行きつけのカフェの目の前にあるガソリンスタンドが、「レギュラー売り切れ」の看板を出していた。それでもひっきりなしに車が入っていったから、みんなハイオクでもいいからとにかく今日入れたい、という心境だったのだろうか。
軽くパニック現象だ。それでも1994年の平成米騒動ほどの騒ぎにはなっていない(ように見える)のは、ガソリンは米ほどの必需品ではない、ということだからなのか。
そんな事情も念頭にあってなのか、官房長官がこんな発言をしている。
「ガソリンの価格を高く設定してその消費を抑制することは地球温暖化対策に確実に役立つ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080430-00000757-reu-bus_all
そりゃあ確かにガソリン価格が上がれば、自分みたいに休日くらいにしか車使わない人間はなるべく乗らなくなるし、その分CO2排出量も抑制出来るだろうけど。
でもその一方で、車がないと通勤すらままならない、という人だっているわけだし。て言うか沖縄は殆どがそうなんだけど。じゃあそこでガソリン価格も高いし環境のためにも通勤に電車を使いなさいとか言われたって、「うちの近所にゆいレール通ってねーよ!」と逆ギレされるのがオチである。
かと言ってバスは正直、CO2対策として有効かどうかちょっと疑問だし。特に、沖縄みたいに無駄に大型のバスを走らせてる所なんかは。
だから、本気でCO2対策をやりたいんだったら、ただガソリン価格を上げるだけじゃ全然効果が無い。車の代替手段となる鉄道なんかを整備するとか、次善の策として環境配慮車にもっと補助を出すとか、そういうのまで含めて手を打ってかないと効果が出ない。
その為の財源として、いわば「環境税」としてガソリン価格に上乗せをしますよ、というのなら話はわかるのだが。今回の暫定税率は、そういう話では全く無い。環境対策とは殆ど無縁の道路財源として使われるだけなのだから。
自分自身は環境政策にはそれなりに関心があるし、本気でそういうのに取り組むつもりなら支持しても良いが。しかしこの発言は、到底そういう意図があってのものとは思えない。暫定税率復活への国民からの反発に動揺して思いつきで言ったとしか思えない。今日まで環境のかの字も出てこなかったのだし、そもそも自民党は炭素税に反対してたんじゃなかったのか?
だからこの発言は支持出来ないし、むしろ自分達の政治権益を守るために突然環境問題を引き合いに出しているわけだから、そこに嫌悪感すら覚える。
「国民は理解してくれると確信している」とか言ってるけど、こんなとってつけたようないい加減な説明ばかりしておいて、一体どこからそんな自信が湧いてくるのか。後期高齢者医療制度の問題だって、結局はそこでしょ。官僚は政策を作るのが仕事だけど、政治家はそれを国民に説明するのが仕事だ、と思っていたけど。
実際の所、政権与党ってのはこんな程度の能力があれば務まるものなのか。こんなんだったら俺でも出来るじゃんか。
暫定税率の是非よりも、時の政権の無能ぶりに失望してしまいました。福田さんはもっと出来る人だと思ってたんだけどなー。がっかりだ。
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月別アーカイブ: 2008年4月
ダメ生活こそが精神の涵養
来週29日から5/10まで、友人が高円寺駅近くで写真展をやるらしいので、ちょっと行って見ることにした。今朝出した、その連絡メール。
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おはようございます。
昨日は夕方まで死んだように眠っていたあとネトゲしてたら気がついたら6時半でした。
思い切りダメ人間生活だけど、精神的にはすごく軽くなった。
動物園の臭いは消せるけど消しちゃだめなんだ、ってよく言うけど、それと一緒だね。ダメ人間はダメ生活をしないと生きていけないんだ。
写真展ですが、行くことにしました。航空券取ったので、撤回はまず無いです。
29日の夕方頃になると思います。
