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空と海との間には


 羽田空港の新規発着枠配分が、ANAに傾斜配分されることになった。
(参考:asahi.com http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201310020822.html?ref=reca
 政治的措置による優遇を受けて経営再建したJALにこのうえ政治的利益を与えるのはアンフェアである、という理由からとの事。
 一部報道によると、今回の決定は民主党政権下で支援を受けたJALに対し現在の自民党政権は敵意を持っており、対抗するANAに下駄を履かせる決定をした結果らしい。これからANA=自民vs JAL=民主の対立構図になっていく、という分析がなされていた。

 それが事実かどうかはいざ知らず。この話を聞いて、思い出した話がある。手元に資料が無いので、事実とは相違点があるかも知れない。

 沖縄がまだ米軍支配下にあった頃の話である。当時の沖縄には民主党・社大党・人民党という三大政党があった。特に先島地区では人民党は非常に弱かったので、実質民主党と社大党の2大政党制になっていた。
 民主党といっても現在の民主党とは別物である。その後沖縄自由民主党となり、現在の自民党沖縄県連に連なる政党である。一方の社大党は現在も存続しており、参議院に1議席を有する他沖縄の地方議会に根強く勢力を残している。人民党は復帰後暫くしてから日本共産党と対等合併した。

 さて。先島地区では民主党と社大党の2大政党が争っていたわけであるが、本島以上に両党の対立は深刻だったらしい。親類同士であっても口をききたくないぐらい、お互いを嫌っていたようだ。
 その当時、石垣島だったか与那国島だったか波照間島だったか記憶が定かで無いが、ある島への航路を運航する船会社が2つあった。どちらの会社も特にどの政治勢力を支持しているということは無く、初めは民主党支持者も社大党支持者もどちらということも無く船に乗っていた。が、狭い船の中で対立陣営と顔を合わせたりしたくないということで、だんだん民主党支持者の乗る船と社大党支持者の乗る船が分かれていったらしい。乗客が一色に染まってしまえば船長もだんだん染められていくもので、復帰直前には民主党船と社大党船が海の上で競争するような事態になっていたのだそうだ。
 まあ、ドンパチやっていたわけでは無いから、平和といえば平和である。

 さて。話は戻るが、JALとANAである。どっちも、現時点では特にどの政党の系列ということはないのだが、周りが「ANAは自民、JALは民主!」とか叫んでたら、そのうち機長が染められて空の上で競争…とはさすがにならないだろうが、利用客は染められてしまうかもしれない。え、じゃあ共産党支持者はどっちに乗ればいいの? 飛行機なんか乗らずに歩け? 沖縄は徒歩じゃ行けねーよ。

 ちなみに沖縄では、沖縄自民最大の支援者である国場グループがJALの総代理店を引き受けている関係で、企業関係者はJALの利用が多いらしい。逆に(革新支持者が多い)公務員や教員はANAの利用者が多いようだ。
 で、JALを主に使う人はJALと提携しているWAONを持つし、ANAを使う人はANAと提携しているedyを持つようになるわけだが、ここで察しのいい人は気づいたと思うが、WAONというのはイオンの電子マネーである。ちなみに県庁前にあるりうぼうというデパートとそのグループはedyを積極的に推進している。県内のファミリーマートもここが経営しているのだが、昔から県内で発行されていない読売新聞をわざわざ店頭に置くくらい、保守寄りの会社である。しかしそのファミリーマートは、今でこそ伊藤忠の系列だが元々は西武流通グループが設立したコンビニチェーンであり、西武流通グループを立ち上げた堤清二氏は元は共産党の活動家だった人である。ああ、ややこしいなもう!

