月別アーカイブ: 2005年4月

DVDAIR第2巻


 えー、TV版AIR DVD第2巻です。本当は発売日の4/27にちゃんと入手してその日の内に見ていたのですが、文章書くモチベーション下がりまくってて今日までレビューがずれ込んでしまいました。
 第2巻は「佳乃編」、霧島佳乃の話です。
 原作では、話としての人気もキャラクターの人気としても一番低かった部分です。まあ、事情があって前半と後半でシナリオライターが違うし、後半担当の涼元悠一氏によれば「これはAIRの二次創作」らしいので。
 その所為なのか「原作に忠実」といわれるTV版AIRとしてはめずらしく、話の進行に多少手を加えられています。無論大筋は変えず、原作の良さを最大限に引き出したまったりとして濃厚な味わいのある作品に仕上がっているのは言うまでもありません。
 という冗談は置くにしても。原作では絵として見れなかった部分が表現されているのはいいものです。霧島姉妹の10年前の姿とか。寝ている佳乃の涙もいい演出ですね。
 一方で、思ったこと。第1巻の時も感じたことでこの話に限ったことではないのですが、「時間足りねー」。特に今回、ラストの展開が急すぎという気がします。自分は原作やって話の筋知ってるからいいのですが、初めて見た人は「?」なのでは、と。
 まあ佳乃編の場合、1話分の時間付け足したところで、話が冗長になって退屈になるという可能性が高いので、「これでよかった」「よく作った」とも言えるのですけどね。
 今回のスタッフコメントは、CG担当の苦労話が主。
 て言うか私アニメ製作のことは全然知らないのですけど。CGアニメはセルアニメと完全に独立して作る(セルの代わりにCGを使い、人物も背景も全てCGで描く)と思っていたのですが。セルアニメの中にCGで作った部分を部品のように貼り付ける、ということもやるんですね。人物は普通にセルに描いて、水流とか周る扇風機とかいう手でとても描けないのをCGで、とか。
 よく考えたら、実写映画にもCGを合成して使う時代なんだから、アニメでそういう手法を取っても全然不思議ではないんだよな・・・。
 さて。次回第3巻は、いよいよ期待の「遠野物語」。美凪とかー。遠野母とかー。自分の好きなキャラが出てくるので楽しみ。とはいえ、発売が6月なんですよねー。なんでそんなに期間置くんだよー。
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俺の失敗は許せ


 荒野草途伸が嫌いな言葉の一つに、「失敗は許されない」というものがあるわけですが。
 人というものは何らかの失敗をするものであり、それを無視して完璧を求めるのは間違っている。小さな失敗にまでいちいち厳しい態度を取っても、失敗が無くなるわけではなくむしろ隠蔽されるだけ。隠蔽された失敗は、さらなる大きな失敗に繋がる。という考えに基づいてのことなわけです。
 それがもろに現れてしまったのが、先日の尼崎の鉄道事故だとは思います。
 でまあ、鉄道事故の方はおいといて、どちらかというと小さな失敗にはいると思われるものを。GDP、16年間計算ミス 内閣府が7年は消費税率3%というもの。
 中学高校でも習った有名な経済指標であるGDPの数値は、この16年間間違っていた、ということらしいです。
 まあ間違っていたといっても差は1%にも満たないし、間違っているからといって人命に関わるようなことでもないし、「そもそもGDPという指標自体意味がない」とか言われて久しいし。ただ、「政府が発表する、教科書にも載る指標」ってことで、ニュースになっちまったわけで。
 まあ、次から気をつけてくれやとしかいいようがないですね。
 て言うか、気をつけないかんのはむしろ自分の方な気もするのですが。昔作ったシステムとか、ちゃんと動いてるのか実はすっげー不安なんですけど。仕事辞めてからも、一回電話かかってきたことあるしなあ。まあ、人命に関わるシステム作りには携わってないから、そこはまあ救いではあるのだけど。
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AIRなダメ日記~4/22


 先週のオリコンのDVDランキングでは、DVDAIR第1巻が4位に入るという快挙を遂げていたが。今週分では早くもランク外。所詮はこの程度ということなのかッ・・・!
 デスクトップを遠野ママに変えてみた。
遠野母なデスクトップ

