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宇都宮健児は何故大敗したか(荒野目線)


・日本は連合国に大敗した。
・宇都宮健児は舛添要一に大敗した。

 どことなく右翼っぽい書き出しになってしまったが、しかし事実は事実だ。冷静に受け止めねばなるまい。
 しかし、宇都宮支援者の間には、どうもこの自覚が無いように見受けられる。それどころか、「細川と脱原発票が割れたのに前回より票を上積みした、大勝利だ!」等とあり得ないことを言い出す御仁までいる始末だ。頭が痛い。

 宇都宮健児は大敗した。

 まずはこの現実を直視しないことには話にならない。

 では、何故勝てなかったのか。明確な答えがあるならとっくに対策が打てていただろうし、今の段階では「考え得る可能性」ぐらいしか提示できない。
 なので、その可能性を列挙していくぐらいしか出来ない。大言壮語を吐いておきながらその程度かという人もいるだろうが、ああそうですよくさとしさんその程度の人ですよ、としか。

 それはさておき。何はともあれ、イの一番に挙げられる原因は、「本気で勝つ気が無かった」ってとこだろう。
 私事になってしまうが、荒野も今回の選挙は「舛添なら別にいいか…」という思いが常に頭から離れなかった。昔の舛添ならいざ知らず、今は別人かと思うくらい変わったのは事実だし、少なくともタモガミみたいな現状認識もまともに出来ないようなガイキチよりはずっとマシか、と、つい思ってしまっていた。
(その為に田母神が出馬したんだろうけどね。)
 私の考えが多数派と一致するなんてのは滅多に無いことなので、関わったことも無い東京都民にどれだけこういう思いを抱いていた人間がいるかはしらんが。一種の厭戦気分のように「舛添でいいじゃん…」と思っていた人は、たぶん多いだろう。

 どうせ舛添が当選するなら、変な妥協をするよりも自分らの支持する候補を応援したい。16人も候補者が乱立したのには、そういう思いもあったのではないか。
(それでも投票したい候補者がいないとかいってる子がいたのにはさすがに呆れたが…。もうそういうのはさすがに、だったら自分で出ろよとしか)


 「本気で勝つ気が無いなら、勝つ気のあった細川に譲れよ」こう言われるかもしれない。

 これについて。まずは、未だに誤解してる人がいっぱいいるみたいなので、「一本化」の経緯を説明しておく。
 まず、そもそも宇都宮氏が出馬表明したのは、去年の暮れ。猪瀬前知事が辞任して間もない頃だ。この頃、「細川派」の人達は誰を立てるかということすら定まっておらず、宇都宮陣営はむしろ「宇都宮で統一候補という道もあるんじゃね?」ぐらいの雰囲気だった。
 ところが。小泉純一郎が世間話程度に「細川お前出ろよ」と言った事に旧新進党の連中が飛びついて、系列のマスコミを操作して一気に細川出馬の流れに持って行ってしまった。
 ここまでは、まだいい。誰が出馬しようが誰を擁立しようが、そんなのは勝手だ。
 ところが、情勢分析で細川単独では勝てないとみるや、新進党の連中は、夜中の3時に宇都宮氏の自宅に押しかけて、「お前が都知事選降りるまで帰らない」などという脅迫じみた真似までしでかしたのだ。ヤクザに刃物突きつけられてもひるまなかった宇都宮氏がそんなことで降りるわけが無いのだが、とにかく話し合いぐらいはしよう、ということになった。
 ところが。今度は細川が話し合いに応じない。候補予定者としての討論会すら忌避するような殿様だから、貧民上がりの弁護士と対等な話し合いをするなど、プライドが許さなかったのだろう。
 結局、細川や新進党の連中の頭には、「一方的に宇都宮を引きずり下ろして細川陣営に服従させる」ということしか頭に無かった。この事実を知ったときの荒野の怒りはハンパなかったが、宇都宮氏や宇都宮陣営の人達の怒りは、この比じゃ無かっただろう。
 こんな礼を失した連中と一本化するわけには行かない。この事実だけは知っておいていただきたい。

