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手書きの履歴書と東京ばかり見てる俺
超高層ビルの上の空 正社員の夢を見てる
やりばのない気持の扉破りたい
若狭湾 地震で事故れば逃げ場もない
ネットでかたまり 敵を煽りあいながら
生活苦も解りあえない政治家をにらむ
同級生は卒業式を待たずに京都を発つ
とにかくもう 20世紀には戻りたくない
日本人の存在が何なのかさえ 解らず震えている
2014年の日本
盗んだリニアで走り出す 行き先も解らぬまま
暗いシャッター街の中へ
誰にも縛られたくないと 巻き戻したこの時代に
自由になれた気がした 15の春
空き地の中 ぽつんと立つ 百均ショップ
100円玉で買えぬ 5円と3枚の1円玉握りしめ
恋の結末も解らないけど
あの娘と俺は将来さえ 誓えない
大人達は強くなれ強くなれと言うが それで生き残れるのか
貧乏人の僻みが俺達の全てだというならば
なんてちっぽけで なんて意味のない なんて無力な
2014年の日本
盗んだリニアで走り出す 行き先も解らぬまま
暗いシャッター街の中へ
誰にも縛られたくないと 巻き戻したこの時代に
自由になれた気がした 15の春
盗んだリニアで走り出す 行き先も解らぬまま
暗いシャッター街の中へ
誰にも縛られたくないと 巻き戻したこの時代に
自由になれた気がした 15の春
4/6には京都府知事選挙が行われる。3/15に、JC京都主催の候補予定者討論会があったので、行ってみた。
尚、念押ししておくが、JCとは日本青年会議所のことであり、JCP(日本共産党)ともJ.C.STAFFとも関係はない。
候補予定者は、その共産党推薦の人と、実質的に自民党系の人(公明と民主も推薦するらしいが)の2名。マック赤坂氏が出るとかいう情報もあるが、このひとはもしかしたら、大阪市長選で当選するかもしれないので、呼ばれなかったのだろう。たぶん。詳しいことは知らん。
で。内容を書く前に、先に一つ目の感想を述べておこう。
「端から見ると、どっちも同じように見える。少なくとも、問題意識という点に於いては」
そういうわけで、講演会中のメモ書きを掲載することにする。編に整形するよりも、メモ書きをそのまま載っけた方がライブ感が伝わるだろうと判断して。(ただし誤字や用語間違いはさすがに修正してある)
候補者は山田啓二氏と尾崎望氏。これに、村田晃嗣氏という人が司会役(コーディネーター)という人が加わって、計3名のやりとりになっている。
最初に候補者の挨拶から始まり、あらかじめ用意された4つの政策テーマと、時間があまった為追加された1テーマについて、交互に見解を述べるスタイルになっている。
その前に、問題を一つ。どちらが自民党推薦で、どちらが共産党推薦の候補か。
既に知っている人はともかく、知らない人はこれを読んでわかるだろうか。尚、京都は共産府政の歴史が長い。
@山田
現場主義・体育会系をアピール。
@尾崎
医師として福島避難者の放射線治療にとりくんできた。反原発。
*景気対策
@尾崎
京都の景気は全国一冷え込んでいる。京都の平均賃金は -125万(全国72万)。
抜本的対策が必要。消費税増税は反対。事業所の99%が中小企業であるため、中小企業振興条例を制定する。地元優先。住宅政策。
最低時給1000円の実現、循環型経済。
@山田
就任時より失業率は半分近く減っている。京都経済は好転している。
大きなビジョンが必要。ビジョン・コア・基盤
京都は人が集まって活性化している、産学関連携。
物流拠点の整備
伝統工芸・地域特性を生かした産業育成
文化の祭典を実施したい
コア:中小企業交流センター
基盤:人材の育成。雇用改革、職場環境の改善に取り組む。女性と高齢者を支援する。
@尾崎
実体の見方がかなり違う。働くものの実感を把握していない。
実質賃金は8割に減っている。
中小企業への予算配分は現状でもなされているが、京都を支える分野に本当に配分されているか?
@山田反論
廃業しているのはバーなどの飲食店関連。若い人がカラオケに行くなどの産業の業態変化が原因。
商店街をいかにコミュニティの中心に据えるか
@コーディネーター
京都の実体経済についての認識が違うようだ
@尾崎
バーなら廃業してもいいのか?
公契約条例はあるが二次三次までの最低賃金を補償する制度になっていない。
中小企業の売上額がまだまだ低い。
東京などへの発注が非常に多い。
@山田
バーがつぶれていいとは言っていない。
ぐるぐる回しても意味がない。観光客を増やすことが大事。
京都に世界の知恵を集めていき、消費につなげていく。
国の発注率を上回っている。京都の企業でとれない事業があるので、育成しないといけない。
現状を前に進めることが大事。
@コーディネーター
中小企業大事という点は共通認識
*過疎高齢化・地域間格差
@山田
地域の魅力を上げることが大事。基盤の条件を整える。
京都縦貫自動車道の全線開通による交流の促進が望める。それを活かした地域の特長を生かすことが大事。
都道府県職員を直接過疎高齢化地域に送っている。立て直しのリーダーが必要。
日本の構造改革が必要。日本海側の地位向上。
@尾崎
地域間格差が広がっている。医療格差も広がっている。町役場の職員も減っている。医療機関の統廃合で災害時の対策が出来なくなっている。
自治機能の復活が大事。定住受け入れ者の支援体制の構築。
地域協議会の設置。府職員も入る。
@山田
過疎地域は合併などにより効果的な政策が施されている。人口が減っているのは合併しなかった町村。
リーダーの派遣が大事。派遣した職員の活躍で防災力が高まっている。
@尾崎
行政機能の復活が必要。府職員は頑張っているが、人手が足りない。もっと増やすべき。
地域の発案を市町村がきちんと支える体勢の構築が必要。
@山田
自治は地域・広域で支え合う体勢。過疎地域と他地域との交流が大事。
地域単独で問題解決は出来ない。
府税を効果的に使うための行政改革が必要。
京都全体で支える体勢の構築。
@尾崎
求める京都像が違う。ほっとする農村や町づくりが自分の目指す京都像。大型開発とは違う。
*医療・介護・福祉
@尾崎
