ニコニコ動画に、志位和夫チャンネルというのが出来たらしい。
従前より共産党の公式サイトでも配布していた志井委員長の街頭演説の動画なんかを、こっちでも配信することにした、って感じみたいだ。
まあ、取り組みとしてはいいんだけど。どうせなら、もっと踏み込んだこともやって欲しいという気もする。例えば、日本全国の共産党員にビデオカメラ持たせて、日本の現実をリポートさせる番組風のものを作るとか。
・・・まあ、資金的に難しいんだろうな。
これとは全然関係ないんだけど、2週間くらい前にどっかの報道で「民主党は地方では善戦してるけど都市部では結構厳しい」なんて記事があった。その時は、都市部でまだそんなに自民党支持根強いのか!? 都市住民はアフォか。と思ったが、よく考えたらそれは違うんじゃないかという気がしてきた。
おそらく、自民党支持は地方と同じくらい落ち込んでるけど、それが民主党に流れずに共産党に食われてる、ってことなんじゃないかと思う。この半年で、埼玉県議補選とか京都市議補選とか、共産党が1人区で勝っちゃってる例が相次いでることが、それを裏付けている。
共産党は次期総選挙では京都1区を必勝区に位置づけてるらしいけど、実際にはもっと取るんじゃないかと思う。民主党が二次公認を選挙直前まで引き延ばしてるのも、共産党との協力とか協力は無いにしても情勢分析を見てとか、そういう小沢一郎の戦略があってのことじゃないかと。
とりあえず他県の情勢はこれ以上はわからんからあとは何とも言えんけど、個人的には沖縄1区は共産党が取れるんじゃないかと思う。2,3,4区で社民・民主とどう協力できるか次第だと思うけど。
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「選挙」カテゴリーアーカイブ
遠隔地からの不在者投票の仕方(再録?)
昨日の不在者投票で思い出したのだが、不在者投票(遠隔地での期日前投票)する方法って、知ってる人はあんまりいないんじゃないかと思う。
遠隔地からの不在者投票の方法は、以前「くさとし28歳」に記載したことがあるのだが、あんなアレもののサイトをいったいどれだけの人が見ていたか解らないし、まあおそらくこのブログを見ている人は一度も目にしたことはないだろうから、改めてその方法を記載しておこう。
住所地の市区町村の選挙管理委員会(市・区役所、町村役場内)で、「不在者投票請求書兼宣誓書」という用紙を受け取ってください。
(又は電話等で「不在者投票請求書兼宣誓書」を請求し、郵送されてきたものを受け取ってください。)
「不在者投票請求書兼宣誓書」に必要事項を記入して、前住所地の選挙管理委員会に郵送してください。(ファクスでは受付できませんのでご注意ください。)
前住所地の選挙管理委員会から、「投票用紙」「不在者投票用外封筒」「同内封筒」及び「不在者投票証明書(封筒に入っている。)」がご自宅に郵送されます。
「投票用紙」は絶対にご自宅では記入しないでください。また、「不在者投票証明書」の入った封筒は絶対に開けないでください。(不在者投票ができなくなります)
ご自宅に郵送されてきたもの一式を、住所地の市区町村の選挙管理委員会(市・区役所、町村役場内)の不在者投票所に持参してください。
その場で、「投票用紙」に記入(前住所地の候補者一覧がありませんので、投票する候補者の名前は事前に確認しておいてください。)し、そのままその市区町村の選挙管 理委員会に提出してください。
てことで。とりあえず自分は、不在者投票請求書兼宣誓書は事前に入手して、既に返送してあるので、あとは投票表紙がくるのを待つだけ。なんだが。
・・・あれ? その後は、てっきり郵送で浦添市選管に投票用紙を送るんだと思ってたけど、どうもめんどくさいことをしないといけないみたいだ。
今回の場合、ひょっとして、港区役所まで行かないといけないの? 平日に? まあ、公民権行使による外出は憲法で認められた権利だからいいとしても、港区役所ってどこよ。ええと、芝公園?あー、まあ歩いてもなんとか行けるか。
と、今回の自分の場合はたまたま容易に行ける場所だったから良かったけど。全ての事例でそうとは限らないよね。市町村合併で、役所がとんでもないところにある、なんて場合もあるだろうし。
こういうのは、やっぱりせめて書留郵便とかで送るようにすべきじゃないかなあ。
