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愛知ぽぷかるパーティー4お品書き


 告知が遅れましたが、本日11/1と明日11/2、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園にて行われる「愛知ぽぷかるパーティー4」に、サークル参加します。
 スペース番号は、「く-13」になります。

 以下、出品物になります。
 

     
  1. 「瀬戸川家の人々」企画資料   (15部ほど用意)   100円  
  2. 「瀬戸川家の人々」”討議資料”   (100枚用意)   300円  
  3. 「リトルバスターズ!に見るリーダー論」コピー本版   (10部ほど用意)   100円    

お品書き_画像

 生憎の雨ですが、スペースに来られた方には記念領収書も発行できますので、是非お越し下さい。
(0円でも発行します。)
KIMG0120


11月初頭連休のイベント情報


来週の連休は全国各地でイベントがあるようです。
主なものとして

愛知県内:
11/1~2
ぽぷかるパーティ2014(長久手市:愛・地球博記念公園)
http://www.popcul-aichi.jp/popupa/

東京都内:
11/1~3
第41回赤旗まつり(江東区:夢の島公園)
http://www.jcp.or.jp/maturi/

11/2
KeyPoint6(千代田区:全電通労働会館)
http://www.ayuket.com/keypoints/index.html

荒野草途伸は、ぽぷかるパーティ4にサークル参加します。
(体育館 く-13)

出品物は、オリジナル新感覚自虐系コンテンツフレームワーク「瀬戸川家の人々」の、企画資料と、”討議資料”になります。


結局「有識者」って無知なんだよね


政労使会議を秋にも再開 「残業代ゼロ」協議へ


 

 連合が果たしてどれだけ歯止めになるやら…。

 そもそも、仮に御用労組中心の連合系とはいえ組合がある会社ではそこまでの深刻な問題は起きないだろうし。だから、連合はブラック企業の問題にも今ひとつピンときてない感じだし。

 

 なんかいまいち理解してないバカタレがあまりに多すぎるみたいだから、再度経緯と問題点を簡単に書いておくけど。

 

  1. 第一次安倍内閣の時に、「ホワイトカラーエグゼンプション」というものが飛び出してきて、この時は「年収1000万以上の人間は残業代を0にする」という話だった。

    (ちなみにこの時の理由は、「労働者は残業代欲しさにダラダラ残業をして家族をないがしろにしているから」という、開いた口が塞がらないふざけた理由だった。)

  2. 民主党政権になって、この話は一応立ち消えになった。

  3. バカな日本人が再びアベを首相にした為に、またしてもこの話が復活した。
    しかし、今年の春ぐらいまでは、「年収1500万円以上が対象」ということになっていた。

  4. いざ諮問会議の答申が出てみたら、また「年収1000万以上」に戻っていた

  5. しかも、経済界代表は「これだけでは適用範囲が小さすぎる」等といっている。今後さらに800万、500万、300万、と年収要件が引き下げられるのは少し考えればわかること。

  6. ちなみに補足すると、年収1000万には、各種諸手当も含まれる。
    (家族手当とか、研修手当とか、単身赴任の為の家賃とか。下手すりゃ出張時の旅費日当も合算されるかもしれない。)
    そういうの含めたら、年収1000万行く人って、かなりの数に上るはず。会社の為に生活を犠牲にしている人ほど。

  7. これが対象者が800万とか500万とかになったら、もう本気で生活に困る人が出てくるだろう。子供を大学にやる事なんて、まず無理。そもそも、親が会社から帰っていない家族など、大学以前に家庭崩壊の懸念すらある。

  8. 高等教育を受ける若者が減った社会が、成長するなんてあり得ない。日本は間違いなく衰退する。


 

 

 此らを踏まえた上で、今回の記事内容を分析してみる。

 

 「秋の祝日前後に有給休暇の固め取りができるよう政労使会議で協力を求める考え



 逆に言えば、それらの条件が通れば過労死促進殺人法案の成立は容認する、って言ってるようなものじゃない。もう条件闘争かよ。連合という組織の存在意義が問われてるって事理解してるのか?

