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沖縄の国境はどこだ


 7/3付けの八重山旅行記でも書いたように、台湾絡みの問題をちょっと考えてみる。
 今はもう事実上解決したことになっているが、つい先月まで日本と台湾の関係は少なくとも政治的には一触即発で戦争状態になる状態にあった。
 そもそもの事の発端は、6/10に日本領内である尖閣諸島で海上保安庁の巡視船が警戒活動をしていたところ誤って近くで操業していた台湾の漁船にぶつかってしまった。その際に海上保安庁側は、船長を拘束し、船も持って行ってしまった、ということに端を発する。この行為自体は確かにちょっと問題があったし、それについては最終的に海上保安庁側も謝罪している。
 ところが。これに関し尖閣諸島を自国の領土とする台湾が過剰反応した。どう反応したかというと、国家のナンバー2に当たる行政院長が、国会での答弁で「日本との開戦も辞さない」という発言をしたのである。
(7/3付けの文書では私はこの発言を馬英九 国家主席のものと書いてしまいましたが、これは間違いでした。済みません。)
参考:「戦争も排除せず」尖閣問題で台湾行政院長(msn産経))
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080613/chn0806132028016-n1.htm
 尖閣諸島を巡っては、以前から台湾でも確かに自国の領土という主張を元に日本の取り締まり活動に対して抗議活動などが行われてはいた。(最も、尖閣諸島問題初期に於いて台湾国民自体はそれほど活発な抗議活動は行ってはおらず、香港あたりの「民主化」活動家が煽って現在のような状況にしてくれたようだが)。が、今回のこの発言はあまりにも物騒すぎる。何しろ、「戦争する」と言ったのだ。しかも、そこらのゴロツキ活動家などではなく、国家のナンバー2が。いかな国会議員の誘導尋問によるものとはいえ、これは穏やかではない。
 ちなみに、旧ソ連や中国、北朝鮮ですらも、国家の重鎮が表舞台で「日本と戦争する」などと発言した記録はない。当たり前だ。いかに仮想敵国といえども、国家の首脳陣が軽々しく戦争の可能性を口にしていいものではない。戦争は遊びではない。国家と国民の存亡がかかった滅ぼし合いなのだから。
 逆に言えば、もしそれが口に上ったなら、その国は日本と戦争する気満々ですよと捉えなければならない。
 つまりは。今の台湾は、場合によっては日本と戦争する意志が十分にあると見なさなければならない。北朝鮮以上に、日本にとって危険な存在なのだ。
 実は、台湾との戦争の危機は、今回に始まったことではない。1972年に沖縄が米軍支配から解放されて日本の領土として復帰したとき、当時の国民党独裁政権はこれを阻止しようと戦争準備を行い、実際出兵寸前にまで至ったのである。ただこれは、国民党独裁政権のバックボーンであったアメリカの圧力によって中断されたが、日本領である沖縄県が国民党政府軍によって攻撃にさらされる危険性は十分にあったのだ。
 さて。話を現在に戻すと、台湾の現政権は、今年の総統選で親日の民進党から当時の独裁政党であった国民党に戻っている。
 ここで改めて念押しをしておくと、国民党(中華民国国民党)は、決して親日などではない。8年間にわたる民進党政権のおかげで、日本人の間にはすっかり「台湾は親日」というイメージが染みついていて、その所為で国民党までもが親日であるかのように誤解している人もいるようだが、これは全くの間違いである。前述のように、独裁時代には日本への出兵を企てるような、むしろ危険な反日政党であるとすら言えよう。
