日別アーカイブ: 2006年10月28日

世界にいくらでもある花


 鉢の中から、種を蒔いた覚えもない植物が育って、花を咲かせている。
何かの花
 名前すら知らない。根本のあたりの茎が赤いから、ショウガの仲間かも知れない。こういう時にすぐに調べられるように、そろそろ植物図鑑を買った方が良いかもしれない。
 まあなんにしろ、ありふれた花なのだろう。
 こいつは呼ばれてもいないのに勝手に芽を出して、勝手に花を咲かせている奴だ。となりにあるスイカと違って、もともと目的や存在意義を与えられていたわけではない。特別何か個性があるわけでもない。
 それでもこいつは生えている。そんなこと、おかまいなしに。
 ナンバー1だのオンリー1だの、そんなものこいつにとっちゃ知った事じゃないのだ。
 やたらと「1」にこだわるのは、意味のないことなのだ。
 この花を見ているとそう思えてくる。
 1とかnとか関係なく、自分は自分らしく勝手に生きていくべきだ。そう思いを新たにした。
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