7日目。5泊滞在した弟子屈摩周温泉の宿を発って、摩周駅へ。この日は根室方面へ向かった後、釧路に戻って一泊する。
8時半発の列車に乗る。なんか今までよりも異様に混んでいる。それでも、座れはした。超訳資本論を読んでいたが、途中で寝てしまう。
気が付いたら釧路駅だった。ここで花咲線に乗り換え。根室本線って、釧路までは根室本線と名乗るくせに釧路から根室に向かう路線は途端に通称が変わってしまうのは、どうしてですか?
荷物が超重いので、いったん泊まる予定の宿に行って荷物を置いてくる。宿の方向はわかっていたはずだが、途中で「本当にこの道であっているのか?」という迷いが出て何回か無駄な往復をしてしまい、結局1Kmの道を30分近くかけて宿までたどり着いた
宿に荷物を置いた後、コンビニで新聞などを買って、再び釧路駅へ。すぐに、乗車予定の快速ノサップが来る。
ここでもどういう訳かやたら人が多い。しかも、背広姿の人とか、観光客以外の利用がやたら多いようだ。本気で座れるかどうか心配だったが、何とか座る場所は見つけた。
根室まで2時間。超訳資本論を読み終えて日経新聞を9割方読んだところで、根室駅に着いた。小さな駅だ。
駅横にある根室バスのターミナルに行って、納沙布岬までの往復乗車券を買う。11:15、発車。
途中、「歯舞」というバス停があった。歯舞諸島の歯舞と同じなので「?」と思ったが、あとで聞いたところによると、元々根室半島の先端部あたりには「歯舞村」というのがあって、歯舞諸島もこの歯舞村の所属だった(だから歯舞諸島?)そうだ。歯舞村は現在では根室市と合併しており、故に歯舞諸島は根室市域という事になるらしい。
(北方領土の他の島は、それぞれに根室市とは別個の自治体が、本来は存在する)
約40分で目的地の納沙布岬に到着。
どういうわけかしらないが、右翼のDQN車が大量に来ていて、駐車場を占領している。何をしに来ているのか知らないが、決して良い気分ではない。
でかい建物がいくつも建っている。どれも、北方領土返還祈願と関連した建物ばかりだ。そして、「日本最東端」という文字はどこにも見あたらない。
納沙布岬の端っこまっでは、柵で遮られていて行けなかった。ロシア云々という事では決して無く、単に危ないからという理由だろう。そしてそこにもカモメはいた。
納沙布岬灯台と貝殻島を望む
近くにあった資料館のような所に入ってみる。北方領土返還祈願の署名というのがあったのでとりあえず書いておいた。この名簿は毎年内閣に持って行って云々あったが、しかし日本政府にこんな名簿を毎年持って行ったってあまり意味は無いのでは?と思った。持って行くならロシア政府でなければ意味は無い気がする。
外に出たら、パンパンと爆竹を鳴らす音が聞こえた。何事かと思ったら、どうやら、集結している右翼どもが何か勝手に自分らのイベントをやっているらしい。正直、ここまでやられると迷惑以外の何物でも無い。死ねばいいのに。
帰りのバスまで時間があったので、土産物品店で昆布クッキーと根昆布を買う。まだ時間があったので、ベンチに座って日経新聞の残りを読んでいた。右翼どもの車が見える位置にいたので、どうせなら朝日新聞を買ってきてここで読んでやれば良かったと少し後悔。赤旗ならもっと効果大だが、さすがにそれはコンビニで売ってない。
根室駅に戻ると、雲行きが怪しくなっていた。列車に乗り込んですぐに、降り出す。傘を持ってきていなかった(というか稚内の宿に忘れた)ので、この点は運が良かった。ただ、座る位置を間違えて東根室駅(日本最東端の駅)の写真を取り逃がしたのは残念。
16時頃に釧路駅に着き、宿へ。何故か、どっと疲労感が襲ってくる。7時に朝食を食べたはずだが、何故か異様に空腹感があった。この宿は食事無しなので、コンビニで買ってきたサンドイッチとパックドリンク3本を一気に平らげる。北海道限定というわけでもないので、ドリンクの写真は特になし。
