「総括」なんて言葉を使うと、またイデオロギー先行とか言われるのだろうか。(負け犬の皮肉)
沖縄県知事選から一ヶ月が経とうとしている。正直、総括なんて全然出来ていないのだが、いくらなんでも一ヶ月超すのは良くない気がするので、とりあえず今まとめられることだけ書いておく。
さて。まとめと言っても、とにかく今自分の所に入ってくる情報といったら、琉球新報と沖縄タイムスのWeb版ぐらいなもので、ろくな情報が入ってこない。よって、正確な判断が出来ない。というのが正直なところである。
(愛知県図書館まで行けばタイムスの本誌は閲覧出来るが、微妙に遠いし。それに何故か新報は置いてない。)
なので、分析や見解は、あくまで「荒野草途伸個人の行動」に付いてのみに限定する。まあ、元々が「荒野草途伸が勝手にやっていること」だったのだから、そもそもそれが順当な行動なのであるが。
さて。荒野草途伸は今回、「Wiki」という手法を使って、伊波氏の政策を沖縄県民に訴求・浸透させようという策を取った。出来れば、自分以外外の複数の人間(場合によっては仲井眞派や金城派の人にも)に参加して貰って、ドキュメント群を構成していこうと考えていた。
だが。そもそもこの手法は正しかったのだろうか。
既に帰沖中に過去の同僚に指摘されていた事なのだが、「Wikiって敷居高くないですか?」と言われた。
自分は、Wikiなんて基本テキスト打つだけで、整形もHTMLに比べれば遙かに簡単なのだから、そんな敷居高いなんて認識は全く無かった。が、結果は「参加者0」という過酷な現実である。閲覧数自体は決して少なくなかったにもかかわらず、である。
ちなみに指摘した彼は、SEとして熟練している人であり、Web関係の知識・意識は一般人よりは高いはずである。その彼が「敷居が高い」と言っているのだから、この時点で対策を考えるべきだった。
次に、アクセス者である。今回の知事選では、荒野草途伸の打つ手は何もかもが後手後手に回ったのだが、特にアクセス解析を本格的に始めたのが投票日1週間前というのは遅すぎた。
そして、その解析の結果「アクセスの大半が沖縄県外からのものである」という衝撃的な事実が判明した。
「沖縄の抱えている問題を県外の人に知って貰う」という観点から考えれば、これは決して悪いことではない。それもこのWikiの開設目的の一つでもあるのだから。本土人の沖縄に対する無知・偏見は時として本当に驚くべきレベルの場合がある。どこのクソウヨに吹き込まれたのか知らないが、「薩摩は琉球を侵略などしてない」等と言い出す人間までいる始末である。(ちなみにこの人は、沖縄に敵意を持っているわけでは決して無い。本当にただ、間違った知識を吹き込まれてしまっているのである。)
そういう意味で、「正確な事実」をWikiのコンセプトにしたのは正解であった。
だが。沖縄県内からのアクセス数がWiki全体の1/3を切っているというのは、ちょっと衝撃的であった。沖縄県外の人間で、沖縄に関する文書を作成出来る人など、限られている。つまり、文書編纂者が確保出来ないということだ。
いづれにせよ、文書作成者を募る、という意味では大失敗であった。
というか、そもそも「文書作成者」を募る、という手法が正しかったのか、考え直さなくてはならない。
あと、個人選挙運動という意味では、客観情報を前提にしたWikiに力を入れすぎて、自分が好き勝手にモノが言えるBLOGに力を割く余裕がなかったことが反省点である。
自分としては、「経済の仲井眞」に対抗して「ITの伊波」を売り込んでいき、その上で「『経済の仲井眞』は実は虚構である」という主張を展開・浸透させられれば余裕で勝てる、と踏んでいたのだが、全然うまくいかなかった。
BLOGに上げた2文書はそれなりのアクセスがあったが、どうせ本土からのアクセスが大半だろうし(こちらは解析タグを付けていなかったので正確には不明だが。よく考えたら付けることは可能だった。)。中には、明らかに勘違いした本土人のものと思われるコメントもあったし。
とにかく。政治も選挙も素人な人間が、一人で何かやったところでうまくいくはずがなかったということだ。
本来であれば伊波選対と緊密な連絡を取った上で、連携して運動を展開していくべきだったのだろうが。しかしそうなると、荒野草途伸が伊波選対の選挙運動員と見なされて公選法違反で摘発されてしまう恐れがあった。