国の社会保障改訂の方向性が安心をもたらしていない。地域ごとに見ると人口あたりの医師数が他県に比べても少ない。
介護の地域間格差が深刻。
医師確保の特別対策チームを作る。府の責任で医療ネットワークを作る。開業医との連携。
小児医療の無料化。
<時間オーバー>
@山田
人口あたりの医師は京都府が一番多い。拠点病院の整備で北部地域への医師派遣に取り組んでいる。
高齢化社会への対応。地域包括センターを全京都で整備している。人材不足が問題。京都全体で作り上げる体勢が必要。
少子化。婚活から子育てまで一貫して支援する。
@コーディネーター
医師偏在の問題は共有されている。
@尾崎
きわめて子供を育てにくい現状がある。
総論ではなく具体論が必要。中学までの小児医療無料化が必要。
介護保険がきられる中補助体勢が必要。
@山田
京都市内と市外での出生率の差がある。生涯結婚率の低下。
高齢化対策として若年正規雇用を3万人作り上げた。婚活から出産支援まで一貫して施策を行っている。
@尾崎
合計特殊出生率の理解が違う。高齢化とは関係ない。
羅列ではなく育児の環境が厳しくなっているのが問題なので、具体策が必要。
個別政策を充実させていきたい。
@山田
政策的には同じようなことをやっている。実現能力が大事。助成金獲得や府議会との関係。市町村長との連携。3期12年で体勢を作り上げてきた。
@コーディネーター
データの読み解き方が違うようだ
*教育
@山田
未来を夢見て学ぶ環境が大事。私学支援はトップクラスの実績。退学者数が減っている。
少人数教育の徹底。状況に応じた少人数教育が必要。現場の裁量でやっていきたい。
命をはぐくむ教育。
@尾崎
貧困の影響が深刻。対応する教師の超過勤務・人手不足の問題が起きている。
現行入試制度に問題あり。
正規の教員増加。南部に特別支援学校を新設する。発達障害の子供への対応。
中学給食の全府での実現。
@山田
支援学校は作ったが、いい学校を作ると他府県からも来るので、対応に時間がかかる。
高校入試を甘くした結果大学入試で弱くなった。
生きる力を持った子供を作る。
市町村の財政的裏付けは出来ている、なにを支援するのかわからない。
<時間切れ>
@尾崎
人口が急増している地域にはそれに見合った学校新設が必要。特別支援学校が過密状態。
人間観が違う。中学生に失敗体験をおわせていいのか?
@山田
実力のある子供は私立に行ってしまう。結果教育格差が出来た。
強い子供達を作っていくことが責務。
学校の特長を活かしていく事が課題。支援学校充実も努力している。緊急と将来の課題を分けている。
@尾崎
ますます人間観の違いを感じた。高校の段階では基礎教育が必要。
@コーディネーター
府知事選だから府立学校の議論が中心だったが、私立の重要性も認識してもらいたい。
*災害対策
@尾崎
災害問題で原発ははずせない。府や舞鶴市の防災計画では一回に避難できる人間が少ない。脱原発を掲げたい。
全ての可能性を考える必要性がある。水害対策で対策が進んでいないところがある、緊急対策が必要。
ダムと堤防で防げるのか?という根本的な問題がある。
@山田
緊急対策はやっている。流域全体の治水を考え、安全対策を公表している。
学校の耐震化率100%を実現する。
原発はやっかい。廃炉も含めて安全を議論する必要があるが京都だけでは力が足りない、関西広域連合として声を上げ福井県にも訴えていく。
さて。先に出した問題の答えは、おわかりだろうか?
現職の山田氏が自民党推薦。対する尾崎氏が共産党推薦である。
メモ書きだけで伝わるかわからないが、山田氏は総論が多く、尾崎氏は各論が多いという印象を受けた。
また、開発主導で、京都を東京のようにしたいという意気込みが感じられる山田氏に対し、古都京都の特色を生かし地場産業の育成で自立経済を構築するというのが尾崎氏の立場であった。
選択肢はきっちり与えられている。はっきりそう感じた。
荒野については、今更いうまでもないことだが、尾崎支援の立場である。しかしそれは脇に置くとして、こうして知事選で現実的な選択肢がしっかり示されている京都府民は、幸せ者だと感じた。
よそではこうはいかない。自民党推薦の現職に対する信任投票、という県が圧倒的に多い。
ただ、唯一例外がある。沖縄県だ。
沖縄県知事選は、大統領戦とも揶揄されるくらい、毎回激しい政策のぶつけ合いがあり、県民にはきっちり選択肢が示されている。何故か。自民党にも、社民社大共産といった(現在の)野党にも、県政を担った経験がある。双方に問題意識がはっきりしているのだ。
京都でも、交代自体は頻繁ではないが、長らく共産党推薦の蜷川府政が続いた歴史があり、現在でも京都の共産党の強さは他都道府県の群を抜く。
だから、こうして現実的な政策提示をする能力が備わっているのだろう。
政権交代はやはり大事なのだ。
さて。では尾崎支援であるところの荒野の感想をもう少し。
正直、山田氏の言っていることはわかりづらかった。
山田氏は、3期12年京都府知事をやってきて、4期目に挑戦するところらしい。なので、これまでの府政を継続する、というスタンスなのだろう。だから、わざわざ説明しなくても俺のやってきたこと見ればわかるだろ、ということなのかもしれない。
しかし、京都府民ではない荒野には、わからなかった。京都府民にだけわかればいいんだからそれでいい、ということなのだろうか。
荒野にとって、京都自体は初めてではない。ただ、そんな頻繁にきているわけでもない。最初に来たのは小学校の修学旅行である。
その後大学生の時に関空経由で帰省するついでに京都経由で帰ろうとして地下鉄で迷ったり、つい先日ふらふらと嵐山まで行こうとして何度も電車を乗り違えたりといったこともあった。が、この2件は地下鉄だったり夜になっていたりで、京都の町並みというのは見てない。
なので今回、実質的に27年ぶりに京都の町並みを見たことになる。ずいぶん変わってしまったな、と思った。どこにでもある町並みに。
先に書いたように、山田氏は京都を東京のような大都会にすることを指向しているようだ。その現れなのかもしれない。
確かに便利にはなったのだろう。帰りに立ち寄った大覚寺から京都駅に向かうバスで乗り合わせた女子大の新入生が、こんな会話をしていた。