明日は最終日。飛行機に乗るまでの時間に釧路湿原をめぐる観光バスに乗ろうかどうか悩む。疲れていたので、とりあえず寝て、翌日起きた時点の体調で決めることにした。
一応この宿も温泉付きだったのでとりあえず入浴して、仁科りえ支援の呼びかけをブログでして、寝てしまう。北海道も、残りいよいよ、あと一日。。。
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「国際」カテゴリーアーカイブ
沖縄の国境はどこだ
7/3付けの八重山旅行記でも書いたように、台湾絡みの問題をちょっと考えてみる。
今はもう事実上解決したことになっているが、つい先月まで日本と台湾の関係は少なくとも政治的には一触即発で戦争状態になる状態にあった。
そもそもの事の発端は、6/10に日本領内である尖閣諸島で海上保安庁の巡視船が警戒活動をしていたところ誤って近くで操業していた台湾の漁船にぶつかってしまった。その際に海上保安庁側は、船長を拘束し、船も持って行ってしまった、ということに端を発する。この行為自体は確かにちょっと問題があったし、それについては最終的に海上保安庁側も謝罪している。
ところが。これに関し尖閣諸島を自国の領土とする台湾が過剰反応した。どう反応したかというと、国家のナンバー2に当たる行政院長が、国会での答弁で「日本との開戦も辞さない」という発言をしたのである。
(7/3付けの文書では私はこの発言を馬英九 国家主席のものと書いてしまいましたが、これは間違いでした。済みません。)
参考:「戦争も排除せず」尖閣問題で台湾行政院長(msn産経))
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080613/chn0806132028016-n1.htm
尖閣諸島を巡っては、以前から台湾でも確かに自国の領土という主張を元に日本の取り締まり活動に対して抗議活動などが行われてはいた。(最も、尖閣諸島問題初期に於いて台湾国民自体はそれほど活発な抗議活動は行ってはおらず、香港あたりの「民主化」活動家が煽って現在のような状況にしてくれたようだが)。が、今回のこの発言はあまりにも物騒すぎる。何しろ、「戦争する」と言ったのだ。しかも、そこらのゴロツキ活動家などではなく、国家のナンバー2が。いかな国会議員の誘導尋問によるものとはいえ、これは穏やかではない。
ちなみに、旧ソ連や中国、北朝鮮ですらも、国家の重鎮が表舞台で「日本と戦争する」などと発言した記録はない。当たり前だ。いかに仮想敵国といえども、国家の首脳陣が軽々しく戦争の可能性を口にしていいものではない。戦争は遊びではない。国家と国民の存亡がかかった滅ぼし合いなのだから。
逆に言えば、もしそれが口に上ったなら、その国は日本と戦争する気満々ですよと捉えなければならない。
つまりは。今の台湾は、場合によっては日本と戦争する意志が十分にあると見なさなければならない。北朝鮮以上に、日本にとって危険な存在なのだ。
実は、台湾との戦争の危機は、今回に始まったことではない。1972年に沖縄が米軍支配から解放されて日本の領土として復帰したとき、当時の国民党独裁政権はこれを阻止しようと戦争準備を行い、実際出兵寸前にまで至ったのである。ただこれは、国民党独裁政権のバックボーンであったアメリカの圧力によって中断されたが、日本領である沖縄県が国民党政府軍によって攻撃にさらされる危険性は十分にあったのだ。
さて。話を現在に戻すと、台湾の現政権は、今年の総統選で親日の民進党から当時の独裁政党であった国民党に戻っている。
ここで改めて念押しをしておくと、国民党(中華民国国民党)は、決して親日などではない。8年間にわたる民進党政権のおかげで、日本人の間にはすっかり「台湾は親日」というイメージが染みついていて、その所為で国民党までもが親日であるかのように誤解している人もいるようだが、これは全くの間違いである。前述のように、独裁時代には日本への出兵を企てるような、むしろ危険な反日政党であるとすら言えよう。