 真実は主観に過ぎない、と。きっとそういうこと。
 だからこそ、ANAを設立した朝日新聞の論説には価値があるのである。

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仕事の受注とか


一年とちょっとくらい前、具体的に言うと去年の3月とか4月辺り。実はその頃には、もう景気回復してきたなという実感があって、仕事の受注増えてきましたねとか普通に会話してるのが聞こえてきたりしてた。

ところがその後、日本の景気は再び暗転。したと言われてるけど、実際の所そんな簡単に状況が変わるわけがない。ギリシャ危機だの中国の景気減速だのいろいろ理由付けされてたけど、中国が景気減速したつったって恐慌になったわけでも無しそんな急激に受注が減るわけがない。実際今そんな事殆ど言われないしね。ギリシャに至っては、一番影響食らったはずのドイツが割とピンピンしてんだから。
為替や株式の投資家やそのアドバイザーは、大口投資家はギリシャの選挙結果は緊縮派敗北を織り込み済み、って言ってて、実際そうだったんだろうけど、いざ結果が出たら何かの力が働いたかのように相場急落の方向に持ってかれちゃった。エコノミストからも困惑の声が出てたのが印象深かった。

原因がわかったのは数ヶ月後。自民党総裁選で安倍晋三が勝ったら、待ってましたとばかりに相場好転。
実体経済が変わってないのにそんな簡単にね、相場なんて急変しないんですよ。変わるとしたら、元々変わるべき状況にあったのに今まで押さえ込まれていたか、急変するくらいのお金持った誰かが介入してきたか、どっちかなんですよ。
どっちにしたってね。そういう事をやった誰かがいて、安倍政権樹立の見通しが立ったらそいつらは相場上昇の方向に持って行った。これに反論があるのなら是非お聞きしたい。

一年前って言ったら、民主党政権下。民主党政権への賛否はともかく、その頃には既に景気回復は始まっていた。けど、民主党政権で景気回復されたら、困る人達がいたんだろうね。だから、景気回復のチャンスを潰しちゃった。自民党政権になってから証券市場はやたら活気づいてるけど、実際の雇用や生活の方、どうですか? 去年の春は確実に増えてる実感があった仕事の受注とか、今どうですか? 増えてるならそれでいいんですけど。

ちなみに証券会社の自民党への肩入れぶりってハンパないよ、てことは申し添えておこう。講演とかで株価上げるには自民党が選挙で勝つのが一番とか言い切っちゃうくらいだから。
日本の投資家は右寄りの思考持った人に偏っちゃってるから、今まで特に何も言われてこなかったんだろうけど。そもそもまずここだよね。アメリカだと左の視点持った投資家とか普通にいて、それでバランスとってるのに。

ま、今日の所はこのくらいにしといてやる。

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古い記事ばかりでもなんか寂しいので、一昨年の秋に友人に送ったメールでも転載しておく。


一応事実を書いてあるつもりだが間違ってたらすまん
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愛知県は天下のトヨタはじめ製造業が超強い土地柄なんだけど、
(INAXとかカゴメとか日本ガイシとか日本車輌とか)
五大老のリスト見ればわかるように、製造業が1つも入ってない。
特にトヨタは、本社が名古屋市内に無いこともあって五大老から激しくつまはじきされてた。

そういうわけで、トヨタは反中日新聞で、親朝日新聞だった。
(その所為か、自分が高校生ぐらいの頃は朝日は愛知県では地元紙扱いだった。
今はすっかり勢力が衰えちゃったけど)

セ・パが分裂した頃、
「朝日新聞社を名目オーナーに、名古屋にパリーグの市民球団を作ろう」て
運動があった。
ところが、中日新聞社が五大老の力を借りてこれを潰してしまった。
経営戦略としてライバルを潰しにかかるのは当然…とは言え。

ちなみに、当時中日新聞社は読売新聞と提携していた。
(だから読売は80年代まで名古屋に進出してこなかった。)
で、読売新聞が日テレ系列局を作ろうと名古屋テレビを設立した。
中日新聞はライバル社がテレビ局作るのをことごとく潰してきたのだけど
(典型例が岐阜放送。本来朝日系の中京広域県局になるはずだった。)
名古屋テレビは読売系ということで妨害しなかった。
けど名古屋テレビは経営上の理由からNET(現:テレビ朝日)との
クロスネットになった。
その後UHF局が一斉開局になって、名古屋には中京テレビが出来ることになった。
筋からいえば、名古屋テレビが日テレ系単独ネットになって、
中京テレビがテレ朝系になるはずだったのだが、
名古屋テレビの筆頭株主だったトヨタが「朝日でなきゃいかん」と言って
名古屋テレビは読売資本なのにテレ朝系になってしまった。