 さて。ちょっと感情混じりの話になってしまったが。誤解の無いように言っておくが、決して宇都宮敗北の原因を細川陣営になすりつけたいわけでは無い。むしろ、宇都宮陣営の説明不足に原因があるのではないか、と見ている。
 上記のような事実を、きちんと冷静に説明できる人間がいなかった、というのは、これは敗因の一つではなかろうか。おかげで、事実を知らない家入支持者辺りから「ちゃんと話し合いをしないのはよくない」等と的外れな指摘が飛んできたりしたものだが。事実を知らないんじゃあ、そんなことを言われても仕方が無い。
 宇都宮氏を外部から支援している荒野の元にも、この情報が入ってきたのは選挙戦もだいぶ終盤になってからだった。
(※荒野は共産党支持者で今回宇都宮支援に回ってはいるが、選対に入ってなどいないしそもそも共産党員ですら無い。)
 もっと早く知っていれば多少なりとも打つ手はあったのに…とも思う。
 ブログアクセス数一ヶ月100人足らずの荒野に何かが出来たとも思えないが。だが、荒野以外の誰かが何か出来たかも知れない。
 これは本当に、数十年来の左翼の悪い癖なのだが、公開すべき情報をきちんと公開しようとしない。「情報は統制すべきもの」というソ連的発想に染まっている人間が、いまだに中枢に残っているのでは無いか。

 これではアベ自民党の北朝鮮的体質を批判できやしない。

 と、こういう事をいうと「いやそれは共産党が」とか言い出すアホがわき出すので、「いやお前だよ」と一応言い返しておく。しておくだけ。問題点を洗い出すのが目的であって、仲間割れが目的なのでは無い。

 なので、私は、今現在でも尚仲間割れを煽っている共産党支持者達にも、同じように声を大にて苦言を呈しておきたい。

 もうこの件に関しては本当に言いたいことが山程あるのだが、本題から外れるので今回はやめておく。

 つーことで。「ロ」は仲間割れが原因、ってことで。


 「ハ」。序盤で掴んでいたはずの20代の票が離れてしまった。
 朝日新聞の調査によると、20代の投票先は、1位が舛添(36%)で、2位は田母神(24%)、宇都宮は3位(19%)との事。序盤の調査では僅差とは言え宇都宮が20代でトップに立っていたはずなのに、一体どうしたことか。

 元々田母神や舛添を支持していたというのならまだわかるのだが、宇都宮から離れた挙げ句そっちに行ってしまったというのが、どういう事なのか。正直、今原因を出せと言われても、よくわからない。
 上述のような醜悪な仲間割れに嫌気が差したとか、宇都宮の政策が高齢者よりで失望したとか、それ以前に政策集が膨大すぎて読む気無くしたとか。考えられることはあるのだが、それを裏付ける証拠が、今のところ無い。

 根拠のないものに分析を試みてもしょうがないのだが、一応上で思いついた3つについて検証してみよう。

 まず、1つ目。仲間割れの件。言うまでも無し。仲間割れしてる集団を支持しようとか、誰が思うか。

 2つ目。政策が高齢者寄り。
 …これは、宇都宮氏の政策呼んでて私自身思ったことなのだが、「高齢者向けの政策」というよりかは、「発想が高齢者」と言った方がいいのだろうか。70年代の革新自治体の頃の発想というのか。間違っちゃいないんだが、ちょっと古いよね、と言いたくなるような。
 そういう意味では、ネットから政策を拾い上げてまとめ上げた家入陣営の手法には、非常に学ぶべきところが多いと思う。中身自体は、最終盤でブチかましてきた全ての労働者を非正規にみたいなトンデモな結果に終わったけど。
 …まあ、共産党は今それをやりたくて暗中模索してる状態なので、ここを突かれるとほんと泣きたくなるんだけどね。

 3つ目。政策が膨大だから読む気がしない。アホか。…と言いたくなるんだが、それじゃ選挙では勝てないのも事実なわけで。これは本当に、一体どうしたらいいんだ。
 まずそもそも論からして、政治というのはこれだけ莫大な課題を抱えているんだ、というところをあまり理解して貰えてない気もするし。だから田母神みたいな宗教右翼に票が入っちゃうんだろうしなあ。日本人は他力本願な人が多いからね。アベにしたって、「安倍先生に任せておけば全て大丈夫」って感覚で支持してる馬鹿が多いようだし。ナムアミダブツで世の中良くなりゃ、苦労はせんわ。

 と、愚痴っててもしょうが無いので。目下、これが最大の課題と言ったところか。
 でもこういう事を言い出すと、また「○○って○○なんだよ! ほら怒れ」的論法でやらかす人達がいるから…。

 そりゃあね。事実を提示しても認めようとせず議論しろだの言い出すバカウヨよりはなんぼかマシだけどさあ。鹿を連れてきてるのに「これは馬だから議論しろ」とか言われてもねえ。

