スペースノイドと会う日を目指して


 今日の科学欄に、宇宙航空研究開発機構の中間報告のことが乗っている。日本の宇宙進出計画が新たな段階を迎えたようだ。
 「20年後には月面無人基地も…日本の宇宙開発中間案」(YOMIURI-ONLINE)
 「月の向こうに「深宇宙」港を 宇宙機構が構想」(asahi.com)
 月面都市とかスペースコロニーとかいう話なら、「アナハイム!」「ジオン公国!」とか叫び出すところだが。そういうレベルのものではないようだ。
 せいぜい、「2001年宇宙の旅」に出てきた軌道上中継基地みたいなものだろう。
 しかし。2001年からもう4年経って、やっとこういうレベルである。ソ連が崩壊した当たりでだいたい見当が付いていたことではあるが、昔のSFで書かれていたことがその年になって実現できていないというのは、やはりもの悲しくはある。
 まあでも、正直日本がこういう事を言い出すようになるとは、思っていなかった。それだけ、技術的にも政治的にも、自信がついたと言うことだろう。そしてついでに言うと、中国のロケット開発技術の進展もめざましい。
 冷戦時代、宇宙開発は米ソの対決の場であったが。21世紀はそれが日中の対決の場になるのかもしれない。
 それが何年先の話かはわからないけど。
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Amazon:決定版 2001年宇宙の旅


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