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「派遣法改悪案」は「ブラック企業支援法案」


 労働者派遣法に関して、先週末に野党の要求を呑むとかいう情報が出てきて「ホンマかいな?」と様子見してたら案の定、修正もへったくれも無いそれどころか8日に採決という情報が入ってくる、もう大混乱状態である。

 要するに、金曜日に大阪のバラエティー番組に出演して遊んでいたアベ晋三が土曜日に帰京して「派遣法を採決してから翌週に安保法制を」(修正は一切無し)という指示を出したらしい。
 ほんと状況わかっとんのかと思うが、まあ所詮、2014年雪害で山梨封鎖状態になった時に支援者と料亭で天ぷら食ってたような輩だし、ほんと何も理解していないのだろう。
 派遣法の何がいけないのかも、理解していないし、そもそも理解する気が無いのだろう。

 安保法制に対する国会前集会への反応を聞いていると、どうやら自分の目の前でなんかやられるのはそれなりに効果があるらしい。
 だったら俺も、東京まで出てアベ晋三の目の前で労働者虐殺政策撤回を迫るしか無いのだろうか。

 まあ、それは今夜中に検討するとして。

 とりえあず、Twitterでうpしたと告知したビラ2枚

http://bunsyo.kouyaxatosi.info/img/201508kxzihou.pdf
http://bunsyo.kouyaxatosi.info/img/201509kxzihou.pdf

 これ、PDFなので、第二号の本文の内容をBLOGに転載しておく。
第一号はBLOG転載済み。)


「派遣法改悪案」は「ブラック企業支援法案」

 9/10の日経新聞1面に「残業代ゼロ法案」(通称:過労死促進法案)は次の国会に先送り(※この情報自体は先月半ばに既に出回っていたはずなのですが…。)という記事の中で、しれっと「労働者派遣法の可決は9/10」という内容が記されておりました。

 日経新聞というと、財界経団連の機関誌で、アベ自民党が推進している「アベノミクス」を全面支持しています。
 そして「労働法制改革はアベノミクスの3本めの矢である」として、労働者虐殺政策でしか無い労働法制改革(労働者派遣法、残業代ゼロ法、解雇要件緩和、特許権の会社帰属化、等)を全面支持しています。

 そんな日経新聞なので、派遣法審議に関わる自民党の重要人物から何らかの情報を得て書いたのでしょう。少なくとも、自民党は9/10に「可決」を狙っているようです。
 アベ自民党は、派遣労働者を生涯奴隷として縛り付けておく為の法案を、取り下げるどころか数々の欠陥指摘も無視して可決させる準備に入ったようです。

 労働問題に詳しい弁護士で、ネット上でも数多くの情報発信をしていらっしゃる、佐々木亮弁護士という方がいらっしゃいます。その佐々木弁護士が、先日Twitter(@ssk_ryo)でこんな事を仰っていました。
附則9条問題があまり話題にならない・・。マニアック過ぎたか・・。:【マニアック】派遣法案附則9条問題の解説と迫る強行採決の危険!(佐々木亮) – Y!ニュース   Twitterに飛びます→

 付け加えれば、付則9条だけでは無いのです。例えば、最大の焦点となっているみなし雇用義務制度の適用条件には、付則でこんな内容が書いてあります。
「但し専門的業務に携わるものを除く」
 しかも明文では書かれていません。C言語のポインタでも使っているかのようにあちこちの条文にジャンプして、ようやく内容がわかるようになっているのです。
 まさにアベ自民党の国民を騙す姿勢が凝縮された条項です。
←(派遣法の複雑さを解説した記事です。)
 他にも、わかりづらい言葉でどうとでも解釈出来るような文章が並んでいて、ブラック企業経営者なら平然と自分の都合の良いように利用できる条文がたくさんあります。この先不利益な扱いを受けた派遣労働者が法律を盾に戦うと、ブラック経営者が独自解釈でねじ伏せる、そういう未来しか見えないのです。

 貴族が俺が法律だとばかりに奴隷を好きなようにこき使う。時の支配者はそれを黙認またはお墨付きを与え、見返りを得る。一体いつの時代の話でしょうか。
 現代日本の話です、と言わざるを得無い日が、残念ながら近づいています。アベ自民党の暴走を止めない限り。


犬山でのこと


 先日8/30の全国一斉反アベ行動で、自分は大垣・豊橋・犬山・川名(名古屋市昭和区)の各集会をハシゴした。どれも主目的は「戦争法案」であり、労働法制に触れているところはなかった。
 理由はわからない。保守派の、特に経営者層の中には、「労働法制には賛成だが戦争法案には反対だ」という人もどうやらいるようなので、労働法制は棚上げして戦争法案反対で「一点共闘」ということだったのかもしれない。

 私の立場はあくまでも「反・労働者虐殺政策」だ。
 が、歴史的経緯を見ても、そういうことを本気でやらかしてくる内閣は、第一次安倍内閣と第二次安倍内閣、この2つ以外にもあるのだけど、とにかくこの2つが突出している。
 なので、「反アベ」という「一点共闘」で、私は行動を共にすることに決めた。

 大垣や豊橋の話も十分書くに事足りる内容はあったのだが、とにかく今すぐに書かねばならないことがあるので、犬山での一件に絞って書く。

 犬山駅前の参加者は、だいたい100名前後という感じだった。もう少し少なかっただろうか。それでも、いわゆる「左翼活動に熱心な定年退職者」といった人達だけではなく、自分と同世代かもう少し若いくらいの人も結構いた。集会が終わる頃には4割くらいになっていただろうか。