まあ、一番いいのはネット経由で投票できる事なんだけどね。本人認証の問題とか考えると、50年くらい先になりそうだけど。
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社大党移転
沖縄社会大衆党が、本部もWebサイトも移転したらしい。
http://www.okinawashadai.com/index.html
・・・しかし。ページ情報から見て、5/1に移転したものと思われるが、アクセス数が380しかない。て言うか、現時点でGoogleにすらひっかからない。まあ、Googleはここ数年、クロールエンジン(というよりは会社の方針?)に問題があって、検索サイトとして疑問符がつく状態ではあるのだが。
まあ、Yahooはさすがにちゃんとトップにでるし、Wikipediaの方は、自分がリンク貼り変えておいておいたので、まあ大丈夫だろう。何が、と言われると困るが。
ちなみに、6/8は沖縄県議選である。が、先週くらいまではどうも県民の関心が今ひとつ盛り上がらない感じだったようだ。実際、自分も危うく気づかずに東京出張に行ってしまうところだったし(注:現在荒野草途伸は東京に長期出張中)。
社大党もこれに併せてサイト移転もしたのだろうけど。まあ、関心に薄さが見事に表れてる、ってことなんだろうか。
ガソリン増税直後の最初の大型選挙で、しかも鉄道ナシ車社会の沖縄なのだから、これを争点に凄まじい選挙戦になっても良さそうなものなのだが。
いやまあ、今週から東京にいるから、今現地でどうなってるかはわかんないんだけどね。一転街の様相が変わってるかもしれないし。
とりあえず、不在者投票用紙は請求しておいたので、私は東京から郵送で投票します。
浦添市区は今回8人出るらしいが、さて社大党と共産党どっちに入れようか。
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盗っ人猛々しい世の中、それでOK?
「嘘つきは泥棒の始まり」と昔から申しますが、国民に対して嘘ばっかついてきた自民党が、とうとう泥棒行為に走ってしまいました。
具体的な内容は、自民党新CM第2弾。
http://www.jimin.jp/jimin/movies/html/sansen/cm2-1-15sec_500.html
これの、「加入履歴編」で、こういう事を言っているのですが。
ナレ「今年12月より、皆さんの手元に一人一人の加入履歴が届きます」
安部「実行します。改革実行力、自民党!」
・・・これ、元々共産党が主張してたことですよね? 確か、今月頭ぐらいに追いつめられて、窮余の策として取り入れて。共産党のパクリじゃないの?って訊かれたときに、「民主党でも共産党でも、良い政策は取り入れていく」って、安部首相本人が語ってたじゃないですか。ねえ。
少なくとも、「自民党の政策」じゃあ、ないですよね?
ちなみに、参考までに年金問題で各党が主張していた解決策。
自民:個人年金を記録したICカードの配布
公明:自民に同調(?)
民主・社民・国民・日本:年金通帳の導入
共産:いいから早く記録を全員に送れ ←今回の採用案
自民党は、ICカードの導入とかいうカネも時間も手間もべらぼうにかかる非現実的な提案をしていたわけですよ。(て言うか、今も取り下げてないみたいだけど)
それなのに。この、「加入記録の全員送付」を、あたかも自民党が考え出して実現に動いたかのようなこのCMの内容は、明らかにおかしいじゃないですか。泥棒呼ばわりされて、何か文句言えますか? ってもんですよ。
・・・アクセス数の大して無いこのブログで、その中でもどれだけ自民党支持者がいるかわからないけど。もしいたら、私は言いたい。あなた、本当にこんな政党に投票する気ですか? と。
まあ、それを声高に主張しようとしない共産党も、お人好しというか宣伝ベタというか。これもこれで嘆息ものなんですけどね。
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個人推薦2007参院選with荒野草途伸
参院選なので、個人推薦を出しておく。特にどっかから要請されたわけではない。勝手にやってるだけだ。特にどこかに影響があるとも思わないが、別に気にしない。
とりあえず、沖縄在住だから、選挙区は南から順番に。
