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解雇特区と右翼利権


 もう9月も終わりだし、いろいろあって書けてなかったわたモテのコメント記事もいい加減書かねばならないし、次の連休はこれでも書くか。と思っていたら、これだ。

「解雇しやすい特区」検討 秋の臨時国会に法案提出へ(asahi.com)
http://www.asahi.com/politics/update/0920/TKY201309200403.html?ref=nmail

 1ヶ月前に日経新聞で報じられた内容と同じである。朝日の誤報というわけでは無いだろう。正直、誤報であって欲しかったけどね。反発食らって引っ込めたかと思ったら、なんか自民党の衛星政党の党首がこれやるべきだとか騒いでるし、一体何なんだろうとは思っていたが。

 どこをどう見ても頭おかしいとしか言いようのない法案で、まさに論外としか言いようがない。ネット上でも反発の声しか聞かれない。8月の時だって、アベノミクス寄りのエコノミストでさえ「さすがにこれはちょっと…」といっていた代物なのだ。
 しかしあの、無能なくせに何故か総理大臣に返り咲いてしまった安部晋三閣下は、これが「成長戦略」だと仰る。譲る気無いらしい。ま、奴らが成長させたいのは日本経済では無くあくまで右翼利権だから、ある意味正しいよね。多くの日本人は騙されてるけど。

 って、Google+で書いたら。コメント消されちゃったよ。何の通告も無しに。

 は~~~。まさかこんな事してくるとは思わなんだわ。

 そりゃ、Google的には右翼利権は大事なお客様だから。こんな事書かれちゃ困ると。そういう話か。それとも偉大なる人民の指導者にして右翼利権の擁護者であらせられる自由民主党の指導的同志から抗議が来たのかね。
 昨日の読売新聞で国際大学長とかいう人が「日本は中国と違って言論の自由がある」とかほざいてたけど。政治的発言を勝手に消して封じてしまうような国の、いったいどこに言論の自由があるのですか? と。

 ま、この問題は今は別問題だから、今は置いとこう。今は、右翼利権が解雇特区なる過労死推進政策を通して日本人の命すら危険にさらそうとしている、こっちの方が大事だ。

 とは言ったものの。散々右翼利権右翼利権と書いているが、殆どの善良な日本人はピンとこ無いかもしれない。…いやぁ、そんなこと無いとは思うけどね。「ほんとはわかってるけどそれは口に出しちゃいけないんですぅ」という、そういう人が大半だろう。

 自分でもそこまで要点や考えがまとまってないので、あまり詳しく書けないのは申し訳ない。簡単に言ってしまえば右翼利権とは、日本に於いては、明治政変以来政治の力を利用して経済を牛耳ってきた連中、といったところか。自分たちの利益が何よりも大事であり、エサである日本国民のことなど正直どうでもいい。とは言えある程度エサが太ってくれないとうまみが無いので、飼い慣らして適度に栄えさせておく。そういう連中だ。
 明治以来政治権力を利用してきた財閥系の企業は殆どがこういう昔の体質のままだし、後から出来た企業でも、戦後この右翼利権の守護者であった自民党におもねて利益を貪ってきた企業は、当然この中に含まれるだろう。
 ただ、戦前と戦後でだいぶ性質が異なっているので、そこは注意しないといけない。

 では、どういうところの性質が変わったのか。一番大きいのは、アメリカ合衆国へ媚びを売るようになった、というところだろう。事ある毎に、彼らはアメリカへの服従を唱え、それを強要してくる。アメリカ人がドン引きする程に。今、日本の右翼利権はアメリカの右翼利権と手を携えているから、こういう行動を取るのは当然だ。

 そう、右翼利権とは、何も日本固有のものでは無い。
 今年の春に西武鉄道の廃線を要求して話題になったサーベラスなど、その典型だろう。知ってる人は知ってると思うが、アメリカ共和党宗教右派系の投資ファンドである。宗教右派と言えば、向こうではティーパーティなる右翼団体を組織してアメリカ国民を煽りまくり、オバマ大統領を落選寸前にまで追い込んだ連中だ。最終的にオバマは再選を果たしたが、結局その後の政策路線は大きく右旋回してしまった。
 ここまでの影響力がある連中だ。当然持ってる利権も大きいし、すがりついていればそれなりにうまみがある。