 参加者が一人づつスピーチをする時間があった。私は開始冒頭からいたのと、外見が若く見えるからか、「若い人からも一言」とマイクを渡された。

 正直な話、「戦争法案」で何か語れるほどの見識は、自分は持ち合わせていない。前述のように、自分はあくまで「労働派」だ。そして、反アベ派だ。

 だから、派遣法のことを語った。
 戦争法案よりも先に、労働者派遣法が衆議院で強行採決されたこと。先日18日に60日が経過して、派遣法に関しては「60日ルール」の適用が可能になったこと。元々9/1施行と書いてあったのを、それまでの成立が厳しいからとみなし雇用義務規定が適用開始になる10/1前日の9/30に変更しようとしていること。この改正案は派遣労働者の為のものだと言っているが、法案を読めばそんなの全くの逆だということ。そしてなにより、それらのことに殆どの日本国民が騙されているのだということ。
 こういった構図が、アベ政権の本質であり、戦争法案と全く一緒だ、ということも付け加えておいた。一応戦争法案の集会だから。というか、それも事実だし。

 たぶん、上記のようなことを話したと思う。終わりの方では、自分自身の経験だとかその後いろいろあった事やら何やらで感極まって言葉が出なくなりそうになったが、それでも何とか喋りきった。

 その場にいる、少なからぬ人達がうんうんと頷いてくれていた。先に言った、同世代くらいの、子連れだとか独身男性だとか、そういった層だ。
 この人たちみんなが派遣労働者というわけではないだろう。派遣労働者の比率は、実はそこまで多くはない。だが、そこまで少ないわけでもない。自分は正社員でも、自分の家族や友人、親戚、同級生といった交友関係のある人の中に、「ハケン」が一人もいない人を見つける方が、むしろ難しいのではないか。

 自分のことではなくても、かといって他人事でもない。それが、「ハケン」や派遣法の問題なのではないか。
 私自身、その光景を見るまでその事に気づかなかった。

 日経新聞の情報によると、政府自民党は派遣法は来週9/10に可決させる方針らしい。観測気球的な記事で、確定ではないかもしれない。が、アベ自民党政権はそういう日程も視野に入れているという事だ。

 詳しく説明するのも難儀なくらい、この改悪派遣法は複雑で狡猾なやり方で、派遣労働者の権利を奪い取っている。
 それを残り一週間でどう説明して理解してもらって反対に回ってもらって声を上げてもらうか。

 基本単独行動しかできない自分には、今のところ道筋すら見えない。

 とりあえず共産党含め野党諸氏には、例え戦争法案を止められたところで派遣法が通ってしまったのなら、それは野党のアベ政権に対する全面敗北なのだ、ということを肝に銘じておいてもらいたい。

 と、煽るぐらいしか今のところ思いつかない。


豊見城市政の課題


 先日9/7に、沖縄県内市町村の首長・議会選挙(通称沖縄統一地方選、共産党流の言い方だといっせい地方選)が行われた。結果の詳細は細かくは語らないが、11月の沖縄県知事選の行方を占うという意味では、”翁長陣営に若干の分はあるものの、決して見通しは甘くは無い”結果だったと言えるだろう。
 知事選の前にまだ2つ、うるま市議選と豊見城市長選がある。とりわけ市長をどれだけ押さえているかは沖縄政界では大変重要視されるため、豊見城市長選を取れるかどうかが知事選勝敗の大きな鍵になる。

 豊見城市長選の投票日は10/12は、告示は一週間前だから10/5。もう1ヶ月切ってしまっている。
 こんな時期になるまで記事を書くのが遅れてしまったのが正直自分としては痛いのだが、まあここで言い訳をしてもしょうがない。
 沖縄統一地方選の結果から見えてくるのは、”辺野古”の問題は大きな争点とはいえども、決してそれだけで勝てるような話では無い、という事だ。特に名護から遠い南部であれば、その傾向は顕著だろう。

 では辺野古が争点にならない豊見城市長選は勝てないかといったら、そうでもない。この半年弱の間、現市長のBLOGや豊見城市関連の文献に目を通すなどし、また7月に帰沖した際には多少ではあるが豊見城の町を巡ってみたりもした。
 結果自分なりに見えてきた問題点が幾つかある。とりあえず列挙。

1.保育、育児、学校教育に対する現市長の姿勢の問題
2.交通政策を含む町作りの視点が現市長には欠如している
3.公契約条例すら未だに制定されていない、労働政策への現市長の無策無関心ぶり

 以上3つが大きな柱になる。

 項番3に関しては、これはもう自民党市政共通のあるあるレベルの問題なので、今更深くは語らない。”公契約条例”でググって貰った方が早い。

 なので、この記事では1と2を中心に記す。

1.保育、育児、学校教育に対する現市長の姿勢の問題

 まず項番1の、保育教育の問題。
 近年大きな問題になっているから関心の高い人はよく知っていると思うが、沖縄県の待機児童の多さは東京都に次ぐ全国2位に上っている。算定方法の違いという問題もあるが、沖縄県内の待機児童が多いことは、友人に子供のいる人だとか保育関連の仕事やってる人がいれば、もう常識レベルだろう。
 中でも深刻なのは、那覇市を中心とする那覇都市圏である。都市圏で保育施設が不足しているのは、全国どこでも共通している。それでどこも頭を悩ませていて、民主党系の横浜市長と社民党系の世田谷区長が喧嘩する事態になったりしているわけだ。

 那覇市でもこの問題を解決しようといろいろ試みが行われていて、現市長の翁長雄志氏が民間委託をベースに保育施設を増やそうとして共産党が保育環境の劣化を問題視して対立する、という事もあった。(この両者が今回知事戦で手を組むとは、なんとも不思議な歴史の巡り合わせだが。)

 さて。では、那覇都市圏第3の都市である豊見城市はどうか。
 いろいろ探してみたのだが、「待機児童は対策します」というお題目が見つかるぐらいで、具体的に何をしたとか何をするとか、一切書かれていない。
 豊見城と言ったら、沖縄県内では我々の世代に一番人気のある街である。ガチで子育て世代だ。子供がいないわけが無い。で、豊見城の施設とか定員調べてみると、はっきり言って少ない。足りるわけが無い。保育所どころか小学校すら足りてねえんじゃねえのかこれ、レベルである。