 以上を考えると、台湾と日本との戦争勃発は、決して夢想語りなどではない。国力が疲弊し戦争遂行能力など無いに等しい北朝鮮などより、よほど危険性は高いと言える。
 以上を考えると、日本政府並びに日本の世論は、台湾首相の発言にもっと過激に反応してもよかった。「戦争だと?ふざけんな!」ぐらいの発言があってもよかったとは思う。ただ、実際のところ政府にも世論一般にも、そのような意見はあまり見られなかった。自分自身もそうなのだが、あまりにも過激すぎる発言故に「少し落ち着いて様子を見よう」という空気が大勢だったのだと思う。結果としてこの問題が穏便に解決したので、まあこれはこれで正解だったのかなと思う。
 しかし、あきれ果てるのはクソウヨ/ネットウヨどもの二枚舌っぷりである。
 北朝鮮がミサイル実験を行ったとき、朝日新聞が社説で冷静な対応を呼びかけたところ、彼らはこれに対して猛烈なバッシングを加えた。ところが、より戦争の危険が大きかったこの問題に関して、彼らは一転して「冷静な対応を」などとのうのうとほざいているのだ。いったいこの豹変ぶりは何なんだろうか。
 さらに言えば、彼らの発言の中には看過できない内容がある。つまり、「台湾と戦争したって、勝てるから問題無い」というものである。
 確かに、単純な軍事力の比較で言えば、台湾海軍と海上自衛隊の戦力差は歴然としている。総力戦に持ち込めば最終的には勝てるだろう。「戦争には」。
 だが。彼らクソウヨの節穴のような目には全く見えていない事柄がある。それは、「台湾と戦争になったら、沖縄県、少なくとも八重山地区は間違いなく戦場になる」ということである。
 少し調べればわかることであるが、日本の最西端である与那国島から台湾まではわずか110Kmあまり。石垣島よりも近い。その石垣島も、台湾までの距離は300Km弱で、400Km以上離れた沖縄本島よりも近い。
 そして、この両島には自衛隊・米軍ともに軍事基地が一切無い。石垣島には海上保安庁の石垣海上保安部があるが、海上保安庁は所詮は海上警察である。いくら何でも軍艦、しかも対中国戦を想定して十分な訓練をしている台湾海軍に勝てるような装備など持ち合わせているはずがない。そして、与那国島に至っては海上保安庁の基地すらないのだ。
 これら八重山諸島から最も近い自衛隊基地は、宮古島にある航空自衛隊の警戒基地であるが、あくまで緊急発進用の戦闘機を配備しているのみで、ここの装備だけでは制空権を制することすらままならないし、ましてや台湾軍の上陸を阻止するなど到底無理な話である。
 台湾軍を牽制するにはやはり海上自衛隊の艦船が必要であるが、八重山諸島から最も近い海上自衛隊の基地は、沖縄本島の与勝半島にある。与那国島からは600Km近くも離れている。
 ちなみにこの与勝半島には米海軍のホワイトビーチ基地があるが、米軍はこと台湾戦に関しては全く動かないと見るべきだろう。なぜなら台湾はアメリカにとって日本と同様の軍事同盟国であり、台湾の軍備はそのほとんどがアメリカからの供与によるものですらあるからだ。そもそも、沖縄の米軍は日本を守ることを前提に配備されていない。
 以上を考え合わせると、台湾が奇襲作戦で侵攻してきた場合、まず間違いなく与那国島は占領されるだろう。下手をすれば西表・石垣も占領され、宮古沖で決戦ともなりかねない。最終的に台湾軍を撃退できたとしても、これらの島々は戦場になってしまう事は間違いないのだ。
 先島諸島が戦場になる。米軍は支援してくれない。彼らクソウヨどもの頭には、こういった事は頭にあるのだろうか。無いのなら無知不見識のそしりは免れない。
 それとも、わかってて敢えてこういうことを言っているのだろうか?