山口:戸倉多香子 民主
高知:村上信夫 共産
香川:植松恵美子 民主
兵庫:原和美 9条ネット
大阪:宮本岳志 共産
京都:成宮真理子 共産
愛知:八田ひろ子 共産
長野:中野早苗 共産
神奈川:畑野君枝 共産
東京:田村智子 共産
埼玉:綾部澄子 共産
栃木:谷博之 民主
千葉:浅野史子 共産
北海道:多原香里 無所属(大地)
比例区は以下の通り
前田芙美子 共産
推薦理由だが。まあ、「俺の主観!」で済ませてしまってもいいのだが。たぶんそれだと説得力がないとか文句言う人がいそうなので、一応簡単に説明しておく。
まず、沖縄については、糸数慶子。これはもう、後援会員ですから(実は)。出さないでどうするってくらいですね、むしろ。
他県については、基本的に共産党候補を中心にした。元から支持者というのはもちろんあるのだが、それ以上に今回は、経済格差の問題が大きい。
いずれ書くと思うが、やっぱり今の日本の経済格差は、深刻だと思うから。これだけの好景気にも関わらず、今だに食うに困る人間が世の中にごろごろいるという、この現実を変えるには、民主党程度じゃダメだという。そういう思いがあるのですね。なので、(あくまで主観だが)共産党当選の芽が少しでもあるところは、推薦出してます。
基本、1選挙区一人に絞ったので、共産に推薦出したとこは、申し訳ないが他党候補の推薦は無しです。
で、残った選挙区でざっと(ほんとにざっとだけど)政策が良いとか勝たせたいと思った候補にも推薦を出してます。
比例は、左翼系の沖縄出身候補を2名。それ以外の理由はないです。
さて。この中から一体何人が当選するのか。29日が楽しみですね。
7/25
以下の13名を追加推薦。焦点は既に二人区に移ったと見た。
大分 松本文六 無所属(社民系)
広島 河野美代子 無所属
岡山 姫井由美子 民主
和歌山 阪口直人 民主
岐阜 加藤隆雄 共産
静岡 平賀高成 共産
富山 森田高 無所属
新潟 森ゆうこ 民主
群馬 福田晃治 国民
茨城 田谷武夫 共産
福島 宮本しづえ 共産
宮城 加藤幹夫 共産
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Key憂
昔、日本にKeyというゲームブランドを支持する一団がおりました。
彼らはいいました。
「7/27はリトルバスターズの発売日だが、その翌々日は参院選の投票日だ。
リトルバスターズの発売が投票率に悪影響を及ぼすようなことにならないと良いが。」
これを聞いた人々は、「そんなあり得ないことを心配するなんて」と失笑しました。
この故事から、あり得ないことを妄想して余計な心配をすることを、「Key憂」と言うようになりました。
すいません、ちょっとネタ思いついただけです。
深い意味は無いんです。
明日も早いんで、寝ます。みんな7/29は投票に行こうね。
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政権担当能力
安部総理閣下や、年金・国保や経済格差や沖縄の問題よりも、教育を選挙の争点にしたいご意向なようなので、その辺も踏まえつつ、いつもの個人政治評論をば。
ということで。先月いつの間にか成立しちまったらしい、教員免許更新制度の為の法律。もう成立しちまったので、今更止めるのが至難の業なんだが。そもそも、止める止めない以前に、この制度の概要がよくわからない。
「更新」って、具体的にどういう「更新」内容になるのかよくわからないし、何のためにやるのかもわからない。
まず、この段階で既に問題なんだけどね。教育という、国の機関政策に関わる重要事項の改正を、国民がよくわかってない(おごった言い方かもしれないが、荒野草途伸は一般的平均日本国民よりは、時事問題には精通しているとの自負がある。その荒野草途伸がわかっていないのだから、たぶん一次当事者の教員関係者以外は全然わかってないだろう)、この時点で既に大問題なわけだ。
さらに。ここからは、政策の内容がよくわかっていないので、伝聞と憶測混じりで話すが。聞くところに依ると、「教員の質を維持するために」数年ごとに30時間の講習を受けさせて、合格したら免許維持、という制度になるらしい。