もしかしたら立川の友人一人と一緒に行くかも。
ではでは
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・・・まあ、この内容にもあるように昨日土曜日は精神的にも肉体的にも疲労のピークに達していて俗語で言うところの「死亡」状態だったわけだが。辛うじて買いだし行って、洗濯もして(今マンションの改修工事中でベランダ使うから洗濯をしないでくれとか言われて2週間くらい経つので、いい加減限界。あと、建物が金網に覆われてしまってBSCSが全く受信できない状態なので、アニメも地上波放送のコードギアス以外見れない。今月放送開始のアニメはかなり楽しみにしてる奴多かったのに・・・・(泣き))、で、ネトゲ(ちなみにWonderland ONLINE)一晩中やって、やっと落ち着いた感じ。
これならなんとか、まだ一週間戦えそうだ。
しかし、「こんな生活が必須です」となると、これはさすがに結婚とか無理だよね。普通に考えて。よっぽど理解のある天使みたいな人か、若しくは同族でないと。でもそれで33歳以上大卒とかいう条件付けたら、まずいないだろうね。
ってことで、そろそろ恋愛方面は潮時かなあ、とも。
あ、ついでに写真展の紹介しとこう。
杉並区高円寺駅前の 「百音(mone)」というところで、4/29~5/10まで。
場所とかの詳細は↓で
http://www.cafemone.com/access.html
言っとくけど、こっちはダメじゃない方の生活に関わる部分だから。
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労働者を金儲けの道具にするのはいい加減やめましょうよ
荒野草途伸みたいな左翼かぶれの人間に噛みつかれる原因になりますよ。
(↑警告です、一応)
ということで、眠いのでとりあえず簡単に済ませる。眠いけど寝付けないのでネット漁ってたら、こんな記事が。
南西運転代行で労使紛争が起きているらしい(風のはて)
その元記事はこちら。
南星運転代行の組合否認・団交拒否と不当解雇(沖縄県労連)
要約すると、「南西運転代行という、県内では「安い」事で有名な運転代行会社の経営者が酷すぎ」という、そういうことらしいです。
自分は、2年くらい前からこういうのがあるっていう県労連(うまんちゅユニオン)の記事を見ていて、「沖縄の労働環境は相変わらず酷いなあ」とか思ってたのですが。よその(県労連絡みの)争議はだいたい組合結成->団交で解決の方向に向かってるのに、ここだけがえらい揉めてる感じだなあと。当時からそういう感想を持っていたのですが。
2年も引きずってるのはさすがに異常な気がする。
まあ、ここの場合は経営者が相当おかしい(というか、経営者じゃない?)みたいだから、ここまで話がこじれてるんだろうけど。
しかしここまで大きな話になってるのに、上部団体(全労連)は何やってんだろうねえ。キヤノンや松下みたいな大企業相手じゃないから動かないのか? 大企業の偽装請負問題は確かに全労連の大金星だったけど、でもこういう底辺(て言ったら失礼か)の問題にも真剣に取り組んでこそ、真のユニオンなんじゃないかなあ、とも思う。
非組織労働者である自分が偉そうな口きけた立場じゃないかも知れないが。
ところで話はちょっとずれるけど、沖縄の経営者って結構勘違いした人間が多いように感じる。まあ上の南西運転代行は例外としても。どうも従業員を道具のようにしか考えてない人間が結構多いように感じる。
以前、知の風というNPOの講座を聴きに行ったときに、沖縄のホテル経営の立て直しを手がけたコンサルタントがこんなことを言っていた。
「沖縄の経営者は、経営改善だとか言って正社員を雇わずにパートやアルバイトで済まそうとする傾向がある。私は叱った。そんなことをしていたら従業員は育たないし、すぐ辞める。会社の資産にならない。経営を悪くするばかりだ」と。
私は、首を振って賛同していた。ホテル業に限らず、人材を軽視する経営者が多いなと、前々から感じていたからだ。
ちなみに荒野草途伸の以前の勤務先の常務は、私の前でこんな台詞を吐いた。