以上を考えると、台湾と日本との戦争勃発は、決して夢想語りなどではない。国力が疲弊し戦争遂行能力など無いに等しい北朝鮮などより、よほど危険性は高いと言える。
以上を考えると、日本政府並びに日本の世論は、台湾首相の発言にもっと過激に反応してもよかった。「戦争だと?ふざけんな!」ぐらいの発言があってもよかったとは思う。ただ、実際のところ政府にも世論一般にも、そのような意見はあまり見られなかった。自分自身もそうなのだが、あまりにも過激すぎる発言故に「少し落ち着いて様子を見よう」という空気が大勢だったのだと思う。結果としてこの問題が穏便に解決したので、まあこれはこれで正解だったのかなと思う。
しかし、あきれ果てるのはクソウヨ/ネットウヨどもの二枚舌っぷりである。
北朝鮮がミサイル実験を行ったとき、朝日新聞が社説で冷静な対応を呼びかけたところ、彼らはこれに対して猛烈なバッシングを加えた。ところが、より戦争の危険が大きかったこの問題に関して、彼らは一転して「冷静な対応を」などとのうのうとほざいているのだ。いったいこの豹変ぶりは何なんだろうか。
さらに言えば、彼らの発言の中には看過できない内容がある。つまり、「台湾と戦争したって、勝てるから問題無い」というものである。
確かに、単純な軍事力の比較で言えば、台湾海軍と海上自衛隊の戦力差は歴然としている。総力戦に持ち込めば最終的には勝てるだろう。「戦争には」。
だが。彼らクソウヨの節穴のような目には全く見えていない事柄がある。それは、「台湾と戦争になったら、沖縄県、少なくとも八重山地区は間違いなく戦場になる」ということである。
少し調べればわかることであるが、日本の最西端である与那国島から台湾まではわずか110Kmあまり。石垣島よりも近い。その石垣島も、台湾までの距離は300Km弱で、400Km以上離れた沖縄本島よりも近い。
そして、この両島には自衛隊・米軍ともに軍事基地が一切無い。石垣島には海上保安庁の石垣海上保安部があるが、海上保安庁は所詮は海上警察である。いくら何でも軍艦、しかも対中国戦を想定して十分な訓練をしている台湾海軍に勝てるような装備など持ち合わせているはずがない。そして、与那国島に至っては海上保安庁の基地すらないのだ。
これら八重山諸島から最も近い自衛隊基地は、宮古島にある航空自衛隊の警戒基地であるが、あくまで緊急発進用の戦闘機を配備しているのみで、ここの装備だけでは制空権を制することすらままならないし、ましてや台湾軍の上陸を阻止するなど到底無理な話である。
台湾軍を牽制するにはやはり海上自衛隊の艦船が必要であるが、八重山諸島から最も近い海上自衛隊の基地は、沖縄本島の与勝半島にある。与那国島からは600Km近くも離れている。
ちなみにこの与勝半島には米海軍のホワイトビーチ基地があるが、米軍はこと台湾戦に関しては全く動かないと見るべきだろう。なぜなら台湾はアメリカにとって日本と同様の軍事同盟国であり、台湾の軍備はそのほとんどがアメリカからの供与によるものですらあるからだ。そもそも、沖縄の米軍は日本を守ることを前提に配備されていない。
以上を考え合わせると、台湾が奇襲作戦で侵攻してきた場合、まず間違いなく与那国島は占領されるだろう。下手をすれば西表・石垣も占領され、宮古沖で決戦ともなりかねない。最終的に台湾軍を撃退できたとしても、これらの島々は戦場になってしまう事は間違いないのだ。
先島諸島が戦場になる。米軍は支援してくれない。彼らクソウヨどもの頭には、こういった事は頭にあるのだろうか。無いのなら無知不見識のそしりは免れない。
それとも、わかってて敢えてこういうことを言っているのだろうか?
