テポドン発射の背景には、国際金融資本が絡んでいるのでは?と思う。
そもそも、ミサイル発射はただではない。円単位で一本何億円もするシロモノだ。それを、いくら北朝鮮といえど意味もなくぶっ放すはずはない。というか、そもそも北朝鮮政府は日本政府以上に貧乏なはずだ。国力そのものが低いのだから。
それを補うために武器を密輸出したくて、今回はそのデモンストレーションだという考え方も出来る。もしくは、日本政府を威嚇して金を取ろうという脅迫行為か、とも。
が。そんな小さな話では、実はないのだ。 武器を買うのとは違ったクライアントが、北朝鮮にいるのではないかと思うのだ。それはおそらく、欧米の国際金融資本である。
キーワードは、株価である。
そもそもはテポドン発射準備とか騒がれ出す以前の6月頭。村上氏逮捕とアメリカの株価下落が相まって、日本の株式市場が年初来の底値を記録したことがあった。このとき、日本国内の証券筋は総じて「日本の経済は底堅い、株安は一時的なもので、すぐに自律回復する」というものだった。
ところが。海外金融資本の見解はどこもそれとは正反対で、「当分下落局面が続く。二度目の大暴落もあり得る。」というものだった。これに沿って、海外筋は一斉に日本株を売り浴びせた。が、国内の買い意欲が旺盛だったため、それらは全て吸収され、翌週には早くも回復基調に移っていった。
ところが欧米筋は、なお日本売りの姿勢を変えなかった。そこで姿勢を変えれば日本株高の流れが固まってしまうし、そうなれば売り浴びせた日本株で大きな損失を出してしまう。
その利益だけならまだ大した損ではないのかもしれない。だが、彼らには彼らが思い描いていた株価シナリオがあって、ここで日本株が上がりっぱなしだと、そのシナリオに沿って立てていた投資戦略(もちろん彼らの顧客にはそれを前提に販売活動を行っている)が狂ってしまう、という事情もあったかもしれない。
まあ正確なところは判らないが。その後彼らは、突如ソフトバンクの評価をさしたる根拠もなく引き下げるなどして、必死になって日本株を下落の方向に持って行こうとした。その度に確かに東証の株価は一時的な下落をした。が、しかしすぐにまた回復するという、その繰り返しであった。
焦った欧米金融資本は、ついに禁じ手を使った。北朝鮮にミサイルを撃たせることで日本に社会不安を引き起こし、強制的に株価を下落させようとしたのだ。幸か不幸か、北朝鮮は貧乏国家で喉から手が出るほど外貨が欲しい。
例えば100億円という金は、金融資本にとっては小さくはなくとも通常支出できる範囲の金であるが、北朝鮮にとっては日本との貿易額にも匹敵する巨大な金だ。ちなみにテポドンなら3発は打てる。
実際には100億円も渡してはいないのだろうが、しかし数十億の金は動いたのだろう。北朝鮮は突如ミサイル発射に動き出し、5日には実際に発射した。これにより、5日の日本の株式市場は大幅に下落した。
ところが、翌日には早くも回復してしまった。そこでは欧米金融資本はさらにミサイルを発射させることでだめ押しをはかり、そのため北朝鮮は現在テポドン2再発射の準備中なのである。
とまあ、こんなシナリオを考えてみた。無論、根拠など無い。
この関係で、朝鮮総連の日本株売り浴びせ疑惑を騒いでいる人がいるらしい(アルカイダが、9.10テロ直前にアムステルダム市場で大量の株売りオプションを出して巨額の利益を出した、それが念頭にあるのだろう)が、正直そんなチンケな話ではない。こっちの方がもっとでかい話だ。どうだ、すごいだろう。来週になったら朝日新聞が買ってくれるんだぜ、このネタ。
とりあえず、日本国民が意外なほど冷静なのには、自分もちょっと驚いた。いやー、やっぱこの国の人は民度が高いね。一部のバカを除いて。うん、この分なら日本経済も安泰だよ。
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戦争と妄想と
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