荒野草途伸みたいな左翼かぶれの人間に噛みつかれる原因になりますよ。
(↑警告です、一応)
ということで、眠いのでとりあえず簡単に済ませる。眠いけど寝付けないのでネット漁ってたら、こんな記事が。
南西運転代行で労使紛争が起きているらしい(風のはて)
その元記事はこちら。
南星運転代行の組合否認・団交拒否と不当解雇(沖縄県労連)
要約すると、「南西運転代行という、県内では「安い」事で有名な運転代行会社の経営者が酷すぎ」という、そういうことらしいです。
自分は、2年くらい前からこういうのがあるっていう県労連(うまんちゅユニオン)の記事を見ていて、「沖縄の労働環境は相変わらず酷いなあ」とか思ってたのですが。よその(県労連絡みの)争議はだいたい組合結成->団交で解決の方向に向かってるのに、ここだけがえらい揉めてる感じだなあと。当時からそういう感想を持っていたのですが。
2年も引きずってるのはさすがに異常な気がする。
まあ、ここの場合は経営者が相当おかしい(というか、経営者じゃない?)みたいだから、ここまで話がこじれてるんだろうけど。
しかしここまで大きな話になってるのに、上部団体(全労連)は何やってんだろうねえ。キヤノンや松下みたいな大企業相手じゃないから動かないのか? 大企業の偽装請負問題は確かに全労連の大金星だったけど、でもこういう底辺(て言ったら失礼か)の問題にも真剣に取り組んでこそ、真のユニオンなんじゃないかなあ、とも思う。
非組織労働者である自分が偉そうな口きけた立場じゃないかも知れないが。
ところで話はちょっとずれるけど、沖縄の経営者って結構勘違いした人間が多いように感じる。まあ上の南西運転代行は例外としても。どうも従業員を道具のようにしか考えてない人間が結構多いように感じる。
以前、知の風というNPOの講座を聴きに行ったときに、沖縄のホテル経営の立て直しを手がけたコンサルタントがこんなことを言っていた。
「沖縄の経営者は、経営改善だとか言って正社員を雇わずにパートやアルバイトで済まそうとする傾向がある。私は叱った。そんなことをしていたら従業員は育たないし、すぐ辞める。会社の資産にならない。経営を悪くするばかりだ」と。
私は、首を振って賛同していた。ホテル業に限らず、人材を軽視する経営者が多いなと、前々から感じていたからだ。
ちなみに荒野草途伸の以前の勤務先の常務は、私の前でこんな台詞を吐いた。
「沖縄のSEはレベルが低いから、内地の技術者とは勝負出来ない。だから、単価の低さで案件を請け負っていくしかないんだ。」
私、その場で常務ぶん殴ってやろうかと思いましたが、そんな事したら逮捕されるのは私なのでとりあえず堪えて、一年後に辞表叩きつけてやりました。
経営者というのはどこの都道府県に行っても地域経済の中核を担う人物だと思うのですが。そいつらがこんな体たらくでは、そりゃあ経済の浮揚なんてできっこないと言うものです。
甲斐の名称武田晴信(信玄)は言いました。
「人は石垣、人は城」と。
従業員を大事にしない会社は、伸びるわけがないし遠からず潰れます。
もし労働組合が出来たりしたら、それは自社を治癒させるための苦い良薬と考えるべきです。組合つぶしなどもってのほか。
もちろん、沖縄県に限った事じゃないですよ。よその都道府県でも、こんなふざけた意識を持った経営者がいるなら、すぐに意識を改めるべきです。
最初に言った「警告」というのは、そういう意味ですから。
あー、10行くらいで済ませるつもりだったのに、結局長くなっちまった。
とりあえず寝よう。寝れるといいな。寝ないとまともに仕事出来ないから。
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「沖縄」カテゴリーアーカイブ
人でなしどもには本当に頭に来た
米兵に性犯罪行為をされた女子中学生が、告訴取り下げに追い込まれたようだ。
事件発生直後から「女子中学生が悪い」とかいうふざけた声が上がっていて、個人的にはらわたが煮えくりかえる想いがしていたのだが。とうとうこんなことになってしまったと嘆かわしい気分だ。
愚民どもによる精神的暴力と言って過言ではない。
しかも。告訴取り下げでこういう発言は収まるどころか、却ってエスカレートしている。痴話喧嘩だの客を取ってただのという、根拠のない発言まで飛び出す始末。
どこまで人格腐ってんだ。
米兵による犯罪ももちろん大問題だが、むしろこんな欠格人間が大手を振って歩き回っている日本社会の方が問題なのではないか?
