なんか知らんが頭が痛いのであまり多くは語れないが、しかし憲法記念日なので一言ぐらいは何か言っておく。そう、わずかでも声をあげることが大切なのだ。物言わぬ人間になってはいけない。言葉を紡ぐことこそが人が「人」たる証なのだから。
とは言っても、去年と言うことがさして変わるわけでもない。改正のための改正とかそういうのは勘弁してくれ、とか、そんなんぐらいだ。まあただ、去年と違っておかしな議員が増えたので、そこだけは心配なのだが。
いやこうやっておかしな議員とか書くとまたクソウヨが噛みついてきそうなんですけどね。実際おかしいでしょ。天皇制というか女帝導入論議見てるとさ。国民の意識から乖離した議論ばっかやってるでしょ。日本国民の大多数の思いは、「敬愛できる皇室があればそれでいい」ってな感じだと思うんですよね。人格的に優れていれば、男だろうが女だろうがどっちでもいいと。ところがそれを無視して、伝統オタクな議員が一般人にとっては訳のわからん理屈ひっさげて、議論を引っかき回しまくり。あーあ、って感じですよ。
で。皇室だけならともかく、最高法規である憲法までこんな感じでオモチャにされたらたまらん、と思うわけです。
ちなみに荒野草途伸は改憲反対の皇室廃止論者ですよー。左翼だしー。労働者階級だしー。あ、でも、皇室廃止したかったら憲法改正しないといけないんだよね。あちゃー、矛盾してるよ。はっはっはっは。
て言うかこの頭痛はなんだ。
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「政治」カテゴリーアーカイブ
更新履歴_族と日の出と海上基地と
新年早々微妙なことが続いている気がする荒野草途伸であります。
と言うか、自分のことではないのですけど、涼元悠一が自身のウェブサイトで9月にKeyをクビになっていたことを発表して、結構ショッキングです。
しかもその後の某巨大掲示板並びに某巨大ソーシャルネットワークで、これに絡んで非常にどす黒い展開になってしまっていますし。
まあ、自分はソーシャルネットワーク嫌いなので巨大掲示板(と言うか葉鍵板)の方しか見ていないのですが。そっちから見た流れをざっと言ってしまうと
1/1 13時頃:suzumoto.jp更新。涼元悠一、「ビジュアルアーツクビになった。仕事ください」と告白。
1/1 15時頃:某巨大ソーシャルネットワークで、麻枝准が「一緒に仕事したくない社員」について吐露。その社員について「半年で十数日(月に約二日)しか出社していない」と非難。
1/1 17時頃:麻枝准、某巨大ソーシャルネットワークを突如退会。
って感じらしいです。葉鍵板では、麻枝信者と涼元信者の全面戦争に発展してしまっています。
はぁ。自分どっちも好きなんだけどなあ・・・。年明け早々、なんなのかねこれは、という感じです。
まあ、それは置いといて。自分が1/1に経験したことでも。いやね、バスに乗ってたら暴走族に襲撃されたんですよ。いや大した話じゃないんですけどね、魁先生がナイフで刺された事に比べたら、何もなかったに等しいくらい。でも話のネタにはなるから載せる。
ということで、日常の愚痴「族と日の出と海上基地と」、更新。
ところで話変わるけど、2日にはホームセンターの抽選会で自転車が当たった。
・・・いやー、当たったのはいいけど、自分もう自転車持ってるんだけどなー。先月買ったばっかの。なんかこう、微妙。
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思惑
えっと、まずは報告。12月から沖縄で勤務することが、正式に決まりました。2000年に福岡に飛ばされて以来、5年ぶりの沖縄居住です。
東京に本社のある会社で、今年になって開発部門を丸ごと沖縄に移し、地元で人材募集もしていたのですが。そこの開発の主体はWindows系で、UNIX/Linux系が強い沖縄ではなかなか人が集まらなかったようです。
求人が欲しくて企業誘致をした沖縄側からすれば、ちょっと不本意な結果なのかもしれません。ただそれは、思うような人材を採れなかった会社側にも言えるのでしょうけど。
話は変わりますが、今週、普天間米海兵隊基地の名護への移設問題で、日米両政府が移設の具体的な場所で合意に達しました。