さて。まずそんな制度に、実効性があるだろうか?というのが自分の中には疑問としてある。というのも、30時間の講習とはいうが、それは運転免許の更新みたいにビデオ見て終わりとか、そんな生やさしいものではないだろう。(むしろ、そんなのを30時間もやるんだったら、ただの金と時間の無駄である)。おそらくは、大学、否大学院レベルの「授業」を受けさせることになると思う。
そうなると。30時間と一口に言っても、拘束時間は30時間では済まない。予習復習含めてだいたい倍の60時間が、プライベートから削られることになるだろう。
60時間。7.5日分=1週間半の標準労働に匹敵する時間だ。こんな時間を、数年おきに確保していかなければならないのだ。おそらくは、無給で。
「教員はヒマだ」と思いこんでいる人間が世の中には多いが、実際のところそんなヒマ教員は数えるほどで、特に優秀な教員ほど、寝る間もないくらい忙しいのが現実だ。そんな彼らに、この上こんな時間拘束を強要するというのか。それとも、その分の時間確保=労働量軽減のために、人を増員するとでも言うのか? 増やすどころか、コスト削減とか言ってどんどん教員の頭数を減らしているこのご時世だというのに。
さらに言えば。民間人の免許保有者の問題がある。
個人的な意見だが、荒野草途伸は民間人からの教員登用は、どんどん進めるべきだと思っている。学校外部の経験、実社会の経験を積極的に教育の場に生かしていくべきだと思うし、それに社会経験を持った教師のいう言葉には、やはり重みがあるからだ。
私の友人で、教員になることを前提に、その前段階として経験を積むために、わざわざネットワーク・エンジニアになった男がいる。彼は今、正規採用の際に校長から指名を受けるくらい評価を受けているらしい。まあ、彼のことはいずれ詳しく話そう。
さて。民間人登用といっても、結局教員免許が必要なことには変わりない。普通は大学在学中にとって、それをそのまま持ちっぱなしにして、何年かしたら教員採用試験を受けることになるのだが。
ここで、免許更新制度が導入されたら、これはどうなってしまうのか?
常識的に言って、民間人は忙しい。公務員と比べるのはいろいろアレなので、とにかく忙しいんだとだけ言っておこう。裁判員制度ですら絶対断るなんて言い出す人間が後を絶たないくらいのレベルだ。
そんな人間に、教員免許の更新講習を課す。1週間半も。無理だ。普通に、夏休みのレベルも超えてるし。たいがいは業務と関係ないから、業務命令になるとも思えない。
つまり。民間人は、教員免許の更新が、出来ないのだ。
これはすなわち、民間人が教員に転職することは、今後非常に難しくなる、ということを意味する。
これらの問題は、教育にど素人で教員免許すら持っていない荒野草途伸ですら思いつくことなのだが。こういう事について、国会は十分な議論をしたのだろうか? 否、していないだろう。与党の強引な国会運営で、流れ作業のごとく法案通過マシーンにかけて成立させてしまったのだから。
国家政策の基本たる教育制度で、ろくな議論も精査もないまま、制度の改変をしてしまう。これはいったい、どういうつもりなのか。
この教育問題に限らない。安部内閣が成立してからというもの、あまりにも稚拙で拙速な制度改革・法案成立が目につく。
彼ら自民党は「これこそが安部政権の成果」と吹聴するが、私に言わせれば「こんなやっつけ仕事ばっかしやがって、何が成果か」と、むしろ憤慨したくなる気分である。
しかも、何か問題が発生するたびに打ち出してくる、泥縄的な対策の数々。SEやってる人間なら誰でもわかったと思うが、自民党の言う「一年で全データを突合完了」なんて、無理に決まってるのだ。しかも、泥縄ならいざ知らず、まるで見当違いの対策、例えば「年金ICカード」を導入して云々。それに一体いくらのカネと手間と時間がかかって、そしてそれが一体、今回の問題の何の役に立つんですか?と。
ただの思いつきですか?それとも、騒動を逆手にとって新たな利権の発掘を狙いましたか?
冗談じゃない。国家制度や法律は、おもちゃじゃない。それが重要な問題であるほど、例え時間をかけてでもきちんと調査し設計し、時には後戻りすら辞さない覚悟で作り上げていかねばならないものなのだ。何でもかんでも出しゃいいんじゃない。議論して、良質なものを作り上げていかねばならんのだ。その為の民主議会ではないか。
そういう自覚が、彼ら与党議員にあるのだろうか? 政権を担当しているのだという、自覚と責任を持っているつもりなのだろうか?