そう思えてすら来る。
で、こういう事を書いていると今度は「ゆとりがどーの」とか、きっとそういう発言が出てくるんだろう。自分を正当化したいのかなんか知らんが、そのために他人、しかも自分よりも弱者である者を攻撃対象にするのは、本当に愚かで汚い行為だと思う。
何故、日本はこんな人間性の欠如した連中だらけの国になってしまったのか。
今の日本に必要な改革は、政治よりも経済よりも、屑だめと化してしまった社会に対する改革なのかもしれない。
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長袖かりゆし
家に帰ると、もう気力が残ってない。とりあえず改造計画の結果とかこの間の参院補選のこととか、書かないといけないのだが。書く気がしない。
まあ、休養が取れて考えがまとまったら書く。
昨日から、会社には長袖のかりゆしウェアを着て行っている。
かりゆしウェアは着替えが超楽なので、解禁になったら即そっちに切り替えたいくらいなのだが。なにしろ本来が夏服なので今までは半袖のものしかなかった。沖縄なんだし、別に半袖でいいじゃないかと言われそうだが、しかし会社の中は冷房が入っているので半袖では寒いのだ。寒いのがイヤで沖縄にNターンしたのに、これでは何のためにか舞い戻ってきたのかわからない。
仕方なく、去年は半袖の上にカーディガンを上にはおるということをやっていた。もはやかりゆしでもなんでもない。
そういうわけなので。長袖のかりゆしウェアというものは非常に待望していた一品であった。
去年の夏は見かけなかったのだが、年明け頃から少しづつ見かけるようになった。その頃は1着1万5千円とかしていたのだが、最近はいろいろと品が出始めて7,8千円で買えるようになったし、柄の種類もそろってきた。
それでもまだ珍しいものらしく、「長袖のかりゆしなんてあるんだね」と会社ではよく言われた。
余談だが、上司には「かっこいいね」というとりあえずのお世辞のあと即「ヤーサンみたいだ」と言われてしまった。
ヤクザ。
僕、ヤクザですか? ヤクザに見えますか? あの、選挙の候補者を銃で撃ったりする、反社会犯罪者予備軍に見えると。
オチがまとまらない。とりあえず、同じ服のことなのに改造計画のこと後回しで長袖かりゆしの事書いてるのは、自分でもどうかと思う。
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貴族どもは糖尿病に注意
週末に立て続けに宴会とかあったんですけどね。その席で、自分の「年上好き」がどういうわけか「人妻好き」に曲解されてしまって、散々いじられまくってしまいましたよ。
「真意が伝わっていない」とは正にこういう状況の時にこそ使うべき言葉である。どう考えても最初に言った言葉が真意としか思えない政治家どもが、安易に口にして良い言葉ではない。
さて。宴会疲れで休息モードに入っている間に、あの連中はまたいろいろやらかしているようだ。
まずは内閣総理大臣安部晋三の「赤ちゃんポストは不愉快だ」発言。(Yahoo-読売新聞)まあ、そりゃああんた達みたいな保守的で「子供は母親が育てるのが当然」と思ってる人間にとっては、不愉快極まりない存在なんでしょうけどね。
じゃあ、実際そういう危機に陥った赤ん坊と母親を一体どうやって救うというのか。何か対案でもあるのか? 現実的な。
苦境に立たされた母親に向かって、「子供は親が育てるべきだ」と説教して、それで終わりか。
もう、無責任極まりない。て言うかさ。そもそも、なんでそういう状況に追い込まれる母親が出るのか、真剣に考えているのか?甚だ疑問だ。
古代の王国で、街を視察した王様が貧民窟を見て、「汚くて不愉快だ。焼き払え」と言った。それに相通ずるものを感じるよ。正直、俺はこいつの発言の方が不愉快だ。
続いては、文部科学大臣の伊吹。「大和民族がずっと日本の国を統治してきたのは歴史的に間違いのない事実。極めて同質的な国」などと発言。(Yahoo-毎日新聞)
おいおい。現状はとりあえず脇に置くとして、沖縄が大和民族の支配下になかった時代は、間違いなくあったんですけど。文部科学大臣なんだから、当然そのくらいはご存じですよね。
そしてその流れを引き継いで、沖縄の文化は日本国内でも異彩を放つ存在として認知されてると思っていましたが。
