行きつけのカフェの目の前にあるガソリンスタンドが、「レギュラー売り切れ」の看板を出していた。それでもひっきりなしに車が入っていったから、みんなハイオクでもいいからとにかく今日入れたい、という心境だったのだろうか。
軽くパニック現象だ。それでも1994年の平成米騒動ほどの騒ぎにはなっていない(ように見える)のは、ガソリンは米ほどの必需品ではない、ということだからなのか。
そんな事情も念頭にあってなのか、官房長官がこんな発言をしている。
「ガソリンの価格を高く設定してその消費を抑制することは地球温暖化対策に確実に役立つ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080430-00000757-reu-bus_all
そりゃあ確かにガソリン価格が上がれば、自分みたいに休日くらいにしか車使わない人間はなるべく乗らなくなるし、その分CO2排出量も抑制出来るだろうけど。
でもその一方で、車がないと通勤すらままならない、という人だっているわけだし。て言うか沖縄は殆どがそうなんだけど。じゃあそこでガソリン価格も高いし環境のためにも通勤に電車を使いなさいとか言われたって、「うちの近所にゆいレール通ってねーよ!」と逆ギレされるのがオチである。
かと言ってバスは正直、CO2対策として有効かどうかちょっと疑問だし。特に、沖縄みたいに無駄に大型のバスを走らせてる所なんかは。
だから、本気でCO2対策をやりたいんだったら、ただガソリン価格を上げるだけじゃ全然効果が無い。車の代替手段となる鉄道なんかを整備するとか、次善の策として環境配慮車にもっと補助を出すとか、そういうのまで含めて手を打ってかないと効果が出ない。
その為の財源として、いわば「環境税」としてガソリン価格に上乗せをしますよ、というのなら話はわかるのだが。今回の暫定税率は、そういう話では全く無い。環境対策とは殆ど無縁の道路財源として使われるだけなのだから。
自分自身は環境政策にはそれなりに関心があるし、本気でそういうのに取り組むつもりなら支持しても良いが。しかしこの発言は、到底そういう意図があってのものとは思えない。暫定税率復活への国民からの反発に動揺して思いつきで言ったとしか思えない。今日まで環境のかの字も出てこなかったのだし、そもそも自民党は炭素税に反対してたんじゃなかったのか?
だからこの発言は支持出来ないし、むしろ自分達の政治権益を守るために突然環境問題を引き合いに出しているわけだから、そこに嫌悪感すら覚える。
「国民は理解してくれると確信している」とか言ってるけど、こんなとってつけたようないい加減な説明ばかりしておいて、一体どこからそんな自信が湧いてくるのか。後期高齢者医療制度の問題だって、結局はそこでしょ。官僚は政策を作るのが仕事だけど、政治家はそれを国民に説明するのが仕事だ、と思っていたけど。
実際の所、政権与党ってのはこんな程度の能力があれば務まるものなのか。こんなんだったら俺でも出来るじゃんか。
暫定税率の是非よりも、時の政権の無能ぶりに失望してしまいました。福田さんはもっと出来る人だと思ってたんだけどなー。がっかりだ。
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「政治」カテゴリーアーカイブ
盗っ人猛々しい世の中、それでOK?
「嘘つきは泥棒の始まり」と昔から申しますが、国民に対して嘘ばっかついてきた自民党が、とうとう泥棒行為に走ってしまいました。
具体的な内容は、自民党新CM第2弾。
http://www.jimin.jp/jimin/movies/html/sansen/cm2-1-15sec_500.html
これの、「加入履歴編」で、こういう事を言っているのですが。
ナレ「今年12月より、皆さんの手元に一人一人の加入履歴が届きます」
安部「実行します。改革実行力、自民党!」
・・・これ、元々共産党が主張してたことですよね? 確か、今月頭ぐらいに追いつめられて、窮余の策として取り入れて。共産党のパクリじゃないの?って訊かれたときに、「民主党でも共産党でも、良い政策は取り入れていく」って、安部首相本人が語ってたじゃないですか。ねえ。
少なくとも、「自民党の政策」じゃあ、ないですよね?
ちなみに、参考までに年金問題で各党が主張していた解決策。
自民:個人年金を記録したICカードの配布
公明:自民に同調(?)