 北朝鮮がミサイル実験をしたときは、東京にミサイルが飛んでくる危険性があった。だから彼らは大騒ぎした。だが、台湾との戦争で沖縄が占領されることはあっても、東京や福岡が占領されることもミサイルが飛んでくる危険性もない。だから彼らは平気で言うのだろうか。台湾と戦争したって勝てる、と。
 「沖 縄 な ん て ど う で も い い」。
 これが彼らクソウヨの本音なのだ。
 彼らクソウヨは、沖縄の独立には強硬に反対する。それは、沖縄が独立すればそこが中国の勢力圏化に入ってしまい日本の権益が失われるからだという。その主張には、沖縄県民の利益不利益のことなど、一切考慮に入っていない。彼らクソウヨのエゴイズムしか見えてこないのだ。だからこそ、沖縄県民は「独立」という最終カードを手放そうとしないのだが、彼らはどうやらそれすらも理解できないらしい。
 彼らのいう日本の国境は、本当はどこにあるのだろうか? そんな事を疑いたくもなる。
 こんなクズどもが国士を気取りネットを中心に政界にまでのさばっている。そして反戦左翼カブレにまでこんな事を指摘されてしまう。こんな国の現状を、憂えずにいられようか。
 
 
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社大党移転


 沖縄社会大衆党が、本部もWebサイトも移転したらしい。
http://www.okinawashadai.com/index.html
 ・・・しかし。ページ情報から見て、5/1に移転したものと思われるが、アクセス数が380しかない。て言うか、現時点でGoogleにすらひっかからない。まあ、Googleはここ数年、クロールエンジン(というよりは会社の方針?)に問題があって、検索サイトとして疑問符がつく状態ではあるのだが。
 まあ、Yahooはさすがにちゃんとトップにでるし、Wikipediaの方は、自分がリンク貼り変えておいておいたので、まあ大丈夫だろう。何が、と言われると困るが。
 ちなみに、6/8は沖縄県議選である。が、先週くらいまではどうも県民の関心が今ひとつ盛り上がらない感じだったようだ。実際、自分も危うく気づかずに東京出張に行ってしまうところだったし(注:現在荒野草途伸は東京に長期出張中)。
 社大党もこれに併せてサイト移転もしたのだろうけど。まあ、関心に薄さが見事に表れてる、ってことなんだろうか。
 ガソリン増税直後の最初の大型選挙で、しかも鉄道ナシ車社会の沖縄なのだから、これを争点に凄まじい選挙戦になっても良さそうなものなのだが。
 いやまあ、今週から東京にいるから、今現地でどうなってるかはわかんないんだけどね。一転街の様相が変わってるかもしれないし。
 とりあえず、不在者投票用紙は請求しておいたので、私は東京から郵送で投票します。
 浦添市区は今回8人出るらしいが、さて社大党と共産党どっちに入れようか。
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政権担当能力


 安部総理閣下や、年金・国保や経済格差や沖縄の問題よりも、教育を選挙の争点にしたいご意向なようなので、その辺も踏まえつつ、いつもの個人政治評論をば。
 ということで。先月いつの間にか成立しちまったらしい、教員免許更新制度の為の法律。もう成立しちまったので、今更止めるのが至難の業なんだが。そもそも、止める止めない以前に、この制度の概要がよくわからない。
 「更新」って、具体的にどういう「更新」内容になるのかよくわからないし、何のためにやるのかもわからない。
 まず、この段階で既に問題なんだけどね。教育という、国の機関政策に関わる重要事項の改正を、国民がよくわかってない(おごった言い方かもしれないが、荒野草途伸は一般的平均日本国民よりは、時事問題には精通しているとの自負がある。その荒野草途伸がわかっていないのだから、たぶん一次当事者の教員関係者以外は全然わかってないだろう)、この時点で既に大問題なわけだ。
 さらに。ここからは、政策の内容がよくわかっていないので、伝聞と憶測混じりで話すが。聞くところに依ると、「教員の質を維持するために」数年ごとに30時間の講習を受けさせて、合格したら免許維持、という制度になるらしい。
