津島善子は神算仙術の技で将棋に勝てるか(幻日のヨハネ1話所感)


 本日(2023/07/03)、愛知県瀬戸市出身の藤井聡太7冠が、沼津で行われた棋聖戦で第3局で勝利したそうですが。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/580248

 昨晩は、沼津が舞台の幻日のヨハネが昨晩放送されたわけです。
(※愛知県と静岡県では日付変わっていましたが)
 
 何たる偶然、否、これは必然か。
 
 (※沼津市と瀬戸市には特別何か関係があるわけではありません。)
 
 
 ところで、幻日のヨハネ1話の個人的な最大のサプライズは、善子ママがでてきたことですね。
 (善子のことを善子と呼んでないですが)
 


 ところで、善子ママは数学教師と聞いたことがあります。

 昔は女子が理数系に進んでも、結局教員以外に付ける職があまり無かったんですよね。
 IT系でも、私が新卒だった頃(要するに氷河期世代)は、会社によっては女子は営業かデザインでしか採らないと公言してたり。男女雇用機会均等法施行後だったから、明らかに違法だった筈なんですけど。

 将棋や囲碁の世界でも、何故かいまだに男女でタイトル戦を分けてますよね。
 筋力差が出るいわゆるスポーツと違って、男女差なんて全く無いはずなのに。
 
 
 ちょうど統一地方選挙の直前くらいに、瀬戸市の隣の春日井市が小学校新入生向けに配布していた「スク☆スタ」という小冊子(※先日サービス終了したソシャゲのスクスタとは{たぶん}関係ない)が、男女の枠割り分担を固定するようなイラストがあるということで問題になったのですけど。
 具体的な内容が、「『こくごがとくいなおんなのこ』と『さんすうがとくいなおとこのこ』」というものだったんですね。

 結局、この「スク☆スタ」は配布中止になったんですけど。
 こういうところから、不合理な性分担が潜在意識として植え付けられてしまいますからね。
 
 と、いうようなことを書くと、また男女差別大好きな表現の自由戦士様に、犬笛を吹かれかねませんけど。
 
 
 
 まあ、善子ママがどういう理由で数学教師になったのかは、全くわからないのですけどね。
 そもそも、「幻日のヨハネ」だと何の仕事やってるかわかりませんし。
 
 
 
 


夏野菜と夏アニメ


 日よけに育てたきゅうりが何故か日よけになる前に実を付けてしまい、油断していたらサイリウムみたいに大きくなってしまった。
きゅうり
 これが4年前だったら、これを持参してコミトレ会場に行って、サークルスペースの前でサイリウムみたいなきゅうりを振り回す厄介オタクと化していたかもしれないが。
 今の私は、子供を作ることを許されなかった下級市民なオタク戦士として、勝ち組上級国民利権と闘わねばならない使命があるので、そういう事はもはやしない。
 というか4年前でも今でもサイリウムを振り回すような真似はしない。

 ところで、7月から2023年夏アニメが順次始まっている。

 注目しているアニメは一応あるのだが、今の段階で名前出しちゃうと、いざ放送始まって見てから「こんなはずじゃなかった」となりかねないので。
 ええ、13年前のトラウマ、今でも癒えてませんから。おのれアニプレックス。

 なので、
お菓子作りを夢みるきゅうりの妖精は幻日世界でも無職する
 みたいな感じで。

幻日のヨハネ
シュガーアップル・フェアリーテイル 2期
夢みる男子は現実主義者
無職転生Ⅱ

 
 
 いやしかし、半月ぐらいまで「今度の夏アニメは久々の戦国時代になりそうな予感だな」と思っていたのですが。いざチェックしてみると「あれ……?」って感じですね。
 注目アニメ、こんなばっかだっけ?

 それに、糞アニメかどうかは知らんけど、明らかに自分の好みじゃ無いものが多いんですよね、この夏アニメ。なので録画枠めっちゃ余ってる。

 というか、夏アニメとして放送予定と聞いて少し期待してたモノが、いくつか入ってないんですけど……?