そもそも祝日が休みでない会社が、未だにいっぱいいっぱいいっぱいいっぱい、あるんですけど?そういう会社の従業員にとっては、そんなの何の意味も無いんですけど。まさに労使協調しか頭にない御用労組の発想。

 

 問題は組合のない、最悪作らせない為にありとあらゆる手段を執ってくるような会社でしょ。そういうのを問題にしてるって事、全く理解してないよね。

 既にサービス残業を強要されている労働者は、毎日退勤時間をメモ書きやTwitterで記録していても、そんなの全く意味が無いという話になってしまう。むしろ大手を振って、24時間365日働けと言ってくるだろう。そんなことされて生きていける(生活という意味では無く、ガチで生命的な意味で)人間は殆どいないだろう。

 私のような元から病弱な人間は、1ヶ月100時間でも死んでしまう。いや、実際死にかけた。

 

 諮問会議のメンバーが言い放った「経営者のモラルが低いとでも言うのか」という妄言は、図らずもこれを象徴している。あのなあ、まさにそれを問題にしてるんですけど?

 

 

 で、そういうブラック企業・ブラックバイトを初めとする労働諸問題に今割と真剣に取り組んでるのは、共産党と、そこと共闘関係にある全労連。(社民党も取り組んではいるけど

 なのに、その全労連を排除して、御用労組の上部団体とだけ「政労使会議」なる茶番会議を作っても、「労働側とは話が付いた」というお墨付きを得たいだけ、と受け取られても仕方ないよね? いや、実際その通りだろうけど。

 

 まあ、連合は一応今のところは、何が何でも阻止するとは言ってるけど。民主党政権の時にすら労働問題を解決できなかった人達がそんなこと言っても、信用できるわけがない。

 連合傘下にある組合員や、そもそも「自分は定時帰り出来てるから」と問題意識の欠片も無い低脳日本人など、形だけ抵抗することすら無いだろう。むしろ、次の選挙では平気で安倍自民党に投票するだろう。それが立場の弱い人間に対する殺人行為であるということが、わかっているのかわかってないのかは、読み取れないが。

 罪の意識すら無い殺人者がこの国には溢れている。こんな国が、何をやっても成長などするはずが無い。

 

 

 

 

 さて。この話は、これまでに一体何回出ているか。

 第一次痴安倍内閣の時に1回目。与党は自民党と公明党。

 去年の8月に2回目。こんとき、政権は第二次安倍内閣。与党は自民党と公明党。維新も援護射撃した。

 そして今回、3回目だ。政権はやはり第二次安倍内閣。与党は自民党と公明党。連合がこれに妥協するなら、連合が支援する民主党も同罪だ。

 

 これだけ見ただけでわかるだろう。自民党政権が続く限り、この殺人政策は止まらない。しかし、現状では選挙ではこれを止める手段は無いのだ。左翼系を名乗る知識人ですら、殆どがこの問題に全く無関心だ。それどころか、彼らが支援する中道勢力の支持を拡大させる為に、まがりなりにもこの問題に取り組んでくれている共産党を攻撃することすらしてくる。

 

 前回の記事でも書いたが、数の上では、不利だ。向こうは6割以上いる。選挙では勝てない。

 



だったらもう、革命しかない。

我々が生き延びる為には。

 

 できれば合法的な手段を執りたいが、それがままならないのなら、超法規的措置を執らざるをえない。致し方ない、そうしないと、自分と、自分の仲間を守ることが出来ないのだから。

 

 

 

 ただ、合法的手段、例えば選挙で、政治サイドから問題を解決する道筋も、全く見えないわけでも無い。

 一例が、沖縄の動きだ。現状、穏健保守と共産党を含めた革新が連携の動きを見せている。理由は普天間移設問題だが、労働問題でも合意が出来るようなら、今後の展開に若干希望はある。

 経営者だって、何も全部が悪質なわけじゃ無い。それぐらいはわかってる。だが現状、そういうまともな経営者こそが馬鹿を見ている有様になってしまっている。

 そういう人達と本格的に手を組めないか。勿論、共産党は抜きで等というばかばかしい理屈を出してくるなら、手を組む余地は無いが。

 実際の所、共産党内も今少しずつ党改革が進んでいて、昔のような独善的体質は無くなりつつある。もう少し理解を深めてくれれば、手を組むぐらいなら出来るはずだ。

 

 

 


 ちらっとだけ記事コメントするつもりでいたが、ずいぶん長い文章になってしまったので、BLOG記事にすることにした。

 

 あと、最大の敵は、やはり「無知な日本人」だ。右翼とかじゃ無くて、自分が問題抱えてないから後はどうでもいいなどと言い出す、無関心低脳層だ。

 それを痛感した週末であった。



 

 

 

 
Twitterでも書いたけどさ。こんな事ばっかじゃ無くて、もっと心ぴょんぴょんすることを書きたいよ…。結局の所、それなんだしさ。

 

 

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今度の標的はサムラコウヤクサトシですか?