「カラオケとレストランが一緒になってる!」
「京都じゃふつうだから」
やはり普通の都会がいいのだろうか。だとしたら、尾崎支援の立場の荒野は、どう戦えばいいのだろうか。
--------------
そもそもロシア連邦を含む旧ソ連圏の殆どは、かつてモンゴル帝国の支配下にあった土地だった。例外がバルト三国。旧ソ連圏以外だと、ハンガリー(ハンの国)とかシリアやイラクの辺りも、モンゴル帝国だった。
何でロシアがシリアに固執するのかは、この辺に理由があるかもしれない。
ロシア(ルーシ)というのはスラブ系よりもモンゴロイド系の血が濃い人が多く住む地のことで、ウクライナは逆にスラブ系の強い土地。ベラルーシ(白ロシア)はその中間。
なので、ウクライナ人とロシア人は、潜在意識的になんか対立意識があるらしい。
クリミア半島は、元々はモンゴル帝国最後の末裔だったクリミア・ハン国があった場所。その末裔がクリミア・タタールだと言ってる文書もあるけど、違うと言ってる文書もあるし、その辺は良くわからん。
ロシアからしたら、かつて自分らを支配していたモンゴル帝国からの解放を完遂させたのがクリミアなので、特別な思い入れがあるのかもしれない。
しかしソ連時代に、ソ連に限らないけど当時の社会主義国は民族主義からの脱却に力を注いでいたので、当時の指導者フルシチョフがロシアとウクライナを仲良くさせる為にクリミア半島をウクライナに移譲させた。と、昔の文献で読んだが、最近読んだ文書だと、単にクリミアの維持費を捻出するのがめんどくさくなったので経済力のあるウクライナに押しつけただけ、とか書いてあった。どっちがほんとなんだか。
ここまでが20世紀の頃の話。
で、現在。どうも状況を見るに、ロシアとしてはセバストポリの海軍基地さえ確保できればそれ以上は望んでいない印象がある。
過去にも旧ソ連圏の独立共和国のロシア人地区がロシア編入を求めたことがあったけど、結局ロシアはのらりくらりでかわして編入を回避している。そりゃそうだ、編入したら経済的にも軍事的にも面倒見ないといけなくなるもん。
この理屈で行けば、ウクライナだってセヴァストポリの海軍基地以外はロシアに何のメリットもないから、あんまり問題を大きくしたくなかった。だから、ヤヌコビッチがロシアに亡命しようとしたとき、最初は拒否した。
ところが、どういう風の吹き回しか、ヤヌコビッチを受け入れてしまった。欧米のどっかか、或いは日本が受け入れてくれると踏んでいたのにどこも受け入れようとしないもんだから、しょうが無いから引き受けたんだろうか。これは憶測。
受け入れたら今度はヤヌコビッチがロシアはウクライナに軍事介入しろと騒ぎ出して、プーチンもタカ派で通してるからそういうの無視するわけにも行かず、ウクライナとの条約で2万ちょっとまでは兵士を駐留させていいことになってるから、海軍基地のあるセバストポリだけ制圧した。ウクライナが抵抗したらそれを口実にさっさと撤退するつもりだったのだろう。
ところが、ウクライナの海軍司令官が速攻でロシアに投降するという想定外のことをしてくれたもんだから、引くに引けなくなってしまった。
クリミアのロシア系住民はもう完全にロシア軍が来るもんだと期待しちまってるし、しょうがないからクリミアだけとりあえず占領した。
一方欧州は、もともとティモシェンコ側に付いている、という建前になってはいるが、本音から言うと今の欧州にウクライナを経済的に支援する余裕なんかないし、本音ではロシアに支援を任せたいところ。とは言っても非民主的な体制を支援するのは欧州民主主義の本分に関わるので、とりあえずヤヌコビッチは追い出した。
で、代わりに、投獄されていたティモシェンコが復活。
アメリカはオバマ民主党が元々人権重視姿勢な上に、アメリカ国内では右翼利権のティーパーティがまだ健在でとにかく成果を上げたいし、最低限「弱腰」と見られては困るので、あんまり乗り気ではなかったけど欧州と歩調を合わせてロシアと対決姿勢をとることになった。
ところが、ティモシェンコは牢屋の中にいて外部の状況をあまり知らされていなかったからなのか、空気読まない過激発言ばかり繰り返して、結局革命派が過激化してしまった。
これに、クリミアを中心とするロシア系住民が不安を抱き、対立が激化。キエフは極右が事実上支配しちゃうし、さすがに極右の傀儡にされてはかなわんと、ティモシェンコは治療を理由にドイツに移動。
つまり今、ウクライナは指導者不在。
そこで困っちゃったのがロシア。というか、プーチン。プーチンとしては何もここまで問題を大きくするつもりはなかった。ウクライナのパイプライン止められたら、ロシア政府もガスプロムも困るんだから。輸出止めるぞって脅したところで、おお止めてみそ言われたら、もうそれ以降未来永劫ガス輸出出来なくなるかもしれないんだから。
なので、ロシアとしては今切実に仲介役が欲しいところ。
当てになる大国は、まずは中国。ロシアとは元々関係が深いし、シリア問題でもロシアの味方してくれたし、そのシリアの毒ガス処理の関係で、実はここの所中国海軍の艦船は黒海を動き回っている。
ただ、逆に言えば、ウクライナから見れば中国はロシア寄りの国なので、中立的立場として仲介してもらおうという気には、ウクライナとしてはないだろう。というか、中国自身、少なくとも北京政府はアメリカと対立するような真似なんかしたくない。ただでさえ人民解放軍の過激分子押さえ込むのに必死なのに。
なので中国は、国連安保理では味方してくれても、積極的に仲介役を引き受けてくれる状態では無い。
そこで次に頼みにしたのが、日本。
一応現時点では中立。なにより東欧に関して何の利害関係もない。
なので、アベがソチ五輪の開会式に来たときは、プーチンは大歓迎だった。
しかし。ロシアはわかっていなかった。今の日本の首相は、世界史上たぐい稀にみるアホ宰相なんだということを。
アホ宰相アベシンゾウは、ウクライナ問題を仲介するどころか、ソチ五輪をただの観光旅行と勘違いしていたようだ。
その後もロシアとウクライナの関係を仲介する動きなどさらさら無く、数日前にようやく、外務省の官僚を「調査」に送っただけというお粗末ぶり。ここまでの事態になったら、政務官クラスぐらいおくりこまないかんような状況なのに、甲信越雪害時の反省もなくまたしても得意げにパラリンピックの選手に電話をかけている始末である。