民主・社民・国民・日本:年金通帳の導入
共産:いいから早く記録を全員に送れ ←今回の採用案
自民党は、ICカードの導入とかいうカネも時間も手間もべらぼうにかかる非現実的な提案をしていたわけですよ。(て言うか、今も取り下げてないみたいだけど)
それなのに。この、「加入記録の全員送付」を、あたかも自民党が考え出して実現に動いたかのようなこのCMの内容は、明らかにおかしいじゃないですか。泥棒呼ばわりされて、何か文句言えますか? ってもんですよ。
・・・アクセス数の大して無いこのブログで、その中でもどれだけ自民党支持者がいるかわからないけど。もしいたら、私は言いたい。あなた、本当にこんな政党に投票する気ですか? と。
まあ、それを声高に主張しようとしない共産党も、お人好しというか宣伝ベタというか。これもこれで嘆息ものなんですけどね。
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個人推薦2007参院選with荒野草途伸
参院選なので、個人推薦を出しておく。特にどっかから要請されたわけではない。勝手にやってるだけだ。特にどこかに影響があるとも思わないが、別に気にしない。
とりあえず、沖縄在住だから、選挙区は南から順番に。
山口:戸倉多香子 民主
高知:村上信夫 共産
香川:植松恵美子 民主
兵庫:原和美 9条ネット
大阪:宮本岳志 共産
京都:成宮真理子 共産
愛知:八田ひろ子 共産
長野:中野早苗 共産
神奈川:畑野君枝 共産
東京:田村智子 共産
埼玉:綾部澄子 共産
栃木:谷博之 民主
千葉:浅野史子 共産
北海道:多原香里 無所属(大地)
比例区は以下の通り
前田芙美子 共産
推薦理由だが。まあ、「俺の主観!」で済ませてしまってもいいのだが。たぶんそれだと説得力がないとか文句言う人がいそうなので、一応簡単に説明しておく。
まず、沖縄については、糸数慶子。これはもう、後援会員ですから(実は)。出さないでどうするってくらいですね、むしろ。
他県については、基本的に共産党候補を中心にした。元から支持者というのはもちろんあるのだが、それ以上に今回は、経済格差の問題が大きい。
いずれ書くと思うが、やっぱり今の日本の経済格差は、深刻だと思うから。これだけの好景気にも関わらず、今だに食うに困る人間が世の中にごろごろいるという、この現実を変えるには、民主党程度じゃダメだという。そういう思いがあるのですね。なので、(あくまで主観だが)共産党当選の芽が少しでもあるところは、推薦出してます。
基本、1選挙区一人に絞ったので、共産に推薦出したとこは、申し訳ないが他党候補の推薦は無しです。
で、残った選挙区でざっと(ほんとにざっとだけど)政策が良いとか勝たせたいと思った候補にも推薦を出してます。
比例は、左翼系の沖縄出身候補を2名。それ以外の理由はないです。
さて。この中から一体何人が当選するのか。29日が楽しみですね。
7/25
以下の13名を追加推薦。焦点は既に二人区に移ったと見た。
大分 松本文六 無所属(社民系)
広島 河野美代子 無所属
岡山 姫井由美子 民主
和歌山 阪口直人 民主
岐阜 加藤隆雄 共産
静岡 平賀高成 共産
富山 森田高 無所属
新潟 森ゆうこ 民主
群馬 福田晃治 国民
茨城 田谷武夫 共産
福島 宮本しづえ 共産
宮城 加藤幹夫 共産
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政権担当能力
安部総理閣下や、年金・国保や経済格差や沖縄の問題よりも、教育を選挙の争点にしたいご意向なようなので、その辺も踏まえつつ、いつもの個人政治評論をば。
ということで。先月いつの間にか成立しちまったらしい、教員免許更新制度の為の法律。もう成立しちまったので、今更止めるのが至難の業なんだが。そもそも、止める止めない以前に、この制度の概要がよくわからない。
「更新」って、具体的にどういう「更新」内容になるのかよくわからないし、何のためにやるのかもわからない。
まず、この段階で既に問題なんだけどね。教育という、国の機関政策に関わる重要事項の改正を、国民がよくわかってない(おごった言い方かもしれないが、荒野草途伸は一般的平均日本国民よりは、時事問題には精通しているとの自負がある。その荒野草途伸がわかっていないのだから、たぶん一次当事者の教員関係者以外は全然わかってないだろう)、この時点で既に大問題なわけだ。
さらに。ここからは、政策の内容がよくわかっていないので、伝聞と憶測混じりで話すが。聞くところに依ると、「教員の質を維持するために」数年ごとに30時間の講習を受けさせて、合格したら免許維持、という制度になるらしい。