 さて。まずそんな制度に、実効性があるだろうか?というのが自分の中には疑問としてある。というのも、30時間の講習とはいうが、それは運転免許の更新みたいにビデオ見て終わりとか、そんな生やさしいものではないだろう。(むしろ、そんなのを30時間もやるんだったら、ただの金と時間の無駄である)。おそらくは、大学、否大学院レベルの「授業」を受けさせることになると思う。
 そうなると。30時間と一口に言っても、拘束時間は30時間では済まない。予習復習含めてだいたい倍の60時間が、プライベートから削られることになるだろう。
 60時間。7.5日分=1週間半の標準労働に匹敵する時間だ。こんな時間を、数年おきに確保していかなければならないのだ。おそらくは、無給で。
 「教員はヒマだ」と思いこんでいる人間が世の中には多いが、実際のところそんなヒマ教員は数えるほどで、特に優秀な教員ほど、寝る間もないくらい忙しいのが現実だ。そんな彼らに、この上こんな時間拘束を強要するというのか。それとも、その分の時間確保=労働量軽減のために、人を増員するとでも言うのか? 増やすどころか、コスト削減とか言ってどんどん教員の頭数を減らしているこのご時世だというのに。
 さらに言えば。民間人の免許保有者の問題がある。
 個人的な意見だが、荒野草途伸は民間人からの教員登用は、どんどん進めるべきだと思っている。学校外部の経験、実社会の経験を積極的に教育の場に生かしていくべきだと思うし、それに社会経験を持った教師のいう言葉には、やはり重みがあるからだ。
 私の友人で、教員になることを前提に、その前段階として経験を積むために、わざわざネットワーク・エンジニアになった男がいる。彼は今、正規採用の際に校長から指名を受けるくらい評価を受けているらしい。まあ、彼のことはいずれ詳しく話そう。
 さて。民間人登用といっても、結局教員免許が必要なことには変わりない。普通は大学在学中にとって、それをそのまま持ちっぱなしにして、何年かしたら教員採用試験を受けることになるのだが。
 ここで、免許更新制度が導入されたら、これはどうなってしまうのか?
 常識的に言って、民間人は忙しい。公務員と比べるのはいろいろアレなので、とにかく忙しいんだとだけ言っておこう。裁判員制度ですら絶対断るなんて言い出す人間が後を絶たないくらいのレベルだ。
 そんな人間に、教員免許の更新講習を課す。1週間半も。無理だ。普通に、夏休みのレベルも超えてるし。たいがいは業務と関係ないから、業務命令になるとも思えない。
 つまり。民間人は、教員免許の更新が、出来ないのだ。
 これはすなわち、民間人が教員に転職することは、今後非常に難しくなる、ということを意味する。
 これらの問題は、教育にど素人で教員免許すら持っていない荒野草途伸ですら思いつくことなのだが。こういう事について、国会は十分な議論をしたのだろうか? 否、していないだろう。与党の強引な国会運営で、流れ作業のごとく法案通過マシーンにかけて成立させてしまったのだから。
 国家政策の基本たる教育制度で、ろくな議論も精査もないまま、制度の改変をしてしまう。これはいったい、どういうつもりなのか。
 この教育問題に限らない。安部内閣が成立してからというもの、あまりにも稚拙で拙速な制度改革・法案成立が目につく。
 彼ら自民党は「これこそが安部政権の成果」と吹聴するが、私に言わせれば「こんなやっつけ仕事ばっかしやがって、何が成果か」と、むしろ憤慨したくなる気分である。
 しかも、何か問題が発生するたびに打ち出してくる、泥縄的な対策の数々。SEやってる人間なら誰でもわかったと思うが、自民党の言う「一年で全データを突合完了」なんて、無理に決まってるのだ。しかも、泥縄ならいざ知らず、まるで見当違いの対策、例えば「年金ICカード」を導入して云々。それに一体いくらのカネと手間と時間がかかって、そしてそれが一体、今回の問題の何の役に立つんですか?と。
 ただの思いつきですか?それとも、騒動を逆手にとって新たな利権の発掘を狙いましたか?
 冗談じゃない。国家制度や法律は、おもちゃじゃない。それが重要な問題であるほど、例え時間をかけてでもきちんと調査し設計し、時には後戻りすら辞さない覚悟で作り上げていかねばならないものなのだ。何でもかんでも出しゃいいんじゃない。議論して、良質なものを作り上げていかねばならんのだ。その為の民主議会ではないか。
 そういう自覚が、彼ら与党議員にあるのだろうか? 政権を担当しているのだという、自覚と責任を持っているつもりなのだろうか?