ぶっちゃけ、自分は逮捕覚悟でやっていた(法廷で争いたいこともあったし)から問題無いのだが、伊波氏や伊波選対にまで累が及ぶようではさすがに困る。ので、伊波選対からは完全に分断した形で独自行動を取っていたのだが。結局、そういうのはうまくいかないということが証明されたわけだ。苦い教訓である。
しかし、公選法といえば、Wikiの触法性について、愛知県選挙管理委員会に事前に問い合わせていたのだが。2ヶ月以上経つ現在に至るまで、何らの回答も無い。
別に沖縄県知事選について訊いたわけではなく、あくまで一般論として「こういうWebサイトを作るんだけど、問題無いか?」と、訊いたはずなんだが。まさか完全無視とは思わなかった。これは明らかな職務怠慢ではないか。
愛知県だって、2月に知事選があるから、決して他人事じゃないはずなのに。
まあ、愛知のことは脇に置いとくとして。沖縄県の4年間が仲井眞氏に託されたのは事実なのだから、しっかりやって貰いたい。
(落選後、菅首相が訪沖した際に、伊波氏がTwitterで仲井眞氏にエールを送っていたのにはちょっと感動した。自分はここまで人間出来ていない。)
特に経済政策について、BLOGで指摘した2事項(大学院大学、DFS)は、これは何も選挙の為に攻撃の為の攻撃をしたわけではなく、従前から疑問に感じていたことをこの機会に指摘したことであるから、しっかりと受け止めて頂きたい。
…このBLOGを、仲井眞県政の関係者が見ているかどうかはわからない(つーか見てないだろう)が。
…ただ。「仲井眞さん、本当に4年間やってくれるの?」という懸念がちょっとあるんだけどね。
ぶっちゃけ、高齢だし。どんなに本人が元気だ元気だ言っても、常識的には引退してる年齢だし。事実1期目の途中で倒れて入院してるし。病気辞職の可能性は決して低くはない。
そして。これは正直あまり考えたくないのだが。1998年の、当時の名護市長の「基地受け入れ表明、直後に辞任」という最低最悪な行動に走るのではないか、という懸念である。仲井眞氏がこんな無責任なことをする人だとは思わない(というよりむしろ、県外移設は本音だろう)が、前例として存在する以上、可能性としては0ではないと思っておくべきだろう。
なんにしろ、4年を待たずに知事選が行われる可能性は充分にある。そしてそのときには、伊波氏には是非再チャレンジして貰って、そして勝って貰いたい。
その為にも、今自分が出来ることを着実にやっていかねば。…でも、何が出来るんだろう? とりあえず、Wikiは「公約」通り継続するけど。
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「選挙」カテゴリーアーカイブ
やっぱり俺が応援するとダメなのか
「荒野草途伸が支援する候補は7割以上の確率で落選する」
このジンクスは、悲しいかなまたしても発動してしまった。
報道を見ての通り、荒野草途伸の支援していた伊波洋一氏は、4万票の大差で落選してしまいました。
まさか、30万票も届かないとは。
政策をきちんと比較してもらえれば絶対当選出来ると踏んでいたのだけど、結局浸透出来なかったという事なのか。
NHKの調査によると、無党派層は仲井眞4割伊波6割だったらしい。経済政策の現実性をちゃんと理解してもらえれば、無党派7割は取れると見ていたし、実際にそれが取れていれば当選出来ていたはずなのだが。理解してもらえなかったのだろうか。
結局、「経済は仲井眞」という虚構のブランドイメージを崩せなかったという事か。
いや、夕方頃から何となく嫌な予感はしていたので、思ったよりショックは少ないのだが。しかし不機嫌なのは間違いない。
また自民信者共が驚喜しているかと思うと、腹立たしくて仕方がない。
ぶっちゃけ、「沖縄県民は愚民か!」と叫びたくなるくらいだ。いや、7月の参院選の結果と比べれば、沖縄県民だけを悪く言う事は出来ないか。日本人全体が愚民化している、というより元々そんなに賢くなかったという事か。
とりあえず、今夜は不貞寝だ。そうする以外無い。
あと、「いはよーいちうぃき」は、当初の宣言通り、消さずに残します。伊波氏が今後どうするかは全く解らないけど、もし4年後に知事選に再チャレンジするなら、その為の火種として残しておこうと思う。
総括には、多分一週間はかかるだろう。書くべき事はいっぱいあるので、時間がかかってもこれは必ずやる。
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選挙立候補者への政治献金は税金控除の対象になるって知ってました?