 と、ここまではわかってるんだが。奴らが何の目的で解雇特区などという政策を日本に持ち込もうとしてるのか、ちょっとよくわからない。まさに「何がしたいんだ…」というところだ。

 ただ一つはっきり言えるのは、こんな殺人政策を、体を張って阻止するどころかバンザイしながら受け入れてしまう安倍自民党は、間違いなく日本国民の敵だということだ。
 右翼利権というのは実に狡猾な連中で、これまでも反対派や左翼は力尽くで叩きつぶす一方で、愛国心や忠誠心といったものは巧みに自分たちの方に取り込んで、利益に繋げてきた。その中でもとりわけ忠義心の高いものは、右翼利権の傀儡である安倍自民党政権に取り立てられたりしたようだが。それ以外の連中はいらないし、そろそろ左翼と一緒に餌になってくれないと困る。そういう話なのかね。内部事情はよく知らんけど。

 こういう事書くとね。ただのデンパだ、意に介するな、解雇特区は規制緩和であり正しい政策だ、って、多分そう言ってくるんだろうね。そして次に来るのは、過労死そのものの否定。あの人たちは自己責任で死んだんです、と。

 中学の頃、こう言われたことがある。「お前が俺達に反攻するのは自由だ。結果は知らないけどな」、と。
 結局、自民党だの右翼利権だの、それらに迎合している連中もみな、こういう意識なんだろう。こういう連中が支配している社会であり、そいつらが意識を変える気が無いというのならば。社会の方をぶっ壊すしか無いじゃないですか。生き延びる為には。ねえ、そうでしょう?

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ブラック企業に基準無し


 ブラック企業に基準をという人がいる。残念ながら問題の本質がわかっていない。

 労働基準法も守れないようなところは論外だが、「結果の出し方は人によって違う」ということをわかっていないが故に問題が起きるケースが多いように見受けられる。例えば労働時間で言えば、24時間戦える人もいれば、一日5時間しか働けない人もいる。労働時間と結果がひれ栄摺るかどうか、それすらも個人差がある。
 その差異を調整し社員がもっとも良い結果を出し会社との間でWinWinの関係でいる、そういう環境づくりをしていくのが会社としての本来の責務である。なのだが、それをちゃんとやっていないところがどうも多い。ひいては社員個人に責任を押しつける。
 競争競争競争、何でも競争させればいい結果が出せる、そんな発想だったら、問題点に気づくはずもない。

 こんなのやってられない、という人が出てきた時点で、その会社はブラック企業だ。
 ブラック企業とは、まさに競争社会が生み出した歪みの象徴なのだ。

 こういう事を言うと、きっと競争至上主義者どもは発狂するだろう。競争に勝てない人間がわがまま言ってるにすぎない、と。そう、君らの論理で言えば確かに「わがまま」かもしれない。これは競争至上主義者が勝手に作った競争至上主義者に有利な社会でなど生きたくない、という抗議の声なのだから。我々が生きやすい社会を作ることを妨害する競争至上主義者のわがままに対抗していく武器なのだから。

 改めて題名に戻ろう。ブラック企業に、基準など無い。「いじめ」や「セクハラ」に、指針はあっても基準はないのと一緒だ。
 こういったものに何でも基準を求め、画一化し、「基準に適合しているんだからお前は文句言う資格はない」と、自分の価値観に合わないものを次々と排除していく。問題の構図として、全く同じだ。
 そういえばブラック企業擁護してる人って、いじめやセクハラも正当化してる人が多いですね。

 
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自民じゃ出来ない労働改善


 参院選も告示されたことだし、政治ネタを投下したってかまわないだろう。なんて書き方をするとわざと政治ネタを抑制していたかのように見えてしまうが、実際の所ただサボってただけである。

 一週間ほど前に、金融緩和とかいろいろやったところで労働条件の改善とか不公正取引の撲滅とかやらんと景気回復になんか繋がらんよ、という趣旨の風刺画像をTwitterに投下した。私のツイートなどどれだけの影響があるのか知らんが、3日には厚生労働大臣が中央最低賃金審議会にわざわざ出席して最低賃金の引き上げを求めたということで、まあどこまで本気かわからんが、少なくとも選挙に向けてポーズくらいは取っとかないかんという認識はあるらしい。
 しかし。残念ながら、自民党ではこういう労働諸問題を解決することは、残念ながら出来ないのである。理由は後述しよう。