 問題は少し異なるが、先頃、アメリカの核使用を容認するかのような発言をして辞任した防衛相がいた。これもまた、自分自身の立場を自覚していないが故に出た発言だろう。発言の中身云々より、こういう時期にこういう発言をしてしまうこと自体が、問題なのだ。
 任命した安部首相の責任はもちろんあるが、それ以上に、所属する自民党の問題がより大きいと私は考える。こんな議員を、防衛相という重要ポストにおいておかねばならなかった。今回限りではない。2回も、3回も、同じような問題ばかり起きているではないか。
 そこまで、自由民主党は人材に枯渇しているのか。政権の一部を担える、そんな人間が、今の自民党にはいないということなのか。
 なれば、私はこう結論づけざるを得まい。
 自由民主党に、もはや政権担当能力など皆無である、と。
 率直な話、民主党や共産党の方が、まだ、政権担当能力があるように見える。これはひいき目ではなく、純粋に比較の上で。「やむを得ず、彼らに任せる選択肢もあるんじゃない(そうした方がいいんじゃない?)」という話だ。
 まあ、今回の参院選だけでは、政権は変わらないことにはなってるんだけど。
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新感覚癒し系プロレタリアート萌えキャラ


 数週前のことだが。ネット(というか葉鍵板。最近、葉鍵板に情報を依存している自分が非常に情けない。)で、「涼宮ハルヒを使って杏さん党否共産党の宣伝ポスターを作った」という噂を聞いて、ちょっと見てみた。
 元々作ったところは、(どこぞの頭の悪い集団に襲撃にあったのか)既に閉鎖されてしまっていたが。別のブログでそのことに言及されていて、画像もあったので、とりあえず見てみた。
護憲派のイメージ戦略左翼というのはプライドたりえるのだろうか
 ・・・まあ。これの内容については、とにかく見て貰った方がいいだろう。オタコミュニティの基本知識を持ち合わせていない人には、少々オチがわかりづらいかもしれないが。あーそれと、最近の共産党の活動も知識としてあった方がいいかな。
 このブログ自体の言いたいことは、「アニメ素材を宣伝にしてアニメファンを取り込みたいなら、まずお前がその素材を十分に理解しろと」いう、至極まともなもので。
 左翼に限らず、今の政治家・政治運動家全般に欠けている事への痛烈な批判だ、と受け取っております。アニメに限らずね。もっと、一般国民の生活の実情を、もっと良く理解しなさいよと。
 で。本題。こっちが本題ですよ?
 上記の一連の流れにはとんでもない弱点があって、「商業著作物を、無断で二次利用している」というとこなんですね。まあ、角川とかその辺が訴えない限り、一応大丈夫ではあるんですが。逆に言えば、いつ足下を掬われるかわからない状況にあるわけです。
 まあ、普通に商業一次創作者は、二次創作に対して厳しい目をしますからね。なので。そういうリスクを避けるためにも、二次創作はできれば使わない方がいいです。
 しかし。一次創作、すなわちオリジナル作品であれば、そんな心配は全く無用です。だって自分で作っちゃえば、著作権は自分のものになっちゃうんだもの。どうしようと自分の勝手。素晴らしい。一次創作万歳。コミケも一次創作中心に原点回帰すべきだ。
 と、いうわけで。この私、荒野草途伸が。共産党の夏の参院選に向けて、一つとびっきりの萌えキャラを考案してやろうじゃあありませんか。
基本設定:
名前:
赤原 共(あかはら とも) 通称「共さん」
年齢:
23歳 いわゆる萌えキャラの年齢が10代中心な事考えるとちょっと高年齢だけど、逆に選挙権持ってる成人以上の層をターゲットにしているということで、ちょっと年齢高め
職業:
派遣の事務員。兼、派遣ユニオンの支部委員長 (本人は嫌がったのだが、周りからは頼られてしまっているというキャラ設定上、断れきれなかった。引き受けたときの台詞「わ、わかったわよ。あんた達があんまり頼りないから、だから3ヶ月だけ引き受けるんだからねっ!」ちなみに既に就任して半年以上経っている)
性格:
ツンデレ。恋愛面だけでなく、普通の人間関係にもその傾向が顕著に表れるため、少々困りもの。
気が強い。
だが面倒見はいい。
異性や恋愛はまだちょっと苦手。
外見:
スーツにツインテール23歳の大人としてその髪型はどうかという意見もあったが、今のところ似合っているので、あまりうるさくは言われてはいない。髪はリボンとかではなく、目立たない髪留めを使っている。スーツの方に軽くリボンをあしらうことはある。
愛読書:
日本共産党関係の出版物(組合活動を通じて共産党とも深く交わるようになり、最近になって政策の勉強をし始めたため
週刊少年ジャンプ テニプリとか銀魂とかが大好き
同人誌各種 恋愛関係は未熟で、普通の男の子とまともに恋愛関係を構築することが難しいため、こういう書物で済ませている。
趣味:
(敢えてここでは書かない)
 で。これらの基本設定を踏まえた上で、彼女「赤原 共」のイラストを、この私めが起こしてみました!