 ところが、現市長はこれに何らの対策も打っていない。高度エリート教育とかいう、全く的外れな政策をぶち上げている有様である。
 高度エリート教育云々というのは、少子化で人口自然減で子供のいる家庭を奪い合いしないといけないような自治体が、人口社会増に持って行くためにうちに来ればいい教育を受けられますよと魅力作りのためにやるような性質のものである。
 まあ、それ自体が悪だとまでは言わないが。それ以前に、人口が自然増な上に社会増も上積みされてる豊見城ではそもそも保育所には入れない学校は人が溢れてるという状況なのに、高度教育もへったくれも無い。
 現状認識しとんのかと。新人ならまだいざ知らず、4年も市長やってて。

 さらに、こんなアホなことも言っている。
「給食費無料化4千万円あれば2億の補助事業が出来る」

 そもそも給食費無料化に本当に4千万円も必要か? という話もあるのだけど。とりあえずそれは脇に置くとして。
 補助事業?? 補助事業って要するに起債ですよね。建設起債。保育所や小中学校の増設のことですか? でもこの市長、そういう施設増やすとは一言も言ってないんですよね。不思議なくらい、一言も。

 で、どうもこの人、そういう保育教育以外のことにお金を使いたがっているらしい。それとも関連してくるのが、項番2。

2.交通政策を含む町作りの視点が現市長には欠如している

 7月に帰沖した際に、豊崎の辺りを歩いてみた。いつも沖縄帰ると、とみとんでそば食ってるので今回もそうしただけなのだが、夏場に帰ったのは初めてだったので、クソ暑かった。まあそれはどうでもいい。
 ちょうどその日に、道の駅でマンゴーの安売りをやっていて、凄い人だかりができていた。その辺を歩いてみてわかったのだが、その道の駅から西側の海岸方向は、食品関連の工場が建ちならんでいることを知った。そして豊崎の陸側は、意外なことに広大な農業地帯になっている。
 陸側の第1次産業の農業地区。海側の第2次産業──食品工業地区。その間に挟まれて、農産品や加工品を売る商業地区──第3次産業。まさに典型的な、”第6次産業”の発想に基づいた町作りを目指していた、といえる。

 そう、「いた」なのだ。過去形なのである。
 道の駅周辺に、「豊崎にMICE誘致」というのぼりがいっぱい立っていた。工場と道の駅に接する形で広大な空き地があったから、多分そこに誘致したいのだろう。
 MICEとはなんぞや、と、自分でもあんまりよく理解していなかったのだが。どうやら東京の有明や名古屋の白鳥みたいな、レセプションホールやホテルが集積する地区を沖縄にも作ろう、という話らしい。ちなみに補足しとくと、大阪の咲州は大コケして大きなビルが不良債権化して大阪府庁として使わざるをえない事態に追い込まれている。

 まあ、沖縄にそのMICEとやらを作るかどうかの是非はともかく。豊崎がその適地か? というと、甚だ疑問である。少なくとも、第6次産業をベースにした町作り、という発想からは完全に外れる。空き地もギリでレセプションホールが作れる程度で、大して広くない。
 それでも、県の最終候補地選定で、西原町と並んで残っているらしい。相当熱心に誘致しているのだろう。

 で、改めて言うと。これを誘致して一体何がしたいんだと。

 「とにかくハコモノ作れば経済が潤う」とかいうお花畑思考なのか。
 はたまた、現市長がえらくご執心のLRT敷設のための材料にしたいのか。MICEを豊崎に作れば、輸送機関が必要だということでゆいレールの赤嶺駅から豊崎までLRTを敷設するカネを引っ張ってこれる、とか考えているのかもしれない。
 ちなみにLRTというとなんかかっこよく聞こえるが、要するに低床の路面電車である。成功例としてよく富山や広島が上げられるが、どちらも既存の鉄道路線をLRT化したためにうまく行っている事例であり、新規に鉄路を敷設してわざわざ輸送力の低いLRTを走らせるメリットなど、皆無である。
 まあ、さすがにそれは言われんでもわかっているのだろう、具体的な路線なんかには言及していないけど。

 とにかく、豊崎を一体どういう町にしたいのか、現市長の発言や施策からは何も見えてこない。
 さらに言えば、東部の方に関してはもう何も言及していないに等しい。那覇空港自動車道の活用とか言ってるけど、人口密度これからもどんどん上がってくのに、このまま自動車社会を続けるつもりかと。

 といったところで。これに項番3

3.公契約条例すら未だに制定されていない、労働政策への現市長の無策無関心ぶり

を加えて、とにかく無為無策な市長だなあと。正直呆れ果ててるわけです。

 豊見城市長選は、今のところ現職の他に大城氏という人が出馬表明しているようです。
 参考までに
沖縄タイムス:「大城氏が出馬表明 豊見城市長選」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=65834


結局「有識者」って無知なんだよね


政労使会議を秋にも再開 「残業代ゼロ」協議へ


 

 連合が果たしてどれだけ歯止めになるやら…。

 そもそも、仮に御用労組中心の連合系とはいえ組合がある会社ではそこまでの深刻な問題は起きないだろうし。だから、連合はブラック企業の問題にも今ひとつピンときてない感じだし。

 

 なんかいまいち理解してないバカタレがあまりに多すぎるみたいだから、再度経緯と問題点を簡単に書いておくけど。

 

  1. 第一次安倍内閣の時に、「ホワイトカラーエグゼンプション」というものが飛び出してきて、この時は「年収1000万以上の人間は残業代を0にする」という話だった。

    (ちなみにこの時の理由は、「労働者は残業代欲しさにダラダラ残業をして家族をないがしろにしているから」という、開いた口が塞がらないふざけた理由だった。)

  2. 民主党政権になって、この話は一応立ち消えになった。

  3. バカな日本人が再びアベを首相にした為に、またしてもこの話が復活した。
    しかし、今年の春ぐらいまでは、「年収1500万円以上が対象」ということになっていた。

  4. いざ諮問会議の答申が出てみたら、また「年収1000万以上」に戻っていた

  5. しかも、経済界代表は「これだけでは適用範囲が小さすぎる」等といっている。今後さらに800万、500万、300万、と年収要件が引き下げられるのは少し考えればわかること。