 案の定障害者叩きが始まった。公務員、生活保護の次は障害者だ、障害者が標的になるだろうとは思ってたけど。まだ調査も何も行われていない、障害年金の話なんか全く出てない段階から、いきなり厚労相が障害年金叩き始めてたし。

 さすが弱者いじめで定評のあるアベ政権。
 クソ保守やネトウヨはさぞかし歓喜してることだろうね。君らは弱者いじめが大好きでたまらないものね。

 ていうか、障害者手帳と医療助成の区別もついてない馬鹿がいたことには、さすがにびっくりだわ。「障害者手帳」と障害者自立支援(医療費助成)は別物なのに。
 ただでさえ、医療助成が「障害者自立支援」って制度になって、共産党とかが猛抗議してるのに。ああ、クソ保守には共産党やその支持者の声を聞く耳なんか持ち合わせていないか。

 しかも、たまたま見てたTVでアホコメンテーターが「2級に該当するなら障害年金もらえばよかったじゃないか」とか。確かに法律上障害者手帳と障害年金は同じ用件で同じ等級になるって建前になってるけど。現実にはそんな簡単に障害年金なんてもらえないっつーの。ふざけんなよ。無知は黙ってろ、って言いたくなるわ。

 しかも、またしても「我々の税金我々の税金」って。
 あのなあ。確かに年金会計に税投入されてるけど、年金って基本は年金保険料で運営されてるんだぞ。障害年金も例外じゃ無い。俺らが自分らで、働けるうちに払った年金保険料を、働けなくなったらそこから返してもらってるって言う、そういう話だぞ。無知にも程がある。

 ふざけんじゃねえよ。

 人が払った保険料から、人並みに働けなくなったから生活に支障が出る分をいくらか返してもらってるだけの話なのに、税金泥棒呼ばわりとかいちゃもんつけるとか。てめえらの方がよっぽど泥棒じゃねえか。

 テレビ寄生虫といいネトウヨといい保守政治家といい、ほんとこの国は人間のクズが支配する国なんだな。こんな国に未来なんか無いよ。というより、さっさと滅びて欲しいわ。

 自殺に失敗したの、今激しく後悔してる。

 やっぱり暴力革命が必要ですか? この国。

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友達よこれが私の2014年です


 昨年末。愛知県の高校教員になって半田市に移住し、同級生の中では一番のご近所さんになったMN君から、鹿児島黒豚が送られてきた。
 お礼の電話をしたらスーパーサイエンスハイスクールの話とかでえらく盛り上がって長電話になってしまったのだが、そろそろ切ろうかというときに、突如彼はこんなことを言い出した。

「実は5月に入籍しまして」

 何故今頃になって言う。

 明けて平成26年。
 今年は何故か年賀状が多かった。
 そんな中でも大親友HT君は、近年は毎年年賀状を送ってくれる。ペン書きで一言書き添えてある。

「去年彼女が出来ました」

 うん。前回は別れた後に聞いたから、それよりかはマシかな。

 世間で言うところの9連休が明けて学校の冬休みもそろそろ終わるという今日この頃。こっちから出した年賀状の返礼も、そろそろ減ってくる。
 17年前ポストペットで知り合って以来の、一つ上の女性から。脈無しなのに何故か年賀状のやりとりは続いている。

 旧姓xx
「結婚してはじめてのお正月を迎えました」

 あれ? 去年と住所一緒だよ?