それでも同質ですか。
て言うか、この前段で「宗教的に極めて自由かったつな国民が」とかいいつつ、「同質的」とか、どういうこと?「どんな宗教を信じていようとも所詮は同じ考えしか浮かばない極めて没個性な国家」とでも言いたいのか。
というか、そういう国家を作りたいんだ、が正解? 上の言うことに絶対服従な没個性ロボット人間のおかげで、自民党政権下の日本は繁栄したんだもんね。夢は何度でも見たいよね。
さらに言うに事欠いて、「人権メタボ」発言。人権も摂りすぎると病気になる、ですか。でも心配無用、殆どの日本人は、そんな摂りすぎるほど人権を享受してないから。むしろ不足してるから。過労とか、生活の不安とか。希望する教育を受けられない人だっているわけだし。もっと摂るように指導しなきゃいけないくらいですよ。
もちろん、一部には摂り過ぎな人間もいるんでしょうけどね。そういえばこの伊吹って、政務調査費を事務所費に流用したとかで騒がれた人じゃなかったでしたっけ?「政務調査費は議員に与えられた権利なんだから、めいっぱい活用しなきゃ!」って思って、そうしたんでしょねきっと。
ああなるほど、この「人権メタボ」発言って、あなた自身が自分に向けていった言葉なのか。それなら納得だ。豊かで裕福で、権利権益で肥え肥えで仕方ないのねきっと。
なるほど、彼らの目指す「美しい国」の姿が見えてきた気がする。そう、例えるなら、農薬たっぷり使って形も絶対曲がらないように矯正し挙げ句発色剤とか使って色つや美しく出るようにした、見目麗しいキュウリ。これが彼らの言う「美しさ」なのだ。
人治の本質を忘れ、庶民の生活には目もくれず、ただひたすら閉じた世界で生み出された空想を語り、それが政治だと思っている。貴族趣味の美しい国。
そんな「美しい国」など、俺は要らない。
とりあえず。今の自民党政権が国民の声という糖分を摂り入れられなくなっているのは間違いないようだから、毎日インシュリンを打って食事制限に努めてください。
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そういえばあの写真はどこに
大学生の頃、特に1年生の頃というのはとにかくヒマで、実験のレポートを書き終わると琉大東口近くの丘の上に昇って、中城湾の写真を撮りまくっていた。
使っていたのはだいたいレンズ付きフィルムで、別に良い写真が撮れたわけでもなく、何かテーマがあったわけでもない。ただ無意味に、ひたすら同じ風景ばかりを撮りまくっていた。
まさに、モラトリアムの為せる技である。
それでも、その後パソコンを買いインターネットの世界に入りどんどん引きこもり果てはオタの道を歩んでいったことを考えれば。それは随分健全な行為であったように思えるから、不思議でならない。
そんな12年近く前のことを思い出したのは、「琉大生はがき」という記事を見たからだった。
「゛琉大生はがき゛ブーム 学生デザインを商品化」(Yahoo-琉球新報)
自分みたいに、無意味にかどうかは知らないが、沖縄に来て写真撮りまくっていた琉大生は今も変わらずいたということか。ただ違うのは、撮って終わりではなく、それを商品化にまで結びつけてしまったところだが。
ちなみに絵はがきの公式ページというのもある。いくつか写真があるのだが、なるほど、確かに学生の頃見えた沖縄の風景というのが、そこにある。
今現在既に沖縄に戻ってきて、一年経って、「あの頃の空と今の空は、何かが違う。沖縄は変わってしまったのか」等と思うこともあったのだが。違うのだ。変わってしまったのは、きっと自分の目線の方なのだ。
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サクラサクミライコイユメ
堀江由衣が自分より年下だと知ったときは悲しいショックだったが、野川さくらが自分と同い年だと知ったときは嬉しいショックだった。
そんなことはどうでもいい。
3日に、バスツアーに参加して本部町の八重岳で開かれた桜祭りを見てきた。一人で。
(参考:http://www.ocvb.or.jp/card/ja/0600000563.html)
本音を言えば一人じゃなくて恋人と一緒に行きたかったのだが、いないのだからどうしようもない。二次元の彼女はこんなところに連れて行けないし。