北朝鮮がミサイル実験をしたときは、東京にミサイルが飛んでくる危険性があった。だから彼らは大騒ぎした。だが、台湾との戦争で沖縄が占領されることはあっても、東京や福岡が占領されることもミサイルが飛んでくる危険性もない。だから彼らは平気で言うのだろうか。台湾と戦争したって勝てる、と。
「沖 縄 な ん て ど う で も い い」。
これが彼らクソウヨの本音なのだ。
彼らクソウヨは、沖縄の独立には強硬に反対する。それは、沖縄が独立すればそこが中国の勢力圏化に入ってしまい日本の権益が失われるからだという。その主張には、沖縄県民の利益不利益のことなど、一切考慮に入っていない。彼らクソウヨのエゴイズムしか見えてこないのだ。だからこそ、沖縄県民は「独立」という最終カードを手放そうとしないのだが、彼らはどうやらそれすらも理解できないらしい。
彼らのいう日本の国境は、本当はどこにあるのだろうか? そんな事を疑いたくもなる。
こんなクズどもが国士を気取りネットを中心に政界にまでのさばっている。そして反戦左翼カブレにまでこんな事を指摘されてしまう。こんな国の現状を、憂えずにいられようか。
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八重山旅行記_4日目~5日目
4日目
<9時半・石垣>
今日は与那国まで行く予定。海底遺跡の半潜水艇の予約を入れたら、今日は風が強いので出航は難しいかもしれないと言われた。まあ、仕方ない。
とりあえず10時半までに空港に着けばいいので、1時間弱時間がある。どうしよう。カツオ以外のみやげ品を物色するか。
<10:10石垣空港>
土産物屋はまだ空いていなかったので、そのままバスで空港へ。
着いたら、もう搭乗開始直前だった。時間を30分間違えていた。危なかった。
<11時与那国着>
与那国島は晴れ。飛行機の窓から台湾まで見えたらしいが、通路側座席だったので自分は見れなかった。まあ、後で最西端まで行ったときに見よう。
与那国-花蓮直行チャーター便実現!なんてポスターが貼られている。
海底遺跡の船は出航することになった。11時半まで空港で待機。
※補足 与那国島からちょうど真西に行ったあたりにあるのが宜蘭で、その南に花蓮があるようだ。民進党の強い地域らしく、だからこそ与那国直行チャーター便なんてのも実現できたのだろう。
<11:48港着>
マイクロバスで船乗り場へ。これから乗船。人数は20名ほど。結構いる。
<13:11与那国沖海上>
海底遺跡は、波が荒くて水が泡立ってしまって、なんだかよく見えなかった。言われてよく見れば何となくそんな感じのものが見えるという具合。
それよりも、途中ので見えた奇岩の方がむしろ気になった。
帰り、少し船酔いした感じがする。正直乗り物酔いしたのは初めてだ。
※補足 途中で見えた奇岩は、立神岩というらしい。
<13:58与那国空港>
空港まで戻ったが、タクシーもなにもない。しばしどうしようかと呆然。海底遺跡船で一緒だったわりと自分好みのお姉さまがいて、やはりどうしようかと悩んでいるご様子。声をかけようかとも思ったが、しかしそれではまるでナンパではないか誇り高きオタクの中でも一際高潔な一族である我ら鍵っ子の矜持にかけてそのような破廉恥な真似は出来ないと、思いとどまる。
そのうちレンタカー会社の人が来たので、1時間あまりしかなかったが車借りることにする。
<14時半頃日本最西端>
道がわからず、途中2回も引き返した。牧場付近では、与那国馬の集団が道を塞いでいた。
ようやく日本最西端まで到着。2008年6月の段階で、日本国内で最も戦争に近かった場所だ。最も、そんな空気はこの島のどこからも感じられはしないが。
よく晴れているが、どこを見渡しても台湾らしきものは見あたらない。代わりに先ほどのお姉様の姿が。だが特に声をかけるわけでもなくお姉さまがいなくなるまでひたすら写真を撮る。十分な時間を見計らって駐車場に戻ると、ちょうど車が出ていくところだった。
あまり時間がないので、後一カ所だけ行って空港に戻ることにする。どこにするか迷ったが、ここはあえてDrコトーとかではなく、アヤミハビル館に行く事に決めた。