先日お伝えした伊波洋一氏への、ネット献金の準備が出来たそうです。
楽天政治:伊波洋一
http://seiji.rakuten.co.jp/syllabary/info/%E4%BC%8A%E6%B3%A2%E6%B4%8B%E4%B8%80/001895
情報としては、こんだけなんですが。銀行口座とか示さず敢えてネット献金に絞っているあたりが、IT通の伊波氏らしいです。
…でもこの楽天ネット献金、使えるカードが微妙に狭いんだよなあ。楽天グループ企業への利用誘導が露骨だし。まあ、楽天ってそういう会社なんだけどね。でも、政治関係ぐらい、もうちょっとパブリックな視点で行こうよ…と思うのですが。
まあ、国会議員への献金しか受け付けていないYahooよりはましなのかもしれませんが。
て言うか。沖縄が普及率日本一なEdyで献金できたらもっとよかったのにナ。ブラウザがIEオンリーになるからそれを嫌ったのか…。いや普通にシステム構築がとても間に合わなかったってだけか。
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琉大物理学科というのは沖縄で結構な一大勢力になってると個人的には思うわけです個人的には
ニュース的にはもう今更かよという話ですが、宜野湾市長の伊波洋一氏が11月の沖縄県知事選への出馬表明をしました。
伊波洋一オフィシャルサイト
http://ihayoichi.jp/
この伊波洋一氏、くさちんにとっては琉大物理学科の先輩に当たるのです。先輩と言っても、学部再編前に卒業した方で、大をつけなきゃいけないレベルの離れようですが。
とは言いつつ、おなじ物理学科の同窓生である事は間違いありません。物理学科の同窓会でも、二回ほど顔を合わせた事があるのです。…しまったなあ、名刺交換、しておけばよかった。とはいえ、当時勤めてた会社はもう退職しちゃったから、どっちみち意味無いんだけど。
そういうわけで。今回くさちんは伊波洋一氏を全面支援します。もちろん、ただの先輩だからというだけでなく、左派の立場からというのもありますけど。
この人がそのうち知事選に出る事はわかっていたので、そのときは手弁当で駆けつけるつもりでいたのですが。予期せず沖縄を離れて実家に帰る事になってしまったので、残念ながらろくな支援活動ができません。
公式サイトにモバイルサイトの案内がなかったので、「もしモバイルサイト作るだけの人手が足りないならお手伝いしますよ」と申し出たのだが、「モバイルサイトはあります」という返事がきました。どうやら自分の出る幕はないらしい。
まあ、宜野湾市の行政システム導入の旗振り役やってた様な人だし、その辺で抜かりがあるわけ無いか。
て言うか、なんか最近自分の応援する人とか勢力がことごとく負ける傾向があるので、支援とかせずむしろ大人しくしてた方がいいのかなあ。最萌とか。最萌とか。最萌とか。
とりあえず、ブログのランキングは上げたい様なので、せめてその辺で協力しよう。
新しい沖縄へ。伊波洋一
ついでに、関連団体のリンクも張っておこう。…なんか、2年前に調べた時より、ずいぶんサイトが充実したなあ。
日本共産党沖縄県委員会
沖縄社会大衆党
社民党沖縄県連合
しかし、現職の仲井間知事も東大工学部卒だし、今回は理系対決という事になるんだなあ。喜納昌吉が出てくるんだったらまた話が変わってくるけど。
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次期参院選沖縄選挙区候補に喜納氏
喜納氏擁立合意へ 県政野党が最終調整
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-158651-storytopic-3.html
実は自分、この間(って言ってももう2年くらい経つけど)の沖縄県議会議員選挙で、喜納氏から直電貰ったんだよね。自分その頃は高額所得者だったから、調子こいて社大党に10万円寄付したら、えらく感謝されて。
そんなわけで、喜納氏には是非当選して貰いたいものです。国会議員の直電話番号持ってるなんて、相当のステータスになると思うしね(笑)社大党にも地域政党として生き残って欲しいし。
ただ、結果的に民主政権すりよりになってしまうようでは、意味は無いんだけど。あくまで独自性を発揮して貰いたいなあ。
そんなわけで沖縄県民の皆さん、次期参院選は喜納昌春氏をどうかよろしく(笑)
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第3回葉鍵最萌運営日誌_2010/02/14
本日、葉鍵政界絡みでKanon県知事選挙の投票日です。
投票は葉鍵板の以下のスレにて行っております。
【葉鍵政界】万機公論!葉鍵の未来5【朝まで生葉鍵】
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1265973820/l50