CBC(中部日本放送)は、その名の通り中日新聞(元は中部日本新聞)の直営局として
設立されて、当初は日テレとTBSのクロスネットだった。
しかし当時はTBSが圧倒的に強かったので、CBCはJNN協定もあって
TBS単独ネットになった。
これに機嫌を損ねた中日新聞は、この後東海テレビ/東海ラジオの方に肩入れするようになった。
それでも中日戦の中継権はCBC・東海で半々で分け合っていたのだが、
CBCが毎日新聞に接近した為に資本引き上げ、
さらに中日戦の中継権を奪い取ってNHKやテレビ愛知に割り振ってしまった。
ただ、CBCはCBCで独自にブランド力を築いており、
さらに中日新聞が東京進出(東京新聞)したのをきっかけに読売新聞が
中日新聞社との提携を解消して名古屋に攻め込んできた為、
結局中日新聞側が折れてCBCは中日戦の中継権を取り戻した。
この件もあってか、中日新聞はTBS・毎日新聞と少し仲良くなり、
後のMXTV開局に繋がっていく。
(MX開局にはTBSが全面協力しており、開局前にはTBSでCMが流れるほどだった)

中日直系となった東海テレビ/東海ラジオは、やはりトヨタと仲が悪く、
日産がスポンサーである人気看板番組の公開収録を栄地下街の広場で毎週行うなど、
トヨタへの挑発行為を続けていた。

トヨタと五大老・中日新聞は犬猿の仲のままだったが、
国鉄民営化でJR東海が誕生したことで、情勢が若干変化。
それまで五大老の一角である名鉄憎しから徹底的に反鉄道だったトヨタが
軌道修正して、JR東海とは経営陣が頻繁に交流するようになった。
その後Jリーグがスタートして、トヨタは名古屋グランパスの筆頭株主になったが、
中日スポーツはグランパス徹底無視の編集方針を採った。
(代わりに、朝日系の日刊スポーツがグランパスを積極的に取り上げた)
逆に、静岡の中日系局であるテレビ静岡を清水エスパルスの筆頭株主にして、
グランパス潰しを謀った。
グランパスの本拠地だった瑞穂運動場は人工芝すら無い雨が降ると池状態になる
酷いグラウンドだったが、一向に整備されなかったのも五大老・中日の圧力だと言われる。
(結局グランパスは、トヨタのお膝元である豊田グラウンドに事実上本拠地を移した)

一方、当時中日球団の本拠地だったナゴヤ球場の最寄り駅は
名鉄ナゴヤ球場前駅(現山王駅)だったが、JR東海がJR貨物の路線と設備を借りて
ナゴヤ球場の目の前にナゴヤ球場正門前という臨時駅を設けて、
中日戦開催日だけ名古屋駅から臨時列車を走らせるという行動に出た。
これに対し、名古屋経済界は即座に大曽根の三菱工場跡地にナゴヤドームを建設し、
わずか数年で完成させて中日球団の本拠地を移してしまった。
(但し大曽根は元々国鉄の駅前街なので、一概にJR潰しとも言えないが)
ちなみにナゴヤドーム計画にトヨタは一切関与せず、代わりに三菱の支援を得た。

その後、金融危機で東海銀行は三和銀行に吸収(UFJ銀行)され、
名鉄は岐阜-豊橋間の路線競争でJR東海にボロ負け、
松坂屋もJR東海が名古屋駅に作った高島屋に押されて衰退、五大老の威光は崩壊した。
当時計画されていた愛知万博・中部空港計画は、激しい反対運動があったこともあって
頓挫状態になり、愛知県が共産県政になる一歩手前にまで追い込まれた。
中部経済界はやむなくトヨタ・JR連合に頭を下げて、
中部空港はトヨタが経営、愛知万博もトヨタ・JRが前面に立って運営することになった。
(但し、中部空港には名鉄の他にJR武豊線を電化・延伸して乗り入れさせる予定だったが、
JR東海は結局手を付けなかった。)