この合意、中央サイドから見れば「ごねるアメリカを最終的に日本側が押し切った」という形になっていました。
私に言わせれば、「海兵隊は日本を守るためにあるんじゃないんだし、本来出て行くのが筋。それを米軍のたっての希望という事で沖縄に居残るんだから、アメリカが譲歩するのは当然でしょ」と思うわけですが。さすがに親米の自民党政権がそんなことを言い出せるはずもないし、さらに日本外務省はまたしてもアメリカの機嫌を取るために日本側を妥協させる方向で動いていたようなので、決してこうなることが保証されていたわけではないと言えます。
なので、これを以て「よくやった、さすがは小泉政権だ」と思っている人も多いのでしょう。
しかし沖縄側からすれば、「普天間の騒音が辺野古に移るだけ。軍民共用でもないし、15年期限は協議すらされなかった。ふざけるな、小泉氏ね」となるわけです。いや、そこまで言ってる人がほんとにいるのかはわかりませんが。しかし、この結果を素直に喜んでいる人はあまりいないのは確かだと思います。
そもそも、この「軍民共用」だの「15年期限」だのっていうのは保守の稲嶺県政が主張している事であって、革新勢力の主張はあくまで「無条件県外移設」なわけですから。
日本政府としては、「とにかく何が何でも沖縄の基地問題を進展させたい」という思惑があっての行動なのでしょうけど。結局沖縄とはこれだけの思惑の差が出てしまったわけです。
批判ばかりしてもしょうがないとは思いますが、しかし残念な結果と言わざるを得ません。
ところで。沖縄にある他の米軍施設の一つに楚辺通信所というのがあって、これはもうとっくに日米両政府で返還されることで合意されていて、今年がその期限だったのですけど。米軍側は、新しい通信機材が届いていないとかの理由で、未だに立ち退こうとしていないわけですね。
国と国との合意、国家間の約束事すら守れないとは。一体どうなってるのでしょうねえ、あの国は。きっとあの国なりの思惑があるのでしょうけど。
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いつまでも唖然ともしてられない
総選挙のあまりの結果に呆然として、しばらく何もできなかった荒野草途伸です。いやだって、これは異常でしょう。比例東京ブロックなんか、自民党の名簿搭載者が足りなくなって、1議席が社民党に回ったってんだから。
とはいえ。全国的に見ると、民主党も意外と健闘してるんですよね。小選挙区制なもんだからこんな結果になっちゃったけど、得票率で見ると実は自民党と競っているとこが非常に多かったわけで。議席もそこそこ取ってますし。北海道なんか逆に、民主党の圧勝だったわけですしね。
ところがそんな中で異常だったのが、東京・神奈川・千葉。前述のように東京では比例区の自民候補が足りなくなる事態になるし、神奈川では選挙区で民主全滅。東京・千葉も、幹部クラスが一人づつ辛うじて当選という有様。
もちろん他にも自民独占という県はあるわけですけど。そういうとこは元々保守王国で、何があっても自民党の議員を送り出してきたような場所。しかも、民主党とは得票で結構競ってるわけですから。この首都圏の異常ぶりは、やっぱり際だちますよ。
集団心理って恐ろしいなあ。と思うわけです。東京で大震災でもあったら、また大暴動に発展するんじゃないのかあの街は? と思ってしまいます。
さて。唖然としてる数日の間に動きが出た政治・選挙絡みの話題。とりあえず2点ほど、コメントしておきましょう。長いから記事分けました。
コメント1:在外選挙権制限違憲判決について
コメント2:下地新党結成へ~沖縄
さて。次の記事が待っている・・・。
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9/14 コメント2:下地新党結成へ~沖縄
下地氏が「沖縄」新党を構想 保守・中道層で200人規模に(琉球新報)
そうそう、選挙期間中に言い忘れてたんだけど。沖縄社会大衆党は、確かに沖縄1区で下地幹郎(無所属)氏に「支持」表明を出したけど。同時に、赤嶺政賢(共産)氏に、より強い「推薦」を出してるんですよね。朝日新聞やJNNはそのことに一切触れなかったけど。