さて。まずそんな制度に、実効性があるだろうか?というのが自分の中には疑問としてある。というのも、30時間の講習とはいうが、それは運転免許の更新みたいにビデオ見て終わりとか、そんな生やさしいものではないだろう。(むしろ、そんなのを30時間もやるんだったら、ただの金と時間の無駄である)。おそらくは、大学、否大学院レベルの「授業」を受けさせることになると思う。
そうなると。30時間と一口に言っても、拘束時間は30時間では済まない。予習復習含めてだいたい倍の60時間が、プライベートから削られることになるだろう。
60時間。7.5日分=1週間半の標準労働に匹敵する時間だ。こんな時間を、数年おきに確保していかなければならないのだ。おそらくは、無給で。
「教員はヒマだ」と思いこんでいる人間が世の中には多いが、実際のところそんなヒマ教員は数えるほどで、特に優秀な教員ほど、寝る間もないくらい忙しいのが現実だ。そんな彼らに、この上こんな時間拘束を強要するというのか。それとも、その分の時間確保=労働量軽減のために、人を増員するとでも言うのか? 増やすどころか、コスト削減とか言ってどんどん教員の頭数を減らしているこのご時世だというのに。
さらに言えば。民間人の免許保有者の問題がある。
個人的な意見だが、荒野草途伸は民間人からの教員登用は、どんどん進めるべきだと思っている。学校外部の経験、実社会の経験を積極的に教育の場に生かしていくべきだと思うし、それに社会経験を持った教師のいう言葉には、やはり重みがあるからだ。
私の友人で、教員になることを前提に、その前段階として経験を積むために、わざわざネットワーク・エンジニアになった男がいる。彼は今、正規採用の際に校長から指名を受けるくらい評価を受けているらしい。まあ、彼のことはいずれ詳しく話そう。
さて。民間人登用といっても、結局教員免許が必要なことには変わりない。普通は大学在学中にとって、それをそのまま持ちっぱなしにして、何年かしたら教員採用試験を受けることになるのだが。
ここで、免許更新制度が導入されたら、これはどうなってしまうのか?
常識的に言って、民間人は忙しい。公務員と比べるのはいろいろアレなので、とにかく忙しいんだとだけ言っておこう。裁判員制度ですら絶対断るなんて言い出す人間が後を絶たないくらいのレベルだ。
そんな人間に、教員免許の更新講習を課す。1週間半も。無理だ。普通に、夏休みのレベルも超えてるし。たいがいは業務と関係ないから、業務命令になるとも思えない。
つまり。民間人は、教員免許の更新が、出来ないのだ。
これはすなわち、民間人が教員に転職することは、今後非常に難しくなる、ということを意味する。
これらの問題は、教育にど素人で教員免許すら持っていない荒野草途伸ですら思いつくことなのだが。こういう事について、国会は十分な議論をしたのだろうか? 否、していないだろう。与党の強引な国会運営で、流れ作業のごとく法案通過マシーンにかけて成立させてしまったのだから。
国家政策の基本たる教育制度で、ろくな議論も精査もないまま、制度の改変をしてしまう。これはいったい、どういうつもりなのか。
この教育問題に限らない。安部内閣が成立してからというもの、あまりにも稚拙で拙速な制度改革・法案成立が目につく。
彼ら自民党は「これこそが安部政権の成果」と吹聴するが、私に言わせれば「こんなやっつけ仕事ばっかしやがって、何が成果か」と、むしろ憤慨したくなる気分である。
しかも、何か問題が発生するたびに打ち出してくる、泥縄的な対策の数々。SEやってる人間なら誰でもわかったと思うが、自民党の言う「一年で全データを突合完了」なんて、無理に決まってるのだ。しかも、泥縄ならいざ知らず、まるで見当違いの対策、例えば「年金ICカード」を導入して云々。それに一体いくらのカネと手間と時間がかかって、そしてそれが一体、今回の問題の何の役に立つんですか?と。
ただの思いつきですか?それとも、騒動を逆手にとって新たな利権の発掘を狙いましたか?
冗談じゃない。国家制度や法律は、おもちゃじゃない。それが重要な問題であるほど、例え時間をかけてでもきちんと調査し設計し、時には後戻りすら辞さない覚悟で作り上げていかねばならないものなのだ。何でもかんでも出しゃいいんじゃない。議論して、良質なものを作り上げていかねばならんのだ。その為の民主議会ではないか。
そういう自覚が、彼ら与党議員にあるのだろうか? 政権を担当しているのだという、自覚と責任を持っているつもりなのだろうか?