赤原 共
さあ、萌えろ!!

 ・・・うん。わかってるよ。こんなんじゃ全然ダメだって事ぐらいね。絵を本職にしてきたわけでもないしさ、それどころか趣味としてやってきたわけですらないからさ、こんなのしか描けないんだよ。
「べっ、別に民主党と協力したい訳じゃないんだからねっ」とか、そういう台詞も考えていたんだが・・・。
 絵がこんな有様じゃ、ちょっとね。
 お願いだから、誰か絵心のある人が書き直してくれないかなあ・・・?著作権とか、もうどうでもいいから。
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長袖かりゆし


 家に帰ると、もう気力が残ってない。とりあえず改造計画の結果とかこの間の参院補選のこととか、書かないといけないのだが。書く気がしない。
 まあ、休養が取れて考えがまとまったら書く。
 昨日から、会社には長袖のかりゆしウェアを着て行っている。
 かりゆしウェアは着替えが超楽なので、解禁になったら即そっちに切り替えたいくらいなのだが。なにしろ本来が夏服なので今までは半袖のものしかなかった。沖縄なんだし、別に半袖でいいじゃないかと言われそうだが、しかし会社の中は冷房が入っているので半袖では寒いのだ。寒いのがイヤで沖縄にNターンしたのに、これでは何のためにか舞い戻ってきたのかわからない。
 仕方なく、去年は半袖の上にカーディガンを上にはおるということをやっていた。もはやかりゆしでもなんでもない。
 そういうわけなので。長袖のかりゆしウェアというものは非常に待望していた一品であった。
 去年の夏は見かけなかったのだが、年明け頃から少しづつ見かけるようになった。その頃は1着1万5千円とかしていたのだが、最近はいろいろと品が出始めて7,8千円で買えるようになったし、柄の種類もそろってきた。
 それでもまだ珍しいものらしく、「長袖のかりゆしなんてあるんだね」と会社ではよく言われた。
 余談だが、上司には「かっこいいね」というとりあえずのお世辞のあと即「ヤーサンみたいだ」と言われてしまった。
 ヤクザ。
 僕、ヤクザですか? ヤクザに見えますか? あの、選挙の候補者を銃で撃ったりする、反社会犯罪者予備軍に見えると。
 オチがまとまらない。とりあえず、同じ服のことなのに改造計画のこと後回しで長袖かりゆしの事書いてるのは、自分でもどうかと思う。
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働く機械、産む機械


 えっとね。日本人は判官贔屓だからさ。あんまりやりすぎると、かえって国民の同情が厚労相や首相に向いてしまうよと。
 まあ、野党への念のための忠告。
 とりあえずこの柳沢さん。ホワイトカラーエグゼンプションの時も、「もう法案出さない」で流れが決まりかけてるのに、「絶対この国会で出す」とか言い続けてた人なわけで。まあ、たいがい空気の読めない人なんだろうなあ、と。
 そこらの平社員なら愛嬌で済みもするかもしれないけど。大臣だからねえ。
 よもや、「男は働く機械、女は産む機械」という思想の持ち主ではないんでしょうけど。