さて。じゃあどうしたらいいのか。可能性はきわめて低いとは言え、アメリカ海軍も黒海に入りだしているし、第3時世界大戦の引き金になる可能性だって、0ではない。0ではない、ってレベルだと信じたいけど。
平和的解決を模索するなら、どうしたらいいのか。国連は安保理が分裂するの分かり切ってるからね。スイスは永世中立だから国際紛争には直接介入できないし。やっぱり日本が動くしかない。
でも、今の日本はアホ総理だ。問題解決能力なんてありゃしない。そもそも問題をちゃんと理解しているかすら疑問だ。
副総理の麻生は、一応問題はちゃんと理解しているようだが、なにぶんこの人はどうも発想が冷戦時代のままな傾向があるし、そもそも親米で通ってるから、解決に導けるかはちょっと疑問。
ここからは、ちょっとキワモノな文章になる、予め言っとく。
勿論、それは民主党じゃない。維新でも渡辺党でも小沢党でも分裂の党でもない。
だめ押しで言いますが、ロシアもウクライナも、旧ソ連です。そして、そういう国々と「野党外交」ってえのをやってきた政党が、1個だけあるんですね。
しかも最近、アメリカのオバマ民主党とも結構仲がいい。欧州からも中国からも一目置かれている。
はい。共産党です。日本共産党でも志井共産党でも、呼び方は何でもよろしい。
ロシア・ウクライナ問題を解決するためには、中立の立場で仲介できる日本が動く必要があって、しかもその為には、日本の政権政党を日本共産党に変えないといけないんです。
えらいことになったね。アベが無能すぎるのがいけないんだけどね。
でももっと悲惨なのは、こんな無能で恥さらしな首相を、半分以上の日本人が支持してるって事。
恥ずかしくないの? ねえ、恥ずかしいと思わないの? 恥知らずなの? 日本人って。
反論はいくらでもどうぞ。ただし、ちゃんと反「論」してね。
--------------
Angel Beats!に関してはもう黙殺するつもりでいましたが。
自分自身が自殺騒動起こして、ちょっといろいろ思うところがあってというか溜め込んでたというか。
やっぱりどれだけ敵を作ろうが、言うべき事は言わないといけないと思ったので。
Angel Beats!6連作ゲームが出る前に、改めてあれの何がいけなかったかという、荒野の考えをここに書いておきます。
Angel Beats!の設定は死後の世界だというのはわかります。
でもね。例えあの世界がどんな世界であろうとも、ゆりっぺさんやSSSの連中はあの世界で一生懸命生きようとしていたわけでしょ。苦行でしか無いようなことまでして、必死であの世界で「生きてた」んじゃないですか。
(この点は、アニメーターの西田亜沙子さんも指摘されていますよね)
だからゆりっぺさんが主人公ならここまで文句は言わなかった。自分はね。
けど、クズルとかいうよくわからんカルト教祖が出てきてこの世界は間違ってるとか言い出して。
でも、ユイを消して自分のしでかした間違いに気づくお話なのかしらんと思ったら、そんなこと全然無くて。
「次は誰にすっかなー」
って何の反省も無く全員消す気満々。
で、みんなを集団自殺に導いた挙げ句、誰かはわからないけど「手こずった奴」を日向と直井がおそらく「催眠術」で強制消去したわけでしょ。もはや殺人じゃ無いの。
しかもクズルは自分が勝手に恋人と思い込んでたかなでと二人で残ろうとした。
で、ストーリーとして、それこそが主人公の犯した間違いだ、って事がちゃんと描写されてれば、まあそういう話なのかと納得も行ったけどね。主人公が間違いを犯す、って麻枝ストーリーの常套手段だし。
でも、どうもそうじゃない。クズルの思想が正しい全肯定すべき、という意志しか見えなかった。間違った世界からは無条件で「先に進む」事をしないといけない、等というオウム真理教張りの反人道的な思想しか見えてこなかった。
これが、私がAngel Beats!を絶対に認められない理由です。
放送直後にもTwitterで言ったけど、こんなのを好きだと言ってる人は、本気で自分の人間性を見つめ直して貰いたい。
麻枝准が6連作ゲームで何をしたいのかは知りませんが。これだけは、「どうしても伝えなければいけないこと」です。
反省点としては、もっと早く言えば良かったですね。
--------------
案の定障害者叩きが始まった。公務員、生活保護の次は障害者だ、障害者が標的になるだろうとは思ってたけど。まだ調査も何も行われていない、障害年金の話なんか全く出てない段階から、いきなり厚労相が障害年金叩き始めてたし。
さすが弱者いじめで定評のあるアベ政権。
クソ保守やネトウヨはさぞかし歓喜してることだろうね。君らは弱者いじめが大好きでたまらないものね。
ていうか、障害者手帳と医療助成の区別もついてない馬鹿がいたことには、さすがにびっくりだわ。「障害者手帳」と障害者自立支援(医療費助成)は別物なのに。
ただでさえ、医療助成が「障害者自立支援」って制度になって、共産党とかが猛抗議してるのに。ああ、クソ保守には共産党やその支持者の声を聞く耳なんか持ち合わせていないか。
しかも、たまたま見てたTVでアホコメンテーターが「2級に該当するなら障害年金もらえばよかったじゃないか」とか。確かに法律上障害者手帳と障害年金は同じ用件で同じ等級になるって建前になってるけど。現実にはそんな簡単に障害年金なんてもらえないっつーの。ふざけんなよ。無知は黙ってろ、って言いたくなるわ。
しかも、またしても「我々の税金我々の税金」って。
あのなあ。確かに年金会計に税投入されてるけど、年金って基本は年金保険料で運営されてるんだぞ。障害年金も例外じゃ無い。俺らが自分らで、働けるうちに払った年金保険料を、働けなくなったらそこから返してもらってるって言う、そういう話だぞ。無知にも程がある。
ふざけんじゃねえよ。
人が払った保険料から、人並みに働けなくなったから生活に支障が出る分をいくらか返してもらってるだけの話なのに、税金泥棒呼ばわりとかいちゃもんつけるとか。てめえらの方がよっぽど泥棒じゃねえか。