問題は少し異なるが、先頃、アメリカの核使用を容認するかのような発言をして辞任した防衛相がいた。これもまた、自分自身の立場を自覚していないが故に出た発言だろう。発言の中身云々より、こういう時期にこういう発言をしてしまうこと自体が、問題なのだ。
任命した安部首相の責任はもちろんあるが、それ以上に、所属する自民党の問題がより大きいと私は考える。こんな議員を、防衛相という重要ポストにおいておかねばならなかった。今回限りではない。2回も、3回も、同じような問題ばかり起きているではないか。
そこまで、自由民主党は人材に枯渇しているのか。政権の一部を担える、そんな人間が、今の自民党にはいないということなのか。
なれば、私はこう結論づけざるを得まい。
自由民主党に、もはや政権担当能力など皆無である、と。
率直な話、民主党や共産党の方が、まだ、政権担当能力があるように見える。これはひいき目ではなく、純粋に比較の上で。「やむを得ず、彼らに任せる選択肢もあるんじゃない(そうした方がいいんじゃない?)」という話だ。
まあ、今回の参院選だけでは、政権は変わらないことにはなってるんだけど。
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誰が為の政策か
ニュース見てると憤慨するものばかりなので、全部を取り上げきれない。それに数が多いから、一件一件に対して深い考察も、簡単な調査もできないし。
なので、つい、無難で扱いやすい政治ネタとかになってしまうわけよ。本当は、著作権とがバンバン取り上げていきたいんだけどねえ・・・。
せめて1件ぐらいのリンクぐらいは張っとくか。
サービス会社が敗訴=音楽ダウンロード著作権侵害-東京地裁(Yahoo-毎日)
考察が不十分なので、この件に関しては今回はコメント無し。
で、手っ取り早い政治ネタの方。左翼にとって叩きやすくてしょうがない“安部ちゃん”のニュース。
安倍首相 年金支給漏れ問題、参院選争点化を強くけん制
いや、社保庁の解体法案通したばっかなんだろ。牽制してないで、正々堂々と国民に向けて説明しなさいよ。
首相曰く、「社会保険庁は国民の信頼を裏切った。だから廃止、解体して非公務員型の組織にする」と、言うが。年金未払い問題は、政府直轄事業としての社会保険庁が引き起こしたミスでしょ?
それを、「ミスしたから解体します」では、何の問題解決にもならない。むしろ、組織改編の混乱とどさくさに紛れて資料が散逸する可能性もあるし、事態が悪化する可能性すらあるではないか。
そもそも、自民党としては「左翼勢力の巣窟である社会保険庁は、一刻も早くぶっつぶして、左翼系の人間を全員失業者にしたい」ってのが本音の理由だしね。そりゃ問題が出ようがなんだろうが関係なく、早く潰してしまいたいよね。
けどさ。それで、未払い問題は、一体どうなるんだ? なにも解決になってないよね。
ここはむしろ、「将来的に民営化する方針は変えませんが、この重大な問題が解決するまでは政府が責任をもって社会保険庁に調査・解決に当たらせます。それが終わるまで、解体は延期します」というのが、正解ではないのか?大人の判断ではないのか?
ね。それでないと、未払い被害者が全然安心できないでしょ。
「誰が為の政策か」ってものを、ちゃんと考えないとさ。
でも安部自民党は、「早期解体」という方針を強行決定してしまったわけだから。これはもう、自民党が政権に居座り続ける限り、この方針は絶対に変わらないと見ていい。
だったら、これに異を唱える勢力(=野党)が選挙の争点にするのは、これは当然でしょ?と。
相変わらず、言うことやることに隙がありすぎだよね、安部さん。
世論調査で「安定感が出てきた」なんて評が聞こえるけど、何を根拠にそんなことが言われるんだろう。それだけ、見る目がない馬鹿な連中が多いって事か。ま、日本には自民党を盲目的に信仰している人間がかなりの数に上るくらいだしね。これくらいは不思議ではないか。
しかし、この「自民党信仰」に対しても、日本社会のあり方というものも含めて、一度考察してみないといかんな。あ、これは独り言ね。
とりあえず今日は、安部ちゃん叩きが出来て少し気分が晴れた。数少ないストレス解消法だから、今抱えてる仕事が全部片付くまでは、退陣して欲しくないなあ、・・・なんて本音も。
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東京都知事選2007
