まるならともかく、いくらなんでも新大阪に泊まるのでは馬鹿馬鹿しすぎる。
 前日の仕事が定時で終われるなら、なんとか当日中に白浜まで行って泊まる事は出来るのだが。今度の仕事は、残業無しというのは正直ちょっと難しい。20時以降に出るか、翌朝にするか、しかないのだ。
 で。なんとかならないかと、ちゃんとした時刻表を使って調べたところ。名古屋発の始発の新幹線に乗れば、新大阪駅乗り換え時間8分以内なら、南紀方面の始発特急に間に合う、という事が分かった。
 新大阪での乗り換えが8分で出来るのかどうか、この駅は殆ど利用した事がないからよくわからないが。とりあえずこれで行くしかない。
 ということで、行動計画を立ててみた。(参照)
 配布会が終わった後で、TV版AIRの背景モデルとなったといわれている和歌山県美浜町煙樹ヶ浜に寄っていくというプランになっています。
 ま、ということで。この予定表によると、白浜駅に10:06に着くことになっているので。当日これくらいの時間に配布会場に行く人がいたら、タクシー相乗りしたいので、是非コメント下さい。
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西牟婁行きぴんち


ポスター1枚3万円」について
 17日付文書にも追記で書いたが、件の和歌山見どころ熊野古道風子ポスター配布会の申し込み方法が23日に発表された。
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/130600/cn/101.html
 申し込み方法は往復はがき。締め切りは平成17年5月27日(金)消印有効。だが、先着順受付なので本気で参加したいのなら、金曜日に出したのでは間に合わないだろう。
 はがきの記入例がこちらにある→http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/130600/cn/903.html
 ということで。遅まきながら昨日(24日)に往復はがきを買ってきた。すぐ書いて出すつもりだったのだが、なんかいろいろやってるうちに忘れてしまい、夜になってしまった。・・・仕方がない。明日の朝一で出すしかない。あーあ、たぶんもう間に合わないんだろうなあ・・・・。
5/28追記
「ポスター配布枚数に若干余裕があるため応募締め切りを6/3に延長します」とのこと。
という事は、自分は間に合ったという事かな・・・?
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ポスター1枚3万円


 3/26付け文書で書いた、和歌山県のCLANNADなポスターの件。ようやく配布日が決定したようだ。
 件の西牟婁見どころ情報によると

  • 配布日は6月11日(土)
  • また配布場所は、当初言われていた西牟婁郡内ではなく、田辺市内
  • 配布されるポスターは、それ専用ではなく、以前から行っているアンケート景品と同じ図柄のもの

とのこと。
 ポスターを受け取るためには後日発表される方法によって申し込み(おそらくは往復はがきでの応募?)を行い、抽選の結果返ってきたはがきと引き替え、という形のようだ。
 当初の4月下旬から、二ヶ月近くもずれ込んで、ようやくの告知となったわけだが。まあ西牟婁振興局の人も、「どうしたら押し寄せるオタどもを混乱もトラブルも無くさばけるか」と頭を痛めた結果、こういう形に決めたのだろう。
 正直、ご苦労様ですという気分である。
 で。荒野草途伸自身はどうするかというと。うーん。土曜日ですか。土曜日ならまあ予定が入る事はないだろうが、配布予定時刻が午前中だったら前日から泊まり込まなならんのか・・・。旅費宿泊費合計で3万近く。うーん・・・・。
5/23追記:
配布会参加申込方法が発表になりました。
往復はがきでの申し込みで先着順(5/27(金)消印有効分まで)とのこと。
詳細は http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/130600/cn/101.html を参照
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更新履歴_CLANNAD SS「宇宙刑事KYO~覚醒編」


 CLANNADのSSって結構書いてるつもりでいたんですが、今まで4本しか書いてなかった。しかも前回書いたのは半年も前。あれー?
 書きたいネタはいっぱい溜まってるし、この半年間は無職だったから時間もたっぷりあるはずだったんだけどなー。
 まあ別に、書かなかったからって誰かに不都合があるわけでもないのだが。
 つー事で、とりあえず一本書いてみた。
 「宇宙刑事KYO~覚醒編」。
 かつての東映実写シリーズの名作、宇宙刑事シリーズのパロディ・・・ですらないかもしれないがこれは。
 思いついたストーリー全部書こうとしたらえらく長い話になりそうで、読んでる方はダレるし書く側としても疲れるしという事で、とりあえず出だしだけ書いて公開する事にした。
 反応がよかったら、続きも書いて公開するが。無かったら書かずに一生を終える事であろう。
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連休中に読んで過ごす雑誌