問題は少し異なるが、先頃、アメリカの核使用を容認するかのような発言をして辞任した防衛相がいた。これもまた、自分自身の立場を自覚していないが故に出た発言だろう。発言の中身云々より、こういう時期にこういう発言をしてしまうこと自体が、問題なのだ。
任命した安部首相の責任はもちろんあるが、それ以上に、所属する自民党の問題がより大きいと私は考える。こんな議員を、防衛相という重要ポストにおいておかねばならなかった。今回限りではない。2回も、3回も、同じような問題ばかり起きているではないか。
そこまで、自由民主党は人材に枯渇しているのか。政権の一部を担える、そんな人間が、今の自民党にはいないということなのか。
なれば、私はこう結論づけざるを得まい。
自由民主党に、もはや政権担当能力など皆無である、と。
率直な話、民主党や共産党の方が、まだ、政権担当能力があるように見える。これはひいき目ではなく、純粋に比較の上で。「やむを得ず、彼らに任せる選択肢もあるんじゃない(そうした方がいいんじゃない?)」という話だ。
まあ、今回の参院選だけでは、政権は変わらないことにはなってるんだけど。
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新感覚癒し系プロレタリアート萌えキャラ
数週前のことだが。ネット(というか葉鍵板。最近、葉鍵板に情報を依存している自分が非常に情けない。)で、「涼宮ハルヒを使って杏さん党否共産党の宣伝ポスターを作った」という噂を聞いて、ちょっと見てみた。
元々作ったところは、(どこぞの頭の悪い集団に襲撃にあったのか)既に閉鎖されてしまっていたが。別のブログでそのことに言及されていて、画像もあったので、とりあえず見てみた。
護憲派のイメージ戦略(左翼というのはプライドたりえるのだろうか)
・・・まあ。これの内容については、とにかく見て貰った方がいいだろう。オタコミュニティの基本知識を持ち合わせていない人には、少々オチがわかりづらいかもしれないが。あーそれと、最近の共産党の活動も知識としてあった方がいいかな。
このブログ自体の言いたいことは、「アニメ素材を宣伝にしてアニメファンを取り込みたいなら、まずお前がその素材を十分に理解しろと」いう、至極まともなもので。
左翼に限らず、今の政治家・政治運動家全般に欠けている事への痛烈な批判だ、と受け取っております。アニメに限らずね。もっと、一般国民の生活の実情を、もっと良く理解しなさいよと。
で。本題。こっちが本題ですよ?
上記の一連の流れにはとんでもない弱点があって、「商業著作物を、無断で二次利用している」というとこなんですね。まあ、角川とかその辺が訴えない限り、一応大丈夫ではあるんですが。逆に言えば、いつ足下を掬われるかわからない状況にあるわけです。
まあ、普通に商業一次創作者は、二次創作に対して厳しい目をしますからね。なので。そういうリスクを避けるためにも、二次創作はできれば使わない方がいいです。
しかし。一次創作、すなわちオリジナル作品であれば、そんな心配は全く無用です。だって自分で作っちゃえば、著作権は自分のものになっちゃうんだもの。どうしようと自分の勝手。素晴らしい。一次創作万歳。コミケも一次創作中心に原点回帰すべきだ。
と、いうわけで。この私、荒野草途伸が。共産党の夏の参院選に向けて、一つとびっきりの萌えキャラを考案してやろうじゃあありませんか。
基本設定:
名前:
赤原 共(あかはら とも) 通称「共さん」
年齢:
23歳 いわゆる萌えキャラの年齢が10代中心な事考えるとちょっと高年齢だけど、逆に選挙権持ってる成人以上の層をターゲットにしているということで、ちょっと年齢高め
職業:
派遣の事務員。兼、派遣ユニオンの支部委員長 (本人は嫌がったのだが、周りからは頼られてしまっているというキャラ設定上、断れきれなかった。引き受けたときの台詞「わ、わかったわよ。あんた達があんまり頼りないから、だから3ヶ月だけ引き受けるんだからねっ!」ちなみに既に就任して半年以上経っている)
性格:
ツンデレ。恋愛面だけでなく、普通の人間関係にもその傾向が顕著に表れるため、少々困りもの。
気が強い。
だが面倒見はいい。
異性や恋愛はまだちょっと苦手。
外見:
スーツにツインテール23歳の大人としてその髪型はどうかという意見もあったが、今のところ似合っているので、あまりうるさくは言われてはいない。髪はリボンとかではなく、目立たない髪留めを使っている。スーツの方に軽くリボンをあしらうことはある。
愛読書:
日本共産党関係の出版物(組合活動を通じて共産党とも深く交わるようになり、最近になって政策の勉強をし始めたため)
週刊少年ジャンプ テニプリとか銀魂とかが大好き
同人誌各種 恋愛関係は未熟で、普通の男の子とまともに恋愛関係を構築することが難しいため、こういう書物で済ませている。
趣味:
(敢えてここでは書かない)
で。これらの基本設定を踏まえた上で、彼女「赤原 共」のイラストを、この私めが起こしてみました!