テレビ寄生虫といいネトウヨといい保守政治家といい、ほんとこの国は人間のクズが支配する国なんだな。こんな国に未来なんか無いよ。というより、さっさと滅びて欲しいわ。
自殺に失敗したの、今激しく後悔してる。
やっぱり暴力革命が必要ですか? この国。
--------------
馬鹿右翼がまた歴史を改ざんしようとしているようなので
メモ書き程度だが、ちゃんと記録を残しておこうと思う。
2/13
関東が大雪になると言うことで、安倍首相対策を指示。
指示しただけ。以降何もしてない。
2/14
中央西線の名古屋行き特急しなのが立ち往生。
28時間後経過した2/15に運転再開。
2/15の
土曜日
中央高速の様子など、既に大変な事態になっていることがTwitterから伝わってくる。
但しテレビはソチ五輪一色、どこも雪害の情報は伝えない。
官邸は、情報を把握していたのかどうかは不明だが、何の情報も流さない。
2/15午後辺りから、Twitterに山梨県民の悲鳴が流れ出す。
確認してないがFacebookは平穏だったらしい。<ここが分かれ目か?>
テレビはまだ五輪一色。
アベは羽生結弦に祝いの電話を入れるも、雪害にはノータッチ。
日付変わって2/16。
深夜。
この時点で既に、中央高速や碓氷峠が封鎖状態になっていること、中央本線車中泊、孤立集落の発生、コンビニ・スーパーから食料が消えつつあることがTwitterで流れている。山梨だけでは無く群馬県や埼玉県、福島県等の東北地方でも道路封鎖や救援依頼の情報。どう考えても非常事態。
「311」で動いた人達中心に、Twitterを使った情報収集が始まる。
スプレッドシートや救援マップなどが作られる。
ネットTV局が河口湖のホテルの孤立を報じる。
自衛隊は、動いている動いていないの情報が錯綜。
日本政府もマスコミも、何も情報を流そうとしない。
テレビはまだ五輪一色。NHKですら何も報じようとしない。
Twitter民キレ出す。NHKにクレーム入れ出す。
どういう経緯でNHKが気づいたのか不明だが、未明になってようやくNHKが第一報。
朝になってTVもニュースで雪害を取り上げ始めるも、東京の事情ばかり。
官邸Twitterは相変わらず沈黙。
山梨では炊き出しが始まる。
河口湖のホテルに自衛隊の偵察部隊が到着。但し偵察部隊なので救出は出来ず。
官邸相変わらず沈黙。
午後になって、山梨選出の国会議員に突き上げられて、ようやく政府が対策会議を開く。
但し災害対策本部では無く、2/13に首相が指示した、1段低いレベルの会議。安倍首相は出席していない。
しかもその開催情報も、共産党の小池議員の発信でようやく一般人の知るところとなる。
共産党、独自に災害対策本部を設置。
Twitterは立場の左右問わず情報交換して対策にあたる状態。
埋もれていた被害情報が続々と伝わるようになる。
この頃、時事通信や朝日新聞によると、安倍首相は支援者と天ぷらを食べていた。
官邸どころか公邸にすら一度も入っていない。
この一報が入った後から、偽情報や山梨県民に対するデマ誹謗中傷の類が急速に増え出す。
2/17以降は、マスコミもようやく事態を伝えだしたので、わざわざここで書くまでもあるまい。
馬鹿右翼が、間違った情報に基づいて左翼を攻撃し始めた、てことぐらいで。
・日本は連合国に大敗した。
・宇都宮健児は舛添要一に大敗した。
どことなく右翼っぽい書き出しになってしまったが、しかし事実は事実だ。冷静に受け止めねばなるまい。
しかし、宇都宮支援者の間には、どうもこの自覚が無いように見受けられる。それどころか、「細川と脱原発票が割れたのに前回より票を上積みした、大勝利だ!」等とあり得ないことを言い出す御仁までいる始末だ。頭が痛い。
宇都宮健児は大敗した。
まずはこの現実を直視しないことには話にならない。
では、何故勝てなかったのか。明確な答えがあるならとっくに対策が打てていただろうし、今の段階では「考え得る可能性」ぐらいしか提示できない。
なので、その可能性を列挙していくぐらいしか出来ない。大言壮語を吐いておきながらその程度かという人もいるだろうが、ああそうですよくさとしさんその程度の人ですよ、としか。
それはさておき。何はともあれ、イの一番に挙げられる原因は、「本気で勝つ気が無かった」ってとこだろう。
私事になってしまうが、荒野も今回の選挙は「舛添なら別にいいか…」という思いが常に頭から離れなかった。昔の舛添ならいざ知らず、今は別人かと思うくらい変わったのは事実だし、少なくともタモガミみたいな現状認識もまともに出来ないようなガイキチよりはずっとマシか、と、つい思ってしまっていた。
(その為に田母神が出馬したんだろうけどね。)
私の考えが多数派と一致するなんてのは滅多に無いことなので、関わったことも無い東京都民にどれだけこういう思いを抱いていた人間がいるかはしらんが。一種の厭戦気分のように「舛添でいいじゃん…」と思っていた人は、たぶん多いだろう。
どうせ舛添が当選するなら、変な妥協をするよりも自分らの支持する候補を応援したい。16人も候補者が乱立したのには、そういう思いもあったのではないか。
(それでも投票したい候補者がいないとかいってる子がいたのにはさすがに呆れたが…。もうそういうのはさすがに、だったら自分で出ろよとしか)
「本気で勝つ気が無いなら、勝つ気のあった細川に譲れよ」こう言われるかもしれない。
これについて。まずは、未だに誤解してる人がいっぱいいるみたいなので、「一本化」の経緯を説明しておく。
まず、そもそも宇都宮氏が出馬表明したのは、去年の暮れ。猪瀬前知事が辞任して間もない頃だ。この頃、「細川派」の人達は誰を立てるかということすら定まっておらず、宇都宮陣営はむしろ「宇都宮で統一候補という道もあるんじゃね?」ぐらいの雰囲気だった。
ところが。小泉純一郎が世間話程度に「細川お前出ろよ」と言った事に旧新進党の連中が飛びついて、系列のマスコミを操作して一気に細川出馬の流れに持って行ってしまった。
ここまでは、まだいい。誰が出馬しようが誰を擁立しようが、そんなのは勝手だ。