で、そのうちの当選した下地氏のニュース。どうやら、沖縄に保守新党を作るつもりらしい。まあ、今の自民党ははっきり言って沖縄にとっていい存在ではないし、沖縄の民主党は保守の受け皿になってないから。この際そういうのを作るのは、まあいいんじゃないかとも。
沖縄の保守勢力というと、ここ10年は結構分裂気味で、新進党解党後に地元組織がそのまま存続した「新進沖縄」とか、徳田虎雄で有名な自由連合の県組織であった「沖縄自由連合」とか。そういったのが、それなりの勢力を持っていたのです。どちらも、結局自民党県連に吸収されてしまいましたけど。ちなみに、今回沖縄4区から出た西銘恒三郎・金城浩の両氏は、どちらも沖縄自由連合にいた人です。
そう言った意味では、今回の「下地新党」はまた沖縄の政治をおもしろくしてくれるんじゃないかと、思うわけです。下地氏はJC(日本青年会議所)沖縄の出身で若手の保守層に影響力があるから、たぶんそれなりの勢力を築けるでしょう。
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9/14 コメント1:在外選挙権制限違憲判決について
在外選挙権の制限は違憲 選挙区投票認める 最高裁判決(asahi.com)
選挙制度や定数格差の違憲判断に関しては、昔の最高裁は「違憲だが有効」というよくわからない判断をする傾向がありましたが。最近ではちゃんと、駄目なものは駄目という判断を下すようになってきたようです。
この間の定数違憲訴訟でも、このまま放置したら次は選挙無効にするぞという警告的な趣旨の判決を出していますし、今回の判決では明確に期限を切って是正しなさいという判決文を出しています。
さらに注目すべきは、「通信手段が地球規模でめざましい発達をとげており、在外国民に候補者に関する情報を伝えることが著しく困難とはいえなくなっている」と、暗にインターネットを使った選挙情報提供を促している点。
現在の公職選挙法では、インターネットを使った選挙活動は禁止ですし、選挙情報の提供も非常に限られていますが。争点と直接関係しないこういう所にまで敢えて切り込んできた点は、裁判官として英断と言えるでしょう。
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革命前夜とはほど遠い週末
一度で良いから、革命前夜というものを味わってみたいものです。明日から違う時代が来るのだという、高揚感を。オヤジ達の世代は全共闘運動でそういうの経験したんだろうけど、自分らはそういうの全然無いんだもん。秋葉原でくすぶってるのが関の山。
ということで、総選挙前日。自分はもう、昨日期日前投票すませてきましたけど。明日はせともの祭があるから混むかもしれないなって事で。まあ、予定どうり小選挙区も比例区も共産党に入れてきました。
先月22日に公開した選挙予想支援システム(参照)ですが、これまでに134人の利用登録がありました。
利用した皆様、予想は当たりそうでしょうか? 私は、他のことでいろいろ忙しくて、結局予想が出来ませんでした。何のためにこれ作ったのやら・・・・。
どうでもいいが、CBCには公明党のCMが多くて、メ~テレには民主党のCMが目立つ気がする。テレビ愛知は共産党。別のその局がその党を支持してるとかじゃなくて、単純に資金力の問題だと思うが。
明日の夜は、地上波TVが選挙報道一色になります。選挙大好きの自分としては嬉しい限りですが、普段楽しみにしている番組がある人には、腹立たしいのかもしれませんね。まあでも、それがTVというものですから。
そういえば、JNN(TBS系)の選挙番組は、筑紫哲也+久米宏でやるみたいですね。ネットウヨの人たちが頭プップーって沸騰させそうな組み合わせですね。まあどうせ、視聴率1位はNHKなんだろうけど。いつものように。
そして政権取るのは、自民党。何でこう、いつもいっつも同じなんだろうね。たまにはこう、革命前夜というものを味わってみたいものです。
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争点
日曜日の18時から日本テレビ系列で放送される落語番組。それは笑点。そう言えば、沖縄には日本テレビ系列がないのに、何故か大学の同級生とかみんな「笑点」知ってたのは、何故なんだろう?