 先ほど妹から、明後日帰るとメールが来ました。また急な話だなと思ったら、両親は去年のうちから知ってました。

 今年も平常運転です。

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変化を受け入れられる人間が最後には勝つんだろうね


 一年ぶりの沖縄は、何も変わっていないように見えてしかしその実、少しづつ何かが変わっていた。
 何もかもが変わらずにはいられないです。(古河渚)
 その中でも特に衝撃的だったのが、ローソン琉大北口店である。
 日常の愚痴に書いてあるのだが、荒野草途伸はかつてローソン琉大北口店でバイトしていた(参照)。どうでもいいが、鍵の世界にはまりこんだのもこの時期である。
 その当時の琉大北口店のオーナーはUさんという男性だった。その奥さんが店長を勤めるという体制だった。
 いろんな意味でお世話になった。警察とか。
 そのローソン琉大北口店が、移転していた。ライバル店であったココストア琉大北口店(当時はホットスパー)の場所がローソン琉大北口店になっており、元ローソン琉大北口店があった場所は空き家になっていた。
 最初はそれを見たとき、ついにココストアがローソンに破れたのか、と思った。
 久々に来たことだし、ちょっと覗いてみて、もしオーナーか店長がいたらちょっと挨拶でもしていこうかと思い、店内に入った。レジに丁度、「オーナー」の札を掲げた人がいた。しかしその人は、Uさんではなかった。
 「?」と思い、「ここのオーナーって、Uさんという方じゃなっかですか?」とその人に訊いてみたところ、「ここは半年前までココストアだったんですけど、ローソンに変わって店名も引き継いだんですよ」ということだった。
 つまり、実態としては、無くなったのは「ローソン琉大北口店」の方であって、「ココストア琉大北口店」の方が生き残った、と言うことになる。いや、これが正確な表現かどうかわからないが。
 とりあえず、現ローソン琉大北口店のオーナーさんは、Uさんのことは全くわからないという。
 自分が勤めていた当時から「何か別の事業をしたい」と言っていたし、別の業種に転業したのかもしれない。もしかしたら、店自体は残っていたが、オーナーはとっくの昔に変わっていた可能性すらある。その辺は全くわからない。なにしろ、就職して以来一度も足を運んだことはなかったから。
 バイトと言えば、当時琉大東口にあった赤マントという店(ここは1998年に店をたたんでしまった。参照)のTさんというオーナー店長も、当時のバイト仲間も、全く音信不通である。当時は、メールはおろか携帯すら普及していない時代だったから、連絡先の交換とか出来なかったんだよね…。
 そんなわけで、ちょっとセンチメンタルな気分になってしまった琉大訪問だった。ちなみに琉大自体も、生協とか学生会館あたりが昔と変わっていた。
 教官の話によると、自分たちの世代と今の学生では、ずいぶんと違うらしい。良くも悪くも、とんがってないのだそうだ。琉大と言ったら、異色の学生が多いことで全国的にも有名だったのに…。
 まあ、それが時代の流れというものなんだろうね。寂しいけれども、仕方がない。
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北へ-8日目・釧路


 iAcnに指摘されて、最終日分をアップしていないことに気づいた。
 ・・・とは言っても、最終日は特に書くようなこともなかった。
 飛行機が午後だったので午前中に釧路湿原を廻る定期観光バスにでも乗ろうかと思っていたのだが、気が付いたら10時半で観光バスの出発時刻どころかホテルのチェックアウト時刻も過ぎている有様だった。
 しょうがないので、そのまま空港に向かうことに。ホテルのすぐ隣りに、フィッシャーマンズワーフMOOという施設があって、そこから空港行きのバスが出ているので、とりあえずそちらに向かう。
 またしても目の前でバスが行ってしまった。
 まあ、でもこの場合全く急いでいなかったから、さほどショックでもない。せっかくなので、フィッシャーマンズワーフMOOをちょっと見ていくことにした。
 簡単に言えば、地元産海産物のお店が並んでいる複合商業施設と言ったところか。ただ、地元直販という事だからなのか、よそで買うよりもずっと安い。蟹とか鮭とかイクラとか、1000~2000円くらい安い感じがした。
 そういえば石垣ではカツオがバカみたいに安かったしなあ、輸送費とか考えるとそのくらいの値段の差は出てしまうのだろうか、今燃料高だし価格差はもっと大きくなってるかもしれないなあなどと考えつつ、家族への土産に毛ガニとイクラを購入。あと、自分の昼食用に鮭いくら丼を持ち帰りで買った。
 この後は、釧路空港へ行って昼食を食べて時間を潰しながら飛行機を待ち、14時過ぎにJAL便で中部空港へ。
 荷物が死ぬほど重かった。
 以上で、今回の北海道旅行は終わり。今回は道東中心で、道央・道南は完全無視の行程だったが、いずれ機会があったら今度は鉄道で北海道入りして道南も廻ってみたい。
 ・・・その機会がいつ来るかわからないが。もしかしたら定年後になったりして。
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北へ-7日目、根室