ところが、情勢分析で細川単独では勝てないとみるや、新進党の連中は、夜中の3時に宇都宮氏の自宅に押しかけて、「お前が都知事選降りるまで帰らない」などという脅迫じみた真似までしでかしたのだ。ヤクザに刃物突きつけられてもひるまなかった宇都宮氏がそんなことで降りるわけが無いのだが、とにかく話し合いぐらいはしよう、ということになった。
ところが。今度は細川が話し合いに応じない。候補予定者としての討論会すら忌避するような殿様だから、貧民上がりの弁護士と対等な話し合いをするなど、プライドが許さなかったのだろう。
結局、細川や新進党の連中の頭には、「一方的に宇都宮を引きずり下ろして細川陣営に服従させる」ということしか頭に無かった。この事実を知ったときの荒野の怒りはハンパなかったが、宇都宮氏や宇都宮陣営の人達の怒りは、この比じゃ無かっただろう。
こんな礼を失した連中と一本化するわけには行かない。この事実だけは知っておいていただきたい。
さて。ちょっと感情混じりの話になってしまったが。誤解の無いように言っておくが、決して宇都宮敗北の原因を細川陣営になすりつけたいわけでは無い。むしろ、宇都宮陣営の説明不足に原因があるのではないか、と見ている。
上記のような事実を、きちんと冷静に説明できる人間がいなかった、というのは、これは敗因の一つではなかろうか。おかげで、事実を知らない家入支持者辺りから「ちゃんと話し合いをしないのはよくない」等と的外れな指摘が飛んできたりしたものだが。事実を知らないんじゃあ、そんなことを言われても仕方が無い。
宇都宮氏を外部から支援している荒野の元にも、この情報が入ってきたのは選挙戦もだいぶ終盤になってからだった。
(※荒野は共産党支持者で今回宇都宮支援に回ってはいるが、選対に入ってなどいないしそもそも共産党員ですら無い。)
もっと早く知っていれば多少なりとも打つ手はあったのに…とも思う。
ブログアクセス数一ヶ月100人足らずの荒野に何かが出来たとも思えないが。だが、荒野以外の誰かが何か出来たかも知れない。
これは本当に、数十年来の左翼の悪い癖なのだが、公開すべき情報をきちんと公開しようとしない。「情報は統制すべきもの」というソ連的発想に染まっている人間が、いまだに中枢に残っているのでは無いか。
これではアベ自民党の北朝鮮的体質を批判できやしない。
と、こういう事をいうと「いやそれは共産党が」とか言い出すアホがわき出すので、「いやお前だよ」と一応言い返しておく。しておくだけ。問題点を洗い出すのが目的であって、仲間割れが目的なのでは無い。
なので、私は、今現在でも尚仲間割れを煽っている共産党支持者達にも、同じように声を大にて苦言を呈しておきたい。
もうこの件に関しては本当に言いたいことが山程あるのだが、本題から外れるので今回はやめておく。
つーことで。「ロ」は仲間割れが原因、ってことで。
「ハ」。序盤で掴んでいたはずの20代の票が離れてしまった。
朝日新聞の調査によると、20代の投票先は、1位が舛添(36%)で、2位は田母神(24%)、宇都宮は3位(19%)との事。序盤の調査では僅差とは言え宇都宮が20代でトップに立っていたはずなのに、一体どうしたことか。
元々田母神や舛添を支持していたというのならまだわかるのだが、宇都宮から離れた挙げ句そっちに行ってしまったというのが、どういう事なのか。正直、今原因を出せと言われても、よくわからない。
上述のような醜悪な仲間割れに嫌気が差したとか、宇都宮の政策が高齢者よりで失望したとか、それ以前に政策集が膨大すぎて読む気無くしたとか。考えられることはあるのだが、それを裏付ける証拠が、今のところ無い。
根拠のないものに分析を試みてもしょうがないのだが、一応上で思いついた3つについて検証してみよう。
まず、1つ目。仲間割れの件。言うまでも無し。仲間割れしてる集団を支持しようとか、誰が思うか。
2つ目。政策が高齢者寄り。
…これは、宇都宮氏の政策呼んでて私自身思ったことなのだが、「高齢者向けの政策」というよりかは、「発想が高齢者」と言った方がいいのだろうか。70年代の革新自治体の頃の発想というのか。間違っちゃいないんだが、ちょっと古いよね、と言いたくなるような。
そういう意味では、ネットから政策を拾い上げてまとめ上げた家入陣営の手法には、非常に学ぶべきところが多いと思う。中身自体は、最終盤でブチかましてきた全ての労働者を非正規にみたいなトンデモな結果に終わったけど。
…まあ、共産党は今それをやりたくて暗中模索してる状態なので、ここを突かれるとほんと泣きたくなるんだけどね。
3つ目。政策が膨大だから読む気がしない。アホか。…と言いたくなるんだが、それじゃ選挙では勝てないのも事実なわけで。これは本当に、一体どうしたらいいんだ。
まずそもそも論からして、政治というのはこれだけ莫大な課題を抱えているんだ、というところをあまり理解して貰えてない気もするし。だから田母神みたいな宗教右翼に票が入っちゃうんだろうしなあ。日本人は他力本願な人が多いからね。アベにしたって、「安倍先生に任せておけば全て大丈夫」って感覚で支持してる馬鹿が多いようだし。ナムアミダブツで世の中良くなりゃ、苦労はせんわ。
と、愚痴っててもしょうが無いので。目下、これが最大の課題と言ったところか。
でもこういう事を言い出すと、また「○○って○○なんだよ! ほら怒れ」的論法でやらかす人達がいるから…。
そりゃあね。事実を提示しても認めようとせず議論しろだの言い出すバカウヨよりはなんぼかマシだけどさあ。鹿を連れてきてるのに「これは馬だから議論しろ」とか言われてもねえ。
はあ。どうしたものか。
いっそ全部放置して、バカウヨが日本を滅ぼしてくれるのをぼけーっと見てる、ってのが一番楽な選択肢なんだけどね。ああ、みんなもしかしてそれに気づいちゃったのか…。
まあいいや。当分、自分が関わる選挙は無いし。て言うか都知事選だって本来なら予定に無かったんだよ、誰だよこんな選挙設定したのは。
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発電方式の整理
原発やら新電力やらが何かと話題になっている昨今なので、発電方式をまとめてみることにしました。
まずは表にまとめてみました。
発電時の電気の種類 | 使用される主な発電方式 | |
交流 | タービン式 | 火力(石油、石炭、バイオマス)原子力地熱 |