 たとえ真意がそんなんではないにしても、トップとしての資質に問題有り、と言わざるを得ないんじゃないでしょうか。
 まあ、今の自民党に、トップの資質を持った人間なんて、殆どいないことはわかってるけどね。
 野党もさ。こんなつまんないことで得意げになるよりも、もっと政策で攻めた方が良いよ。民主党でも共産党でも、今の自民党よりははるかに政権担当能力あるんだから。
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頭キた。総理を殴りてえ。


 総裁戦の前はともかく、安部首相が実際に就任して以来はとにかくまずは様子を見ようかとこれまで直接の首相攻撃は控えてきた。が。もうさすがに我慢の限界。というか、完全にブチ切れた。
 残業代ゼロ 首相「少子化対策にも必要」
 サラリーマンならまず間違いなく話題に上っている「ホワイトカラー・イグゼプション」の件である。年400万程度のお得な価格で労働者を使い放題に出来る、営利企業に優しい政策のことだ。
 もちろん、こんな制度が出来たら、今まで残業代を出すのを惜しんで、少なくとも形の上では「残業するな」と言ってきた企業経営者が、あからさまに「働け、残業しろ」と言い出すのは目に見えている。言葉に出して言わずとも、そうしなければこなせないような量の仕事を割り振ってくることだろう。
 「能力のある人なら短時間で仕事をこなせるから定時で上がれる」などという言い方が聞かれるが。全くの机上の空論である。現実に会社で働いている人間なら多分わかると思うが、仕事というのは放っておくと能力のある人間に余計にまわってくるものなのである。簡単に言えば、人の倍仕事が出来る人間には、倍の仕事量が回ってくる。結果、出来ない人と同じ時間働かなければ、帰れない。
 そういう人を正当に評価するために、ボーナスとか昇給とかで差をつけやすくするという制度ならまだわかる。残業をさせないために、残業がコスト高になるよう残業代を倍にするという論理もわかる。
 だが。事もあろうに、残業代を無くしてしまおうというのは、もう全く的はずれな暴論としか言いようがない。詭弁。まさに詭弁だ。
 さて。そんなホワイトカラー・イグゼプションに対して、偉い偉い首相がおっしゃった言葉は。
「家で家族そろって食卓を囲む時間はもっと必要ではないかと思う」。
 ハァ? そんなもの、あなた様に言われるまでもなく、誰だってわかってますよ。て言うか、みんなそうしたいと思ってるよ。
 何が仰りたいのですか、総理? 遅くまで残って仕事してる人間はみんな、はした金が欲しくて無駄な残業をやっていると。その為に家族との時間を意図的に犠牲にしていると。そう言いたいわけですか?
 ふざけんなよ。
 今どき、好きこのんで残業してる奴なんかどこにもいねーよ。
 やらなきゃどうしようもないから、仕事回らないから、しかたなく、イヤイヤやってんだよ。
 それをまあ、まるで残業してる人間に全ての罪があるかのようなこの言い草。いくら坊ちゃん総理だからって、ちょっともの知らずが過ぎるんじゃあありませんか?