中部経済界の主導権を握ったトヨタは、名古屋回帰路線に転じて
東京本社の機能を名古屋駅前に移転することを決定。
老朽化していた毎日新聞中部本社ビルに目を付け、買い取りを持ちかけるが、
毎日新聞は売却を拒否し、代わりに新高層ビルの共同経営を提案した。
こうして出来たのがミッドランドスクエアである。
(なので、ミッドランドスクエアの地主は毎日新聞社である。)

この経緯もあって、トヨタは朝日新聞から毎日新聞にシフト。
トヨタの後ろ盾を失った朝日新聞は愛知県での勢力を一挙に失い、
結果愛知県の現在の新聞販売数は中日新聞が圧倒的シェアを握っている。
一方毎日新聞は、中京圏での自前販売店を全面撤退させて中日新聞販売店に委託させている。
(元々中京圏のシェアは低く「新聞は副業」というのが毎日新聞中部本社の実態だった)

ただ、中日新聞とトヨタが和解したという話は聞かない。

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ちなみに現状を補足しておくと
TPPに関して、トヨタは推進の旗振り役であり、安倍首相がTPP交渉参加を決めた際にはトヨタの社長に直接報告したくらいである。
なので、トヨタと組んでいる毎日新聞も当然TPP大賛成である。

一方の中日新聞は反TPP派の急先鋒。最近は共産党と仲がいいらしい。

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今年は放送大学の授業を録音してたら気がついたら年が明けていたのですがこれはそれによる正月ボケの一種で


荒野草途伸「マイナスイオンは体にいいとか言うけど、マイナスイオンって要するに電子だよね? β線だよね? という事は、β線を発する機械であるところのブラウン管テレビって実は超健康器具じゃね? エコじゃね? でもエコポイント制度でブラウン管テレビは液晶テレビやLEDテレビに置き換えられちゃったよね。辛うじて電子を発するプラズマテレビは敗退したっぽいし。矛盾してないか? そういえば民主党政権になったらイオン株上がると思ってたけど大したことなかったな」
α「という事を新年早々ほざいているアホがいるわけだが」
γ「嘆かわしい、こんな奴でも国立大物理学科卒とはな」
α「そもそもイオンとは分子が電離状態になったときに、電子を余分に持つか若しくは手放すかという状態にある事を言うのだ。β線はあくまで運動量を持った電子であって、イオンではない」
γ「放射線をイオンと混同するとは、高校生でもこんな間違いはしないぞ」
β「だが待って欲しい、α線は要するに電子を放出し正電荷を帯びたヘリウム原子であるからして、陽イオンと言えなくもないのではないですか」
α「否定はしないがそれがどうしたという感じだな」
β「アルファさんだけがイオンの称号を持ちうるとは。これはなんたる不平等。これが巷で流行の格差社会というものか」
γ「アルファさんというとヨコハマ買い出し紀行を思い出すな」
α「古い上にマイナーな話題を持ち出すではないか。ところでおまわりさんひろしは今どうなっているのだ」
β「古いと言ってもKanonAIRと同時期ですよ」
γ「だがKanonAIR世代は鍵っ子の間では完全に古参扱いだがな」
α「麻枝准が36歳になったくらいだからな。ところで話を戻すが、イオンの称号はそんなに良いものか?」
β「イオンがいいと言うより放射線がイメージ悪すぎるんですよ」
γ「日本人は核アレルギー強いからな。今世紀に入って落ち着いてきてはいるが」
α「アメリカがいけないのだ。スターリンと張り合う為だけに原爆2個も落とした上に、最初の水爆被害者まで日本人から出してしまうという大失態を演じたのだからな」
γ「だがその核アレルギーのおかげで、日本の原子力技術は安全性で世界のトップレベルと認められるようになったのだ。先だってもトルコの原発計画を韓国から奪い取ったところではないか」
α「つまり核アレルギーは必要悪というわけだな」
β「そうはいってもイオンがこれだけちやほやされているのに僕達がこんな悪者扱いとか、納得いかないですよ。生化学的にはイオンの方が有害なのに」
α「もてはやされてるのはマイナスイオンだけだがな」
β「だから僕も、マイナスイオン並みにもてはやされたいんです」
γ「あきらめろ、そもそもお主の危険性は兵器利用が研究されるレベルだ」
α「そもそもお前がいけないのだ。大人しく原子核の周りを適当にうろついておればよいものを、なまじ観測可能な運動量など持つからいけないのだ」
β「アルファさんは原子核だからそんな事を言うんです。僕がどこにいようと僕の勝手でしょ」
γ「お主はフリーダムすぎる」
β「鉄板を貫通するガンマさんに言われたくないです。どこでも行き放題じゃないですか」
γ「鉛にはかなわないがな」
α「だが奇妙なものだ。物理的に最も安定とされる鉄でも化学的に最も安定とされる金でもなく、よりにもよって鉛が我々の最大の障壁であるとは。しかもその鉛自体が人体に有害だというのだから、皮肉なことこの上無しだ。」
γ「そもそも人体に有害でないモノなどこの世に存在するのか」
α「思い当たるモノが無いな」
β「情報ですら有害判定されるご時世ですからね」
α「人間とは厄介な存在だな」
γ「ところで、件のアホはどうするものであるか」
α「放置すればいいだろう。CIAにかまって欲しくてバギ星人を名乗っていたようなアホだ」
β「そんな過去もありましたね」
γ「『過去』なのか怪しいがな」
 この程度の内容を書くのに一週間もかかってしまった。新年早々これだ。年々能力が衰えている。
 ちなみにこの内容は、マイナスイオン発生機能付きの加湿器に水を補充していて思いついたのだが、ぶっちゃけマイナスイオンには全く期待していなくて、PCの隣で動かすことで気化熱でCPUとGPUの温度が下がることを期待して使用しているだけである。
 