 その前に、何故こういう問題を先に解決しないといけないのかということを補足しておきたい。
 勿論、国民一人一人の生活のためというのが一番に来る。当然だ。生きていくためには、困ったことにお金が必要なのだから。稼いだお金は片っ端から生活費に、なんて人もいるだろう。それで経済が回るのだから、そこまで悲嘆に暮れることも無いだろう。内需というやつだ。現代人は生きているだけで社会貢献しているのである。

 内需に対して、外需という言葉がある。簡単に言えば輸出のことだ。
 よく、日本は輸出依存型の経済だから云々ということを言う人がいる。まあ実際そうなってしまっているのは確かに事実なのだが、だからそれが正しいとしてしまうのは、問題点が見えていない。そして頭が古い。20年前、まだ20世紀だった頃の発想である。
 何故輸出依存、外需頼みじゃダメなのか。競争相手があまりにも多すぎるからである。NICSだのNIESだのといったとこがまだ日本の競争相手ですらなかった時代なんてとっくに終わり、いまやBRICsすら通過してインドシナ半島やアフリカが競争相手になっている時代である。外需頼みというのは、そもそもそれが手っ取り早く経済を回せるからこそ意味があるのだ。競争して戦って戦って戦ってようやく勝ち残れるような状況で、日本は外需頼みの国なんだからさあ~とか言って無謀に突っ込んでいくなど、無駄に戦線を拡大させて自滅した大日本帝国の如し、である。
 もう少しわかりやすいように、具体的な事例を挙げよう。お隣の韓国である。一度国家破綻レベルの経済危機を経験した後、財閥を再編してとにかく輸出にむちゃくちゃ強い体制を作り上げた。それで見かけの経済は好転したんだけど、国内の格差問題を放置して内需拡大の努力を怠った。その結果、今結構やばいことになっている。どのくらいやばいかというと、大統領が竹島に上陸するくらいやばいことになっている。
 余談だがその韓国大統領を声高に非難した安倍総理は、韓国と同じ事を日本でもやりましょうって言ってるわけだからね。結局。なんなのかね。「争いは同じレベルの者同士でしか~」という事なのかね。

 とにかく。内需拡大が大事なのです。

 で、内需拡大のためには、一部の人間だけでお金をくるくる回してるような金融バブルの状態では当然ダメ。5月まではまさにこの状態。長くは続かない。
 上で書いたような、稼いで生活費に、という人にお金がいかないと、意味が無い。無論+αでお金が行くようになれば尚良し。
 しかし。そこで、はした金しか払いませんよ、残業代も出しませんよ、でも会社には残ってろ、なんて状況だったら。使うお金も無いし、あっても使う時間が無いし、だから経済周らないし。誰も得しない。という状況になってしまう。

 で、ようやく、自民党ではこの問題を解決できない、という話。
 現在どういう問題があるのかというのは、もっと詳しい人達がまとめてるのがいっぱいあるから、そっちに譲る。

 結論から言おう。彼ら自民党は、「やりたくても出来ない」のだ。

 安倍内閣発足以降、安倍総理や麻生副総理が、内部留保使ってでも雇用拡大してくれと経済界に要請している。そして、麻生副総理は国会答弁で共産党の助言でやったと認めている。まあ、一瞬耳を疑うだろう。何でそんな野党に花を持たせるようなことを、わざわざ言うのかと。
 自民党というのは、そう言わないといけない立場だからだ。

 戦後の日本政治史に詳しい人なら、与党自民党が節目節目で社会党などの野党の主張を取り入れていった、という事はご存じだろう。自民党のスポンサーは経済界だから、経済界が気にくわない政策は、出来ない。でもどうしてもやらないといけない場合がある。そういうときに、野党に妥協するという形でそういう政策を進める、そういう手法をとってきた。
 他人の意見に耳を貸す、と言えば聞こえはいいが、要するに他力本願なのである。

 さて。噴出している労働問題の改善だが、どうも経済界は乗り気では無い。と言うか批判的ですらある。そして未だに外需信仰だ。その経済界をスポンサーとする自民党が、内需拡大のためにも労働問題を一掃しましょう、とか、言えるわけが無い。

 やれることと言ったら、「共産党がうるさいから、しょうがないんですよぉ~」などとどこぞの営業マンみたいに言い訳しながら、場当たり的政策を進めるぐらいだ。

 何もしないよりマシとか言ったって、限度があるだろう。と言うか参院選が終わったら、自民党はこんな課題さっさと放棄してしまう可能性だってある。右右右な今の自民党はとにかく憲法改正がしたいだけなのであって、労働問題など心底どうでもいいのだから。