 近所のヤマナカ東海地盤の食品スーパー)の雑誌コーナーには、いつも婦人雑誌に混じって「マジキュー」が置いてあるのですけど。どうしたらいいですか?
 まあ、そんなことは別にどうでもいいのだが。
 コンビニに行って、「FRAYDAYダイナマイト」と「週刊少年マガジン」を買ってきた。どちらも普段は全く読まないというか初めて買った雑誌なのだが、今回はどうしてもチェックしておきたい気になる記事があったので買ってきた次第。

1.FRAYDAYダイナマイト

 Webしろはたの本田透氏が麻枝准(所属:Key)にインタビューした記事が載っているということで、買ってきた。
 麻枝准関連の記事というと、これまではゲーム雑誌や萌え系雑誌ぐらいでしか見られなかったものだ。まあそういう業界の人なんだから当たり前なんだけど。それが、決して格が良いとは言えないものの、一般人が普通に読むような雑誌に記事が載るとは。ファンとして感慨一入である。
 とは言っても。そもそもこの手の週刊誌というのは明確に記事の方向性を持ってるわけではなく、主力購読者層(=3,40代)に受けそうな記事なら何でも載せるものなのだそうで。
 例えば10年近く前に「ヘアヌード」写真を載せるのが流行ったけども、それは結局当時の3,40代が若い時に「平凡パンチ」とか読んでたために、そういう類のものを好む傾向が強いから、載せてただけという、ただそれだけのことらしい。
 だから。時代が移って今度は、若い頃にギャルゲーや美少女アニメを見て育った世代がいよいよ30代に進出し始めたから、これからはそういう記事も載せるようにしていこうという、きっとそれだけのことなんだろう。
 そう考えると、「麻枝准って所詮ヘアヌードなのかよ・・・」と、ちょっと鬱入ってくる。
 まあしかし、鬱状態にばっかなっててもしょうがないので、とりあえず雑誌の方を見てみることにする。
 件の本田氏の記事自体は、120ページ中4ページ。さらにそのうち3ページは本田氏によるギャルゲーの紹介と解説であり、肝心の麻枝准インタビューは1ページだけ。麻枝准インタビュー記事
 ・・・まあ、1ページ丸ごとあるだけマシなのか。
 ちなみに内容としては、これまでのゲーム雑誌等のインタビューと比べて、そんなに目新しいことは出ていない。敢えて挙げるならば、麻枝准は「CLANNADは慣れるまで2時間プレイしてもらえれば、若い女性ユーザーに楽しんでもらえるもの」だと思っているらしい。んー。だったら、次にインタビューを受けるのはwithですか?

2.週刊少年マガジン

 あまりにも有名な雑誌なんだけど、実は自分で買ったの初めて。いや、読んだことはあるんだけど、全部他人のだったから
 ちなみにジャンプは未だ買ったことがないです、えっへん。
 そんな私が週刊マガジン買う気になったのは、久米田康治の新作「さよなら絶望先生」の連載が始まったから。これからずっと読むかどうかはともかく、最初ぐらいチェックしておかねばと思ったので。
 で、内容は・・・うーん、毎号雑誌買うほどじゃないかな。て言うか、「かってに改蔵」の時だって毎号サンデー買ってたわけでもないし。
 それよりもむしろ、「絶望先生」の破格とも言える紙面上での扱いが気になった。連載初回でいきなり巻頭カラー。2話一挙掲載。サンデーでの「かってに改蔵」の扱いとはえらい違いだ。あからさまに「うちはサンデーとは違うよ」ということをこれ見よがしに読者と久米田康治と小学館に見せつけているような・・・。
 そして極めつけがこれ。巻末のアンケートコーナーの質問の一節。
マガジンのアンケート
 いや普通、新連載だったら「面白かったか」とか、そういうことを訊くもんなのに・・・。
 ・・・まあ、いろいろあったらしいからねえ・・・。
 さて、雑誌ばっか読んでないで、そろそろやることやらんと。
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DVDAIR第2巻