非タービン式 | 水力風力波力海洋温度差ディーゼル | |
直流 | 太陽光燃料電池(水素)熱電対 |
表を見て貰えればわかるように、大きく3つに分類することが出来ます。
交流と直流、これ自体の説明は今更不要でしょう。補足すれば、交流電気を生み出す機械を「発電機」、直流電気を生み出す装置を「電池」と呼びます。これは、そういうルールだ、としかいいようがないです(というか物理学科のローカルルールで、工学部だと違うかも?)。
電池というと、乾電池を想像する人が多いでしょうが、あれは「ボルタ電池」と呼ばれる、金属の電気化学反応を使って直流の電流を取り出す装置の系譜を組む電池の一つで、直流の電気を取り出す装置はみんな電池になります。
それ以外の電池で今一番メジャーなのが、太陽電池でしょう。何か電池と呼ぶのが間違ってると思っているのか、最近は「太陽光」 という言い方をすることが多いようですが。直流電流を生み出す装置なので、電池で合ってます。
太陽電池は、光電効果という、金属結合に光を当てると電流が発生する現象を利用しています。余談ですが、アインシュタインがノーベル賞を取ったのはこの光電効果の研究の成果のためです。相対性理論があまりにも有名なのでこっちでノーベル賞を取ったと思われがちですが、実際は光電効果の研究なのです。
光電効果は金属(金属結合)ならどれでも起こるのですが、発電効率の関係で半導体結晶がよく使われます。最もよく見るのは、シリコン結晶を使った青いタイプです。シリコンは大量にとれるので原価が安いですし、コンピュータ用半導体の材料としても長らく使われてきたため、製造技術が確立されていて、安価に大量生産できます。が、発電効率があまり良くないということで、最近はアモルファス半導体の技術を応用したものが使われ出しています。
この太陽電池、実は発電効率はあまり良くありません。どんなに頑張っても光を電流に変えるエネルギー変換効率が40%を超えることは無いとも言われています。現状は、学習付録につくような安いのだとせいぜい3%程度、メガソーラーに使われるような高級品でも、ようやく10%行くかどうか、といったところです。
それでは、何故太陽光がこれだけもてはやされるのか。理由は二つ。
一つ目は、燃料が要らないこと。晴れてさえいれば太陽の光が勝手に電気を生み出してくれるので、その点に関しては原価0です。
二つ目は、メンテナンスの手間がかからないこと。太陽電池は基本的に金属のパネルで複雑な機械構造とか無いので、基本メンテナンスフリーです。しかも光電効果で材料が劣化するとかは無いので、理論上は半永久的に使えます。実際には表面を覆うコーティングが汚れたりはげたりというのがあるので、完全メンテナンスフリーにはならないのですが。それでも、他の発電方式よりは圧倒的に手間はかかりません。24時間体制で監視しなければいけない大型発電所よりは、ずっと低コストです。
こういった理由があるので、トータルコストで見ると、他の発電方式と十分勝負できるというわけです。
他に最近話題になっているのが、燃料電池です。水を電気分解すると水素と酸素が発生するから、その逆をやれば電気が取り出せるんじゃね? という、一見ホントかよという原理ですが、実際それで自動車が動き出しているのですから。飛行機が空を飛ぶのと同じで、とりあえず信じといて下さい。
ただ、規模がそれほど大きくは無いので、いわゆる送電網に繋ぐ発電方式としてはちょと非力かも知れません。スマートグリッドが完成すれば、これも電力供給網の中に組み入れられるんでしょうけど。
あまり知られていないし普及もしていませんが、熱電対発電という方式もあります。種類の異なる2種類の金属を貼り合わせて熱を与えると電流が発生する、という現象を利用したものです。琉球大学名誉教授の矢ヶ崎克馬先生の専門は、実はこれです。(原子力の専門家だと思っている人が多いようですが。。。)
熱海市で温泉の廃熱を利用した実験が行われているようです。
直流電流全体のメリットとして。蓄電池を同じ直流回路の中に組み込める、というのがあります。現在実用化されている蓄電池は直流で充放電を行うので、変換が必要な交流よりも直流で発電した方が効率はいいです。但し、日本の送電網は交流なので、交流に変換しなければいけない、というのがデメリットでしょうか。
交流電気は、発電機を回して作ります。この発電機、高校で物理を履修した人は習ったでしょうが、直流モータを回すと発電機になります。磁界を高速で変化させることによって起きる電界の変化を位相を持った電流として取り出す、という原理で、センターレベルでは出ないかも知れませんが国立二次ならよく出題されますね。
発電所で使われてるものはだいぶ設計が違いますが、原理自体は同じです。
で、問題は、どうやって発電機を回すか? というところです。究極の方法としては、人力ですね。手回しとか、自転車とか。しかし商用にはとてもなり得ないので、ここでは省きます。
発電機を回す方式として、現在最もよく使われているのが、蒸気タービンです。水を沸騰させて高温の蒸気にして、それをタービンに吹き付けて発電機を回す、という方法です。
表に挙げたように、火力・原子力・地熱が蒸気タービンを使用する方式です。この3つの違いは、どうやって上記を得るか、という違いです。
火力は、「蒸気」として一番イメージしやすい方式です。石油なり石炭なりで火をたいて水を沸騰させて、蒸気を得る方法です。地熱発電は火山で沸騰した地下水をそのまま使う方式です。
そして、今話題の原子力。これは仕組みがちょっと、というかかなり複雑です。
まず、原子炉の中で特定の放射性物質を核分裂させて莫大な熱量を得る(この辺りが原爆と同じと言われる所以)のですが、火力と違って熱量が莫大すぎて、普通の蒸気タービンに吹き付けたら、あっという間にタービンが壊れます。しかもこの蒸気、ハンパない放射能を含んでいます。
そこで、原子炉で直接作った蒸気は「一次冷却水」とし、さらにその一次冷却水を使って水を沸騰させる、という二度手間を取る方式もあります。前者を沸騰水型、後者を加圧水型と呼びます。さらに、一次冷却水の代わりにナトリウムを使う高速増殖炉というのもあるのですが、これはかなり特殊なのでちょっと脇に置いておきましょう。