 今日までの情勢でいうと、4割以上の人は自民党に投票するらしい。百のネガティブな事実よりも一つのポジティブな嘘にすがりたい、という心境なのだろうか。その辺はよくわからん。よくわからんが、ポジティブに繋げていくための僅かなネガティブさから目をそむけているようでは、あんた達が欲しがってる安定なんて夢のまた夢だ、という事は指摘しておこう。

 どんだけ伝わるのか知らないけどさ。

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沖縄振興策を斬ってみる~1.沖縄科学技術大学院大学~


自分のBLOGや個人ページ全体が、日本社会や沖縄社会に与える影響というのはどのくらいのものなのだろうか。…いやまあ、アクセス数を見れば一目瞭然だとは思うのだが、以前与那国島の防衛問題について書いた(参照)ら半年もしないうちに与那国町で自衛隊誘致運動が起きてしまったことを考えると、つい勘違いをしたくなってしまう。
とりあえず影響力云々は脇に置いといて、従前から疑問に感じていた「沖縄振興策」2点について、今回の沖縄県知事選をきっかけに意見を発信してみようと思う。
1回目は、「沖縄科学技術大学院大学」である。
自分の記憶に間違いがなければ、稲嶺県政の初期頃に自民党の議員が発案して、「沖縄絡み」という事で十分な検証もされずにそのまま事業化されてしまって、当初はITや精密機械も研究科に加える予定だったが、結局予算不足になってしまい当時もてはやされていたバイオ分野1点に絞って、正式な開学はしていないが、恩納村に敷地を造成し研究者も募集中、という状態だったはずである。
仲井眞弘多現知事は、この大学院大学を足がかりに、沖縄をR&D(Research and Development、要するに研究開発)の拠点にしたい、という「夢」を持っているようである。この夢自体は、決して悪いものではない。実現出来るなら最高である。
だが。果たして実現可能だろうか?
まずイの一番に挙げたいのが、「育成された研究者はどこへ行くの?」という問題である。
沖縄科学技術大学院大学では、世界中からトップレベルの研究者を集め、授業は全て英語で行うとしている。もし実現出来れば、確かに優秀な学生が育つことであろう。
だが。その優秀な学生は、一体どこに就職するのであろうか? 沖縄に定着してくれるのだろうか? もっと踏み込んで言ってしまえば、「年収300万も払えないような沖縄の企業が、こんな優秀な学生を雇えるんですか?」という疑問である。
優秀な人間であれば、それに見合った報酬を求めるのは当然である。日本人はそういう意識が低いからあまり実感が沸かないかもしれないが、外国人はこういうところシビアである。そして、沖縄科学技術大学院大学は世界中から優秀な学生を集めることを視野に入れているのだから、当然彼らの視点にあわせて進路も考慮しなければいけない。
アメリカや中国の企業が高報酬を提示すれば、当然そっちに人は流れる、と考えるべきだろう。
結局、2年間沖縄で学んだだけで素通り、沖縄には何の実もない、ということになりかねない。否、むしろその可能性の方が大きい。
あとは、「バイオ分野って実は基本特許の殆どを既に欧米の企業が押さえていて、今から研究をスタートさせたってやれる事なんて限られてるんじゃないですか?」とか、「そもそも世界レベルの研究者を集めるなんて出来るんですか?」とか、そう言ったところだろうか。まあ、些細と言えば些細だが、しかし重要な問題ではある。
ここで、もう一つの問題点を挙げたい。オカネの問題、日本政府から分捕る予算の話である。
これまでは、「沖縄絡み」ということであればほぼ何でも予算がついた。理由は様々だろうが、そこを議論するつもりはない。過去の話だからだ。
問題は現在である。日本政府の財政は火の車である。実際には10年以上前から火の車だったのだが、まともに取り組んだのは橋本内閣(ちなみに自社さ連立政権であった)ぐらいで、後は結局民主党に政権交代するまで殆ど手つかずにされていたと言っていい。
その是非をここで議論するつもりも無い。また別の話だからだ。要は、「日本政府はもう簡単にお金を出してくれないよ。沖縄も例外じゃないよ」ということである。
事実、「事業仕分け」でこの沖縄科学技術大学院大学もやり玉に挙げられているのである。
結局、沖縄科学技術大学院大学の予算は、温存ということになった。だが。これは果たして正解だったのだろうか?
「大学院大学の予算つけたんだから、他の予算はいいよね」という理屈で、本当に沖縄にとって必要な予算を削られる結果になりはしないだろうか。
他の予算を犠牲にしてまで、オカネを分捕るだけの価値が、果たして沖縄科学技術大学院大学にあるだろうか。私は、無いと思う。
もし「大学院」にこだわるのなら、作るべきなのはむしろ社会人向け大学院ではないだろうか。
今沖縄に必要なのは、沖縄に居着くかどうかわからない一握りのエリートなどではなく、沖縄に愛着を持っている優秀な中堅集団だと考えるからだ。