  6. ちなみに補足すると、年収1000万には、各種諸手当も含まれる。
    (家族手当とか、研修手当とか、単身赴任の為の家賃とか。下手すりゃ出張時の旅費日当も合算されるかもしれない。)
    そういうの含めたら、年収1000万行く人って、かなりの数に上るはず。会社の為に生活を犠牲にしている人ほど。

  7. これが対象者が800万とか500万とかになったら、もう本気で生活に困る人が出てくるだろう。子供を大学にやる事なんて、まず無理。そもそも、親が会社から帰っていない家族など、大学以前に家庭崩壊の懸念すらある。

  8. 高等教育を受ける若者が減った社会が、成長するなんてあり得ない。日本は間違いなく衰退する。


 

 

 此らを踏まえた上で、今回の記事内容を分析してみる。

 

 「秋の祝日前後に有給休暇の固め取りができるよう政労使会議で協力を求める考え



 逆に言えば、それらの条件が通れば過労死促進殺人法案の成立は容認する、って言ってるようなものじゃない。もう条件闘争かよ。連合という組織の存在意義が問われてるって事理解してるのか?

そもそも祝日が休みでない会社が、未だにいっぱいいっぱいいっぱいいっぱい、あるんですけど?そういう会社の従業員にとっては、そんなの何の意味も無いんですけど。まさに労使協調しか頭にない御用労組の発想。

 

 問題は組合のない、最悪作らせない為にありとあらゆる手段を執ってくるような会社でしょ。そういうのを問題にしてるって事、全く理解してないよね。

 既にサービス残業を強要されている労働者は、毎日退勤時間をメモ書きやTwitterで記録していても、そんなの全く意味が無いという話になってしまう。むしろ大手を振って、24時間365日働けと言ってくるだろう。そんなことされて生きていける(生活という意味では無く、ガチで生命的な意味で)人間は殆どいないだろう。

 私のような元から病弱な人間は、1ヶ月100時間でも死んでしまう。いや、実際死にかけた。

 

 諮問会議のメンバーが言い放った「経営者のモラルが低いとでも言うのか」という妄言は、図らずもこれを象徴している。あのなあ、まさにそれを問題にしてるんですけど?

 

 

 で、そういうブラック企業・ブラックバイトを初めとする労働諸問題に今割と真剣に取り組んでるのは、共産党と、そこと共闘関係にある全労連。(社民党も取り組んではいるけど

 なのに、その全労連を排除して、御用労組の上部団体とだけ「政労使会議」なる茶番会議を作っても、「労働側とは話が付いた」というお墨付きを得たいだけ、と受け取られても仕方ないよね? いや、実際その通りだろうけど。

 

 まあ、連合は一応今のところは、何が何でも阻止するとは言ってるけど。民主党政権の時にすら労働問題を解決できなかった人達がそんなこと言っても、信用できるわけがない。

 連合傘下にある組合員や、そもそも「自分は定時帰り出来てるから」と問題意識の欠片も無い低脳日本人など、形だけ抵抗することすら無いだろう。むしろ、次の選挙では平気で安倍自民党に投票するだろう。それが立場の弱い人間に対する殺人行為であるということが、わかっているのかわかってないのかは、読み取れないが。

 罪の意識すら無い殺人者がこの国には溢れている。こんな国が、何をやっても成長などするはずが無い。

 

 

 

 

 さて。この話は、これまでに一体何回出ているか。

 第一次痴安倍内閣の時に1回目。与党は自民党と公明党。

 去年の8月に2回目。こんとき、政権は第二次安倍内閣。与党は自民党と公明党。維新も援護射撃した。

 そして今回、3回目だ。政権はやはり第二次安倍内閣。与党は自民党と公明党。連合がこれに妥協するなら、連合が支援する民主党も同罪だ。

 

 これだけ見ただけでわかるだろう。自民党政権が続く限り、この殺人政策は止まらない。しかし、現状では選挙ではこれを止める手段は無いのだ。左翼系を名乗る知識人ですら、殆どがこの問題に全く無関心だ。それどころか、彼らが支援する中道勢力の支持を拡大させる為に、まがりなりにもこの問題に取り組んでくれている共産党を攻撃することすらしてくる。

 

 前回の記事でも書いたが、数の上では、不利だ。向こうは6割以上いる。選挙では勝てない。

 



だったらもう、革命しかない。

我々が生き延びる為には。

 

 できれば合法的な手段を執りたいが、それがままならないのなら、超法規的措置を執らざるをえない。致し方ない、そうしないと、自分と、自分の仲間を守ることが出来ないのだから。

 

 

 

 ただ、合法的手段、例えば選挙で、政治サイドから問題を解決する道筋も、全く見えないわけでも無い。

 一例が、沖縄の動きだ。現状、穏健保守と共産党を含めた革新が連携の動きを見せている。理由は普天間移設問題だが、労働問題でも合意が出来るようなら、今後の展開に若干希望はある。

 経営者だって、何も全部が悪質なわけじゃ無い。それぐらいはわかってる。だが現状、そういうまともな経営者こそが馬鹿を見ている有様になってしまっている。

 そういう人達と本格的に手を組めないか。勿論、共産党は抜きで等というばかばかしい理屈を出してくるなら、手を組む余地は無いが。

 実際の所、共産党内も今少しずつ党改革が進んでいて、昔のような独善的体質は無くなりつつある。もう少し理解を深めてくれれば、手を組むぐらいなら出来るはずだ。

 

 

 


 ちらっとだけ記事コメントするつもりでいたが、ずいぶん長い文章になってしまったので、BLOG記事にすることにした。

 

 あと、最大の敵は、やはり「無知な日本人」だ。右翼とかじゃ無くて、自分が問題抱えてないから後はどうでもいいなどと言い出す、無関心低脳層だ。

 それを痛感した週末であった。



 

 

 

 
Twitterでも書いたけどさ。こんな事ばっかじゃ無くて、もっと心ぴょんぴょんすることを書きたいよ…。結局の所、それなんだしさ。

 

 

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皆様におかれましては予定通りスルーして下さい


誰にも何も言われずスルーして一日過ごして
て言うか熱あって体調悪いからもう一日寝てるつもりだったのに、昼間ずっと寝込んでた所為か全然眠れなくて、結局自分からカミングアウトだよ!