「沖縄のSEはレベルが低いから、内地の技術者とは勝負出来ない。だから、単価の低さで案件を請け負っていくしかないんだ。」
私、その場で常務ぶん殴ってやろうかと思いましたが、そんな事したら逮捕されるのは私なのでとりあえず堪えて、一年後に辞表叩きつけてやりました。
経営者というのはどこの都道府県に行っても地域経済の中核を担う人物だと思うのですが。そいつらがこんな体たらくでは、そりゃあ経済の浮揚なんてできっこないと言うものです。
甲斐の名称武田晴信(信玄)は言いました。
「人は石垣、人は城」と。
従業員を大事にしない会社は、伸びるわけがないし遠からず潰れます。
もし労働組合が出来たりしたら、それは自社を治癒させるための苦い良薬と考えるべきです。組合つぶしなどもってのほか。
もちろん、沖縄県に限った事じゃないですよ。よその都道府県でも、こんなふざけた意識を持った経営者がいるなら、すぐに意識を改めるべきです。
最初に言った「警告」というのは、そういう意味ですから。
あー、10行くらいで済ませるつもりだったのに、結局長くなっちまった。
とりあえず寝よう。寝れるといいな。寝ないとまともに仕事出来ないから。
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主任のお仕事
部下にクドリャフカ呼ばわりされた荒野草途伸です。
シャクだから翌日からマント着てベレー帽かぶって「わふー!」とか言って接してやろうかと思いましたが、やめておくことにしました。
主任なので。
ということで、主任の立場について考えてみる。
主任という役職は世の中でも結構ありふれたものであるわけだが、しかし一口に主任といってもその位置づけは結構差があるように思う。
ウチの会社の場合、ヒラ<副主任<主任<係長<課長代理<・・・となっていて、最近のシステム会社に多い「チームリーダー」とほぼ同じポジションになるわけだが。じゃあよその会社でも主任といえばだいたいこんな序列や位置づけかというと、どうもそうでもないようだ。
例えば日立などは、制度的には ヒラ<技師<主任技師<技師長 という感じになっていて、字句だけ見ると主任技師っていわゆる主任と同じですか?と思ってしまうのだが。実は主任技師というのは、よそで言う課長クラスに当たるらしい。ちなみに技師が係長クラスで、技師長は部長クラスとなるようだ。
他にも、確か昔のNECは ヒラ<リーダー<係長<主任<課長 という順だったように聞いている。係長より格が上になるわけだ。
システム系以外でも、例えば主任看護師というと、まあたぶん自分と同じような非管理職の熟練リーダーという位置づけなんだと思うが、国の研究機関の主任研究員とか言ったら相当のお偉いさんである。
かと思えば、あやしい訪問販売のお姉さんが「私これでも主任なんです」とか言って名刺を差し出してきたりして、そりゃお前ヒラだとナメられるから主任って事にして箔付けてるだけだろそれで俺と同格気取りかよふざけんな、とか思ったりするわけである。
Wikipediaを参照すると、「官公庁、企業などの組織において、一般の従業員の中での熟練者をさす役職であり、管理職には該当しない。」ということらしいが、一方でJAでは準係長クラスとあるし、人民中国では国務大臣クラスに該当するなんて事が書いてある。
このように、主任というのは実にイイカゲンな融通の利く役職なわけだ。
荒野草途伸のような人間にぴったりのポジションと言えますネ。
ちなみに荒野草途伸が主任になったときというのが実はいつなったのかよくわからなくて、ある日常務との面談があったときに「君の今の立場は主任なわけだけど」と突然言われて、「僕主任なんですか?!」とかなり面食らった記憶がある。
まあ、そんなものだ。
というようなことを、書こう書こうと思って忙しさにかまけて書けないうちに、いつの間にか係長にされてた。しかも一週間前の日付で。
クドリャフカの方が良かった気がしないでもない。
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