リトルバスターズ!佳奈多編(reflain7巻)BD/DVDの売上が2万本を下回るようなら、景気回復は一時的なもので終了する。
何故そう言えるのか。
「アベノミクス」による景気回復は堅調な国内消費に支えられているのだが、実際には積極的な消費行動を取っているのは、全体の4割だと言われている。給与所得にせよ株式などの金融所得にせよ、アベノミクスの恩恵を受けている層が積極的に消費を行っている、というわけである。
一方で、4月の消費税増税をきっかけに、4割は消費行動を抑制していると言われる。残りの2割は特に積極的でも消極的でも無い、いわば中間層ということになる。
この事自体の是非はさておき。こういう分析がなされているということを、とりあえず前知識としていただきたい。
さて。リトルバスターズ!のBD/DVD(以降円盤と呼称する)は、これまでにどれだけ売れているか。2期に関して言えば、1巻を除けばおおむね9千本強とされている。1期と比べれば随分少ない数であるが、ほぼこの線で下げ止まっていることを考えれば、ここが鍵っ子の円盤購買力の下限と考えて間違いないだろう。
では、円盤購買力の上限はどれだけなのか。口にしたくないので名前は記さないが某アニメの1巻が、4万1千本とされている。
この数字が正しいかどうかについてはさておき。円盤はゲームより出費が多いことを考慮すると、鍵っ子の円盤購買力がこれを上回ることは考えにくい。よって、これを上限としておく。
4万1千-9千=3万2千。これが、リトバスの円盤が取り逃がしている鍵っ子の数である。リトバスだけ好きで某アニメは嫌い、若しくはその逆という場合も当然ありうるが、ここではそれらはおおむね相殺されているものとして考える。
さて。今年の春闘で、大手企業は軒並みベースアップを勝ち取り、ボーナスも増額となったところが多い。先述の積極的に消費する4割の層は、金銭的な余裕が出来たと言える。むしろ既にそれを見込んで積極的に消費してきた人も多いだろう。
鍵っ子であっても、大手企業に勤務するものもいればアルバイトや無職というものもいる。この点に於いて一般社会と特段の差があるとは考えられない。よって、鍵っ子の4割は、金銭的な余裕が出来ている、はずである。
金銭的余裕のある鍵っ子であれば鍵作品に関連するものは仮にどれだけ駄作であってもとにかく買う事は前述の某アニメで証明されており、よってボーナスが出た段階で予約が可能なリトバス佳奈多編/7巻を購入するのは自明の理である。ここに疑いを差し挟む余地は無い。
3万2千人のうち、今回金銭的余裕の出来た4割は12,800人となる。これに、元から買っている9千人を足せば、2万人を超えるのは確実、となる。
ところが。これがもし2万人に達しないとなったら、それはどういうことか。金銭的余裕のあるものが4割もいない、という事になる。つまり、これまで消費を牽引してきた層の数が減っている、という話になる。
アベノミクスは当初輸出を増やして経済を牽引させるという話だった。が、円安で輸出企業の財務状況は改善したが、輸出そのものはさほど伸びていない。先述のように、国内消費が牽引しているのである。
その国内消費を支える数が減ったら。常識で考えて、消費は減る。つまり、景気は失速する。逆に減っていないならば、このまま続行する可能性は高い。
「リトバス7巻2万本」は、その指標、目安となるのだ。
果たして、どうなるだろうか。
自分は佳奈多派なので、勿論そこまで行って欲しいと思っている。しかし、もし行かなければ、それはそれで安倍自民党を攻撃する材料になるので、まあどっちでもいいかなと思っている。
とりあえず佳奈多編(特典に7巻がつく)は2本予約してある。
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