皆様方の参加を心よりお待ち申し上げております。
さて、個人的宣伝終わり。本題の葉鍵最萌の方ですが、本日よりいよいよ本戦が始まりました! 対決相手は川口茂美(AIR)対広瀬真希(ONE)。初日からいきなりの好カードです。
この組み合わせが決まるまでにはいろいろ紆余曲折とかトラブルもありまして。
まず、対戦カードを一日1戦にするか一回線のみ1日2戦にするかという問題があったのですが、2/11の投票で、開催期間が9ヶ月(1日1戦)に決まりました。
9ヶ月…正直、長いです。
運営メンバーの意見では5分5分に別れていたんだけど、一般投票では圧倒的な差を付けられて1日1戦にされてしまいました。。。
まあ、決まったものは仕方がないので、これから9ヶ月間、毎日23時過ぎは葉鍵最萌に拘束されることになります。
…ほんとに務まるんかいな
そして、運命の組み合わせ発表。これは2/12の23時から行われました。
複数の集計人が「乱歩」という乱数発生ソフトを使って、1から256までの乱数を発生させて、23時に同時公開し、その乱数を使って複数回シャッフルを行い、組み合わせを決定する、という流れだったのですが。
ここでいきなりトラブルが。原因は、荒野草途伸です。
1から256までの乱数を作らなければいけないところを、0から256までの乱数を作ってしまい、運営側が大混乱に。
結局、もう一度運営全員が乱数を作り直して23時半過ぎにやっと使える乱数が揃ったのですが、それから10分あまり、運営が沈黙。
リストをソートして検証する係を決めていなかったのです。これは、ベテランの運営さんが機転を利かして、全員でソート結果をアップロードして全員で比較するという事になったため、何とか前身。
しかし、その間に時間は23:45を過ぎ、投票スレでは「どうなってるんだ」の声が。
結局、日付越えしないぎりぎりの23:58頃に組み合わせを仮発表するという、ちょっとお粗末な結果になってしまいました。これというのも、最初に荒野草途伸が乱数の発生を間違えたからですね。関係者の皆様方、済みませんでした…。
その後、出来上がったリストを元に、wikiの更新作業に取りかかることに。これは、以前から決まっていたとおり私の作業。
なのですが、wikiのテーブル記法がHTMLではなくwiki独特の記法を使わなければいけないので、更新に一苦労。まあ、これは事前にわかっていたことなので、実は徹夜作業も覚悟していたのですが、実際には2時前には作業は完了。若干のキャラ名の誤記はありましたが、特に目立ったミスを指摘されることもなく、作業は完了しました。
ということで、繰り返しになりますがとりあえず本戦開始です。ネタ票の扱いに配慮しなければならないなど、予選以上の苦労が予想されるのですが、まあ何とか気張って取り組んでいきたいと思います。
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自民党信者には読んでも利益にならない記事、しか書いた事無いけどね自分は
今度の選挙で一番大事なのは、もちろん自民党を政権与党から引きずり下ろして右翼自民党信者に対してプゲラしてやることなわけですが。その為には無条件で民主党とか民主党推薦候補に入れればいいかというと、そうでもありません。
荒野草途伸は共産党びいきなので敢えて共産党を引き合いに出しますが、マスゴミは既に共産党がまるで小選挙区では泡沫であるかのように扱っています。が、実はそんなことはないと思うのです。
そこで、共産党でも勝てそうな選挙区を洗い出していきましょう。ていうか、むしろ共産党が勝たないと自民が勝っちゃう選挙区といっても過言ではない。
具体的にいうと、東京12区、京都1区、大阪13区、沖縄1区。この4つは、民主党(推薦)候補じゃ実は勝ち目が少ない。 地元に根を張っている共産党の方がまだ勝てる可能性がある。
なので、この3選挙区では、共産党に入れるべき なのです。
東京12区
小沢一郎がいうように、太田昭宏はそんなに強い候補者でもない。かといって、青木愛もそんなに強い候補ではない。
池内沙織もそんな強い候補ではないが、もともと東京北部には共産党の支持基盤があって中選挙区時代は自民公明共産で分け合っていた地区。となると、少なくとも青木愛より若い26歳で既にどぶ板入って数ヶ月経つ池内沙織の方が有利なのではないか。
京都1区
過去2回の選挙では民主党候補よりも低い得票を出してしまっているが、それでも党本部が最重点区に置くのは、やはり勝ち目があるから。ぶっちゃけ、民主党の平は「迫る」ことは出来ても伊吹文明を「落とす」ことは出来ないだろう。伊吹文明を落とすまでにいたる底力を持ってるのは、やはり穀田恵二だろう。
大阪13区
中小企業と失業の街。自民大逆風で、デフォルトで自民が落選すると思っていい。
だが、民主党が候補を立てておらず、相手は共産党と国民新党。ぶっちゃけ、国民新党は有権者の支持を得ているとは言い難い。