 いやもう、本当に今回ばかりはマジ頭に来た。ブチキレ。これはもう、思想とかイデオロギーとか関係なく。
 て言うか真面目な話、自分の生活に直結する話なわけだしな。下手すりゃ、生命にも。
 首相曰く、「参院選の争点は憲法改正」だそうだが。冗談じゃないよ。争点は、こんな無能な総理と、国民を虐げる自民党に政権を委ね続けて良いのか、というその一点ですよ。
 ああ。そうか、それともあれですか。憲法23条を改正して、健康で文化的な最低限度の生活は保障しない国作りを目指そうって事ですかな。なるほど、それは確かに、憲法が争点ですね。
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party party party


 社大党の政治資金パーティに行ったら、おじーばっかだった。
 もう少し若い人もいるかと勝手に思っていたので、ちょっとショックだった。たまに若い男性もいるなーと思ったら、マスコミの人だったりお皿片づける人だったり。
 おじーの方は「こいつは一体誰だ?」みたいな感じで興味津々のご様子だったが、こっちはそれどころじゃない。空気読むので精一杯。だいたい、パーティなんて物理学科の卒業生追い出しパーティぐらいしか経験無いんだし。
 あー、そういえば若い女性も二人ぐらいいた気がするなー。でもごめんなさい、くさちん、若い女性は初期フェーズで回避行動取ってしまうんです。
 でも別にそれで問題無いよね。政治資金パーティなんだし。ね。
 ほんとはネタ作りで行ったんじゃないのにどうしてもネタにしかならない荒野草途伸でした。
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一つの小さな半角日本語


 あの北朝鮮という国は非民主軍事独裁国家なので、こんな日本の1個人がブログ上で何抗議しようが一向に伝わりはしないし何も変わらないのだろうが。でも、口を閉ざすことは彼らに対する屈服な気がするので、無駄を承知で言わせてもらう。
 核兵器は日本の敵です。
 核兵器は人類の敵です。
 核兵器は平和の敵です。
 核実験を強行したその罪は、あなた方が地下に持ち込んだプルトニウムよりも、ずっと重いものです。
 日本は核に屈しないと毅然とした態度を持てば、核に屈しない国があるんだということが伝われば、この核武装の流れを止めることがで切るのでしょうか・・・?
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SEの常識は世間の非常識


 20時に帰宅して「今日はこんなに早く帰れた」とメールすると、「いつもこんな遅いの?」と言われてしまう。そんな31歳SE。
 NIKKEI NETのIT+PLUSに、こんな記事が載っていた。
 優秀な人材が逃げるIT業界の長時間労働――放置すれば罰金刑も
 確かに、この業界(IT業界、システム業界)の残業の多さは問題だ。
 数年前、新入社員の1/3が3年で辞めていくと言われた時代があったが、IT業界に関して言えば逆に残るのが1/3しかないとささやかれたものだ。適正や人間関係が理由の人ももちろんいたろうが、それだけで他業種とのこの差の大きさを説明は出来ない。
 また、SEは非常に独身が多い。
 別にかっこつけて結婚してないとか言うんではない。プライベートな時間が取れなくてデートも出来ない、それ以前に出会いすらない、という理由からそうなってしまうのだ。さらに離婚率も高い。運良く結婚相手に巡り会えたとしても、残業残業で家に帰らず夫婦の会話が無い為に、結局そうなってしまうのだ。
 少子化が大いに問題となっている昨今、これはもう業界内部の問題だけでは済まされない話だ。
 このような長時間労働以外にも、システム業界は、いわゆる偽装請負(しかも二重三重の)が常態化している(システム業界ではあまりにも多い為、みんなそれが当たり前と思っていて誰も違法性に気づかない程)など、労働面で非常に多くの問題を抱えた業界だ。
 今や情報システムというのは社会が回るのに全く欠かせないものになっているわけだが。このままでは、上記記事のタイトル通り、優秀な人材がシステム業界に入ってこなくなってしまう。
 システム開発というのは実はコストのほぼ100%が人件費だ。システム設計もプログラムも、現時点では機械化が不可能だからだ。だから人手が必要なわけだが、しかし優秀でない人間だけで回せるほどコンピュータシステムは甘くない。だから、もし優秀な人材から総スカンを食らうような状態になったら、システム業界そのものが立ちゆかなくなる。コンピュータシステムはメンテも更新も出来なくなり、社会全体に深刻な悪影響を及ぼすことになるだろう。
 かつてあまたの産業が経験したように、情報システム業界も抜本的な構造改革を迫られているということだろう。無論それは、「コスト低下の為の人員削減」などという話ではなく。
 ちなみに荒野草途伸の今日の退勤は19時。上流の仕事が詰まっちゃってる故普段より早いのだが、しかしこの時間で「早い」と思ってしまう自分にもまた、改革は必要なのかもしれない。
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