まあ、もうどうでもよろしわ。
30代最後の1年間をできる限り楽しむとしよう。

そういえば、ちょうど10年前には、こんな記事を書いていた。
いや例年誕生日は過ぎたことを忘れてるんですけどね、一番酷かったのは高2の時ですよ、6月まで誕生日過ぎたこと忘れてたし。今年は「くさとし28歳」の終了日を誕生日に設定していたので覚えていたのですけど
(ちなみに上のはタイトル、本文じゃ無い)

今だったら当然、「佳奈多をくれ」だね。二木佳奈多。藤林杏でもいいけど。

折角杏の名前が出たことだし、京都府知事選の真っ只中だし、うちの庭の杏(アンズ)の花の写真でも上げとく。
杏サマその1
杏サマその1
杏サマその1

昔は野りんごも庭にあったんだけどね。いつの間にか無くなった。佳奈多の奈は野林檎という意味。

ということで、佳奈多下さい。

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iイスラム金融


 「イスラム金融」の世界に、日本の銀行が大変関心を示しているらしい。というより、もう既に進出を始めているらしい。

 イスラム教には「金融で利益を得てはいけない」(利息を取ってはいけない)という教義があり、欧米やアジア諸国のようないわゆる銀行業が、母国と同じように資金を融資して利息で利益を得る、という手法をとることが出来ない。イスラム教は不労所得を厳しく禁じており、利息は不労所得である、という考え方からだ。
 これを回避する為に、「物品の商取引を介した資金融通」いわゆるイスラム金融と呼ばれる手法がある。
 仕組みが複雑で理解するのが困難であるとよく言われる。確かに欧米や中国でわざわざこんな手法をとる必要性は無いので、仕組みを聞いても何故こんなめんどくさいことをという思いが出てくるし、それが理解を妨げるのかもしれない。

 ところが。日本には実は、似たような仕組みが既にある。
 
 街角の、ちょっと裏通りに値するような場所で、こんなような看板を見たことは無いだろうか。

「クレジットカード 現金化」

 昔は、暴力団のマネーロンダリングの為に自分のクレジットカードを提供する、とか、そういう手合いの商売だったらしい。が、暴対法が施行されて暴力団と関わること自体が大変なリスクとなっているので、今はそういう手法を使った商売はしていない。

 代わりに主流になっているのが、「ショッピング枠の現金化」である。
 これが、前述のイスラム金融と同じ原理で動いているのである。

 実例を出そう。沖縄県浦添市に住む、Xさんという人がいたとします。はい、数年前の私となんか似ていますが、そこは気にしてはいけません。Xさんは「ショッピング枠の現金化」の仕組みに興味を持ち、試しに5万円を借りてみることにしました。そこで、沖縄県内のとある業者にメールを出しました。
 すると、半日程で返信がきました。メールには、県内の某大手家電チェーン店に行くように、指示されていました。

 某大手家電チェーン店に着いたXさんは、そこで指定された携帯の番号に電話をかけます。すると、○○という店員と話をするよう告げられます。その店員がどこにいるか、レジで訊こうとすると、待ち構えていたかのように本人が出てきました。
 Xさんは指示通り、6万円分の商品を買いたいとその店員に申し出ます。何故6万円なのかは、後で解説します。
 店員さんは、最近ではiの付く超有名な音楽プレイヤーが人気ですよ、等と世間話の振りをして話しかけてきます。頃合いを見て店員さんが、よろしければ代わりにお選びしましょうか? と持ちかけてきます。Xさんは、別に自分が引き取るわけでは無いので、なんだってかまいません。トラブルにならないように念押しだけすると、実はもうセットになっているものがあるのですが、ご覧になりますか? と。なんだっていいのでXさんが了承すると、店員さんは奥からiの付く超有名な音楽プレイヤーがいっぱい入ったカゴを持ってきます。

「こちら全部お買い上げ戴くことになりますが」
「でも引き取って貰えるんですよね」
「はい」
「ならそれで」

 商談成立。そう、これはあくまで「商談」なのだ。

 てことでXさん、カゴいっぱいのiの付く超有名な音楽プレイヤーを、お買い上げ。ここで、クレジットカードの登場となるわけである。精算はその某大手家電店のレジを使うので、大概どこのカードでも使えるし、「商品を買う」わけだから使われる枠は当然ショッピング枠だ。
 Xさん、そこで一つ思いついたことがあった。
「…Edyでも、支払えますか?」
 Edyは沖縄県が全国普及率1位の、現在は楽天グループに買収されてしまったビットワレット社の電子マネーである。沖縄の中堅以上の店舗ならまず使える、というかもはや使えないと商売にならない。
「はい、できますよ。ポイントカードはお持ちですか?」
 あくまで某大手家電チェーン店で買い物をするだけだから、普通に買い物をする際に使える決済手段は全部使えるし、ポイントもちゃんと付く。ということらしい。

 そして精算終了。あのカゴいっぱいのiの付く超有名な音楽プレイヤー、どうするのかなー、と思っていたら、店員さんが「受け取りの方が来られるまでこのままお預かりしておいてよろしいでしょうか?」と。自分で持っていても何のメリットも無いので、Xさんはそれで承諾。
 レジから少し離れたところで、Xさんは再び電話し、購入完了を伝える。相手は、2時間以内に沖縄海邦銀行のXさんの口座に5万円振り込むと告げ、電話終了。

 かくして、Xさんには、沖縄海邦銀行の口座に5万円の現金が入り、Edyとクレジットカードの利用履歴には合計6万円弱分の利用履歴が残ったわけである。
 この差額の1万円弱が、業者の得る利益、実質的な「利息」になるわけである。