車を走らせていたら前の車に追いついてしまう。たぶん、さっきのお姉さまの車だ。これではまるでストーカーではないかと傍らに広がる大海原のごとくブルーになったが、途中でお姉さま車が左折したのをいいことにそのまま直進して、回避。
そして道に迷った。
さんざん走り回った後、ようやくアヤミハビル館に着いた。
道をふさぐ与那国馬
日本最西端碑
西崎灯台
西崎から久部良漁港を望む
台湾の島影は遂に見ることが出来なかった。
※補足 6月に尖閣諸島沖で海上保安庁の船と台湾の漁船が衝突した問題で、6/18に台湾の馬英九 総統(国民党)が「日本との開戦も辞さない」という言語道断の発言をしている。
一応収束した問題だが、この件に関しては書きたいことがいっぱいあるので、後日改めて別の文書にまとめようと思う。
<15:08綾にはバル館>
最西端
レンタカーで少し迷った後、ようやくアヤミハバル館に着いた。30分ぐらいしか時間がない。
<15:36与那国空港>
搭乗締め切りぎりぎりに、何とか空港まで着けた。レンタカーのガソリン代は573円。何Lでこの値段かがわからない。
<16:37石垣空港着>
そういえば今日はまだ食事をしていないことに気づいた。予定ではこの後IS君他への土産物を選ぶ予定だが、先に飯を食おうか。しかし今食うと夕飯までとっても中途半端な時間になる。どうしよう。
バスが来たので、とりあえずターミナルまで行ってから考えることにする。
<17:23石垣バスターミナル>
とりあえずサンエーに行って石垣産米を買ってくることにした。離島桟橋の土産物品店でも売っていたのだから、間違いなく石垣土産だ。
これなら腐らない。
<19:19宿>
日本で一番最初の新米である石垣産ひとめぼれ5Kgと、マンゴーカステラを買ってきた。どちらにするかは、HT君とIS君で話し合ってもらおう。
あと、まあじゅんのチーズ工房というところに行きたいのだが、20時までなので一休みしたら行かなければ。
結局飯は食ってない。どこにしよう。
<21:36宿>
今日の夕食は、石垣菜海というところでイカスミチャーハンなど。3品も頼んだのでちょっと食いすぎ感。
明日の飛行機の時間が8:30だが、空港行きのバスが始発に乗っても8:15にしか着かないことが判明。7:30発の白保行に乗って空港入口から歩くか、タクシーを使うか。タクシーも、こんな朝につかまらない気もするが。
<22:02宿>
窓の外を見ていたら、宿のすぐ隣がタクシーの営業所だということにきづいた。何ら問題なし。
荷物の片づけが進まない。というより気乗りしない。
5日目
<7:11宿>
どういうわけか4時ぐらいに目が覚めて眠れなくなってしまったので、「狼と香辛料」を読んでいた。
7:30にGS君が見送りついでに車を出してくれることになった。石垣滞在も後1時間強。結構充実した旅だったと思う。
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偵察衛星あぼーん
政府の情報衛星、画像送れず 機能停止、収集に「穴」も(asahi.com)
いわゆる日本の偵察衛星。開発費だけで1機300億円するとかいう奴なのだが、故障したらしい。というより、本来5年保たせるはずのものが、1年早く寿命を迎えた、ということらしいが。
なんかねえ。
日本は専守防衛の国だから、こういう偵察衛星による情報収集はむしろ必要だと思うし、高性能の人工衛星が決してお安くない値段なのはわかるし、宇宙空間は地上と違って過酷な環境で機械は壊れやすいというのもわかるのだが。
300億もかけてたった4年しか保たないって、やっぱりいくら何でもちょっとどうだろう。
だって、車だって300万円の新車買うなら、短くても5~6年だいたいは10年近く乗るつもりで買うでしょう? そもそもの「5年しか保たない」という設計の時点で「?」って思わないかなあ。
て言うか、設計上5年しか保たないなんて自分このニュースで初めて知ったんだけど。偵察衛星の導入時に、こういう説明ってあったっけ? 自分が無知なだけ?
「次にレーダー型が打ち上げられるのは11年度の予定」。え、4年後?どっちみち設計寿命いっぱいまで動いても、来年には偵察能力に穴が空いてたって事?