 7日目。5泊滞在した弟子屈摩周温泉の宿を発って、摩周駅へ。この日は根室方面へ向かった後、釧路に戻って一泊する。
 8時半発の列車に乗る。なんか今までよりも異様に混んでいる。それでも、座れはした。超訳資本論を読んでいたが、途中で寝てしまう。
 気が付いたら釧路駅だった。ここで花咲線に乗り換え。根室本線って、釧路までは根室本線と名乗るくせに釧路から根室に向かう路線は途端に通称が変わってしまうのは、どうしてですか?
 荷物が超重いので、いったん泊まる予定の宿に行って荷物を置いてくる。宿の方向はわかっていたはずだが、途中で「本当にこの道であっているのか?」という迷いが出て何回か無駄な往復をしてしまい、結局1Kmの道を30分近くかけて宿までたどり着いた
 宿に荷物を置いた後、コンビニで新聞などを買って、再び釧路駅へ。すぐに、乗車予定の快速ノサップが来る。
快速ノサップ
 ここでもどういう訳かやたら人が多い。しかも、背広姿の人とか、観光客以外の利用がやたら多いようだ。本気で座れるかどうか心配だったが、何とか座る場所は見つけた。
 根室まで2時間。超訳資本論を読み終えて日経新聞を9割方読んだところで、根室駅に着いた。小さな駅だ。
 駅横にある根室バスのターミナルに行って、納沙布岬までの往復乗車券を買う。11:15、発車。
 途中、「歯舞」というバス停があった。歯舞諸島の歯舞と同じなので「?」と思ったが、あとで聞いたところによると、元々根室半島の先端部あたりには「歯舞村」というのがあって、歯舞諸島もこの歯舞村の所属だった(だから歯舞諸島?)そうだ。歯舞村は現在では根室市と合併しており、故に歯舞諸島は根室市域という事になるらしい。
 (北方領土の他の島は、それぞれに根室市とは別個の自治体が、本来は存在する)
 約40分で目的地の納沙布岬に到着。
 どういうわけかしらないが、右翼のDQN車が大量に来ていて、駐車場を占領している。何をしに来ているのか知らないが、決して良い気分ではない。
 でかい建物がいくつも建っている。どれも、北方領土返還祈願と関連した建物ばかりだ。そして、「日本最東端」という文字はどこにも見あたらない。
平和の塔
返還祈願の鐘納沙布岬の碑
 納沙布岬の端っこまっでは、柵で遮られていて行けなかった。ロシア云々という事では決して無く、単に危ないからという理由だろう。そしてそこにもカモメはいた。
納沙布岬のカモメ
納沙布岬灯台と貝殻島を望む
 納沙布岬灯台と貝殻島を望む
 近くにあった資料館のような所に入ってみる。北方領土返還祈願の署名というのがあったのでとりあえず書いておいた。この名簿は毎年内閣に持って行って云々あったが、しかし日本政府にこんな名簿を毎年持って行ったってあまり意味は無いのでは?と思った。持って行くならロシア政府でなければ意味は無い気がする。
 外に出たら、パンパンと爆竹を鳴らす音が聞こえた。何事かと思ったら、どうやら、集結している右翼どもが何か勝手に自分らのイベントをやっているらしい。正直、ここまでやられると迷惑以外の何物でも無い。死ねばいいのに。
 帰りのバスまで時間があったので、土産物品店で昆布クッキーと根昆布を買う。まだ時間があったので、ベンチに座って日経新聞の残りを読んでいた。右翼どもの車が見える位置にいたので、どうせなら朝日新聞を買ってきてここで読んでやれば良かったと少し後悔。赤旗ならもっと効果大だが、さすがにそれはコンビニで売ってない。
 根室駅に戻ると、雲行きが怪しくなっていた。列車に乗り込んですぐに、降り出す。傘を持ってきていなかった(というか稚内の宿に忘れた)ので、この点は運が良かった。ただ、座る位置を間違えて東根室駅(日本最東端の駅)の写真を取り逃がしたのは残念。
 16時頃に釧路駅に着き、宿へ。何故か、どっと疲労感が襲ってくる。7時に朝食を食べたはずだが、何故か異様に空腹感があった。この宿は食事無しなので、コンビニで買ってきたサンドイッチとパックドリンク3本を一気に平らげる。北海道限定というわけでもないので、ドリンクの写真は特になし。
 明日は最終日。飛行機に乗るまでの時間に釧路湿原をめぐる観光バスに乗ろうかどうか悩む。疲れていたので、とりあえず寝て、翌日起きた時点の体調で決めることにした。
 一応この宿も温泉付きだったのでとりあえず入浴して、仁科りえ支援の呼びかけをブログでして、寝てしまう。北海道も、残りいよいよ、あと一日。。。
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北へ-5日目、弟子屈摩周温泉(休息日)