加えて、選挙区の東大阪市はこれまで何度か共産党員市長を出しているお土地柄。対決構造は、もうむしろ「自民vs共産」と見るべきだろう。
沖縄1区
マスゴミはひた隠しにしているが、現職の下地幹生(国民新党)はかなり危ない。
「そうぞう」という支持基盤を持っているが、逆にそうぞうを抜けて国民新党入りしたことで有権者の間にシラケムードが漂っている。民主党推薦を前面に打ち出しているけど、だったら最初から民主党入れよ、って話。
さらに民主党も、県連は独自候補擁立を模索していたのを中央から横槍入れられて、かなり不満。まともに下地に協力するとは思えない。
では有力馬は自民の国場幸之助かというと、まあそうなのだが、選挙区である那覇市の自民支持層は、沖縄の土地柄もあって決して厚くはない。(しかも、その一部を下地に取られている)。
実質票源になるのは公明=創価学会の票。こいつ等がどこまで本気で動くかというとそれも未知数。元職の白保台一を押しのけて立候補してきた国場への反感も少なからずあるだろう。
さて、問題は共産党だが、ここは3回前の総選挙で白保台一に5千票に迫る次点に付けている。
当時の沖縄1区は先島地区が入っていたのでそこの票差で公明が逃げ切ったのだが、現在のような那覇市内だけの選挙区だったら、共産党が勝っていた。
そういう事情もある中で、今回沖縄ではまだ強い革新勢力の束ね役である社民・社大が、自主投票の構えを見せている。沖縄2区で共産党が候補擁立を見送ったことと合わせ、実質1区・2区のバーター協力が行われているのではないかと見ることも出来る。
しかも候補は、高齢ではあるが長年那覇選出の沖縄県議を務めてきた人気者。ガチで国場幸一郎と戦っても遜色はない個人票も持っている。
マスゴミがこの事実を素直に認めて実体にあった報道をすれば、「奇跡の」大逆転もあり得る。
まあ、最後に結論をいってしまうと、マスコミのいう「自民民主の二大政党の対決」というお題目を鵜呑みにしちゃいけない、って事ですな。
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公明選挙
北九州市議選、偽投票用紙63枚 本物用紙入手のため?
http://www.asahi.com/politics/update/0202/SEB200902020014.html
山形県知事選挙でも、投票数と投票者数が一致しなくて府政投票の疑い濃厚、なんて事件があったばかり。
今まで日本の大きな選挙でこんな事って滅多になかったのに、自民党が不利といわれる中の選挙二つで立て続けにこんな事があると、「おいおい自民党そこまでして勝ちたいかぁ?」と言いたくなる。もちろん、誰が犯人かなんてのはわかりはしないのだけど。
とは言え、追い風の民主共産がわざわざこんなリスク犯すとも思えないし。…あ、こういう事するのはむしろ公明党か。何が「公明」か。いや、犯人はわかんないけどね。
とりあえず、選挙は不正の無いようにやって欲しいものですな。投票率低くても不正はない、ってのは日本の民主選挙の誇りなんだから。
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今から総選挙予想
総選挙はどうせ秋の任期満了までないと思うが、その辺も勘案して総選挙の獲得議席の予想を立ててみた。
政党 | 選挙区 | 比例区 | 合計 |
自民 | 91 | 44 | 135 |
公明 | 0 | 16 | 16 |
| |||
民主 | 186 | 74 | 260 |
共産 | 6 | 30 | 36 |
社民 | 6 | 11 | 17 |
国民新 | 2 | 3 | 5 |
新党日本 | 1 | 1 | 2 |
新党大地 | 0 | 1 | 1 |
| |||
無所属 | 8 | 0 | 8 |
| |||
計 | 300 | 180 | 480 |
※詳細はこちら
週刊誌とかでも予想議席の記事が載っていたりするが、正直政治評論家の主観に基づいている部分が多かったりするので、自分も遠慮無く主観混じりで予想を立てさせて貰った。
とはいえ、世間で言われている予想結果と、そんなに大差はない気がする。
敢えて言えば、共産はもっと取るかもしれないと言ったところか。公明は、はっきり言って惨敗だろう。創価学会がどんなに頑張っても、定額給付金の失点は補えないと思う。自民は、今選挙をやればもっと取れるだろうが、秋口までずれ込むならこれくらいの負けっぷりになるだろう。民主単独過半数は既定路線。社民も民主との協力路線が功を奏して、結構取るだろう。国民新党は、昨年の参院選や各種世論調査の結果から見て、そんなに議席取れないと見る。
まあ、麻生内閣が続く限り、この結果は動かないと思う。突然解散されたり、春口に小池百合子あたりに首相交代したりしたら、またわからなくなってくると思うが。
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ローゼンメイデンはご存じでない?じゃあ少女革命ウテナは?