沸騰水型は前述のように、原子炉で作った高温高圧の蒸気を直接タービンに吹き付けるので、タービンの製造にかなり高度な技術が求められます。日本ではこれの大型化に成功して、三菱重工やIHIが日立や東芝に納入しているのです。これが、いわゆる原子力村と呼ばれる企業集団ですね。
原発には、最大の問題点として核廃棄物(使用済みのウランやプルトニウム、施設や備品に至るまで全て)という問題があって、もちろんタービンも廃炉の際には核廃棄物になるのですが、それについてはちょっと本題から外れるので、ここでは軽く触れるに止めておきます。
交流を発電させる方式は、蒸気タービン以外にもあります。
その中でも最大勢力が、水力です。シムシティだと唯一爆発しない、最もコストパフォーマンスがいい扱いの奴です。
仕組みは、水車を使って発電機を回す。という、割とシンプルなものです。水の落差を利用するので、ポテンシャルエネルギー発電と呼ばれたりもします。
最もよく使われるのは、専用のダムを建設して溜め込んだ水の落差で発電する、というものです。岐阜県や長野県は急流が多いため大型水力発電所が非常に多く、管内の中部電力だけで無く、関西電力(むしろ中部電力より多い)・東京電力・北陸電力の他、JR東日本も専用の発電所を持っています。立山黒部アルペンルートで有名な黒部湖も、関西電力の水力発電所用に作られたダム湖です。
しかし大型ダムの建設は、谷が丸ごと水没するとか、地盤にコンクリートを注入するので地中の水理系が破壊されるとかで、それ自体問題視されるようになっています。
なので近年では、小型ダムやダム自体用いない「小水力発電」の活用が提唱されています。
水力の対抗馬と言えるのが、風力でしょう。水車の代わりに風車を使う、という方式ですが、風の力は一定では無いため、実際に稼働している風力発電所では力を均一化するための工夫がされています。
風の強い北海道や、海風が有り電力供給量がそこまで多くない沖縄の離島で普及しています。
他に、海上の波の動きを回転に変えて発電機を回す波力発電、海洋表面と深海の温度差を使って揮発性の液体を循環させ、発電機を回す海洋温度差発電といったものもあります。
ディーゼル発電は、燃料は軽油ですが、蒸気タービンでは無くディーゼルエンジンを使って発電機を回す方式なので、こちらに分類しました。
ここまで、3つの方式(というか、分類)について簡単に解説してみました。
おおむね、タービン式がでっかい発電所で電力を大量生産するモデルが多いのに対し、直流発電には実用化に達している新エネルギーが多い、と言えるでしょう。無論、どちらかが優れていて一方は劣っているとか、そういう話をしているのでは無いですが。
発電方式とは違うので、言葉を出しただけで解説をしなかったのですが、ITを使って小規模発電を安定給電網の中に組み込むスマートグリッドという技術も出てきており、役割に応じて安全でコスト力の高いものを使って行くことになるでしょう。
ただ、前述のように、スマートグリッドに不可欠な蓄電池は直流と相性が良いのは事実で有り、一方で原子力は大規模且つ複雑すぎて、制御するだけで莫大なコストがかかるのは明白です。
「細かく作って細かく使う」というスマートグリッドと原発は決して相性が良くないためか、原発推進派が力を取り戻してからはあまり聞かなくなってしまいましたね。
ちなみにこのスマートグリッドは、ITを使うということで、NECや富士通・ソニーと言ったIT系企業が力を入れています。特にNECはスマートグリッドに社運を賭けていて、これに注力するためにビッグローブを切り離したようなものです。
(なので、NECの社員はかなり本気で脱原発派を支援しています)
一方で日立は、IT部門もあるので昔はスマートグリッドを唱えていましたが、原発と相性が悪いことがわかったからか最近は口にしなくなってしまいました。
三菱と火力発電を統合したように、原発が駄目でもせめてタービン方式を主力に、と考えているようですね。
電力問題は政治問題や経済問題として語られることが多いですが、技術的な側面から見ても面白いものですね。
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私も原発に関して元々は即時0派では無かったのだけど。けど、容認派を装った推進派のあまりにもあり得ない言動の連発に、こら即時0で強攻策取らないとどうにもならんわと思うようになったし、だから小泉純一郎の心境の変化は、私はよくわかるんですわ。彼はたぶん、変節という批判は甘んじて受けるつもりで、その上で即時0で突き進むつもりだったとは思うんですね。けど、その変節すらも認めて貰えないというのは、あまりにも悲しい、って思うんです。
そこまでは、まあわかります。
けどね。細川護煕という人について、私は正直信用してないし、もっと言えばその背後にいる新進党系の連中は全く信用してないんですわ。そもそも私、新進党が実在した学生時代には、「新進党に比べたら自民党の方がまだマシ」とまで言っていたくらいでね。今よりはまだまともだった当時の自民党と比べてだけどね。つまるところ、どっちもどっちもってこと。て言うか俺共産党支持だぜ、当時から。
それでも一本化の必要性を感じたのは事実だから、最大の懸念事項であった名護市長選が終わったら一本化の可能性も模索してみようかと思ったのですけど。まあ、見事に詐欺でしたわ。宇都宮で一本化、とまでは言わないまでも、対等な話し合いくらいはしてくれるかなと期待してたんですけどね。まあ、騙される私が悪いんですけどね。
それなのに、言うに事書いて「細川陣営は一本化できなかったことに対して怒っていないから共産党系の連中は細川批判をやめろ」だと? ざっけんな。何様のつもりだ。
なので私は、都知事選に関しては宇都宮支持です。都民どころか関東平野に住んだことも無いし、そこまで本腰入れることも無いと思うけど。心情的には元々宇都宮ですわ。はあ、栃木に住んだことも無いですけど。
勝ち負け? んなもん時の運だろ。知るか。
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