 放送開始も7月3周目になってから、というのが結構多いし。まあいろいろ大人の事情はあるんでしょうけど。収益モデルがBD販売からネット配信料に移行しているらしいし。
 TV放送も、東京以外はBS中心になってるし。BSってちょっと大気が不安定になるとすぐみれなくなるんですよね。
 しかも最近、BSでも名古屋局の地上波でも放送しない例が増えてきてるし。放映料高いから仕方ないとは言え、ネットじゃEPG使えないし。
 
 EPGで新アニメチェックしている身としては、かなり厳しい時代になってるんですよねえ。。。
 
 それにネット配信も、「ナントカプライム独占配信!」とかあって画面殴り倒したくなることあるし。ディスプレイは自分の私物だから絶対やらないけど。
 
 
 
 

 ところで、この1年弱のアニメ視聴履歴を振り返ってみると。
 

2022年秋

 履歴が無くて記憶頼みだが、この2つは間違いなくヒットしたよねという。

  • 水星の魔女(1クール)
  • ぼっち・ざ・ろっく

2023年冬

 不作だとか文句垂れてる人が結構多かったけど。いや、結構見るもの多かったよ?
 履歴見るまでも無くすっとタイトルが出てくるものだけでも

  • お兄ちゃんはおしまい!
  • 氷属性男子とクールな同僚女子
  • 転生王女と天才令嬢の魔法革命
  • 久保さんは僕を許さない
  • スパイ教室
  • 解雇された30代
  • イオンネットスーパーの奴

 こんだけある。
 戦国時代だったのは、2023年冬だった、という事なのかもしれない。
 そうそう、今の自分の録画環境、一応4番組同時録画出来る体制なのに、とうとう2023年冬アニメで5つ重複して1こ切り捨てないといけない、という事態にもなったんですよね。
 
 つまりは、有料のネット配信を見ろ、という事か。
 
 

2023年春

(切ったのは少ないけど、何やってたっけ……?)
(10数年ぶりぐらいに、1話にクレームつけたやつもあったくらいだし……)
 って感じ。

  • 水星の魔女(2クール)
  • この腐りきった芸能界に爆焔を!
    <※但し両方とも録画失敗しまくったので6月になってやっと見た>

 すっと名前が出てきたのはこの3つくらい。(※3つです)

 あと録画履歴見て「ああこんなのあったなそこそこ面白かったかな」というのが

  • 勇者が死んだ
  • Dr.STONE
  • でんでんの電脳電車

 いやもう、マジでこれくらい。
 他にも、面白かったけどてっきり新作アニメだと思ったら再放送だった、というのが凄く多かった。EPG頼みだからどうしてもノーチェックが多いんですよね。
  (※このすばとDr.STONEも、今期やってたのを見て初めて知って、dアニメで最初から見たので。)

 

 と、考えると、夏アニメが放送前期待だけで4つあるのは、なかなか贅沢なのかもしれません。
 でも、その分期待外れになったらショックも大きいかもしれませんね。
 
 
 ところで、アニメの公式サイトって、コミカライズ担当者の名前は載らないモンなの? いや、載ってる例見たことあるんだけど……?
 今期のあのアニメ、というかコンテンツがヒットした最大の功労者だと思うんですけど……?
 何で公式サイトに名前載ってないの?? アニメの方はまだ放送してないからクレジットされてるかはわからないけど。


おすすめという名の情報統制をしてくるTwitterに用は無い


 私だけなのかわかりませんが。
 昨年6月に作り直した政治活動用Twitterアカウントで、タイムライン機能が初期化されて、しかも何回操作しても最初の画面に戻ってしまうという現象に陥りました。
 要するに、「Twitter社はお前にタイムライン機能を使わせないぞ」という意思表示なのでしょう。

 しかも、おすすめタブには、フォローしていないどころか自分と敵対しているアカウントのツイートばかり流れてくる始末です。評論家なのか法律家なのかわからん専門家ぶった奴とか、自分のことを賢いと思い込んでいる低脳AV女優とか。
 中にはミュートしたはずのアカウントまで入っています。

 だいぶ以前からTwitterは「おすすめ」とかいうフォローもしていないアカウントのツイートばかり流す余計な機能に誘導しようと躍起になって、Twitterの元々の機能であるタイムライ機能を何度か無効化して、その度にユーザーの反感を買って元に戻してきたという歴史があるのですが。
 おすすめと称して敵性アカウントを流してくるというのは、これはさすがに我慢の限度を超えています。

 こんな有様でTwitter blueにカネを払えとか、噴飯物です。

 幸いこの1年弱でTwitter依存度を減らしてきたので、それを一歩進めて、発信はインスタとblogとfantiaにしてTwitterにはこれらのリンクしか投稿しない、という体制に移行しようと思います。