 えー、TV版AIR DVD第2巻です。本当は発売日の4/27にちゃんと入手してその日の内に見ていたのですが、文章書くモチベーション下がりまくってて今日までレビューがずれ込んでしまいました。
 第2巻は「佳乃編」、霧島佳乃の話です。
 原作では、話としての人気もキャラクターの人気としても一番低かった部分です。まあ、事情があって前半と後半でシナリオライターが違うし、後半担当の涼元悠一氏によれば「これはAIRの二次創作」らしいので。
 その所為なのか「原作に忠実」といわれるTV版AIRとしてはめずらしく、話の進行に多少手を加えられています。無論大筋は変えず、原作の良さを最大限に引き出したまったりとして濃厚な味わいのある作品に仕上がっているのは言うまでもありません。
 という冗談は置くにしても。原作では絵として見れなかった部分が表現されているのはいいものです。霧島姉妹の10年前の姿とか。寝ている佳乃の涙もいい演出ですね。
 一方で、思ったこと。第1巻の時も感じたことでこの話に限ったことではないのですが、「時間足りねー」。特に今回、ラストの展開が急すぎという気がします。自分は原作やって話の筋知ってるからいいのですが、初めて見た人は「?」なのでは、と。
 まあ佳乃編の場合、1話分の時間付け足したところで、話が冗長になって退屈になるという可能性が高いので、「これでよかった」「よく作った」とも言えるのですけどね。
 今回のスタッフコメントは、CG担当の苦労話が主。
 て言うか私アニメ製作のことは全然知らないのですけど。CGアニメはセルアニメと完全に独立して作る(セルの代わりにCGを使い、人物も背景も全てCGで描く)と思っていたのですが。セルアニメの中にCGで作った部分を部品のように貼り付ける、ということもやるんですね。人物は普通にセルに描いて、水流とか周る扇風機とかいう手でとても描けないのをCGで、とか。
 よく考えたら、実写映画にもCGを合成して使う時代なんだから、アニメでそういう手法を取っても全然不思議ではないんだよな・・・。
 さて。次回第3巻は、いよいよ期待の「遠野物語」。美凪とかー。遠野母とかー。自分の好きなキャラが出てくるので楽しみ。とはいえ、発売が6月なんですよねー。なんでそんなに期間置くんだよー。
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AIRなダメ日記~4/22


 先週のオリコンのDVDランキングでは、DVDAIR第1巻が4位に入るという快挙を遂げていたが。今週分では早くもランク外。所詮はこの程度ということなのかッ・・・!
 デスクトップを遠野ママに変えてみた。
遠野母なデスクトップ

(C)2005 TBS・翼人伝承会

 原作では顔の出てこなかった遠野母であるが、アニメ版ではとっても可愛く描かれている。萌え。
 来週27日はDVDAIR2巻の発売日。きっと連休期間中は、ずっとこれをみて過ごすのでしょう。
 そんな晩春の日々。
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萌え市場の成長性とKeyモデル