東京都都知事選まであと10日。ぶっちゃけ、沖縄県民の自分には全く関係のない話なのだが。
むしろ、後半にある参院沖縄補選について語るべきかのかもしれないが。あれは、投票日までまだ1ヶ月近くあるし、自分でもまだ全然考えがまとまっていないので、先送りする。なんていうか、アイデンティティーにもかかわる問題が、今回の補選にはあるんでね。
とりあえず。東京都のことは東京都民で勝手にやってくれていいので、誰が知事になろうとお構いなしというスタンスで来たし、だから無知で東京至上主義者の石原が知事やっててもそれ自体に文句言うことは今まで無かったのだが。
東京五輪とか訳のわからんこと企んでるようじゃ、ちょっと黙ってるわけにはいかなくなった。最初は、これ当然東京都の金だけで全費用まかなうんだとばかり思ってたけど、、国の金に手つけるつもりらしいからね。東京が。地方を搾取しまくってる東京が。て言うか、なんで東京なの? 福岡ならまだわかるんだけど。東京はもう、既に一回やったじゃない。何回オリンピックやれば気が済むのよ。
やるなら自分のポケットマネーでやれや慎太郎。息子の知人との食事会の経費まで、都の予算で落とさせるようなことしてんだから、随分小金貯め込んでんでしょ。
ということで、今回ばかりは、何が何でも反東京五輪派の候補に勝って貰いたいと願う次第である。
と、書くと。東京のマスコミの論調だと、「じゃあ浅野さんですね」となっちゃうみたい。朝日新聞なんか、今月頭に浅野氏が立候補表明したその日に、「石原対浅野どっちに勝つ?」なんてWeb投票やってるし。世論調査もしないうちから。おいおい秋から立候補表明してた吉田がWeb投票の対象にすらならないのかよと、さすがに呆れてしまった。
まあ要するに、マスコミ(というか東京のマスコミ)は、何が何でも「自民 対 民主」という政治的対立構造を作り上げたいわけだからね。理由はよくわからないけど。
だから、今回の東京都知事選は、自民=石原 vs 民主=浅野 という対立構造で、他の余計な候補に乱入してきて貰っては困るわけだ。第4権力の持てる力の限りを尽くして、自民系と民主系の候補だけを徹底的に宣伝し尽くして、そして有権者に「現実の戦いは自民対民主です」と思わせなくてはいけないわけだ。
例えそれが虚像であっても。
えっと、これだけだとたぶん「また荒野草お得意の電波が」とか言われかねないので、具体的な前例を出します。 昨年の秋に、沖縄県知事選が行われたわけですが。この時は、自民・公明が擁立する男性候補(現知事)と、野党連合が推す参院議員で社大党の副委員長をやっていた女性候補、それと琉球独立党の候補が出馬しました。 野党連合の中身は、社民・社大・共産・そうぞう・民主・自由連合沖縄、他に推薦だけなら国民新党と新党日本もありましたが、この2党は実質県内での組織も支持もないので、実質はこの6党派の連合体と言えたでしょう。 で。当然、地元マスコミは「自公対野党」「自公対反自公」と言う書き方をして、申し訳程度に琉球独立党を取り上げる、という選挙報道の仕方をしたわけです。これは実際その通りだったので、当然です。 ところが。東京マスコミの取り上げ方は全然違っていました。揃いもそろって、「自民 対 民主」または「自公 対 民主」。とんでもない間違いです。まるで民主党が単独で自公与党に挑んでいるかのような取り上げ方。 とんでもない話です。だって、そもそも野党連合だし。候補者は社大党の人だし。連合の中で民主党が主導権をとってたわけでもないし。運動で一番活発に動いてたのはそうぞう2番目に共産党だし。だいたい、沖縄の民主党って本土に比べてめちゃくちゃ弱いんだよ。共産党より勢力弱くて、県議会で1議席も持ってないのに。ちなみに、下地氏は民主党会派にいるけど、だからってそうぞうは民主党じゃないよ? そんな有様なのに。一体どうして、民主単独で自公与党に対決できるの? ちなみに、言わなくてもわかるかもしれませんが、琉球独立党は存在自体を完全無視です。復帰前から存在する正当な沖縄の政党なのに、名前すら無しの「諸派」。役職は「政治団体代表」。これが正しい報道と言えるの? そうやって沖縄の事情を全く知らず、正しく伝えようともせず、とにかく自分達の思い描く「自民対民主の対決」という図式に当てはめたくて、演出したくて、そういう報道をしたわけです。やつら、東京のマスコミは。 |
ちなみに本土の方は知らない人も多いと思うので敢えて説明しておくと。