 なので、改めてこの3つのリンクを記載しておきます

Instagram:
https://www.instagram.com/xatosi/?hl=ja

blog:
http://bunsyo.kouyaxatosi.info/blog/

fantia:
https://fantia.jp/fanclubs/358

 最終的にどこがメインになるかは、現状わかりません。そもそも今後自分のステータスがどうなるかも現時点ではわからないので。


意識の高いIT屋がマイナカードの件を語る


 問題続出のマイナカードの件である。
 自分はなんだかんだ言ってIT屋なので、AIでもマイナカードでも非常に関心を持って見ている。特に行政システムとなると、自分がSEになって最初の仕事は市町村向けの自治体システムだったし、2年前は経産省の地方局でSEをやっていたので、「ワタクシ行政システムにはちょっとうるさいですわよ?」と言いたくはなる。

 が、実際何か言おうとすると、これがなかなかうまくまとまらない。言い訳がましいが纏まらないのも当然で、マイナカードの問題と一口に言っても、案件ごとに問題点も原因も全然違う。
 しかも。コンビニ印刷で別人の帳票が出てきた件は、あれはおそらく何年か前に大阪市役所で起きた不具合と一緒だろうなあ、設計SEの見通しが甘かったね、となるんだけど。
 防げないヒューマンエラーだの個人情報をいちいち手打ちし直してるだのが原因で別人の情報とデータリンクしてたとか。そんなん設計以前に要件定義の不備じゃないですか。手打ちで情報入力とか、それそもそも「システム連携」してないですよね? と言いたくなってしまう。
 スタリラがラブライブと連携しますとか言っておいて実際には同じ声優のキャラをユーザーが脳内補完して下さいつってるようなもんですよ。ふざけんなっつの。

 ただね。こういうのをいたずらに言ってしまうと、何故か、現場の負担が増大するだけで根本的な問題解決につながらんのですよ。
 実際、「デジタル庁の職員は朝4時まで残業してるんだからマイナカードの件で文句を言うな!!」とか自民信者が叫んでたらしいけど。
 いやいやいや、誰が4時まで残業させろつったよ。ちゃんと定時で上がらせて頭クリアにして、問題解決方法探らせろよ。勿論それまでの間、問題のある部分は停止。デスマーチなんて問題解決にならない、ただの対応してますアピールにしかならない。
 てかさ。問題が起きてすぐに解決出来ないなら、問題が無い部分までいったん切り戻し、ってのは常識でしょう? 我々の業界ではそれが常識なんですがね。
 そういう判断ができないなんて、えらく無能な上司がいたもんですね。一体誰ですか? ええと、河野太郎デジタル担当相に、岸田文雄内閣総理大臣、ですか。名前覚えておきますよ。

 ちなみにデジタル庁は今週中に問題修正のパッチを当てるみたいな発表をしたみたいです。どのレベルの問題修正と言ってるのかわからないけど。いやでも、完全解決なんて無理ですよね。
 だって要件定義レベルの問題ですよ? 全国民が利用する大規模システムの。そんなん、1ヶ月や2ヶ月で解決する問題じゃ無いよ? それこそ半年か1年かかる事を前提に工数積み上げないといけない話だよ?

 で、岸田文雄なんかそれを全く理解してないんだろうなあというのはさすがにわかるんだけど。ただ理解してないだけじゃ無く、足引っ張ってるからね。支援者との会食の場で健康保険証のマイナカード統合は予定通り進めるとか言い切っちゃったらしいから。
 いや、進めちゃダメなんだって事が、何故わからない? 専門知識無くてもそれくらいはわからんか?

 わからんか。自民党だもんね。

 


今度はPCが壊れました


メールは使えるようになりましたが、今度はPCが壊れました

春に買ったばかりのノートPCなのですが、Windowsが起動しなくなりました。

ディスクエラーが出ていたのでSSDの初期不良だと思うのですが。。。。

保証期間内だから修理費はかかりませんけど。
業務用に使うメイン機のつもりで買った奴なので、時間的な痛手が大きい。

勘弁してくれ。
勘弁してくれ。


業務連絡:メールが現在使えません


 普段使いのPCメール(biglobe.ne.jp の方)が無断利用されて、現在SMTPサーバの利用を停止されております。
 受信は出来ますが送信が出来ません。

 復旧までに暫く時間がかかる見通しです。

 急ぎの返信を要する場合は、gmailか自ドメインアドレスから送信する場合があります。
 ご承知おき下さい。


憲法改正と多要素認証


 憲法記念日を前にした報道各社による憲法改正に関する世論調査の結果が出ているが、どうにも不可解である。率直に言って、「あんまよくわからずに回答してる奴が多くないか?」という疑念を持たざるをえない。

 よくわかんないからとりあえずいじくりまわすのはやめておこう、というのならいいのだが。よくわかんないから憲法改正に賛成です、とか言ってるようだとこれはかなりマズい。よくわかってないのにコロコロとルールを変えるとか、どこのパワハラ上司だよと。