(C)2005 TBS・翼人伝承会

 原作では顔の出てこなかった遠野母であるが、アニメ版ではとっても可愛く描かれている。萌え。
 来週27日はDVDAIR2巻の発売日。きっと連休期間中は、ずっとこれをみて過ごすのでしょう。
 そんな晩春の日々。
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今日の科学欄~4/21


 執筆意欲減退+ネタ詰まり気味なので、新聞社各サイトの科学欄からニュースを転載してお茶を濁すことにする。
朝日(asahi.com)
深い眠りで五感もお休み 東大教授ら「嗅覚もオフ」実証
 深い眠りについている時に、脳は嗅覚を感知しない事を確認。森憲作・東京大教授(細胞分子生理学)らの研究グループが、ネズミが深く眠っている時に嗅覚の情報が大脳のどこまで伝わっているかを調べた。
読売(YOMIURI ONLINE
超巨大氷山が南極大陸の氷河に…地球最大の衝突を確認
 「世界最大の浮遊物」とされる南極海の超巨大氷山「B15A」が、南極大陸から突き出た氷河の岬に衝突したことが、衛星観測で確認された。
毎日(msn毎日)
太陽系:微粒子の浮遊空間に約2000度の高熱部 北大
 北海道大学、米ハワイ大などの研究グループが69年にメキシコに落下した「アエンデ隕石」を分析した結果、 地球などの惑星が誕生する以前の太陽系には、大きさ数ミリ以下の微粒子が200万年以上浮遊し、その空間には約2000度の高熱の部分があったことを突き止めた。
共同通信(http://www.kyodo.co.jp/)
組み換えマウスを研究使用 国立感染研が無承認で
 厚生労働省は21日、国立感染症研究所(感染研)が財団法人実験動物中央研究所から購入したマウスを無承認のまま研究目的に使っていたと発表した。
 日経・産経は科学欄無いんだなあ。
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春眠暁を覚える


 「アカツキ」というと何を連想しますか?

  • 「機動戦艦ナデシコ」に出てきたネルガル重工の会長
  • 京都と長崎を結ぶブルートレイン
  • 日本共産党系列の印刷会社
  • 放送作家早坂暁
  • 戦後ソ連によるシベリア抑留の中で起きたとされる「暁に祈る」事件

・・・偏ってんなあ。
 「春眠暁を覚えず」というと、春になって暖かくなるとつい朝が来ても寝過ごしてしまう、という意味の諺であるが。荒野草途伸はここ数日、夜中に目が覚めてしまって暁を見るまで眠れなくなってしまうという日が続いている。
 頭が冴えた状態ならやることはいくらでもあるのだが、困ったことに半分は眠ったような状態なので、勉強しても頭に入らず文章書いても意味不明という状態で、事実上何も出来ない状態だ。しかも昼間眠くなる。困ったものである。
 季節が春になっても、自分の眠りが「春眠」になっていないのだろう。ではこの春眠とは、一体何であろうか。
 思春期(春機発動期)や売春の春とは、性欲のことである。もしかしたら春眠の春も、季節の春ではなくてこれのことなのかもしれない。そう、実際性欲が枯れてしまった老人は、睡眠時間が短くなって行くというではないか。つまり、頭の中を春、つまり性的な妄想でいっぱいにしてしまえば、深く長い睡眠が得られるのだ。
 早速実践してみよう。
 悶々として余計眠れなくなってしまったではないか。
 暁を過ぎても眠りを貪れるのはとても恵まれたこと。存分に春を堪能召しませ。
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東谷山のしだれ桜


 東谷山に行ってしだれ桜(八重ベニシダレ)を見てきた。


 園内どころか園外の山や民家にも桜が咲き誇っており、大変な見物だった。
 園内の売店で、1mぐらいの「花もも」の鉢を売っていた。2000円。買おうかどうか迷って、かいがいしく娘のように世話をする自分の姿を思い浮かべるまでに至ったが、結局育てきる自信が無くなってやめた。
 所詮はヘタレ、桃の木一本も育てることは出来ない。
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北川潤は関智一


 声優が変わったということで、10年ぶりぐらいに「ドラえもん」を見た。
 ドラえもんって、こんな馬鹿な内容の話だったっけ? と思ったが、よくよく思い出してみたら原作もこんな感じの話だった。元々が大人向け漫画であるクレヨンしんちゃんと一緒にしてはいかんな。
 とりあえず新しい声の評価。まあ、いいんじゃない。というか10年ぶりだからむしろ、全然違和感無い。強いて言うならば、ドラえもんの声が前任の大山のぶ代を意識しすぎという感じがした。もっと地を出していいと思う。
 ま、そんなところで。
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萌え市場の成長性とKeyモデル