 整理しよう。

  1. まず、Xさんは、6万円弱、具体的金額にする為に仮に58,900円としようか。この値段で、iの付く超有名な音楽プレイヤーを購入した。
  2. 購入の際には、電子マネーedyとクレジットカードを使用した。
  3. この、iの付く超有名な音楽プレイヤーを、すぐに業者に売り払った。売値は5万円丁度。
  4. 5万円は銀行口座に振り込まれ、Xさんはいつでも自由に使える状態になった。
  5. 業者は新品のiの付く超有名な音楽プレイヤー数個を入手した。この時価は不明。
  6. edyのチャージに必要な料金や、クレジットカードの売掛金は、Xさんが後日責任を持って支払わなければならない。その合計金額は58,900円。
  7. edyや家電店のポイントが2,000円程付いている。これは現金化できないが、Xさんが本来の目的通り使うのは自由。

 つまりXさんは、今5万円を手にする代わりに将来的にカード会社に58,900円を支払わないといけない。8,900円の利息が付いているのと一緒だ。単純に利率を計算すると、17.8%。

 これが普通にお金を貸している場合だったら、返済期間に応じて年利を計算し直さなくてはいけなくなる。
 が、このやりとりは法律上「商取引」になるので、利息制限法など金利を規制する法律の規制は、受けない。

 そう。ここがまさに、イスラム金融と同じ理屈になるのである。

 実際のイスラム金融では、5万円だのiの付く超有名な音楽プレイヤーだのという、そんなレベルでは無いだろう。もっと規模が大きくなるはずだ。
 また、実務面では、取引そのものをイスラム法学者が事前審査してイスラム法に反した取引は却下する、という仕組みになっているらしい。
 が、取引そのものの基本的な考え方としては、これと同じである。と、断言してかまわないと思う。

 欧米からはなかなか理解されないイスラム金融が、日本の金融機関は割とすんなり理解して既に進出を始めている。それは、日本に既に同じような仕組みの金融市場が存在していて、そこのノウハウを持って行けば割とすんなり融資業務を始められる。そういう事情もあるのかも知れない。

 日本はキリスト教国では無いし、歴史的にイスラム圏に対しては中立の立場を取ってきたことが多かったので、信頼されやすいというのももちろんあるだろう。

 ただ一点懸念点として。この「イスラム金融」というのは、あくまでイスラム教の教義、もっと踏み込んでいえばイスラム教徒の倫理観・道徳観に根ざした制度だ、ということである。似たような制度として「喜捨」というのがあるが、これは欧米だと寄付文化という形で社会に根付いているのに対し、日本にはそういう文化は全く無い。それどころか生活保護受給者を保守政治家がいじめて楽しんでいるような、そんな文化だ。

 そんな日本人が、ひたすら利益追求を目当てにイスラム金融事業を展開していったら。間違いなく、イスラム圏の猛反発を食らうだろう。

 そこだけはどうか気をつけて、事業展開して貰いたいものだ。折角の、日本がアドバンテージを取れる数少ない分野なのだから。

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原点を探して


 最近になってふと思い出したことがあって、名古屋市昭和区にある八事まで行ってみた。

 八事には中京大学の本部キャンパスがある。19歳の頃、浪人2年目の私は、千種の河合塾に通いながら空き時間に市バスに乗って八事の中京大学に通うという生活を送っていた。
 中京大学に通っていたわけでは無く、キャンパス内にある放送大学愛知学習センターに通っていたのだった。その当時の自分は高校の同級生とすら連絡を取ることも無く無意味な空回りとしか言えない浪人生活を送っていた。2浪が決まったとき、私の中には大変な焦りがあった。このまま大学に入っても、同い年の連中とは2年分の差がついてしまっている。何とか取り戻せないものか。

 そんなときたまたま放送大学のパンフレットを手に取り、予備校に通う傍ら先行して大学の授業も受けておこう、と思ったのだった。
 親からも無茶だと言われたが、結果的にはこれで良かった。闇雲に受験勉強をするのでは無く、何のために勉強をしているのか、理由と目的をはっきりさせることが出来た。
さらに言えば琉大に入った後幾つか放送大学の単位を認定して貰ったのだが、まあ実質これのおかげで卒業できたようなところもある、のだがこっちはむしろ情けない話なのであまり深くは書かない。

中京大
八事交差点
 まあ、そんなことはさておいて。八事の中京大学である。写真奥の建物がそうなのだが、私が通っていた頃はこの建物はまだ未完成で、一部の教室と購買だけが使えた、ような記憶がある。

 手前の交差点寄りの所にサンクスが写っているが、ここは当時はサークルKだった。ユニーグループが一体何をしたいのか、私にはわからないが、当時はサークルKだった。お昼はだいたいここで買っていたのだが、ごくたまに、道を隔てたところにあるジャスコで買うこともあった。
ヅァスコ八事

 自分の記憶だと、左手にマクドナルドがあったように思うのだが…。これは記憶違いかも知れない。ちなみに現在はマクドナルドは地下のフードコートの中にあった。こんなフードコートは無かったと思う。学割を設定している店もあって、実質的に中京大学の学食の役割を担っているようだ。

 店舗内の写真はさすがに撮れなかったのだが、この中には食品売場もある。総合スーパーなのだから当たり前だ。というか昔はそこで飯を買っていたのだ。中京大の目の前にあることもあって、レジを打つ店員は学生バイト風の人が結構いた。

 そのうちのある一人の店員のことを思い出した。それが今回の話の、そもそもの始まりである。
その年の6月か7月頃だっただろうか。ある日、自分と同い年ぐらいのひょろーっとした若い学生風の男性店員が、おばちゃん店員に叱られているところを目撃してしまった。端で聞いてたら正直割とどうでもいいレベルの話だったし、何よりそんな目につくところで店員を叱責されても客としては困る。そう思ったので、私はその二人に近づいた。
 私が具体的にどういう行動を取ったのかは、全く覚えていない。もしかしたら途中で回れ右して何も見なかったことにして逃げ去ったのかも知れないが、その後すぐ地下鉄に駆け込んで電車の中で高揚していた記憶があるので、たぶん何かはやったんだろう。