なんかおかしくない? ねえ。高い金ばっか使って。
まあ、国防絡みなんておかしな事だらけだとは思うんだけどさ。在日米軍関係とかもそうだし。
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一つの小さな半角日本語
あの北朝鮮という国は非民主軍事独裁国家なので、こんな日本の1個人がブログ上で何抗議しようが一向に伝わりはしないし何も変わらないのだろうが。でも、口を閉ざすことは彼らに対する屈服な気がするので、無駄を承知で言わせてもらう。
核兵器は日本の敵です。
核兵器は人類の敵です。
核兵器は平和の敵です。
核実験を強行したその罪は、あなた方が地下に持ち込んだプルトニウムよりも、ずっと重いものです。
日本は核に屈しないと毅然とした態度を持てば、核に屈しない国があるんだということが伝われば、この核武装の流れを止めることがで切るのでしょうか・・・?
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戦争と妄想と
テポドン発射の背景には、国際金融資本が絡んでいるのでは?と思う。
そもそも、ミサイル発射はただではない。円単位で一本何億円もするシロモノだ。それを、いくら北朝鮮といえど意味もなくぶっ放すはずはない。というか、そもそも北朝鮮政府は日本政府以上に貧乏なはずだ。国力そのものが低いのだから。
それを補うために武器を密輸出したくて、今回はそのデモンストレーションだという考え方も出来る。もしくは、日本政府を威嚇して金を取ろうという脅迫行為か、とも。
が。そんな小さな話では、実はないのだ。 武器を買うのとは違ったクライアントが、北朝鮮にいるのではないかと思うのだ。それはおそらく、欧米の国際金融資本である。
キーワードは、株価である。
そもそもはテポドン発射準備とか騒がれ出す以前の6月頭。村上氏逮捕とアメリカの株価下落が相まって、日本の株式市場が年初来の底値を記録したことがあった。このとき、日本国内の証券筋は総じて「日本の経済は底堅い、株安は一時的なもので、すぐに自律回復する」というものだった。
ところが。海外金融資本の見解はどこもそれとは正反対で、「当分下落局面が続く。二度目の大暴落もあり得る。」というものだった。これに沿って、海外筋は一斉に日本株を売り浴びせた。が、国内の買い意欲が旺盛だったため、それらは全て吸収され、翌週には早くも回復基調に移っていった。
ところが欧米筋は、なお日本売りの姿勢を変えなかった。そこで姿勢を変えれば日本株高の流れが固まってしまうし、そうなれば売り浴びせた日本株で大きな損失を出してしまう。
その利益だけならまだ大した損ではないのかもしれない。だが、彼らには彼らが思い描いていた株価シナリオがあって、ここで日本株が上がりっぱなしだと、そのシナリオに沿って立てていた投資戦略(もちろん彼らの顧客にはそれを前提に販売活動を行っている)が狂ってしまう、という事情もあったかもしれない。
まあ正確なところは判らないが。その後彼らは、突如ソフトバンクの評価をさしたる根拠もなく引き下げるなどして、必死になって日本株を下落の方向に持って行こうとした。その度に確かに東証の株価は一時的な下落をした。が、しかしすぐにまた回復するという、その繰り返しであった。
焦った欧米金融資本は、ついに禁じ手を使った。北朝鮮にミサイルを撃たせることで日本に社会不安を引き起こし、強制的に株価を下落させようとしたのだ。幸か不幸か、北朝鮮は貧乏国家で喉から手が出るほど外貨が欲しい。
例えば100億円という金は、金融資本にとっては小さくはなくとも通常支出できる範囲の金であるが、北朝鮮にとっては日本との貿易額にも匹敵する巨大な金だ。ちなみにテポドンなら3発は打てる。
実際には100億円も渡してはいないのだろうが、しかし数十億の金は動いたのだろう。北朝鮮は突如ミサイル発射に動き出し、5日には実際に発射した。これにより、5日の日本の株式市場は大幅に下落した。
ところが、翌日には早くも回復してしまった。そこでは欧米金融資本はさらにミサイルを発射させることでだめ押しをはかり、そのため北朝鮮は現在テポドン2再発射の準備中なのである。
とまあ、こんなシナリオを考えてみた。無論、根拠など無い。