さあ、萌えろ!!
・・・うん。わかってるよ。こんなんじゃ全然ダメだって事ぐらいね。絵を本職にしてきたわけでもないしさ、それどころか趣味としてやってきたわけですらないからさ、こんなのしか描けないんだよ。
「べっ、別に民主党と協力したい訳じゃないんだからねっ」とか、そういう台詞も考えていたんだが・・・。
絵がこんな有様じゃ、ちょっとね。
お願いだから、誰か絵心のある人が書き直してくれないかなあ・・・?著作権とか、もうどうでもいいから。
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誰が為の政策か
ニュース見てると憤慨するものばかりなので、全部を取り上げきれない。それに数が多いから、一件一件に対して深い考察も、簡単な調査もできないし。
なので、つい、無難で扱いやすい政治ネタとかになってしまうわけよ。本当は、著作権とがバンバン取り上げていきたいんだけどねえ・・・。
せめて1件ぐらいのリンクぐらいは張っとくか。
サービス会社が敗訴=音楽ダウンロード著作権侵害-東京地裁(Yahoo-毎日)
考察が不十分なので、この件に関しては今回はコメント無し。
で、手っ取り早い政治ネタの方。左翼にとって叩きやすくてしょうがない“安部ちゃん”のニュース。
安倍首相 年金支給漏れ問題、参院選争点化を強くけん制
いや、社保庁の解体法案通したばっかなんだろ。牽制してないで、正々堂々と国民に向けて説明しなさいよ。
首相曰く、「社会保険庁は国民の信頼を裏切った。だから廃止、解体して非公務員型の組織にする」と、言うが。年金未払い問題は、政府直轄事業としての社会保険庁が引き起こしたミスでしょ?
それを、「ミスしたから解体します」では、何の問題解決にもならない。むしろ、組織改編の混乱とどさくさに紛れて資料が散逸する可能性もあるし、事態が悪化する可能性すらあるではないか。
そもそも、自民党としては「左翼勢力の巣窟である社会保険庁は、一刻も早くぶっつぶして、左翼系の人間を全員失業者にしたい」ってのが本音の理由だしね。そりゃ問題が出ようがなんだろうが関係なく、早く潰してしまいたいよね。
けどさ。それで、未払い問題は、一体どうなるんだ? なにも解決になってないよね。
ここはむしろ、「将来的に民営化する方針は変えませんが、この重大な問題が解決するまでは政府が責任をもって社会保険庁に調査・解決に当たらせます。それが終わるまで、解体は延期します」というのが、正解ではないのか?大人の判断ではないのか?
ね。それでないと、未払い被害者が全然安心できないでしょ。
「誰が為の政策か」ってものを、ちゃんと考えないとさ。
でも安部自民党は、「早期解体」という方針を強行決定してしまったわけだから。これはもう、自民党が政権に居座り続ける限り、この方針は絶対に変わらないと見ていい。
だったら、これに異を唱える勢力(=野党)が選挙の争点にするのは、これは当然でしょ?と。
相変わらず、言うことやることに隙がありすぎだよね、安部さん。
世論調査で「安定感が出てきた」なんて評が聞こえるけど、何を根拠にそんなことが言われるんだろう。それだけ、見る目がない馬鹿な連中が多いって事か。ま、日本には自民党を盲目的に信仰している人間がかなりの数に上るくらいだしね。これくらいは不思議ではないか。
しかし、この「自民党信仰」に対しても、日本社会のあり方というものも含めて、一度考察してみないといかんな。あ、これは独り言ね。
とりあえず今日は、安部ちゃん叩きが出来て少し気分が晴れた。数少ないストレス解消法だから、今抱えてる仕事が全部片付くまでは、退陣して欲しくないなあ、・・・なんて本音も。
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長袖かりゆし
家に帰ると、もう気力が残ってない。とりあえず改造計画の結果とかこの間の参院補選のこととか、書かないといけないのだが。書く気がしない。
まあ、休養が取れて考えがまとまったら書く。