社大党というのは沖縄社会大衆党という、沖縄の殆どの政党のルーツになっている伝統ある地域政党です。昔に比べて弱くはなっていますが、本土の自民党並みに地域に根付いているので未だに侮れない勢力を保持しています。県議会では自民・社民に次ぐ第3勢力を持っています。 そうぞうは、前回総選挙時に自民党から離党して当選した下地幹郎代議士が結成した、保守系の政治団体。県議会で2議席、市町村議会でもかなりの数の議員を抱えています。 参考文書:2005/9/14付文書。 |
とまあ、だらだらと沖縄のことな一件を書いてしまいましたが。とにかく、東京のマスコミは信用ならんわけです。だから、石原優勢とかいう世論調査の結果も、うさんくさく聞こえてくるのです。自分には。都民にはどうだか知らないけど。
あと、ついでだからこの機会に毒を吐いておくと。
浅野支持者だか民主党支持者だか知らないが、「吉田が立つと反石原票が割れる、だから吉田は降りろ」なんてふざけたことを言う輩がちらほらいるみたいなのね。
ぶっちゃけ個人的にはこの主張自体根拠がないと自分は思うのだが(何故なら、知り合いに知事選は石原に入れたが他の選挙は共産党に入れてる、ってのが何人かいるもんで)。もし仮にこの主張が正しいとしても、民主主義者としてはあるまじき言動である。
だいたい、前述のように、立候補表明は吉田の方がずっと先で、浅野は3月になっていきなり現れた、最初はやる気がなかった候補者なわけじゃない。順番から言えば、降りるのは浅野の方でしょ?
そもそも、そんなに共産党系の票が欲しいんだったら、まずそちらから協力を依頼してくるのが筋じゃない?党本部にしろ、支持者団体にしろ、無組織系の支持者にネットで呼びかけるにしろ。頭下げてお願いしますって言うのが、マナーじゃない?
それを、この傲慢な言動。例え下っ端の言葉とは言え。
民主党が一向に政権取れない理由の一つが、ここにあると思いませんか?
と、まあ。とりあえず、言いたいことは言った。
統一地方選前半日程は、沖縄関係ないから、家でゆっくりTV見るだけって事になるだろう。ああ、そういえば前日が上司の結婚式で、東京や愛知からも何人か来るんだよな。ちゃんと日曜20時までに投票行くように、呼びかけなきゃ。
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恥ずかしい沖縄
今日は一日朝から晩まで物理学科連中と一緒に本島南部を走り回っていた。知事選とは全く関係なく。
来月福岡で大学の同級生の結婚式があるので、ビデオレターの撮影のため走り回っていたのだ。
柔道着(本当は空手着のはずだったのだが持ち合わせがなかった)に、「必勝」の文字と日の丸が描かれたはちまき、という出で立ちの男が、沖縄本島北部から南部まで全島を駆けめぐって同級生から寄せ書きを集めていく、というストーリーである。が、この格好があまりにも怪しすぎるため、パトカーには職質されそうになるわ観光客には写真撮られるわで、なかなか大変であった。
(念のために言っておくと、荒野草途伸は単なる補佐役で、この格好をしたのは別の男である。)
で、知事選である。今日の新報・タイムス各紙とも、「仲井真糸数横一線」という世論調査の結果を一面で伝えている。(参考:琉球新報)
ま、荒野草途伸の支持対象が誰であるかは公選法の関係で言えないことにしておくとしても。一つ言いたいことがあるのは、街中に溢れているネガティブキャンペーンのポスター、あれは良くないと思うんですよね。
例えばウチの近所にある奴だと、「優しい恩師を裏ギリ」とか「カメレオン汚染、安保政策をコロコロ変える」とか。こんなんが街中の至る所に貼られているわけですよ。
どっちの陣営が貼ったものかは知りませんけどね。ええ知りませんけどね。
でも、観光客の目にもつくような街中にこういうものを貼るのは、正直一体どういう神経をした人たちがやっているものなのかと。問いつめたくなるわけですよ。
「ないちゃーにはどうせ何言ってるかなんてわからん」って考えなのかもしれないけど。このネット時代、知ってる人は知ってる、わかる人にはちゃんとわかるんですよ。
だからね。こんな恥ずかしい真似はやめなさいと。沖縄はレベルが低いって馬鹿にされる原因になるよと。
不審な格好してビデオレター撮るのも五十歩百歩だよ、と言われるのは、その批判は甘んじて受けます。
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