 どっちにしろ間違っている気がしてならない。
 
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民主党は小沢の作った波に乗れるか


 小沢氏、民主党代表を辞任。ここにきてか! というのが正直な感想だ。
 まあ、いつかは辞めるだろう、民主党にとって選挙で勝てる最もタイミングの良い時期に、とは思っていたが。それが今だという事か。
 確かに、麻生内閣が金額だけはばかでかい補正予算を国会に提出したばかり。何もしなければニュースはそれ一色になったであろう。
 しかしこの時期に「小沢は辞任します、ただし補正予算成立後」と言えば、注目はむしろ補正予算成立まで民主党の方に向くことになる。
 少なくとも、この一ヶ月の政局の主導権を民主党が握ったことは間違いないだろう。
 さすが選挙のプロの小沢一郎、転んでもただでは起きぬと言ったところか。
 個人的には、ハコモノ思想の麻生自民党が作った補正予算の穴を突いて、徹底審議で潰して欲しかったのだが。しかし麻生対小沢で党首討論をやったら勝つのは麻生首相の方だったろうから、結果的にどっちが良かったのかちょっとわからない。
 …というか、民主党は補正予算に抵抗する気があまり無かったようだから、どのみち同じ事か。
 まあ、とりあえず民主党の次の代表が誰になるか、注視したいところだ。しこりを恐れて一本化なんて話も出ているようだが、折角のチャンスをそんな形で潰すのはもったいない。大々的に、祭の如く党首選をやってもらいたいものだ。
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小沢一郎民主党代表


 小沢一郎眠主党民主党代表続投。あぶないあぶない。眠主党は葉鍵政界の政党だった。
 で、続投らしいんだが、個人的には納得いかない。最近ちょっと頭がオーバーヒート気味なのでうまくまとめることが出来ないが、彼はなんかいろいろ屁理屈並べて居座っているだけのような気がして。
 そもそも、「民主党が選挙で勝てるかどうか」で進退を判断するんじゃなかったの? だったら答えは一つじゃん。辞任だよ辞任。
 企業献金大量に受け取って多のは事実なんだし、その企業献金は国民受け悪いんだから。合法とか違法とか、そんなのどうでもいい。
 企業献金は悪。これが国民の常識。麻生太郎は「その考えには与しない」とかあほな事言ってるけど、まさかその弁舌に民主党は乗る気か?そうでないなら、この原則に乗っ取って民主党は代表交代を敢行すべき。
 昨日は民主党は自民党と違うんだというところが見れると思ったのに。はあ、残念だ残念だ。
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東京都知事選2007


