9月入学?ハァ?


 麻生でも谷垣でも小沢でも良いから、安部以外の人間に総理をやって貰いたいです。
 そういうわけで予告通りの安部批判です。
 昨日の記事なんですが、安倍官房長官が「大学9月入学を」とかほざいたらしいです。(「教育基本法の改正後、大学9月入学を」 安倍官房長官asahi.com)まったく、何を考えてるんだか。ていうか、完全に思いつきでものを言っているとしか思えないですけどね。
 ざっと問題点を挙げてみれば
 明治に近代学制が導入されて以来、日本の学校の入学時期は4月。戦後の憲政を変えるほどの大変動でもこれは変わらなかったのに、何故これをわざわざ変える必要があるのか。
 大学を9月入学にしたとして、じゃあ短期大学はどうするの? 専修学校は? 高等専門学校は4,5年次が大学の1,2年次に該当して、卒業後は大学3年への編入学が認められてるけど、これとの兼ね合いは?
 高校卒業後できる半年間の空白期間にボランティアを強制するって言ってるけど、働きながら学校通おうという人はどうなるの? 奨学金+アルバイトで大学通ってる奴って、特に地方にはいーっぱいいるんですけど。
 とまあ、素人である自分でも、こんだけの疑問点、デメリットが出てきてしまう。それに対して、9月入学を導入するメリットは一体何? ただボランティアやらせたいだけなら、入学後でも良いじゃない。
 だいたい、3番目の勤労学生の問題を考えたら、こんな安直な発言など簡単にできるはずがないと思うんだけど。
 まあ、政治エリートの家庭に育ったお坊ちゃんですからねえ。日本国にそんな人々がいるなんて事、夢にも思っていないんでしょうねえ。
 はあ。こんなのが次期総理ですか。日本国の未来は暗いですね。
 しかしもっと嘆かわしいのは。55%もの日本人が、こんな資質のない人間を次の総理にしたいなどと考えている、この現実ですよ。ねえ。「憂国」という言葉は、こういう状況にこそ使うべきだと思うのですが。いかがですか、憂国派の皆さん?
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9月入学?ハァ?」への1件のフィードバック

  1. 東郷 幹夫の思いつくまま日記

    「9月入学?ハァ?」について

    「9月入学?ハァ?」について
    貴殿のご意見に賛成です。外国、特にアメリカなどでは、9月入学が定着しているようですが、日本は日本であり、何もアメリカの真似をしなくても良いますね。たまたま日本には5月病という鬱状態があるようですが、これは必ずしも4月入学が原因しているのではなく、季節的なものと思います。日本に定着している制度を変えて大きなメリットがあれば、いざ知らず、十分な検討・研究なしで制度を変えることは感心しません。

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