ごめんなさい、夏休みだからと言うわけでは無く、春先からずっと作ってます。
元々は、PCの廃熱を有効利用出来ないかという所から、「じゃあそれでヨーグルト作ればいいんじゃね?」という所から始めたものなのです。
但し、価格的には、わざわざ自作するよりスーパーで牛乳の隣に置いてあるドリンクタイプのヨーグルト買ってきた方が、格段に安い。ただのヨーグルトなら。
そこで、ただのヨーグルトではないものを、種に使ってみました。
使ったのは以下の3種類。
・明治 R-1
・明治 LG-21
・雪印 ガセリ菌SP
で、結論から言うと。意外とうまく行きます。しかも種によってちゃんと出来が違う。
一番うまく行くのが、LG-21。「ヨーグルトにならない」なんてことはまず無い。むしろ、菌が繁殖しすぎて放置しとくとドロドロになってしまう(※食べるタイプのを作るならそれでいいんだけど、自分が欲しいのは飲むタイプなので)。
ついでうまく行くのが、R-1。これは、LG-21に比べると繁殖力が弱いのか、温度によってはかなり時間がかかることがある。ただ、その分多少放置しといても問題無いので、ある意味作りやすいとも言える。
手こずったのはガセリ菌。というか、これに関しては正直、本当にガセリ菌SP株が繁殖しているのか疑わしいところ。…いや、それを言ったら、他のだって顕微鏡とかで確かめたわけじゃ無いから、繁殖してるのは他の菌という保証は無いのだけれど。
で、用意するもの。
まずは、上記に挙げた機能性ヨーグルトの種。これは固形タイプでもドリンクタイプでも、どちらでも良い。だいたい120円くらいだ。
次に、牛乳。スーパーで売ってる一番安い無脂肪調整乳で良い。80~90円くらい。
そして、砂糖。これは、今回自宅にあったのが黒糖ザラメだったので、全てそれを使用した。おそらくは普通の白い砂糖でも良い。今回分量は、小さじ15杯で統一している。40円くらいかね?
材料代としては、250円前後といったところか。前述のように、普通のヨーグルトならスーパーで買ってきた方が安い。
これらを全部、牛乳パックの中で混ぜる。多分溢れるので、その分の牛乳はあらかじめ飲むなり取り分けるなりしておく。コップ半分ぐらいで良い。
ぶち込んだあと混ぜるわけだが、この時開け口はしっかり指で押さえておかないと、当然こぼれる。逆にしっかり押さえていれば、ひっくり返しても簡単にこぼれたりはしない。砂糖が底に溜まっていると底の部分でしか菌が繁殖しないので、上下にひっくり返したりしてよく混ぜる。
そしてこれを、パソコンの排気口の後ろに置く。
牛乳が森永だが、別にわざとでは無い。安かったから、たまたまだ。
おおむね、7~8時間ぐらいで出来る。
結果一覧は、こちら。但し春先とかは記録取っていないので、7月
後半分から。
データもおおざっぱだが、別にネイチャーに掲載したり理研の研究員と戦ったりするわけでは無いので、これぐらいでいいだろう。
日付 | 時間 | 種類 | 温度 | 環境 | 状態 |
7/25 | 13:30-20:33(7h) | R-1(固形) | 28℃ | エアコン | 良好 |
7/30 | 15:00-23:07(8h) | R-1(固形) | 31℃ | 外気導入 | 少し固まりすぎ |
8/4 | 7:12-19:20(12h) | R-1(固形) | 29.5℃ | エアコン | 失敗{混ぜが足りなかった?} |
8/5 | 14:00-22:00(8h) | LG-21(固形) | 前半36℃ 後半26℃ | 前半外気 後半エアコン | 良好、丁度良い |
8/7 | 14:56-23:00(8h) | LG-21(固形) | 前半34℃ 後半29℃ | 前半外気 後半エアコン | 良好、丁度良い |
8/11 | 15:00-23:00(8h) | ガゼリ菌(固形) | 28.5℃ | エアコン | 失敗 |
8/14 | 14:16-22:33(8h) | ガゼリ菌(液体) | 28.5℃ | エアコン | 固まってない |
追加 22:33-4:35(6h)(合計14h) | | | | やややり過ぎ |
8/14 | 14:16-22:33(8h) | LG-21(固形) | 28.5℃ | エアコン | 固まってない |
追加 22:33-4:35(6h)(合計14h) | | | | 固まりすぎ |
ほんとはもっとたくさんデータを取りたかったんだけどね。飲みきれないからさ!
ということで。
夏休みの自由研究のテーマがまだ決まらない小中学生は、こういうのをやってみての良いのでは無いでしょうか。1日で出来るし。
出来たヨーグルトはお父さんに飲ませましょう。