(現在の県の制度でもITOPといった社会人教育プログラムは確かにある。が、前の会社でこれの担当をしていたからわかるのだが、これらの制度は個人単位での利用が事実上出来ない上に、企業側からの申請や事後手続きが非常に面倒くさく、教育制度として充実しているとはとても言い難い。)

どうせ予算獲得するなら、そういった中堅教育の方面での予算獲得を目指すべきであり、費用対効果の薄い沖縄科学技術大学院大学はもうあきらめるべきである。
確かに、「沖縄科学技術大学院大学」の方がインパクトはあるし、格好いいように見える。だが、見た目の派手さに惑わされてはいけない。今、沖縄に何が必要で、そして何が出来るのか。そういう事を現実的に考えなければならない。
そして、以上を踏まえて知事選の話、いきなり飛躍するが全体的な政策の話に移すと。仲井眞氏の政策は夢や願望ばかりで、現実味がない。伊波氏の政策の方が、地味だが確実であると言える。
嘘だと思うなら、両者の政策をきちんと比較検証してみると良い。
さて。次回は、「DFS」について斬ることにする。

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退職


 今日、正式に退職が申し渡された。まあ、かかりつけ医が「就労不能」の診断書を出してきた時点で覚悟は決まっていた…つもりだったけど、やはり精神的ショックは0ではないようだ。
 金銭的に厳しいので、今後はスケジュールを決めて実家に帰る算段になると思う。あーあ、沖縄永住希望だったのにな…。
 あと、関係あるのかどうか解らんけど、また「眠いのに眠れない」状態が起きてる。完全な再発じゃん、これって…。


原因不明


 医者に行くついでに、期日前投票に行ってきた。明日も今日のように動けるかどうか、わからないから。今の自分、そんな感じ。
 どうでもいいが、朝日新聞が出口調査やってた。iAcnとこ(糸満市)はNHKが来てたそうだ。
 閑話休題。
 原因不明なんて嫌いだ。
 たとえば仕事でも、障害の原因がわかっていれば後は泣いてでも何でも、解決策をひたすらこなしていけばいいだけの話だが、原因不明となるともうどうしようもない。「調べる・調べる・調べる」の無限ループ。エンドレスエイトじゃないんだから。
 その原因不明の事象が、自分の身に降りかかっている。8/19付文書でも書いたように、突然体調がまた悪い方にぶり返してしまっている。
 生活習慣は早寝早起きとまでは行かなくとも23時就寝8時起きだから、決して悪くはないはず。仕事の方も、まあまあ楽しくやらせてもらってる感じだから、とてもこれが原因とは思えない。
 全く以て原因が見あたらない。
ひょっとして、
「前頭葉に致命的なエラーが発生しました。この問題は修復できません。」
とかいうレベルの話なのだろうか。だとしたら大問題だぞ。自分体力は全然無いから、頭脳労働しかできないのに…。
 で結局、昨日今日は調子よかったのだが、今週は三日も休む羽目になった。そして医者からは、「再発」の診断書。
 もうこれでクビ確定だなと翌日は、笑うしかないと体が言ってるかのように調子よかったのだが、そのさらに翌日から二日連続でお休み。
 ちなみに、実はクビはまだ確定していない。なんか、会社と契約している産業医の診断を受けてそれで最終判断するらしい。
 正直な話、その産業医の先生は睡眠医療が専門で精神科の先生ではないので、こんな重大な話持ち込まれても困るだけだとも思うのだが。(実際、復職の際に診断書もらいに行ったときも「かかりつけ医の指示に従う」という内容だった。)
 とりあえず行けという話だから、行くしかない。診断書代も馬鹿にならないんだけどなあ…。
 あと、なんか奥歯が痛くなってる。これはたぶん虫歯だろう。
 これは原因不明ではなく、日頃の不摂生が原因だろう。
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リワーク終了