 本日、ブロッコリー(2706)、株価500円越え、前日比2.2倍増。
 「おお、これは、ブロッコリー株主の荒野草途伸はさぞ大もうけだろうな」と思った読者諸君。すいません。荒野草途伸は昨日221円で売っちゃいました。
 ちっくしょおぉ~!
 ニッポン放送に続いて、またも早く売りすぎた! 
 いやまあ、損してるわけじゃないんだから、悔しがる事無い筈なんだけどさ。
 というわけで、一つ冷静に分析を。今回のブロッコリーの株高そのものは、先週から始まったガンホーバブルの余波です。
 ガンホーというと、アコたんハァハァで有名な「ラグナロクオンライン」を運営しているところですね。そのガンホーとブロッコリーが提携するという噂が一昨日ぐらいから流れ始めて、昨日夜に正式発表されたことで爆発してしまった、というところです。
 ではそのそもそもの原因であるガンホーバブルは何故始まったのか。ここがソフトバンクグループの一員である、ということもあるのですが、それ以上に、市場全体が「萌え市場」というものに着目している、ということがあるようです。
 今日のYahooファイナンスのニュースに「萌え」関連銘柄が人気継続という記事があります。ITバブルがはじけ金融バブルも終わりを告げようとしている今、次の投資家のターゲットが、どうやら我々オタクに定められたようなのです。
 正直、「期待過剰だ」と思うんですけど。でも、ずっと日の当たらない存在だったこういう分野が、曲がりなりにも認められてきたということ自体は、まあ素直に嬉しいとも思います。
 さて。ここからは少し願望混じりの話。
 もし仮にこれを契機に、萌えとかなんとか、そういうのが経済活動の一分野として定着するとして。これにどれだけの成長性があるでしょうか?
 結論から言うと、「『成長性』自体はある。しかし今の業界自らがそれを目指す可能性は低い」ということです。
 恋愛コミックやギャルゲーなどの萌え商品、美少女キャラクター商品とも言えますが、こういうのは一般の人には、馴染みがないものです。聞いたことぐらいはあるかもしれませんが、実際に手に取ったり購入して集めたり一緒に寝たり他人に勧めたりということは、殆どの人が経験がないでしょう。デザインや根底にある価値観が一般のそれと大きく異なるため、これは致し方のないことです。
 現時点で「萌え」は、非常に限られた、一部の特殊な趣味を持った人達が中心になって支えている規模の小さい市場なのです。これだけで大きな利益を望むことは非常に難しいと言えるでしょう。
 一方で、「萌え」というものに対する需要自体は、これは確実にあります。ぶっちゃけた話「萌え」商品というのは、「現実の女性の代替物」なわけです。現実の女性に縁がない、若しくは縁があってもより高い自分の理想を求めがちな男が、こういうものに手を出していると言っていいでしょう。
 いい悪いはこの際置いといて、こういう男はこれからもどんどん増え続けていくと思われます。
 社会構造の変化で、男性の社会的地位、特に収入は低くなる一方です。結婚や育児といったことに、費用的負担ができない人が増えていきます。では代わりに女性の側がそれを穴埋めできるかといったら、それも難しいでしょう。企業社会は未だ男社会であり、当分は改まることはないでしょうから、殆どの女性は地位が低いままだからです。
 この結果、「女性に縁のない男」が大量に増えることが予想されます。
 かといって男性側の欲求が減るわけではありません。結果的に何らかの代替物を欲する結果になるわけです。
 「萌え」商品市場が成長する可能性は、ここにあります。
 しかし前述のように、現在の「萌え」商品は一般人にはちょっと受け入れがたいものです。なのでもしこれを広く売っていきたいのであれば、これまでの作り方を大幅に変え、一般人に受け入れられる内容に改めていく必要があります。
 ですが一方で、そうすることによって逆にこれまで「萌え」市場を支えてきたいわゆるオタク層が、猛反発し、離反する可能性は大いにあります。一般向けに乗り出していくためには、これまでの顧客をばっさり切り捨てるだけの覚悟がなければならない。買ってくれるかわからない層のために、確実に買ってくれる層を切り捨てる。こんなリスクを負う企業は滅多に無いと考えるのが自然でしょう。
 とは言え、「萌え」がこれだけの脚光を浴びている昨今。リスクを負ってでも成長に乗り出したいと考える強者もいるようです。
 例えばギャルゲー業界の雄・LeafとKeyは、最新作を最初から年齢制限無しで出すなど、一般向けに販路を拡大しようと試行錯誤を続けています。固定的なファンが多く販売リスクが少ない両ブランドだからこそ出来るとも言えますが、しかし一方で、そういう安定したところが敢えてリスクを負っていることに、注目すべきとも言えます。
 もしこういった試みが成功すれば、次に続く企業・創作者集団が続々と現れる可能性があります。そのときには、今のようなバブルではなく、本当に「萌え」市場の成長が始まったと言えるようになるでしょう。

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紀伊だから、Keyなのですか?


 TV版AIRに出てきた美凪宛の手紙のおかげで、「AIRの舞台は和歌山県」という説が最有力になったわけですが。
 その和歌山県とKeyが、遂に本格的に手を結んだようです。
 Key Official Homepage3/25付けのインフォメーションによると、「世界遺産の和歌山県 熊野参詣道のPRポスターを製作しました」とあり、和歌山県西牟婁振興局へのリンクが張ってある。
 ・・・なんのこっちゃ? と該当ページに行ってみる。
 右下「観光情報」というところに「西牟婁見どころ情報」というアイコンがある。ここから入ってみると、ページの趣旨と活動の説明が出てくる。ここで戻らずに入っていくと、メニューの4番目に件のポスターとおぼしき項目がある。よし、どんなものか見てやろう! と思ったら
 近日公開予定
 配布日17年4月下旬 「和歌山県西牟婁郡内」にて予定
 ・・・さいですか。GWは和歌山に来てくださいということですか。
 さらに、メニュートップの「西牟婁の見どころリンク」というところに行くと、それはそれはもう、凄いことに・・・・。
 ちなみに西牟婁郡というのは、東の串本町から西の白浜町まで、空港とか海中公園とかあるわりと観光で有名なところみたいですね。白浜には一回行ったことあるなあ、出張で。徹夜作業で観光なんか全然出来なかったけど、そこの地ビールで「渚ビール」というのがあって、妙にそれが印象に残ってはいたのだが・・・・。
 まさかこういう事態になるとは・・・・・・。
 しかしこれ、知らん人が見たら「小中学生向け?」って思うだろうなあ。・・・いや、そういうことにしといた方が、波風立たなくていいのかな。県議会で追及されたら、シャレにならんしなあ。
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