昨日から、会社には長袖のかりゆしウェアを着て行っている。
かりゆしウェアは着替えが超楽なので、解禁になったら即そっちに切り替えたいくらいなのだが。なにしろ本来が夏服なので今までは半袖のものしかなかった。沖縄なんだし、別に半袖でいいじゃないかと言われそうだが、しかし会社の中は冷房が入っているので半袖では寒いのだ。寒いのがイヤで沖縄にNターンしたのに、これでは何のためにか舞い戻ってきたのかわからない。
仕方なく、去年は半袖の上にカーディガンを上にはおるということをやっていた。もはやかりゆしでもなんでもない。
そういうわけなので。長袖のかりゆしウェアというものは非常に待望していた一品であった。
去年の夏は見かけなかったのだが、年明け頃から少しづつ見かけるようになった。その頃は1着1万5千円とかしていたのだが、最近はいろいろと品が出始めて7,8千円で買えるようになったし、柄の種類もそろってきた。
それでもまだ珍しいものらしく、「長袖のかりゆしなんてあるんだね」と会社ではよく言われた。
余談だが、上司には「かっこいいね」というとりあえずのお世辞のあと即「ヤーサンみたいだ」と言われてしまった。
ヤクザ。
僕、ヤクザですか? ヤクザに見えますか? あの、選挙の候補者を銃で撃ったりする、反社会犯罪者予備軍に見えると。
オチがまとまらない。とりあえず、同じ服のことなのに改造計画のこと後回しで長袖かりゆしの事書いてるのは、自分でもどうかと思う。
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東京都知事選2007
東京都都知事選まであと10日。ぶっちゃけ、沖縄県民の自分には全く関係のない話なのだが。
むしろ、後半にある参院沖縄補選について語るべきかのかもしれないが。あれは、投票日までまだ1ヶ月近くあるし、自分でもまだ全然考えがまとまっていないので、先送りする。なんていうか、アイデンティティーにもかかわる問題が、今回の補選にはあるんでね。
とりあえず。東京都のことは東京都民で勝手にやってくれていいので、誰が知事になろうとお構いなしというスタンスで来たし、だから無知で東京至上主義者の石原が知事やっててもそれ自体に文句言うことは今まで無かったのだが。
東京五輪とか訳のわからんこと企んでるようじゃ、ちょっと黙ってるわけにはいかなくなった。最初は、これ当然東京都の金だけで全費用まかなうんだとばかり思ってたけど、、国の金に手つけるつもりらしいからね。東京が。地方を搾取しまくってる東京が。て言うか、なんで東京なの? 福岡ならまだわかるんだけど。東京はもう、既に一回やったじゃない。何回オリンピックやれば気が済むのよ。
やるなら自分のポケットマネーでやれや慎太郎。息子の知人との食事会の経費まで、都の予算で落とさせるようなことしてんだから、随分小金貯め込んでんでしょ。
ということで、今回ばかりは、何が何でも反東京五輪派の候補に勝って貰いたいと願う次第である。
と、書くと。東京のマスコミの論調だと、「じゃあ浅野さんですね」となっちゃうみたい。朝日新聞なんか、今月頭に浅野氏が立候補表明したその日に、「石原対浅野どっちに勝つ?」なんてWeb投票やってるし。世論調査もしないうちから。おいおい秋から立候補表明してた吉田がWeb投票の対象にすらならないのかよと、さすがに呆れてしまった。
まあ要するに、マスコミ(というか東京のマスコミ)は、何が何でも「自民 対 民主」という政治的対立構造を作り上げたいわけだからね。理由はよくわからないけど。
だから、今回の東京都知事選は、自民=石原 vs 民主=浅野 という対立構造で、他の余計な候補に乱入してきて貰っては困るわけだ。第4権力の持てる力の限りを尽くして、自民系と民主系の候補だけを徹底的に宣伝し尽くして、そして有権者に「現実の戦いは自民対民主です」と思わせなくてはいけないわけだ。
例えそれが虚像であっても。