しょうがないから、おっさんおばさんの集団の中に一人混じって、桜見てきた。
割と有名な話だと思うのだが、沖縄の桜というのは、散る桜ではない。日本国内で圧倒的シェアを誇る染井吉野ではなく、寒緋桜という種類が主になっている。その名の通り赤みの強い花を咲かせる桜で、八重桜や山桜とも違う。自分など、琉大にも若木が数本あったのにもかかわらずそれが桜だと気づかなかったほどだ。
散らないので、「見てもそんなに綺麗じゃない」などという人も、中にはいる。
が。自分としてはそんなの関係ないし、むしろ散る桜は小中学校時代を思い出して鬱になるので、好きじゃない。なので、散らない沖縄の桜は、むしろ好都合だ。
観光バスの駐車場から橋を渡ると、登り坂と公園の入口とに分岐点にでた。とりあえず街路状になっている公園の方を見てみる。屋台が出ているだけで、桜など殆ど見あたらない。桜の木らしきものは確かにあるのだが、花が咲いていない。近づいてみると、赤いつぼみがまだ開かないままでいた。
時期が早すぎたのか? 例年は、二月に入ると散ってしまってむしろ遅いくらいだと訊いていたのだが。
屋台の間に、ただ一本だけ赤々と咲いている桜があった。
公園の奥に進み、散策道に入る。ここでも、咲いている桜は見られない。だが、少し様子が違う。桜とおぼしき木々の枝をよく見ると、芽のようなものは付いているのだが、色が違う。緑色だ。
こちらはどうやら、逆にもう咲き終わって花が落ちて、葉が出る直前の状態になってしまっているらしい。
なんとタイミングの悪いことか。まるで自分の恋のようだ。少々意気消沈しながら、坂道を降りてゆく。少し行くと、ちらほらとまだ花の落ちていない木を見かけるようになった。
さらに進んだところで、葉桜を発見。これは嬉しい発見だ。何故なら、自分は葉桜が一番好きだから。ただ赤でもなく、ただ緑でもなく。未だ散りも落ちもせず美しい花であり続けながらも、その中に次なる命の伊吹である若葉を既に巡らせている。これこそまさに、文字通りの「萌え」の原点である。
散策路を進み終点にたどり着くと、屋台の出ていた街路の脇にある駐車場に出た。先ほどは気づかなかったが、ここには割と多くの桜が咲いていた。しかし、どうもさっきの屋台にあったのとは、微妙に色が違う。種類が違うのだろうか?
街路を戻り、今度は坂道の方を上ってみた。写真などを見るに、どうやらこちらの登り坂の桜の方が、有名なようだ。実際、大きめの木がたくさんの花をつけていた。ただ、歩道が狭いうえに桜の気が張りだしてきていて、その上車通りが多くて危ない。
さらにここでデジカメの容量が尽きてしまった。同級生のくだらないプロモーションビデオ11/12付参照を消したりして容量を稼いでいたがそれでも足らず。
結局、バスの出発時間も迫っていたので、諦めて引き返した。
この間、一時間あまり。正直、桜を満喫するには物足りない時間設定だった。この後国際洋蘭博覧会等も組み込まれたツアーだったので、致し方ないといえば致し方ないのだが。
次来るときはもっとゆっくり、二人で来たいと思った。三次元の人間の年上の恋人と。
参考:
2007 みーつけた!桜咲く南の島の散歩道(沖縄観光情報 Webサイト:真南風プラス)
他に、今帰仁城趾、名護
沖縄バスで行く!花祭りツアー第2弾 沖縄国際洋蘭博覧会と八重岳桜祭りツアー
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恥ずかしい沖縄
今日は一日朝から晩まで物理学科連中と一緒に本島南部を走り回っていた。知事選とは全く関係なく。
来月福岡で大学の同級生の結婚式があるので、ビデオレターの撮影のため走り回っていたのだ。
柔道着(本当は空手着のはずだったのだが持ち合わせがなかった)に、「必勝」の文字と日の丸が描かれたはちまき、という出で立ちの男が、沖縄本島北部から南部まで全島を駆けめぐって同級生から寄せ書きを集めていく、というストーリーである。が、この格好があまりにも怪しすぎるため、パトカーには職質されそうになるわ観光客には写真撮られるわで、なかなか大変であった。
(念のために言っておくと、荒野草途伸は単なる補佐役で、この格好をしたのは別の男である。)
で、知事選である。今日の新報・タイムス各紙とも、「仲井真糸数横一線」という世論調査の結果を一面で伝えている。(参考:琉球新報)