 AngelBeats開発日記によると、麻枝准は春先に休職&在宅勤務して、このほど復帰したばかりらしい。
 自分も、いよいよ本格復職に向けて歩き出し始めている。
 ということで、今日はリワーク(復帰訓練)の修了日だった。独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構というところがやっている、うつ病から職場復帰するための支援プログラムである。(参照
 一番最初に通い始めたのが去年の9月で、それから途中ぶっ倒れて休止した期間はあったものの、足かけ半年以上にわたってここに通い詰めたことになる。
 振り返ってみると途中で鬱状態が悪化して誰も彼もが信じられないという対人不信の状態に陥って、センターとも一悶着あった(12/17)けれども、最終的には復職に向けて走り出すことが出来たわけだし、センターの人たちには感謝している。
 今回は通所している他の人たちとも仲良くなれたし、正直終了するのは寂しいなあという思いもある。
 とはいえ、ちゃんと修了して働くことが目的なわけだから、そんな事は言っていられない。明日からまじめに、今度は会社に通わなければ。って、実は先週から通ってはいるんだけどね。午前中だけ。
 まあ、リハビリ出社ってことで仕事は割り振られていなかったのだけど。明日から一応仕事はもらえることになっているので、がんばってやることにしよう。いや、本当は無理言って今日もらってきてしまったんだけど。あれー? 俺、そこまで仕事好きだっけ?
 とりあえず今後の予定としては、7/15まで6時間勤務。自分としてはフルタイムでいけるぜ!と思っていたのだが、医者と会社が認めてくれなかった。…まあ、しょうがない。て言うか認知行動療法的にプラス思考に転化して、「いやっほうあと半月一日2時間の余暇があるぜその間ギャルゲーでもやろう」というふうに思うようにしよう。うん、プラス思考。
 16日以降の処遇は未定。未定って、少なくとも個人的には正式復職できんと困るんだけどね。
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どうなる俺


 とりあえず、腰が痛い。
 今週からリハビリ出勤を始めている。
 去年利用していた「リワーク」を4月から再会していて、その復帰プログラムの一環として、隔日で職場に2~3時間程度出てみるというものである。
 2~3時間程度余裕だぜ、と当初はタカをくくっていたのだが、これが意外に疲れる。疲れると言うより、職場にいる間緊張感が抜けないといった感じか。その分時間があっという間に過ぎるので、それはそれでいいのかもしれないが。実際復帰したらもう少し肩の力抜かないとやっていけないと思うので、この辺はにんともかんともと言ったところである。
 その復帰だが、ここに来ていつになるかわからなくなってきた。当初は7月頭からフルタイムで本格復帰するつもりでいたのだが、医師の意見やらなんやらかんやらで、当初は半日~6時間程度から始める、という方向になりつつある。
 そうなるとウチの会社の制度上時間を区切って勤務というのが難しいらしく(何しろ半休すら無い会社だから)、時間給制の契約社員に雇用形態を切り替えるとかいう話も出ている。
 正社員にこだわるなら休職を延長してリハビリ出勤で、という形もありうるのだが、そうなると今度は休職期限の問題が出てくる。就業規則で休職期限が1年までとなっているので、自分の場合は最大でも7/19までしか休職できない。それを超えると自然退職になってしまうので、それだけはさすがに避けたい。ここまできて退職とかあまりにばかばかしすぎるし、何より生活の見通しが立たなくなってしまう。手持ちの資金は9月までしか保たない。
 そんなわけで、今後の自分の身の振り方とかいろいろ悩んでいる最中である。というか、俺の人生どうなる、という感じである。
 終了宣告が出てないだけまだましか。
 とりあえず目下解決してもらいたい悩みとして、今、腰が痛い。
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もし部下がうつになったら (ディスカバー携書)
ディスカヴァー・トゥエンティワン
松崎一葉

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夫婦喧嘩は、始める時 …
「うつ」への偏見をな …
最も知りたいことが出 …