 本日、ブロッコリー(2706)、株価500円越え、前日比2.2倍増。
 「おお、これは、ブロッコリー株主の荒野草途伸はさぞ大もうけだろうな」と思った読者諸君。すいません。荒野草途伸は昨日221円で売っちゃいました。
 ちっくしょおぉ~!
 ニッポン放送に続いて、またも早く売りすぎた! 
 いやまあ、損してるわけじゃないんだから、悔しがる事無い筈なんだけどさ。
 というわけで、一つ冷静に分析を。今回のブロッコリーの株高そのものは、先週から始まったガンホーバブルの余波です。
 ガンホーというと、アコたんハァハァで有名な「ラグナロクオンライン」を運営しているところですね。そのガンホーとブロッコリーが提携するという噂が一昨日ぐらいから流れ始めて、昨日夜に正式発表されたことで爆発してしまった、というところです。
 ではそのそもそもの原因であるガンホーバブルは何故始まったのか。ここがソフトバンクグループの一員である、ということもあるのですが、それ以上に、市場全体が「萌え市場」というものに着目している、ということがあるようです。
 今日のYahooファイナンスのニュースに「萌え」関連銘柄が人気継続という記事があります。ITバブルがはじけ金融バブルも終わりを告げようとしている今、次の投資家のターゲットが、どうやら我々オタクに定められたようなのです。
 正直、「期待過剰だ」と思うんですけど。でも、ずっと日の当たらない存在だったこういう分野が、曲がりなりにも認められてきたということ自体は、まあ素直に嬉しいとも思います。
 さて。ここからは少し願望混じりの話。
 もし仮にこれを契機に、萌えとかなんとか、そういうのが経済活動の一分野として定着するとして。これにどれだけの成長性があるでしょうか?
 結論から言うと、「『成長性』自体はある。しかし今の業界自らがそれを目指す可能性は低い」ということです。
 恋愛コミックやギャルゲーなどの萌え商品、美少女キャラクター商品とも言えますが、こういうのは一般の人には、馴染みがないものです。聞いたことぐらいはあるかもしれませんが、実際に手に取ったり購入して集めたり一緒に寝たり他人に勧めたりということは、殆どの人が経験がないでしょう。デザインや根底にある価値観が一般のそれと大きく異なるため、これは致し方のないことです。
 現時点で「萌え」は、非常に限られた、一部の特殊な趣味を持った人達が中心になって支えている規模の小さい市場なのです。これだけで大きな利益を望むことは非常に難しいと言えるでしょう。
 一方で、「萌え」というものに対する需要自体は、これは確実にあります。ぶっちゃけた話「萌え」商品というのは、「現実の女性の代替物」なわけです。現実の女性に縁がない、若しくは縁があってもより高い自分の理想を求めがちな男が、こういうものに手を出していると言っていいでしょう。
 いい悪いはこの際置いといて、こういう男はこれからもどんどん増え続けていくと思われます。
 社会構造の変化で、男性の社会的地位、特に収入は低くなる一方です。結婚や育児といったことに、費用的負担ができない人が増えていきます。では代わりに女性の側がそれを穴埋めできるかといったら、それも難しいでしょう。企業社会は未だ男社会であり、当分は改まることはないでしょうから、殆どの女性は地位が低いままだからです。
 この結果、「女性に縁のない男」が大量に増えることが予想されます。
 かといって男性側の欲求が減るわけではありません。結果的に何らかの代替物を欲する結果になるわけです。
 「萌え」商品市場が成長する可能性は、ここにあります。
 しかし前述のように、現在の「萌え」商品は一般人にはちょっと受け入れがたいものです。なのでもしこれを広く売っていきたいのであれば、これまでの作り方を大幅に変え、一般人に受け入れられる内容に改めていく必要があります。
 ですが一方で、そうすることによって逆にこれまで「萌え」市場を支えてきたいわゆるオタク層が、猛反発し、離反する可能性は大いにあります。一般向けに乗り出していくためには、これまでの顧客をばっさり切り捨てるだけの覚悟がなければならない。買ってくれるかわからない層のために、確実に買ってくれる層を切り捨てる。こんなリスクを負う企業は滅多に無いと考えるのが自然でしょう。
 とは言え、「萌え」がこれだけの脚光を浴びている昨今。リスクを負ってでも成長に乗り出したいと考える強者もいるようです。
 例えばギャルゲー業界の雄・LeafとKeyは、最新作を最初から年齢制限無しで出すなど、一般向けに販路を拡大しようと試行錯誤を続けています。固定的なファンが多く販売リスクが少ない両ブランドだからこそ出来るとも言えますが、しかし一方で、そういう安定したところが敢えてリスクを負っていることに、注目すべきとも言えます。
 もしこういった試みが成功すれば、次に続く企業・創作者集団が続々と現れる可能性があります。そのときには、今のようなバブルではなく、本当に「萌え」市場の成長が始まったと言えるようになるでしょう。