 東京都都知事選まであと10日。ぶっちゃけ、沖縄県民の自分には全く関係のない話なのだが。
 むしろ、後半にある参院沖縄補選について語るべきかのかもしれないが。あれは、投票日までまだ1ヶ月近くあるし、自分でもまだ全然考えがまとまっていないので、先送りする。なんていうか、アイデンティティーにもかかわる問題が、今回の補選にはあるんでね。
 とりあえず。東京都のことは東京都民で勝手にやってくれていいので、誰が知事になろうとお構いなしというスタンスで来たし、だから無知で東京至上主義者の石原が知事やっててもそれ自体に文句言うことは今まで無かったのだが。
 東京五輪とか訳のわからんこと企んでるようじゃ、ちょっと黙ってるわけにはいかなくなった。最初は、これ当然東京都の金だけで全費用まかなうんだとばかり思ってたけど、、国の金に手つけるつもりらしいからね。東京が。地方を搾取しまくってる東京が。て言うか、なんで東京なの? 福岡ならまだわかるんだけど。東京はもう、既に一回やったじゃない。何回オリンピックやれば気が済むのよ。
 やるなら自分のポケットマネーでやれや慎太郎。息子の知人との食事会の経費まで、都の予算で落とさせるようなことしてんだから、随分小金貯め込んでんでしょ。
 
 ということで、今回ばかりは、何が何でも反東京五輪派の候補に勝って貰いたいと願う次第である。
 と、書くと。東京のマスコミの論調だと、「じゃあ浅野さんですね」となっちゃうみたい。朝日新聞なんか、今月頭に浅野氏が立候補表明したその日に、「石原対浅野どっちに勝つ?」なんてWeb投票やってるし。世論調査もしないうちから。おいおい秋から立候補表明してた吉田がWeb投票の対象にすらならないのかよと、さすがに呆れてしまった。
 まあ要するに、マスコミ(というか東京のマスコミ)は、何が何でも「自民 対 民主」という政治的対立構造を作り上げたいわけだからね。理由はよくわからないけど。
 だから、今回の東京都知事選は、自民=石原 vs 民主=浅野 という対立構造で、他の余計な候補に乱入してきて貰っては困るわけだ。第4権力の持てる力の限りを尽くして、自民系と民主系の候補だけを徹底的に宣伝し尽くして、そして有権者に「現実の戦いは自民対民主です」と思わせなくてはいけないわけだ。
 例えそれが虚像であっても。

 えっと、これだけだとたぶん「また荒野草お得意の電波が」とか言われかねないので、具体的な前例を出します。
 昨年の秋に、沖縄県知事選が行われたわけですが。この時は、自民・公明が擁立する男性候補(現知事)と、野党連合が推す参院議員で社大党の副委員長をやっていた女性候補、それと琉球独立党の候補が出馬しました。
 野党連合の中身は、社民・社大・共産・そうぞう・民主・自由連合沖縄、他に推薦だけなら国民新党と新党日本もありましたが、この2党は実質県内での組織も支持もないので、実質はこの6党派の連合体と言えたでしょう。
 で。当然、地元マスコミは「自公対野党」「自公対反自公」と言う書き方をして、申し訳程度に琉球独立党を取り上げる、という選挙報道の仕方をしたわけです。これは実際その通りだったので、当然です。
 ところが。東京マスコミの取り上げ方は全然違っていました。揃いもそろって、「自民 対 民主」または「自公 対 民主」。とんでもない間違いです。まるで民主党が単独で自公与党に挑んでいるかのような取り上げ方。
 とんでもない話です。だって、そもそも野党連合だし。候補者は社大党の人だし。連合の中で民主党が主導権をとってたわけでもないし。運動で一番活発に動いてたのはそうぞう2番目に共産党だし。だいたい、沖縄の民主党って本土に比べてめちゃくちゃ弱いんだよ。共産党より勢力弱くて、県議会で1議席も持ってないのに。ちなみに、下地氏は民主党会派にいるけど、だからってそうぞうは民主党じゃないよ?
 そんな有様なのに。一体どうして、民主単独で自公与党に対決できるの?
 ちなみに、言わなくてもわかるかもしれませんが、琉球独立党は存在自体を完全無視です。復帰前から存在する正当な沖縄の政党なのに、名前すら無しの「諸派」。役職は「政治団体代表」。これが正しい報道と言えるの?
 そうやって沖縄の事情を全く知らず、正しく伝えようともせず、とにかく自分達の思い描く「自民対民主の対決」という図式に当てはめたくて、演出したくて、そういう報道をしたわけです。やつら、東京のマスコミは。
 ちなみに本土の方は知らない人も多いと思うので敢えて説明しておくと。
 社大党というのは沖縄社会大衆党という、沖縄の殆どの政党のルーツになっている伝統ある地域政党です。昔に比べて弱くはなっていますが、本土の自民党並みに地域に根付いているので未だに侮れない勢力を保持しています。県議会では自民・社民に次ぐ第3勢力を持っています。
 そうぞうは、前回総選挙時に自民党から離党して当選した下地幹郎代議士が結成した、保守系の政治団体。県議会で2議席、市町村議会でもかなりの数の議員を抱えています。
参考文書:2005/9/14付文書