 その学生がどうなったのかは、もちろん知らない。仮に同い年ならもう38ということになる。今頃は大阪辺りででも就職して、それなりに元気に働いているのだろうか。

 折角出てきたので、もう少しいろいろ見て回りたい。
 この八事からは、名古屋市営住宅の島田住宅行きのバスが出ている。
島田ゆき
 放送大学に通っていたところは、バスの標識案内を見たところで「フーン」としか思わなかったものだが。リトバスアニメが放映された今となっては、もう激しく反応してしまう。

 そのままこっちに向かっても良かったのだが、バス路線図を見ていたら気になる地名があったので、そっちに行ってみることにした。
八事バス停

川澄町
 川澄町。
 名古屋市立大学の南側に当たる。

 川澄舞は田村ゆかりで、川澄綾子がやったのは美坂香里、なのだが、何故か当時はあまり騒がれなかった。二人とも1つ下なんだということを知ったときは、ああまたかよという気分だった。堀江由衣で既に通過済みだったから。

 いいえ、私は井上喜久子さんより1つ下の16歳です。

 折角ここまで来たので、地下鉄桜通線で一駅移動して、御器所駅前に行ってみた。
 御器所近辺は、昔は「阿由知」という地名で、現在も道路名にはその名前が残っている。読みは「あゆち」。
阿由知
 残念ながらタイ焼き少女が走ってくることは無い。

 この阿由知という地、この近辺も含めて昔は池の多い土地で、元々は阿由池という池があったらしい。ここから桜通線で北に2駅行くと今池という駅があるが、その辺りも含めて、東は現在の日進市にいたる地域は広大な湿地帯だったらしい。この阿由池がなまって愛知となり、この湿地帯を所轄する郡は愛知郡となり、その名前が現在の愛知県の由来となっているのである。

 ちなみにこの阿由池、痴話喧嘩じみた伝説があって、男が自分を取り合って喧嘩することを嘆いた女がこの池に身を投げてしまった、とか言うような内容だったような。で、一節によるとこの男女というのは中大兄皇子・大海人皇子・額田王の3人なんだとか。それで、身を投げた池の周囲が額田郡と名付けられたのだとか。
 …はい、ちょっと調べて貰えれば、おかしいところだらけなのすぐわかりますね。この話、何の本に載ってたんだっけかなあ。学校で配られた何かだと思うんだけど。いいかげんなもんだ、学校が配る本なんてモノは。最近の教科書なんて右翼政治家が自分の思想に基づいた教育をしたくて、正規の手続きひっくり返して押しつけるシロモノなんだしね。

 ここから、桜通線を南方向に乗って、終点徳重まで。ここはさすがに、鍵とは何の関係も無い。…はず。そういう話は聞いたことが無い。

徳重駅前の池

 そして、徳重バスターミナルで地下鉄原行きの市バスに乗車。
 この途中にあるのが。
島田緑地
島田黒石
 はい、この辺が島田地区ですね。だからなんだって感じですが。
 この辺りは名古屋市内でも里山が残っていた場所だったのが、最近のもうバブルも遠い昔になった今になって、急激に開発が進み出して地元じゃ反対運動が起きてて、河村市長にとっては市民税減税以上に頭の痛い問題になっているのだとか。

 この後地下鉄原駅に着き、鶴舞線で西方向に。
 目指す場所はここ。
川名公園
 はい、厳密にはKeyじゃ無いですね。でもまあ、ONEってファンの間では事実上のKey作品とみなされてるし。

 この川名公園には、名古屋最初の生物共生空間(ビオトーブ)であるトンボ池がある、ということでそれを見てみようと思ったのだが。何か、無くなっていた。跡地らしいものはあったんだけど。
 これはどういう事情なのかよくわからない。いかにもその辺りの事情に詳しそうな人はいたんだけど、何かめんどくさいことになるのがいやで何も訊かず帰ってしまった。

 この時点でもう夕方になっていたので、地下鉄で久屋大通駅まで行ったあと、そのまま帰った。

 帰りの電車の中ですんげ気の利いたフレーズ幾つか思いついたんだけど、メモっとかなかったもんだから、忘れてしまった。
 て言うかもう2ヶ月前だし。

 自分探しとか、もはやそういうレベルじゃねえわ。

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君の汚物の消毒法は間違っている


東京都議選が終わった直後ではあるのだが、政治の話はしない。鍵関係の話もしない。

非常に原始的ではあるが、確実に効果のある蚊対策。の話。
但し、予め言っておくと、時間がかかる。具体的には一年くらい。

まずは方法から。
用意するもの。バケツ。水。バケツは大きめのものがいい。

バケツに水を張って、外に置いておく。勿論自宅の近くにだ。全然関係ない他人の敷地にバケツを置いても意味が無いし、そもそも問題行為だ。
一週間ほど放置しておく。できれば毎日様子を見た方がいい。

一週間ほどしたら、水を捨てる。炎天下の庭や道路にぶちまける。ここで間違えてはいけないのは、排水溝などの水が蒸発しない場所に捨ててはいけないということ。そんな事をしてしまったら逆効果になる。
一週間経たなくても、アレが沸いていたら速攻で捨てる。炎天下にぶちまけてやる。アレとはボウフラ、蚊の幼虫のことだ。

つまりこれは、蚊が卵を産み付けて発生した次世代の蚊の大群を、羽化する前に丸ごと葬り去ってしまおうという手法である。だから、排水溝なぞに捨てたら逆効果なのだ。

厄介なのは雨で、雨でバケツが溢れると産み付けられた卵がどこか安全なところに流されてしまう危険性がある。雨が降りそうなときは、降る前でまだ蒸発しそうなうちにぶちまけてしまうか、予備のバケツに水を分けるかする必要がある。
ちなみに雨水は水道水よりも蚊が卵を産む確率が高いので、溜めておいた方がいい。と同時に、早めにぶちまけた方がいい。