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美容院よりも病院に行く回数が多い今日この頃


 日曜日は髪を切りに、行きつけの美容院に行った。
 2年前の改造計画で会社の同僚のKKさん(イケメン)に紹介されて以来、なんとなく通い続けている美容院である。
 (て言うか今気づいたのだが、結局当時の顛末を書いていないことに気づいた。まあ書くほどのこともないというか忘れたので、割愛するが。)
 行ってみたら、そのKKさんが自分の直後に予約を入れているという。
 まだ休職中なのでちょっと気まずいと思わなかったわけではないが、どうせ今月いっぱいの話しだししかも火曜日には上司との面談のため会社に行くし、そんな逃げるような真似をすることもないだろうと、とりあえず挨拶だけはしておくことにした。
 約1時間経って、KKさん出現。自分散髪中。さすがに美容師引き連れて髪切りながら移動して挨拶に行く根性はないので、そのまま大人しく、自分が終わるのを待っていた。
 
 自分散髪終了。我ながら美容院で髪を切っても大したことはない。元が良いKKさんとは大違いだ。さて、そのKKさんは。
 シャンプー台で仰向けになって洗髪中。そこで自分が挨拶に行くと。
「Kさん、お久しぶりです」
「…。(洗髪中なので迂闊に声が出せない)」
「あれ、どうしたんですか? 自分ですよ自分。忘れてしまいましたか? Kさんって案外冷たいんですね。TSさんは自分の事覚えていたのに(参照)。」
「んご、ごふっ、げぼげぼげぼ、がぼっ、がふっ!!!」
 折角のイケメンが台無しである。
 ……という事になっても困るので、挨拶はせずにそのまま帰ることにした。
 断じて、これが理由である。決して逃げたとか、実は仲が悪いとか、そういう理由ではない。
 その日はその後、HT君とUY君といっしょにウオーキングに行って、坦々亭でラーメン食って、寝た。
 でもって火曜日は会社に行く。鬼が出るか蛇が出るか。いろんな意味で。
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休むことも仕事のウチ


 仕事の心構えに於いて、特に日本人が意識・認識していない項目の一つに「休むことの大切さ」というのがある。
 人間というのは人によって程度の差はあれ、休息を取らなければ動けなくなる生き物であるし、体調が悪くなったらそれはもう休んで回復させねばならない。インフルエンザのような感染症だったら、休まないこと自体が罪と考えるべきだ。
 さて。そんな事を書くのも、中川財務省がG7会合の記者会見ので泥酔していたのか風邪薬で朦朧としたのかはっきりしないが、とにかくまともに会見に臨める体調では無い状態で会見に臨んだ件である。
 体調が悪いと判断力も鈍るものではあるが、そんなに体調が悪いのであればあそこは会見を休むべきだったであろう。別に白川総裁だっていたんだし、重要なことは後日記者に配布するかという形にも出来たはずだ。
 逆に、病人を休ませず何が何でも会見やら世路などという論調が出てきたら、オレはそいつと徹底的に戦う。
 かといって中川氏は体調不良だったことには変わりないし、今回は自分の中では免責かな、と思っていたのだが。あとから出てきた証言を聞いていると、どうもあやしい。
 とりわけ、風邪薬を2倍飲んだという話し。風邪薬というのはそもそも、「風邪を治す薬」ではなく、「風邪の諸症状を抑える薬」であり、しかも当然それなりの副作用がある。たくさん飲んだからと言って風邪が治るわけではないことは無論のこと、決められた処方量以上の薬が症状の緩和をもたらすわけでもない。むしろ、飲み過ぎた分の薬による副作用の方が心配で、今回の居眠りなどまさにその典型例だろう。
 つまり、中川財務相は決められた薬の処方量を守らなかったことで、自ら自爆したのだ。
 薬の処方量に関する情報なんか、もう国民の間では常識レベルだと思っていたが。まだまだ行き渡っていないという事なのかねえ。
 他にも、お酒絡みのことでなんやかやあるみたいだが、とりあえずそっちは真相がはっきりしないみたいだから、いいや。
 とにかく、中川財務層はそんなに疲れているんだったら、いったん休むべきだと思う。重要案件が目白押しなのは百も承知だが、組織として代役を立てられないわけはないのだから(もしそれが出来ないというのなら、組織のあり方自体に問題があることになる)、数日くらい静養することを考えてはどうか。
 もちろん、大臣にそういう休暇取得制度があるのかは知らないが。もしないなら、潔く辞めた方が良いのかもしれない。
 ついでに自民党も政権政党を休んでよ。あんたら自民党はもうガタガタだからさ。
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