そんなことはどうでもいい。
今回の総選挙の争点は、小泉自民党によれば郵政民営化、である。しかし自分にとっては、郵政民営化は争点ではない。郵便局が民営だろうが官営だろうが、自分にとってはどっちでもいい。ぶっちゃけて言えば、どうでもいいのだ。
自分にとって大事なことは、雇用・労働問題と沖縄の基地問題。とにかくこれを早急に解決してもらいたいのだ。
さて。ではこの二つの問題に、おそらく与党続投である自民党は真剣に取り組んでくれるのか。答えはおそらく否である。
沖縄の基地問題に関しては、橋本・小渕内閣の頃には若干真剣に取り組んでくれる予兆もあったが、その後森政権になって一気に後退。小泉政権に至っては、沖縄の基地負担軽減どころか、沖縄の基地強化を唱えるブッシュ米大統領を小泉首相がヨイショするという悲惨な有様であった(自分が小泉政権支持を離れたのも、それが原因である)。
その後も、沖縄ではやれ海上基地建設だ都市型訓練強行だと、基地問題解決にはほど遠い動きになってしまっている。保守勢力(県議会自民党)ですら反対集会に顔を出すほどの深刻な状況である、といえばわかってもらえるだろうか。
だが、昨年の米軍ヘリ沖国大墜落事件の際の対応でもわかるように、小泉政権は総じて沖縄問題に無関心である。今なら、イラクに自衛隊を出したおかげでアメリカに対して強い態度に出られるのに、そうするどころか閣僚からアメリカを一方的に擁護する発現が飛び出す(しかも不見識な内容)始末である。
ウケ狙いでかりゆしウェアを着られたところで、具体的な中身のある行動が伴っていなければ意味がない。小泉自民党は、沖縄に無関心であると言わざるを得ない。
そして、労働問題。これは、伝統的に自民党は無関心である。
自民党の最大支持勢力は経済界であり、その経済界というのは赤字だろうが黒字だろうが1円でも労働コストを削減しようと考えている連中なのだから、政策がそうなってしまうこと自体は、仕方がないといえば仕方がないことだろう。
だが労働者(=給料もらって生活している人間)からすれば、仕方がないでは済まない。労働コストの削減とは、待遇の切り下げ以外の何物でも無いからだ。給与単価の切り下げは収入に直結する。技術革新を伴わない人員削減は、労働時間の増大に繋がる。そのうえ、サービス残業なる奴隷労働が、未だに多くの企業で横行している。こういった違法行為、もしくは法スレスレの行為を取り締まる労働基準監督署は、慢性的な人手不足で訴えにも満足に対応できない状況だ。
こういった悪い労働待遇の放置は、個人所得の減少や生活水準の悪化を招き、経済や社会にも確実に悪影響を及ぼすものだ。にもかかわらず、歴代自民党は経済界の安直な要求に従い、これらの問題を放置してきたのだ。
今回も経団連は小泉自民党全面支持を打ち出し、奥田トヨタも本格的に動き始めた。であれば当然、自民党は選挙後は彼らの要求にそのまま応えると考えるのが妥当だろう。小泉純一郎30年来の悲願だった郵政とは、わけが違うのだ。
こう考えると、総選挙後の社会は暗澹としたものとしか思えなくなる。にもかかわらず、何故国民の大多数は本当に争点にすべきことを見分けられないのだろうかと、私は日本人を呪いたくもなる心境に陥るのだ。
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更新履歴~小泉変人クオリティを読み解く
なんかもう選挙一色って感じになってしまって申し訳ないが。たまの祭りなんだから、ご容赦されたし。て言うか、ぶっちゃけオリンピックやワールドカップの時なんかはこっちが我慢してんだからさ。
まあそんなわけで、今日も選挙がらみで・・・と思ったら少々長くなったので、日常の愚痴の方へ掲載。
いや、字数制限とか特に無いとは思うんだけど、BLOGに長い文章掲載する気にはなれないのよね。どちらかというと、こっちは流し読みでいいから全部読んでほしい。
てなわけで、日常の愚痴更新「小泉変人クオリティを読み解く」。
ネタじゃないんですよ、本気なんですよ、私も。
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国民新党と「自民系」無所属
郵政法案に反対した綿貫・亀井両氏が、「国民新党」を結成。
まあ、こういう風に己の信義を貫く姿勢は、悪くない。それなりにがんばってくれたまえ、と思う。
一方で、郵政民営化反対でも新党に参加しない人たちもいる。むろん参加するしないは本人が決めることだから、それ自体をとやかく言うのもなんだが。その参加しない理由というのが、私としてはどうにも気にくわない。
曰く、「自民党員だから」「自分こそが自民党である」。正直、何を言っとるのかという気分だ。
そもそも、現在の小泉総裁は大昔から首尾一貫して郵政民営化を唱え続けてきた人。政権を取れば、政治家の信念として当然それをやることは明白だったはずである。それを承知で総理総裁にしたのではなかったのか。
しかも、「法案が否決されたら解散」「反対した人は公認しない」と、あらかじめ何度も言われていたのである。事実上、反対派は自民党から追い出すぞという宣言である。にもかかわらず反対したというのは、それなりの覚悟、具体的には自民党を抜けても郵政民営化に反対するという覚悟があってのことではないのか。
ところが彼らは、未だに自民党に固執し続けている。
「郵政民営化はんたーい。でも自民党には残るー。」
これではもう、駄々っ子ではないか。
己の正しいと思う道を歩むのは、それはもちろん良いこと。でも、未練がましく組織に固執するのは見苦しいとしか言いようがない。政策本意の行動をしていない。
そう、私は思うのです。
さて。明日は逆に、民営化賛成派にとって不利になるかもしれないことを書きましょうか。
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