 この日は休息日とした。特にそう予定していたわけでもなかったのだが、なんかもう疲れてぐったりして宿でぶっ倒れていたので、結果的にそうなった。
 寝てたか温泉入ってたかぐらいしかしていないので、特に書くことがない。
 仕方ないので、旅行とは全く関係ないが、荒野草途伸の考える理想の女性の紙型というものについて述べてみることにする。
 荒野草途伸的には、最強の髪型はやはりツインテールである。ツインテールに次ぐといったら、ポニーテールが来てその次がショートカットといったところか。しかし、ツインテールの破壊力は群を抜いていると思う。
 荒野草途伸は基本的に黒髪以外認めない立場ではあるのだが、ツインテールだったら染めてても許せると思う。それくらい最強だ。
 だが、一つ問題がある。荒野草途伸は年上好きというか年上でないと基本受け付けない立場であるのだが、荒野草途伸より年上というと当然30代のしかも半ばになる。その歳で髪型をツインテールにしている女性は、殆どいないということだ。
 否、正確には、その歳で似合うようなツインテールタイプの髪型が確立されていないという事か。
 しかし、30代だからと言って一概にツインテールの可能性を排除してしまうのも考え物だろう。ツインテールは単なる二つわけのお下げではなく、いろいろな応用方があるはずだ。であれば、30代女性に見える大人っぽく見せるツインテールというものは、あってもいいはずだ。否、無ければならない。そして普及させなければならない。
 もしこのブログを読んでいる人で美容師とかスタイリストとかをやっている人がいたら、是非、30代女性に似合うツインテールというものを考案していただきたい。
 ということで、当分の間は現実的最上位髪型は黒髪ポニテという事になるのだろうか。
 以上、荒野草途伸の理想とする女性の髪型についてでした。
 あと、正確には寝てただけでなくて、ちょっと出かけたりもした。土産として買った利尻昆布を石垣旅行で世話になったAN君夫妻に郵送したついでに、ちょっと弟子屈町市街・摩周温泉地区を散策したりしてみた。
 変に開発が進んでおらずひなびた感じで、自分としては結構こういう場所は好きである。実際住むとなったらまた別問題だろうが。
 ついでに摩周温泉の源泉も見てきた。
摩周温泉源泉
 ついでにと言うほどホテルから遠くないというか、すぐ目の前なのだが。
 あと、マンゴーカツゲンも買ってきた。
マンゴーカツゲン
 21時ぐらいに4日目の分のブログ書き終わったらもう眠気が襲ってきて、気が付いたら寝てた。翌朝、眼鏡がどこに行ったかわからなくなっていたくらいに。
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北へ-4日目、知床


