Jアラートが5分も遅れた理由を検証する


 8/29に、北朝鮮からミサイルが発射されたのは5:57。しかし、実際にJアラートが鳴ったのは6:02。
 安倍晋三が言うには発射の瞬間から全ての動きを把握していたらしいが、なら何故アラート鳴らすのに5分もかかったのか。

 各工程毎に時間を見積もりながら検証する。

・ミサイル発射を米軍が監視、弾道から斜角と方位を逆算する→多めに見積もって15秒
・米軍から自衛隊にデータ受け渡し→10秒
・弾道計算プログラムに発射座標・斜角・方位を入力→5秒
・ミサイルの軌道を計算→1秒
・通過位置を確認、影響範囲の割り出し→20秒
・Jアラートに流す文面の考案→30秒
{ここまでで81秒(1分21秒)}
・最高責任者(=内閣総理大臣)の最終決済→219秒(約3~4分)

 軌道計算まではほぼコンピュータによる自動作業であり、影響範囲の割り出し・文面考案も定型的判断なのだから、そんなに手間取るはずがない(そもそもこれだって電算化できるレベルの内容であり、電算処理されてるのならもっと早く数秒で終わる。)
 念のため言っておくが、弾道計算など斜角と方位がわかれば、高校物理程度の知識で十分算出できるレベルの計算である。プログラムだってそんな難しいものじゃないし、処理に時間がかかるはずもない。
 5:59にはJアラートは鳴らせたはずなのである。

 それを、安倍晋三がとろい所為で、貴重な3分という時間を無駄にしたのである。実際に鳴ってから余裕のあった4分と合わせれば7分の時間があったはずなのである。7分あれば、4分しかないときとはだいぶ話が違ってくるだろう。

 無論、データが揃っていなければ計算はできない。が、なら何故安倍晋三は「発射以降全ての動きを把握していた」などという大嘘をつくのか。それに、米軍の偵察能力から考えて15秒でデータが出ないなどあり得ない。
 この手の最終決断は、最高責任者の地位にあるものならば、5秒で決断を下せねばならない。それを、3分もかかっているとは、いったい何事か。
 無論、安倍晋三のような無能がそんな芸当できるわけがないことは山梨雪害の時以来わかりきった話ではあるのだが。問題はもっと深刻で、そんな安倍晋三を褒め称えているクソガキ(実年齢は知らんが)が少なからずいることだ。

 逃げたって無駄、という無力感が社会を覆うのは、当然の話だろう。


コメントを残す