ま、荒野草途伸の支持対象が誰であるかは公選法の関係で言えないことにしておくとしても。一つ言いたいことがあるのは、街中に溢れているネガティブキャンペーンのポスター、あれは良くないと思うんですよね。
例えばウチの近所にある奴だと、「優しい恩師を裏ギリ」とか「カメレオン汚染、安保政策をコロコロ変える」とか。こんなんが街中の至る所に貼られているわけですよ。
どっちの陣営が貼ったものかは知りませんけどね。ええ知りませんけどね。
でも、観光客の目にもつくような街中にこういうものを貼るのは、正直一体どういう神経をした人たちがやっているものなのかと。問いつめたくなるわけですよ。
「ないちゃーにはどうせ何言ってるかなんてわからん」って考えなのかもしれないけど。このネット時代、知ってる人は知ってる、わかる人にはちゃんとわかるんですよ。
だからね。こんな恥ずかしい真似はやめなさいと。沖縄はレベルが低いって馬鹿にされる原因になるよと。
不審な格好してビデオレター撮るのも五十歩百歩だよ、と言われるのは、その批判は甘んじて受けます。
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しめつけ
会社で、県知事選に立候補予定の某陣営の、後援会の入会案内がまわってきた。
うわー、「しめつけ」だよ。いわゆる企業へのしめつけって奴だよ、これ。
初めて見たなー、こんなの。某電機メーカー系企業に派遣されてるときに労組の民主党候補応援ビラがゴミ箱に捨てられてるのを見たことはあるけど。企業サイドからのは初めてだ。
ちなみに誰も入りませんでした。
これが沖電系の会社だったら、もう入るのは半強制で、断ったりましてや「自分糸数後援会入ってます」なんて言ったら、もう干されるの覚悟しないといけなかったんだろうなあ。
しかし、こんな本土からの進出企業にまでこういうのがくるなんて。実は結構追いつめられてるのかね、ここ?
あとどうでもいいけどこの陣営、街中にポスター貼るのは良いんだけど、ちゃんと風で飛ばないように固定して欲しいんですよね。厚紙だし、狭い歩道でぶつかって切って怪我しそうになったんですけど。
こっちをしめつけてよ。
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沖縄県知事選2006
11月に沖縄県知事選があるのだが、その野党側の候補者選考が崩壊し、分裂選挙になってしまう公算が強くなったようだ。
野党人選枠組み解消/県知事選(沖縄タイムス)
経緯としては。沖縄県知事選では長らくは自民以外の全政党が「革新統一」ということで統一候補を立て、過去に屋良・大田と二人の知事を出すことに成功してきた。この取り纏めをしてきたのが、社大党(沖縄社会大衆党)である。
ところが前回4年前の知事選で公明党が離反して保守陣営に走り、さらに社民党と共産党が組織的対立感情からそれぞれの系列候補の擁立を主張して譲らず、復帰以来30年続いた革新統一は崩壊してしまった。しかも現職の稲嶺知事は県民の支持を得ており、圧倒的な得票で再選された。
その後、社大党の奔走によって何とか革新陣営間の関係修復が成り、2004年の参院選では社大党県議だった糸数慶子氏を統一候補として擁立し、当選を果たした。
さらに2005年の衆院選で自民党衆院議員だった下地幹郎氏が党中央の公明党候補推薦の方針に反発して沖縄1区から無所属で出馬、公明・共産の両現職と争って当選する。その後下地氏は、県内の非自民保守勢力の結集を掲げて政治団体「そうぞう」を旗揚げ。地方議員300人を集める1大勢力を率いて、自民党県連と対立するようになった。(参考:2005年9月14日付記事)
下地氏は当初、「自民でも革新でもない、沖縄の第3政治勢力を築く」とし、民主党との連携を探る一方で社民・共産といった革新勢力とは一線を画す方針を示していた。だが2006年1月の名護市長選で、革新勢力がそうぞう系の候補に乗ったことで、協調路線に方針転換した。
この名護市長選は結局自民・公明が推す候補に敗れたが、その後6月に行われた沖縄市長選で、社民党系の元副知事を野党統一候補として擁立し、勝利した。これにより、野党統一の機運は一気に高まった。