 4日目は知床。今回道東に行った最大の目的地でもある。
 2日目でも書いたように、知床へはレンタカーで行くことにした。斜里から定期観光バスを乗り継げばオシンコシンの滝までは行けたのだが、今回はどうしても羅臼側まで行きたかったので、車を借りることにしたのだ。
 摩周駅から釧網本線を北上して、知床斜里駅へ。世界遺産指定地への入口ということもあってか、駅舎が真新しく綺麗だ。駅前にあるバスセンターの事務所がレンタカーの営業所も兼ねていて、そこで手続きを済ませる。
 借りた車はプリウス。軽自動車よりもちろん若干高いが、ガソリン代を考えれば殆ど代わらないはずだし、それならばガソリン消費量の少ない車に乗った方が環境にも優しいというものだ。それに、プリウスなら乗り慣れているから運転しやすい(=事故の危険が少ない)というのもある。
 自分で運転する以上、途中で眠くなっては困る。ので、まずは近くのセイコーマートでペットボトルのコーヒーを2本調達。そして、知床国道へ。ひたすら北上し、まずはオシンコシンの滝を目指す。
 40分ほどでオシンコシンの滝に到着。
オシンコシンの滝
 次に、知床観光の拠点地であるウトロ地区へ。10時前にウトロ地区に着き、道の駅とかいろいろ観光客用の施設に入ってみる。
 知床観光船に乗ろうかと思っていたが、知床岬まで行く便が朝の8時台1便しか無いようで、もちろん既に出てしまっている。車を返す時間が17時であまり時間の余裕もないし、知床岬まで行かないなら無理に乗る必要もないかと思い、そのまま北上することに。
 20分ほどで知床自然センターに到着。ここから先はバスに乗り換えになる。途中の知床五湖までは一応マイカーでも行けるのだが、そこから先はマイカー乗り入れ禁止になっている。そして、知床五湖ではバスへの乗り換えが出来ないからだ。
 自然センター内の切符売り場でカムイワッカ湯の滝までの往復乗車券を買う。知床五湖で途中下車も出来るらしい。一緒に貰った時刻表によると、10:20のバスがすぐ出るようだ。なのでセンターを出てバス停の方へ向かうと、目の前でバスが行ってしまった。次のバスは10:40。20分のロス。時間の余裕がないのに、ちょっと痛い。
 10:40、バス乗車。車内放送で注意事項や案内などが流れるが、その中で「カムイワッカ湯の滝は落石の危険があるため、現在1の滝までしか行けない」という内容が。秘湯として有名な4の滝には行けないらしい。
 ・・・なんか、あまり行く意味がない気もしてきたが、もう乗ってしまったので仕方がない。せっかくだから車窓から見える知床の絶景を楽しむことにする。バスが走り続けているので写真がうまい具合に取れなかったのが残念。
 11:20、カムイワッカ湯の滝到着。
カムイワッカ湯の滝入口
 この滝を流れる水は、上流の硫黄山からわき出る温泉を源流としているため硫黄分が高く、酸性値が非常に高い。その為岩肌に苔などが生息していない為、水が流れていない所よりもむしろ滑りにくいとのこと。
 その案内通りに滝の中をひたすら突き進んでいくと、5分もかからずに1の滝に到着。あまりにもあっけない。
カムイワッカ湯の滝1の滝
 正直拍子抜けして、こんなことならすぐ帰ろうと思い、先ほど乗ってきたバスが11:33発なのでそれに乗車しようと滝を降りる。
 入口まで戻ったところで、バスが発車してしまった。またしても、目の前で。
 次に出るバスは、12:13。入口で突っ立っていてもしょうがないので、とりあえず1の滝に戻ってみる。と、ガイドの人に「もう少し先まで行けますよ」と言われ、行ってみることに。
 5分もかからずに、立ち入り限界点に到着。
カムイワッカ湯の滝限界
 近くの岩場に座って、滝の流れる様子を観察。岩が窪んで少し深くなったところで、子供が泳いでいた。
 ふと思いつき、その子供が立ち去った後でそのくぼみの脇に移動。靴と靴下を脱いで、足を浸けてみる。足湯でもしてみようという事だ。まあ、実際水温は30度くらいで決して熱くはないので、足「湯」と言うにはかなり無理があったが。しかし、暇つぶしには丁度いい。しばらくそうして時間を潰す。
 バスの時間が近づいてきたので、足を上げて靴下と靴を履く。と、その時誤って、胸ポケットに入れていたwillcom03を水の中に落としてしまう。カメラ専用にしていたのですぐに取り出せる胸ポケットに入れていたのだが、それが災いした。
 すぐに引き上げて操作すると、一応画面が出たので壊れていないのだろうとその場では思い、一安心。だが、結局壊れていたことが後に判明する。防水ではないので、酸性の水が中に入り込んで、時間差で中の回路が腐食したとか、そういうことなのかもしれない。とにかく、PHSとしては使っていなかったとは言え買ったばかりの機械が壊れてしまい、結構凹んだ。
 バスに乗り、今度は知床五湖へ。なんかもう見るかどうかどうしようか迷ったのだが、せっかく来たのでバス1本分の待ち時間で見れるだけ見ることに。
 案内によると、5つ全部見ると1時間半かかるとあったので、そのコースはパス。20分で回れるという2湖までのコースにした。
知床五湖1湖
1湖
知床五湖2湖
2湖
 戻ったら10分ほどまだ時間があったので、知床名物ハマナス何とかソフトというのを買って食べてみる。本当にハマナスが入っていたのかどうかはわからないが、普通のソフトクリームだった。
 13:15、バス乗車。知床自然センターに戻る。途中、沿道にキタキツネとエゾシカがいるのを発見。保護されているため人を恐れなくなっているとのことらしいが、こんな簡単に見られるとは思わなかった。今回は遭遇しなかったが、この分だとヒグマにも結構簡単に出くわしたりするのだろう。
 ところで。狐といったら沢渡真琴と藤林杏、鹿は久弥直樹で熊は坂上智代なので、知床は鍵っ子にとっても特別な場所とも言える。・・・というようなことを、バスの車内で考えていた。すぐにこんな発想に至るあたり、つくづく自分はバ鍵だと思う。
 知床自然センターに戻り、再びプリウス乗車。知床峠を越えて羅臼に向かうことにする。カーナビが知床横断道路をいつもの案内色と違う色で表示するものだから進むべき方向を間違えてしまい、途中で折り返す羽目に。これでまた15分ほどロスした。
 14時過ぎに、羅臼ビジターセンターに到着。環境省が運営する知床国立公園の羅臼側の拠点である。そして、ここのすぐ近くに間欠泉が吹き出す場所があるらしい。
 行ってみたら、間欠泉が吹き出す間隔は50~70分ほどとある。今ここでそれだけの時間を待つのは厳しいので、帰りに時間があったらまた寄ることにして、いったんそこを発つ。
羅臼の間欠泉
 14時半頃、道の駅らうすに到着。車を降りて海の方を見ると、佳奈多にはっきりと見える島影が。北方領土・国後島である。
 道の駅の中にある展望所に行って、写真を撮る。
国後島・1
国後島・2
 200Mpxのカメラで撮ったため写真だとあまりはっきり映っていないが、実際にはもっとはっきりと島影が見えた。それこそ、人が手を振っていたら解るのではないかと思うくらいに。
 北方領土は二島返還が現実的だと自分は思うが、こんなにはっきりと島が見えると、感情的にはやはり国後島は日本固有の領土なのだと思う。
 ただ、国後島をよく見ると、周りは断崖絶壁だらけ地形は山地だらけで、島自体の土地の利用効率はあまり高そうには見えない。返還されても開発には巨額の費用がかかるだろうし、今の日本にはそこまでのカネはない。島自体よりもむしろその周りの経済水域に返還の利益があるのだろうなと思う。つまりは竹島や尖閣諸島と同じ話であるが、しかし国後島には現在ロシア人が住み着いているし、いざ返還されたら彼らの存在を全く考慮しないわけにも行くまい。そこまで考えた上で返還のメリットが差し引き後プラスになるのか、正直どうなのだろう。
 というようなことをつい考えてしまう。ふと脇に目をやると、カモメが1羽、すぐ近くの欄干にとまっていた。