この関係で、朝鮮総連の日本株売り浴びせ疑惑を騒いでいる人がいるらしい(アルカイダが、9.10テロ直前にアムステルダム市場で大量の株売りオプションを出して巨額の利益を出した、それが念頭にあるのだろう)が、正直そんなチンケな話ではない。こっちの方がもっとでかい話だ。どうだ、すごいだろう。来週になったら朝日新聞が買ってくれるんだぜ、このネタ。
とりあえず、日本国民が意外なほど冷静なのには、自分もちょっと驚いた。いやー、やっぱこの国の人は民度が高いね。一部のバカを除いて。うん、この分なら日本経済も安泰だよ。
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食料軍ゲーム
asahi.comの飢餓の島復興支援ゲーム、アクセス殺到 WFPという記事で、「FOOD FORCE」というゲームを知ったので、早速ダウンロードしてみた。
国連世界食糧計画の日本語ページから、英語版のダウンロードページにたどり着く事が出来る。内容はもちろん全部英語だが、とにかく「DOWNLOADS」の文字をたどっていけばひとまずダウンロードはOK。Windows版とMacintosh版の2種類が用意されている。
で、早速やってみた。
感想としては、「英語わかんねー」。
全部で6つのミッションがあり、都度ゲーム内容の解説をしてくれるのだが。何を言ってるのかよくわからないので、結局勘頼りで進めていく事になる。
ゲーム自体がそんなに難しいものではないし、それでそこそここなせはするのだが。ミッション5でゲリラと遭遇した時に、英語で3択が出てきたのにはさすがに参った。結局選んだのが合ってたのかどうかすらわからない。
ゲームの進行途中で、そのミッションに該当するWFPの活動を音声付きでいろいろ説明してくれるのだが、これもまた英語。
ゲームだけでWFPが何をやっているのかは、だいたい分かるのだが。「理解を深める」というレベルまでは到底達しなかった気がする。やはり日本語で解説してくれないと。しかしそれをやるには人出がいるんだろうしなあ。
そういうわけでという事でも無かろうが、WFP日本事務所で翻訳のボランティアを募集しているようなので、英語の出来る方は是非。
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中国等々
大陸では、漢民族の方々が和民族系の商業資本を襲撃しているらしい。
親中派としては面目丸つぶれといったところだろう。とか書くとまるで他人事だが、荒野草途伸自身「人民中国万歳」とか事ある毎に言ってるわけだから、決して他人事ではない。
今ではそんなこと微塵も感じられないかもしれないが。10~20年ぐらい前、荒野草途伸が小中学生ぐらいの頃には、中国という国は「過去にいちいち触れることもなく日本と友好的な態度を取ってくれるいい国」という印象があったものだ。少なくとも天安門事件ぐらいまでは、そういう印象があった。
周恩来やその養子の李鵬を始め、中国共産党上層部が親日派で占められていた、ということも大きいだろう。無論、中国が経済的にまだ発展途上であり、日本を頼らざるを得なかったということもある。またそれと同時に日本も、教科書の内容には配慮し、バカなことを言った大臣は即刻クビにしていた。
そんな時代の話だ。
ただ裏を返せばこれは、中国側も日本側も言わば強権でそれぞれ反日派・反中派を押さえ込んでいただけ、とも言える。
その後中国は天安門事件に始まる国家改革の中で次第に親日派が淘汰されてしまい、日本でも自民党の政権転落をきっかけに民族主義派が力をつけてしまった。
結果、日本政府も中国政府もお互いを挑発するような行動ばかり繰り返している。そしてそれに踊らされる形で、両国民中の一部のバカが大騒ぎしている。
それだけの話だ。
逆に言えば、騒いでいるのは元から反日の連中なのだから、何を言ったってムダなのである。日本国内の右翼連中が一向に考えを改めようとしない、それと一緒だ。
だから、ここで日本側がガタガタ騒ぐようなことがあってはいけないわけだ。政権から遠ざかっているとは言え、中国国内に親日派と言える人は確実にいるはずである。そういう人たちを追いつめるような行動は、取ってはいけない。彼らが面目丸つぶれだとか言って日本に失望し、味方になるどころか敵にまで回ってしまったら、意味がないではないか。
領土とか、国としての筋は通すべきであるが。何もわざわざ敵を増やす必要はない。そんなものは強さでもなんでもないのだから。
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