 民意というのは時に誤作動も起こす、というのはワイマール憲法下でナチス政権が誕生してしまったことが事例としてあげられる。その誤作動を防ぐために三重のチェックをかけるようにしているのが、日本国憲法だ。

 ところで、情報システムの仕組みというのは法律と非常によく似ている。プログラミング言語(或いは手法)にオブジェクト指向というものがあるが、これの理念は法学を叩き台にしている。オブジェクト指向でなくとも、情報システムと法律とは考え方が共通する部分が多い。

 スマホアプリやWebサービスなどでは最近、多要素認証というものが取り入れられている。業務用のクラウドサービスなどは、これを入れていないとシステム監査で引っかかる、という時代になっている。
 多要素認証というのは、昔ながらのID+パスワードの組み合わせだけでは本当に本人が入力したものなのか心許ないので、本人が持っているメールアドレスなりスマホの認証アプリなりに認証コードを送って、正しい認証コードが返送されてきたら初めてログインを許可する、という仕組みのことである。
 生体認証を用いる方式もあるが、これはソフトウェアだけでは実現が難しいので、まだそんなには普及してはいない。

 勝手なことをされると困る情報システムでは、そういう事をしないと悪意のある第三者がデータを盗み出したり、権限や個人プロフィールを書き換えたりしてしまう恐れがあるので、ログインの段階でブロックしているのだ。

 憲法というのも重要な法律で、全ての法律の最高法規である為、1文字でも変えるとそこに繋がっている全ての法律を修正或いは停止しないといけない。そんなことを安直にやられては困るので、現代の日本では衆議院参議院それぞれで三分の二以上という高い「セキュリティ強度」を持たせた上で、更に立法府の外にいる日本国民による国民投票という最終チェックを行って、初めて改正出来るという仕組みになっている。
 ここで念押ししておきたいのは、国民投票はあくまでも最終チェックである、というところだ。最近、何かこれを自分達の権利であるかのように勘違いしているバカタレがいるので、敢えて念押しした。権利では無い。これは憲法改正が発議されたときの国民の義務だ。
 
 実はこれだけの強度を持ってた憲法を持つ国もそんなには多くないのだが、そういう国は法治体制を維持するために多大なコストを強いられている。
 ドイツはかつて東西に分裂していた名残から正式な「憲法」というものがなく一般法と同じレベルで修正出来るドイツ基本法というものしか無い。だが、だからといって基本法を蔑ろにされても困るので、憲法審査庁という憲法警察をわざわざ設置して政党も企業も一般国民も全部監視しているという、民主主義国家としては本末転倒の制度になっている。

 多要素認証も、認証を求められると「ウザッ!」となることは多々ある。が、それをやっておいた方が最終的には情報や権限を守りやすい。
 同様なことが日本国憲法の改正手続きにも言える。この方が低コストで法治体制を守りやすいのだ。

 中には法治体制自体を否定してくる輩(何故か自民党を支持してる人間に多い)が混じり込んでいるので、そういうのは文字通り「お話にならない」のだが。そうで無い人は、憲法改正のハードルが高いメリット、というものにも、少し考えを巡らせてほしい。


めーでー 2023 いん じゃぱん


 実は労働組合というものに入ったことがない。

 ぶっちゃけ、関わったことすら殆ど無く、最初に入ってしまったブラック企業に勤めていたときに(派遣元は沖縄に本社があったので)沖縄県労連にメールで相談したことがあるのと、13年前の沖縄県知事選の際に連合沖縄に軽く挨拶しに行ったことがある程度だ。
 つまり、沖縄の労働組合としか接点が無い。それですら、10年以上前の話だ。

 そういう意味では、メーデーというのは自分には関係の無いイベントだ。

 メーデーの由来は、一時期マルクスの誕生日だという説がTwitterで流れたが、どうもこれは「クリスマスはキリストの誕生日」並みのガセネタだったようだ。

 現在では、この説が主流らしい。
「メーデーの由来は、1886年5月1日にアメリカの合衆国カナダ職能労働組合連盟が8時間労働制を要求して行ったストライキがきっかけとされています。その後、世界的に毎年5月1日がメーデーとされており、労働者が団結して権利を要求する日となっています」
 ──Bing検索を元にしたchatGPTによる回答。

 (但し、フランスが起源だという説もどこかで見たような気がするので、この説が本当に正しいかはわからない。)

 興味深いのは、アメリカ起源説を採れば、労働者が要求していたのは賃上げでも経営権でも無く、8時間労働制だったという点だ。
 今の日本の労働者でも、賃上げよりも8時間労働制の遵守を求める声は大きい。
 言うまでもなく、ブラック企業に潰された身である荒野草途伸は、8時間労働派である。