 カモメにすれば、人間同士の国境問題などまるで関係ないのだろう。きっと好き勝手に知床半島と国後島を往復したりしているのだ。否、案外カモメにはカモメの問題があって、知床のカモメと国後のカモメで縄張り争いをしたりしているのかもしれないが。
 この後、ひかりごけの自生地に行こうとしたが、なんか場所がよくわからず通り過ぎてしまい、折り返そうにもそうするための場所が見あたらず、結局20分ぐらい走ったトンネルの手前で折り返して、羅臼市外に戻った。明らかに時間が無いので、ひかりごけは諦めた。
 知床峠に向かう途中、再び羅臼ビジターセンターに寄る。さっきよりもやたら車が多い。間欠泉に向かうと、大量の人がぞろぞろと戻ってくるところだった。かなりイヤな予感がしつつも間欠泉の前まで来ると、調査員とおぼしき人二人が撤収作業をしているところだった。吹き出し口からは湯気が立ち上っている。どうやら、つい今し方、間欠泉の吹き出しが終わったところだったようだ。
 バス2回に続き、またしても、僅かな時間差で機を逃してしまった。
吹き出した後と思われる間欠泉
 もと来た道である知床横断道路をひた走り、知床峠へ。写真を撮る時間ぐらいはありそうだったので、駐車場に車を止めて、撮影。
羅臼岳
 写真は羅臼岳。山あいから国後島も見えたのだが、写真にはうまく写らなかったので割愛。
 あとは、ひたすら斜里に向かって車を走らせるだけ。正直時間ぎりぎりだったが、何とか17時に間に合った。ガソリン価格は188円/l。与那国島よりはずっと安い。
 この後は、17時半の列車に乗って摩周駅に戻り、宿へ。宿に戻ったらどっと疲れが出た。食事をして、書いていなかった前日の記録を書き終えたらもうそれ以上何もする気力が無く、風呂にも入らず寝てしまった。
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