えっと、これだけだとたぶん「また荒野草お得意の電波が」とか言われかねないので、具体的な前例を出します。 昨年の秋に、沖縄県知事選が行われたわけですが。この時は、自民・公明が擁立する男性候補(現知事)と、野党連合が推す参院議員で社大党の副委員長をやっていた女性候補、それと琉球独立党の候補が出馬しました。 野党連合の中身は、社民・社大・共産・そうぞう・民主・自由連合沖縄、他に推薦だけなら国民新党と新党日本もありましたが、この2党は実質県内での組織も支持もないので、実質はこの6党派の連合体と言えたでしょう。 で。当然、地元マスコミは「自公対野党」「自公対反自公」と言う書き方をして、申し訳程度に琉球独立党を取り上げる、という選挙報道の仕方をしたわけです。これは実際その通りだったので、当然です。 ところが。東京マスコミの取り上げ方は全然違っていました。揃いもそろって、「自民 対 民主」または「自公 対 民主」。とんでもない間違いです。まるで民主党が単独で自公与党に挑んでいるかのような取り上げ方。 とんでもない話です。だって、そもそも野党連合だし。候補者は社大党の人だし。連合の中で民主党が主導権をとってたわけでもないし。運動で一番活発に動いてたのはそうぞう2番目に共産党だし。だいたい、沖縄の民主党って本土に比べてめちゃくちゃ弱いんだよ。共産党より勢力弱くて、県議会で1議席も持ってないのに。ちなみに、下地氏は民主党会派にいるけど、だからってそうぞうは民主党じゃないよ? そんな有様なのに。一体どうして、民主単独で自公与党に対決できるの? ちなみに、言わなくてもわかるかもしれませんが、琉球独立党は存在自体を完全無視です。復帰前から存在する正当な沖縄の政党なのに、名前すら無しの「諸派」。役職は「政治団体代表」。これが正しい報道と言えるの? そうやって沖縄の事情を全く知らず、正しく伝えようともせず、とにかく自分達の思い描く「自民対民主の対決」という図式に当てはめたくて、演出したくて、そういう報道をしたわけです。やつら、東京のマスコミは。 |
ちなみに本土の方は知らない人も多いと思うので敢えて説明しておくと。
社大党というのは沖縄社会大衆党という、沖縄の殆どの政党のルーツになっている伝統ある地域政党です。昔に比べて弱くはなっていますが、本土の自民党並みに地域に根付いているので未だに侮れない勢力を保持しています。県議会では自民・社民に次ぐ第3勢力を持っています。 そうぞうは、前回総選挙時に自民党から離党して当選した下地幹郎代議士が結成した、保守系の政治団体。県議会で2議席、市町村議会でもかなりの数の議員を抱えています。 参考文書:2005/9/14付文書。 |
とまあ、だらだらと沖縄のことな一件を書いてしまいましたが。とにかく、東京のマスコミは信用ならんわけです。だから、石原優勢とかいう世論調査の結果も、うさんくさく聞こえてくるのです。自分には。都民にはどうだか知らないけど。
あと、ついでだからこの機会に毒を吐いておくと。
浅野支持者だか民主党支持者だか知らないが、「吉田が立つと反石原票が割れる、だから吉田は降りろ」なんてふざけたことを言う輩がちらほらいるみたいなのね。
ぶっちゃけ個人的にはこの主張自体根拠がないと自分は思うのだが(何故なら、知り合いに知事選は石原に入れたが他の選挙は共産党に入れてる、ってのが何人かいるもんで)。もし仮にこの主張が正しいとしても、民主主義者としてはあるまじき言動である。
だいたい、前述のように、立候補表明は吉田の方がずっと先で、浅野は3月になっていきなり現れた、最初はやる気がなかった候補者なわけじゃない。順番から言えば、降りるのは浅野の方でしょ?
そもそも、そんなに共産党系の票が欲しいんだったら、まずそちらから協力を依頼してくるのが筋じゃない?党本部にしろ、支持者団体にしろ、無組織系の支持者にネットで呼びかけるにしろ。頭下げてお願いしますって言うのが、マナーじゃない?
それを、この傲慢な言動。例え下っ端の言葉とは言え。
民主党が一向に政権取れない理由の一つが、ここにあると思いませんか?