あまりに単純でしかも見方によってはばかばかしくも見えるので、こんなのが蚊対策になるのかと思う人も多いだろう。しかし、このやり方は、東南アジアやアフリカでマラリア蚊を根絶するための方法の一つとしても採用されている手法で、実際に効果を上げているやり方である。
自分とこも、去年までは毎晩蚊に悩まされていたのが、定期的にバケツの水をぶちまけるようにしてから、今年は蚊の数がぐんと減った。全滅では無いけど。冷静に対処できるくらいには減った。

散水というのは、水の気化熱で気温を若干ながら下げる効果もある。暑さ対策とか対策を兼ねて、今年はバケツの水を観察しながらぶちまけてみてはどうだろう。小学生の子供がいるのなら、自由研究と称してやらせてみるのもいいだろう。水槽の中でナメクジを飼う実験とかよりは遥にいい。

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だからアメリカは、一度沖縄から叩き出すべきだと思うんですよ


 普段、自分は昼休みは飯食って株式市況見たらさっさと寝てしまうのだが。今日は飯食いながら持参ネットブックでこの文章書いている。怒りでとても寝てなんかいられない。
 
 怒りの原因は、これである。
 
 沖縄タイムス:メア氏、9条盾に米軍駐留を正当化
 
 記事タイトルだけ見ると「まーたアメ公がふざけた事言いやがって」程度のものに思えるが(とは言えこれ自体問題発言であることに違いはないのだが)、実際の発言内容を見ると、「よくもまあそれだけいい加減なことを」という、とんでもない内容である。
 
 特に酷いのが、「離婚率と出生率(特に婚外子)が最も高く、アルコール度数の高い酒を飲む文化があり、飲酒運転の比率も高い」ので「沖縄はごまかしの名人で怠惰」だとする部分である。
 確かに離婚率も出生率も高いし、泡盛はアルコール度数高いけど。それを理由に怠惰とか、どういう理屈か。
 
 つーかさ。
 
 アメリカ、てめえにだけは言われたくねえよ!!!
 
 愛知出身で、琉大出て沖縄には結局数年住んだだけで、今は不本意ながら実家に舞い戻っている自分が、沖縄県民の心情とか語るのは烏龍がましいかもしれないが。しかし、これはさすがに看過できない。
 
 
 沖縄県議会は、今朝速攻で、全会一致で抗議決議をしたそうだが。当然の反応だろう。これはもう、保守とか革新とか関係ないし。
 
 
 アメリカ(というか正確には米軍)は、第2次大戦後から1972年の沖縄返還まで沖縄を統治していたが、文献によればそれはもう酷い統治だったと聞く。差別意識から来るものもおそらくはあっただろう。
 それからもう40年経つわけだが、アメリカの沖縄に対する意識は、結局未だに変わっていないということだ。
 これでは、法も条約も踏みにじって、米兵が我が物顔で沖縄島内で暴れ回るようにもなるだろう。
 
 
 ちなみに、沖縄県民は怠惰か、と問われれば、私個人としてははっきりと「否」と答える。
 私の知っている沖縄県民の中で、「こいつ怠け者だな」なんて思えるのなど一握りしかいないし、その程度なら本土にだっている(むしろ、本土の方が酷いようにすら感じる)からだ。
 
 
 過度な基地負担を押しつけられたあげく、こんな侮辱まで受ける。何故沖縄ばかりこんな目に遭わなければいけないのか。
 善良なる日本国民の皆さん、一度真剣に考えてみて欲しい。
 
 
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遺言状には「葬式はするな」と書いておこう、自分は。


 Twitterの方では書いていますが、日曜日に母方の祖父が亡くなりました。ああ、Twitterの内容もまとめて文書化しないといけないな、いや、そんな事は後回しだ、もっと優先順位の高い事から片付けないと…。
 9月の祖母の時と違って地域や組織やらの因習が絡んでえらい大変な葬儀で、自分はそういう因習とか大ッ嫌いだから本当は関わりたくなかったんだけど、叔母の家族が超バテバテなの見てさすがに何もしないわけにもいかないと思い、とりあえずやれる事だけやってきました。
 月曜日が友引だという事で火曜日に葬儀をやったのですが、缶コーヒー2本にエスカップ2本飲んで、なんとか葬儀は乗り切って、それでも疲れてるから一般道で渋滞に捕まったらかなわんと思って高速飛ばして(東海環状自動車道建設反対派だったのに、品野インター使ってしまった…。)、家に帰り着いたら、半分錯乱みたいな精神状態に陥って、幸か不幸か肉体的に動けなくなったので大人しくしているしか無くて、しかし夜は全然眠れず、昨日の夜になってようやく正常化したというところです。
 …葬式なんてやりたくないものですね。いろんな意味で。
 祖父は、もう自分が子供の頃から既に糖尿病とか煩ってて、今回も一年前から入院してて、半年弱前に医者から「覚悟しておいて下さい」と言われていたのですが。しかし精神力(そうとしか考えられない)で半年生き続けて、死に顔もまるで「自分はまだ生きたいんだ」と言っているかのようで、なんだかやるせない気持ちになりました。
 自分なんか、「俺の寿命は33までだからもう既に死んだも同然」なんてほざいてるのに、この差は一体何なのか。
 父方の祖父は7年前に既に無くなっているので、これでもう残ってるのは母方の祖母だけです。
 いとこと話していたら、いとこの会社(決して大きくはない)でも親類の葬儀が続出しているという事で、いわゆる「団塊の親」世代がどんどん無くなっていく時代に入っているのでしょうか。
 「人はいつか死ぬものである、死んだら土に還るのだ」と、自分は唯物論者なのでこう割り切れますが、そうでない人はきっともっと辛いでしょうね。
 しかし、葬儀をやったH会館の不手際ぶりは、目に余るものがあった。母親があんまり言うなって言うから、敢えて言わないけどさ。
 とりあえず、予定を全面組み替えしないと。やる事は山積だが、選択と集中、やれる事とやれない事の区別つけて、再計画し直さないといけないな。
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