 はあ。どうしたものか。

 いっそ全部放置して、バカウヨが日本を滅ぼしてくれるのをぼけーっと見てる、ってのが一番楽な選択肢なんだけどね。ああ、みんなもしかしてそれに気づいちゃったのか…。

 まあいいや。当分、自分が関わる選挙は無いし。て言うか都知事選だって本来なら予定に無かったんだよ、誰だよこんな選挙設定したのは。

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しかしみんな、逃げ足だけは速いね。


 ライブドア株を買い増ししたいのに、使っている証券会社がライブドアを速攻取り扱い停止にしたために買い増しできない荒野草途伸です。
 別に利ざやを得たいわけではないのです。ただ、自分なりの責任の取り方として、そうしたかっただけなのです。
 以前自分は、自分のページで「ライブドアを応援する」と言ってしまったことがあります。いや、今読み返してみると全然応援になっていないような気もするのだが、とにかく当時の心境として応援する気持ちがあったことに間違いはないのです。
 しかも、暗にライブドア株を買うことを勧めるようなことまで書いています。もしかしたら、この文書に踊らされて株を買ってしまった人もいるかもしれません。そういう人たちに対して、せめてもの償い、本当に精神的なものでしかないが、償いをしたかったのです。
 それが荒野草途伸流の責任の取り方であると。何もせずに逃げるような真似はしないと。
 「幹事長一人に責任押しつけて、自分達はひたすら逃げの手を打つ某巨大与党とは違うのだよ!!!」って、言ってやりたかったんですよ!
 まあ、もう無理だろうが。
 新聞記事によると、ライブドアはもう上場廃止確定らしい。たぶん、もう一株も買えないんだろうな。
 だからせめて、今手持ちの137株については、売らずにお蔵入りさせることにします。
 しかし、買いたい個人投資家が注文入れられない状態なのに、売買が成立しているということは一体どういうことなんでしょうねえ? ま、所詮資本主義なんてこんなものですよね。
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フジライブドア対決に見る、経営戦争とブランド社会


 ここでもさんざ書いてきた、ニッポン放送問題。とりあえず今日、フジテレビがTOB(公開株式買付)によって36.47%の株式を確保した事で、一つの転換点を迎えたと言える(参照:Sankei Web「フジが36.47%を確保、TOB成立」)。
 堀江貴文氏率いるライブドアにとっては、いよいよ厳しい状況に追い込まれた、というのが世間一般の味方だろう。
 だが、果たしてそうだろうか。と、このニュースを見てからふと思ったのである。
 確かに、「ライブドアによるニッポン放送の買収」という目標は、非常に厳しい状況になっただろう。だが、例え子会社化できなかったとしても、以前現時点でライブドアはニッポン放送の筆頭株主であり、フジテレビへの新株予約権発行・増資が行われたとしても、なお20%以上を有する大株主であり続ける事に変わりはない。
 日本の会社ではあまりなじみのない事かも知れないが、株式会社の株主というのは本来、常に経営状態を監視し、随時経営トップと会談する事によって経営参画を行っていくものである。ニッポン放送とて、決して例外ではない。
 また、同じ大株主として、ニッポン放送の経営に関してフジテレビ、更にはフジサンケイグループのトップ陣と会談する可能性も、当然出てくるだろう。
 一介のベンチャー企業の社長が、国内トップレベルの巨大メディア集団であるフジサンケイグループトップと対等に話をする。
 これこそが、堀江氏の真の狙いではないのか。そう思えてきたのだ。
 だったらこんな、強引な金に任せた方法を使わなくても、と言われるかもしれない。会いたいならちゃんとその旨話をつけてきなさいと。フジテレビ側や、世の経営に携わる人間はそう言うかもしれない。
 だが、実際どうだろうか。名前も知らない、共通の知人がいるわけでもない、政治家の紹介というわけでもない、若造。そんな人間がいきなり会って話をしたいと言って、会ってくれる経営者が、一体どれだけいるというのだろう。
 今は、こんな状況だから、「ライブドアの堀江社長なら、とにかくまず会う」という人も多いかも知れない。しかし、一年、半年でもいい、そんな前にそういう話があったら、果たしてどうだろう。
 そう、例えば今現在の荒野草途伸だったらどうだろうか。何か新しい事業をしたい、とにかく話を聞いて欲しいと大企業トップのアポを取ろうとした時。一体どれだけのOKが得られるだろうか。
 知名度、若しくは実績。そういったブランド的要素がなければ、真っ当な手段で成功を得る事は出来ず、目指す事すら出来ない。それが今の日本の企業社会と言えるのではないだろうか。
 否、それは企業に限らない、日本人の社会全体に潜む一種の偏見のようなものなのかもしれない。
 堀江氏が本当のところ何を目的としているのか、それはわからない。ただ自分としては、彼の行動がこういう社会の暗部をさらけだし、修正する方向に向かう原動力となるのではないか、そういう期待を抱かずにはいられない。