 

 とまあ、だらだらと沖縄のことな一件を書いてしまいましたが。とにかく、東京のマスコミは信用ならんわけです。だから、石原優勢とかいう世論調査の結果も、うさんくさく聞こえてくるのです。自分には。都民にはどうだか知らないけど。
 あと、ついでだからこの機会に毒を吐いておくと。
 浅野支持者だか民主党支持者だか知らないが、「吉田が立つと反石原票が割れる、だから吉田は降りろ」なんてふざけたことを言う輩がちらほらいるみたいなのね。
 ぶっちゃけ個人的にはこの主張自体根拠がないと自分は思うのだが(何故なら、知り合いに知事選は石原に入れたが他の選挙は共産党に入れてる、ってのが何人かいるもんで)。もし仮にこの主張が正しいとしても、民主主義者としてはあるまじき言動である。
 だいたい、前述のように、立候補表明は吉田の方がずっと先で、浅野は3月になっていきなり現れた、最初はやる気がなかった候補者なわけじゃない。順番から言えば、降りるのは浅野の方でしょ?
 そもそも、そんなに共産党系の票が欲しいんだったら、まずそちらから協力を依頼してくるのが筋じゃない?党本部にしろ、支持者団体にしろ、無組織系の支持者にネットで呼びかけるにしろ。頭下げてお願いしますって言うのが、マナーじゃない?
 それを、この傲慢な言動。例え下っ端の言葉とは言え。
 民主党が一向に政権取れない理由の一つが、ここにあると思いませんか?
 と、まあ。とりあえず、言いたいことは言った。
 統一地方選前半日程は、沖縄関係ないから、家でゆっくりTV見るだけって事になるだろう。ああ、そういえば前日が上司の結婚式で、東京や愛知からも何人か来るんだよな。ちゃんと日曜20時までに投票行くように、呼びかけなきゃ。
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純粋に乙女心をくすぐる検索結果から出でたるワード


 一ヶ月くらい前からBLOGのアクセスレポートが見れるようになっている。アクセス元とか見れて、どこから来ているのかとかが見れる。
 特に、googleやinfoseek等の検索エンジンから来ていると、検索ワードからだいたい何を目的としてきているのかがわかったりして、結構面白い。
 が。そんな中にも、「一体何が目的なんだろう・・・」と思ってしまうのもある。例えば、こんなの。infoseekから来ていたのだが。
 検索ワードが「左翼 堀江由衣」
 ちなみに堀江由衣というのは、声優さんです(wikipedia参照)。オタク男性に人気があるということでは有名です。が、左翼・・・? 堀江由衣って、左翼なのか?
 そんな話は聞いた事無いけどなあ。自分が知らんだけか?
 とまあ、悩んでしまうような検索ワードがあったりするわけです。
 ちなみに今月入ってから多いのは、やっぱりAIR絡みですね。AIR人気は素直にうれしいですが、しかし一方でやっぱり自分はKey関係以外での集客力がないのかと落ち込んでもみたり。堀江由衣にしても、「翼 堀江由衣」だったら明らかにKey絡みになるしなあ。
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