日経平均株価、バブル後に逆戻り。俺の資産も半減。しかも悪あがきした所為で借金増大。とりあえず何とかはなるけど、老後の安心はなくなったねこれで。はあ。
というか、八つ当たりするわけじゃないんだけど。麻生自民党政権はもう、動きがとろいね。
自分が10/11付けの文書書いて、その後出てきたニュースが「日銀・銀行等保有株式取得機構保有株の売却凍結を検討」。おいおい、この状況下でまだ凍結してなかったのかよ!? ってレベルだよ。しかも「検討」。
それから一週間位してやっとそれの方針が確定して、他にも金融市場への介入も「検討」され始めたけど。もう時既に遅し。しかもなんかあんまり「強い介入」という意志が伝わってこないものばかりだし。
それでもせめて一週間早く方針を決定していればまだましだったのかもしれないけど。何をもたもたしてんだろうねえ。
で、この有様というわけ。
先週までに然るべき対策を打てていればまだ、「何があっても日本は大丈夫です!」って胸を張って言えたんだろうけど。もうだめだね。手遅れ。
まあ、だいたい麻生政権、というか麻生太郎という男、経済通を自負して「俺が一番経済に詳しい」とか言って経済専門の補佐官も置かせなかったらしいけど。驕るのもいい加減にしろと言いたいね。てめえの持ってる経済感覚なんか、30年前の時代遅れなとっくに使い物にならないシロモノだろうがよ。
いや例え最新の感覚を持っていたって、人一人で経済運営できるほど今の経済は甘く無いっちゅーに。グリーンスパンですら過ちがあったと認めているくらいなんだぞ。
なんかもう、こいつが首相に居座ってる限り、金融市場は安定しない気がする。
あと全然関係ないことだけどついでだから言っておくと、麻生太郎をオタクが支持しているかのような物言いはもうやめて欲しい。いや、これは半分以上マスゴミが悪いんだろうけど。
オタクに取っちゃ麻生なんて、「ローゼンメイデン読んでなかった時点でもうアウト」なんだよ。
さて話を金融に戻すと。先々週くらいに、「知の風」の講義で慶応大の先生の話を聞いてきた。経済学は公務員試験用に付け焼き刃な勉強しかしてなかった自分にはちときついレベルだったけど、まあそれなりに得るものはあったと思う。
特に、「金融対策は、経済対策の根本解決にはなり得ない」という話は結構衝撃的だった。
金融対策というのは、あくまで需給バランスが不一致を起こしているときにそれを一致する方向に持って行く為のものであって、需給バランスが一致しているのに金融対策をやったって意味がない、そういう場合に必要なのは構造改革なんだ、というような趣旨だった。
なるほど。と、すごく納得した。
そして同時に、その必要な構造改革とは独占された資本を解放して再分配し、国民の購買力を高めることなんだ、と自分では思った。
真面目に働けど働けど暮らしが楽にならない、そんな人間があふれている今の社会を改革、つーか革命しないともう問題は解決しないって事なんだと思う。
なんだけど、麻生自民党にそんな革命は起こせないだろう。なのでとっとと政権を明け渡してもらいたいものなのだが、またさらに勘違いしてるみたいで、政権に固執して解散しないとか言いだしてるようだ。
もう勘弁してくれ。あのクソオヤジ。
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