これに先立ち、野党勢力は社大党の呼びかけで11月に行われる知事選で統一候補を立てるべく、人選会議を結成していた。折から、稲嶺知事が今期限りでの引退表明をし、しかし保守陣営は後継候補を絞れずにいた。加えて沖縄市長選で非自民共闘が成功したことで、知事選では野党に勝機有りという風潮が強まっていた。
ところが、人選会議は紛糾。当初最有力視されていた宜野湾市長の伊波洋一氏(独立革新系)が早々に立候補辞退を表明。社民・沖縄自由連合が提案する糸数参院議員、共産提案の山内徳信氏(大田県政での出納長で、元読谷村長)、そうぞうの下地代議士の3人に絞られた。そうぞうは当初浦添市長の儀間光男氏の擁立を模索していたが、儀間氏が辞退し失敗に終わっている。
だが糸数氏は国政に専念したいという理由で立候補を固辞。いったんは山内・下地の両氏に候補が絞られた。だがここで両者とも降りる気配を見せず、人選は膠着状態となった。
背景に両者をそれぞれ支持する共産・そうぞうの政治スタンスの違いがあり、どちらかでの一本化は困難と見た民主党が再度、糸数氏での一本化を提案。糸数氏が党唯一の国会議員である社大党が難色を示すが、共産・そうぞう両党が糸数氏なら乗るという姿勢を見せたため、本人の了解を条件に承諾した。
だが、結局当の糸数氏や糸数後援会の了解は得られず、結果「統一候補の擁立は困難」ということで人選会議は解散となってしまった、というのが昨日までの動きである。
さて。ここで荒野草途伸(共産支持)の個人的な意見を述べさせて貰えば。
「現職の稲嶺知事が高齢を理由に引退するのに、同い年の山内氏が出たって、勝てないんじゃないの?」ということである。勝つ見込みがある選挙なのに、敢えて勝てない選挙をしたって意味がない。それに近年の沖縄の有権者は、運動家よりも経済に明るい人間を選びたがる傾向がある。だからここは、下地氏で一本化すべきだったのではないだろうか?
確かに下地氏は元自民党で、共産党とは政策上の隔たりが大きい。が、沖縄の話ではないのだが共産党はかつて京都府知事選に吉田内閣の中小企業庁長官だった蜷川虎三氏を擁立して当選させ、長らく府政を掌握していたことだってある。政策は水物だし、状況次第で後から変えることだって出来る。長い目で見れば、ここは下地氏を当選させて県政に参加した方が得なのではないか。
それに直近の利益として、下地氏が知事選に出れば沖縄1区は空席になる。当然補欠選挙となる。この沖縄1区からは共産党からも赤嶺政賢氏が立候補し、比例での復活当選をしている。当然補欠選挙になれば赤嶺氏を擁立することになろう。
一方もう一人いた公明党の候補は既に引退を表明しており、おそらくは出馬しない。自民党もすぐには候補を決められないだろう。さらにここで下地氏が知事に当選すれば、その見返りとしてそうぞうからの支援も見込める。現在は0である小選挙区選出の共産党議員を出すチャンスになるのだ。
さらに最も大事なこととして。
ぶっちゃけ、中央(東京)には「なんだかんだ言ったって沖縄は金握らせりゃだまるだろ」「要するに金が欲しいんだろ」という風潮がある。その金ですら、行財政改革を口実に沖縄への交付を減らそうとしている。次の総理である安部晋三は沖縄になんの思い入れもないから、この傾向をさらに加速させていくだろう。
そんな状況なのだから、次の知事は中央に強い態度でものを言える人でなければならない。馴れ合いで丸め込まれかねない自民党県政じゃダメなのだ。だからこそ、(現在の)野党陣営は勝てる候補を立てて、何が何でも勝たなきゃいけないのだ。
革新陣営側には是非再考を求めたいものだ。
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トワイライト・ゾーン
時を超えた手紙の謎 77年に投函→29年後「転居先不明」(琉球新報)
29年前に首里から世田谷区に出した手紙が、何故か町田の消印を押されて戻ってきたという不思議な事件。いや、不思議でもなんでもなく、郵便事故なんでしょうけど。郵便事故って世間が思ってるよりずっと多いし。仕分けを間違って町田局に行ってしまったのを処理し忘れて倉庫に埋もれてた、ってとこかな。
これで、ちゃんと受取人の所に届いていれば、まだ「ちょっといい話」にもなれたんでしょうけど。戻されちゃったんじゃね・・・。
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