と、まあ。とりあえず、言いたいことは言った。
統一地方選前半日程は、沖縄関係ないから、家でゆっくりTV見るだけって事になるだろう。ああ、そういえば前日が上司の結婚式で、東京や愛知からも何人か来るんだよな。ちゃんと日曜20時までに投票行くように、呼びかけなきゃ。
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貴族どもは糖尿病に注意
週末に立て続けに宴会とかあったんですけどね。その席で、自分の「年上好き」がどういうわけか「人妻好き」に曲解されてしまって、散々いじられまくってしまいましたよ。
「真意が伝わっていない」とは正にこういう状況の時にこそ使うべき言葉である。どう考えても最初に言った言葉が真意としか思えない政治家どもが、安易に口にして良い言葉ではない。
さて。宴会疲れで休息モードに入っている間に、あの連中はまたいろいろやらかしているようだ。
まずは内閣総理大臣安部晋三の「赤ちゃんポストは不愉快だ」発言。(Yahoo-読売新聞)まあ、そりゃああんた達みたいな保守的で「子供は母親が育てるのが当然」と思ってる人間にとっては、不愉快極まりない存在なんでしょうけどね。
じゃあ、実際そういう危機に陥った赤ん坊と母親を一体どうやって救うというのか。何か対案でもあるのか? 現実的な。
苦境に立たされた母親に向かって、「子供は親が育てるべきだ」と説教して、それで終わりか。
もう、無責任極まりない。て言うかさ。そもそも、なんでそういう状況に追い込まれる母親が出るのか、真剣に考えているのか?甚だ疑問だ。
古代の王国で、街を視察した王様が貧民窟を見て、「汚くて不愉快だ。焼き払え」と言った。それに相通ずるものを感じるよ。正直、俺はこいつの発言の方が不愉快だ。
続いては、文部科学大臣の伊吹。「大和民族がずっと日本の国を統治してきたのは歴史的に間違いのない事実。極めて同質的な国」などと発言。(Yahoo-毎日新聞)
おいおい。現状はとりあえず脇に置くとして、沖縄が大和民族の支配下になかった時代は、間違いなくあったんですけど。文部科学大臣なんだから、当然そのくらいはご存じですよね。
そしてその流れを引き継いで、沖縄の文化は日本国内でも異彩を放つ存在として認知されてると思っていましたが。
それでも同質ですか。
て言うか、この前段で「宗教的に極めて自由かったつな国民が」とかいいつつ、「同質的」とか、どういうこと?「どんな宗教を信じていようとも所詮は同じ考えしか浮かばない極めて没個性な国家」とでも言いたいのか。
というか、そういう国家を作りたいんだ、が正解? 上の言うことに絶対服従な没個性ロボット人間のおかげで、自民党政権下の日本は繁栄したんだもんね。夢は何度でも見たいよね。
さらに言うに事欠いて、「人権メタボ」発言。人権も摂りすぎると病気になる、ですか。でも心配無用、殆どの日本人は、そんな摂りすぎるほど人権を享受してないから。むしろ不足してるから。過労とか、生活の不安とか。希望する教育を受けられない人だっているわけだし。もっと摂るように指導しなきゃいけないくらいですよ。
もちろん、一部には摂り過ぎな人間もいるんでしょうけどね。そういえばこの伊吹って、政務調査費を事務所費に流用したとかで騒がれた人じゃなかったでしたっけ?「政務調査費は議員に与えられた権利なんだから、めいっぱい活用しなきゃ!」って思って、そうしたんでしょねきっと。
ああなるほど、この「人権メタボ」発言って、あなた自身が自分に向けていった言葉なのか。それなら納得だ。豊かで裕福で、権利権益で肥え肥えで仕方ないのねきっと。
なるほど、彼らの目指す「美しい国」の姿が見えてきた気がする。そう、例えるなら、農薬たっぷり使って形も絶対曲がらないように矯正し挙げ句発色剤とか使って色つや美しく出るようにした、見目麗しいキュウリ。これが彼らの言う「美しさ」なのだ。
人治の本質を忘れ、庶民の生活には目もくれず、ただひたすら閉じた世界で生み出された空想を語り、それが政治だと思っている。貴族趣味の美しい国。
そんな「美しい国」など、俺は要らない。
とりあえず。今の自民党政権が国民の声という糖分を摂り入れられなくなっているのは間違いないようだから、毎日インシュリンを打って食事制限に努めてください。
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働く機械、産む機械
えっとね。日本人は判官贔屓だからさ。あんまりやりすぎると、かえって国民の同情が厚労相や首相に向いてしまうよと。
まあ、野党への念のための忠告。
とりあえずこの柳沢さん。ホワイトカラーエグゼンプションの時も、「もう法案出さない」で流れが決まりかけてるのに、「絶対この国会で出す」とか言い続けてた人なわけで。まあ、たいがい空気の読めない人なんだろうなあ、と。
そこらの平社員なら愛嬌で済みもするかもしれないけど。大臣だからねえ。
よもや、「男は働く機械、女は産む機械」という思想の持ち主ではないんでしょうけど。
たとえ真意がそんなんではないにしても、トップとしての資質に問題有り、と言わざるを得ないんじゃないでしょうか。
まあ、今の自民党に、トップの資質を持った人間なんて、殆どいないことはわかってるけどね。
野党もさ。こんなつまんないことで得意げになるよりも、もっと政策で攻めた方が良いよ。民主党でも共産党でも、今の自民党よりははるかに政権担当能力あるんだから。
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