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荒野草途伸HD株式上場達成


 4/12、「荒野草途伸ホールディングス」は株式上場を達成しました。
 といっても、「架空ホームページ株取引」というゲームの中での話だが。
 MyYahooで見つけた「タウルス」という、「自分のホームページを上場させて遊ぶ」というゲームである。
 上場したからといって、資金調達が容易になるとか営業がやりやすくなるとか人材が確保しやすくなるとか、そういうことはたぶん全くない。(仮にあったところで個人ページには何のメリットもないのだが。)株価が上がったって何の得もないし、逆に下がったってこれと言った不利益もない。
 つまり、完全に遊びだ。
 ちなみにただ遊ぶだけなら、ページを持ってない人でも出来る。上記「タウルス」の「ゲーム入り口」から、「ゲームに参加(初めての方)」に入って登録することで、ホームページ株の取引が可能になる。ただしどうやら、登録は毎時30~35分の間しかできないようだ。(なんでこんな仕様になってるのか知らないが。入り口制限ということか?)
 まあ、そんなわけで。「荒野草途伸ホールディングス」傘下3サイト(個人のページKey系ページblog出張所)を、これからもよろしく。
株上場中
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中国等々


 大陸では、漢民族の方々が和民族系の商業資本を襲撃しているらしい。
 親中派としては面目丸つぶれといったところだろう。とか書くとまるで他人事だが、荒野草途伸自身「人民中国万歳」とか事ある毎に言ってるわけだから、決して他人事ではない。
 今ではそんなこと微塵も感じられないかもしれないが。10~20年ぐらい前、荒野草途伸が小中学生ぐらいの頃には、中国という国は「過去にいちいち触れることもなく日本と友好的な態度を取ってくれるいい国」という印象があったものだ。少なくとも天安門事件ぐらいまでは、そういう印象があった。
 周恩来やその養子の李鵬を始め、中国共産党上層部が親日派で占められていた、ということも大きいだろう。無論、中国が経済的にまだ発展途上であり、日本を頼らざるを得なかったということもある。またそれと同時に日本も、教科書の内容には配慮し、バカなことを言った大臣は即刻クビにしていた。
 そんな時代の話だ。
 ただ裏を返せばこれは、中国側も日本側も言わば強権でそれぞれ反日派・反中派を押さえ込んでいただけ、とも言える。
 その後中国は天安門事件に始まる国家改革の中で次第に親日派が淘汰されてしまい、日本でも自民党の政権転落をきっかけに民族主義派が力をつけてしまった。
 結果、日本政府も中国政府もお互いを挑発するような行動ばかり繰り返している。そしてそれに踊らされる形で、両国民中の一部のバカが大騒ぎしている。
 それだけの話だ。
 逆に言えば、騒いでいるのは元から反日の連中なのだから、何を言ったってムダなのである。日本国内の右翼連中が一向に考えを改めようとしない、それと一緒だ。
 だから、ここで日本側がガタガタ騒ぐようなことがあってはいけないわけだ。政権から遠ざかっているとは言え、中国国内に親日派と言える人は確実にいるはずである。そういう人たちを追いつめるような行動は、取ってはいけない。彼らが面目丸つぶれだとか言って日本に失望し、味方になるどころか敵にまで回ってしまったら、意味がないではないか。
 領土とか、国としての筋は通すべきであるが。何もわざわざ敵を増やす必要はない。そんなものは強さでもなんでもないのだから。
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