 5年前のネット労働運動の高揚と”働き方改革”実現要求では、労働者の間でも8時間労働派と、超過勤務手当を当て込んだ長時間労働派が対立した。
 ナショナルユニオン的には連合が長時間労働派、全労連が8時間労働派に組みした。ここだけを見て、20世紀以来の日本のナショナルユニオンの対立しか頭にない専門家からは、この対立構図を連合と全労連の路線対立という問題の矮小化をされてしまった。が、実際には非組織労働者も巻き込んだ労働者同士の利害対立という、1つの歴史の節目だったのだ。

 尚、この”働き方改革”は、超過勤務手当を負担に感じていた大企業経営者の一部が8時間労働派の主張を支持したため、結局総労働時間の規制という方向性でまとまった。が、無償で労に勤しむことを美と考える自民党はこの法案を骨抜きにしてしまい、現在でも尚、長時間労働は根絶されていない。

 この3年間、コロナ禍という一種の世界大戦状態にあったために、労働者も経営者も政治家も、思考がどこか明後日の方向にとんでしまっているところはあるだろう。コロナ禍で長時間労働はむしろ悪化したのだが、それをテレワークのせいにしたがる輩などがいたせいで、何が問題なのかということをみんな忘れてしまっているように感じる。
 しかし、本気でアフターコロナを目指すのであれば、日本が抱える構造的問題である長時間労働の問題、それが今なお改善されていない現実に目を向けねばならない。

 メーデーというのは良い節目だろう。労働組合とか、そんなのは関係なく。

 


2023/4/18春日井市議選・瀬戸市議選


 統一地方選挙2023 後半戦。

 今日は、Twitterで告知のあった(のを見つけた)、サンマルシェ 南館前で の春日井市議会議員選挙 日本共産党の石田ひろのぶ 候補 の 街宣 を聞きに行った。いや、どっちみちサンマルシェに買い物に行く用事があったので、ついでではあったのだけど。
石田ひろのぶ公式:https://twitter.com/ishidahironobu

 石田氏が訴えた政策は、タクシー補助の復活などの、交通政策など。
 石田氏自身がCBC勤務時代に靱帯を痛めて長時間歩けない人なので、交通政策には思い入れがあるのかもしれない。いや、私自身も割と切実だけど。

 14時過ぎという一番空いてる時間帯だったので、人はあんまりいなかった。後ろを通り過ぎていった人が「石原……石田?ひろのぶ?」と言いながら通り過ぎていったので、実はまだ名前すら浸透してないのかもしれない。

 演説が終わった後、石田氏に「今回も手伝って欲しかったんですけどねえ」と言われてしまった。

 4年前は私も石田事務所に詰めて電話掛けしたり街宣車でアナウンスしたりして支援したので。

 4年前と違って、今回の春日井市議選は 社民党 が 小嶋さゆり さんという人を立ててるので、支持がだいぶそっちに持っていかれているそうです。
 社民党というか、新社会党が多いんですよね。春日井市。4年前はその新社会党が、共産党の支援をしてくれていたんです。でも今回は社民党という事なんでしょうね。
 その新社会党の支持者の人に「次はアンタが五人目としてでなアカンね」と言われて、内田健氏に怒られるというちょっと理不尽なこともあったのですが。

 そう。4年前は、あの時は高蔵寺ニュータウンで人気のあった内田健市議が引退して、石田氏はその後継としての立候補だったので、大変というか大混乱だった。
 電話かけすると「大丈夫ですよ、内田さんに入れますから!」と言われて「大丈夫じゃないです今回の候補者は石田ひろのぶです!」と返すのは日常茶飯事。
 それならまだいいほうで、何故か「(前回は市議候補だった)末永啓が共産党候補なんでしょ?」とデマが広まって。その事をTwitterに書いたら、末永啓がすかさず「末永啓は共産党じゃ無いです!」とツイートしたりと。ほんと大混乱だった。けど、楽しかったな。
 その末永啓も、前半の県議選で当選したので今は愛知県議ですけど。

 立憲民主党は1増の2人立ててますけど、代わりに国民民主が現職が一人引退しているので、旧民主系としては4人で変わらず。て言うか、”旧民主”なんて互換性のために残されているような区分が未だに使用されてるの、都市部ではたぶん愛知県くらいやで・・・?

 市議団内部でパワハラ不祥事を起こした自民党は、パワハラ被害者の方を公認して、加害者は公認せず。
 なんだけど、”被害者”候補の地元って革新地盤なんですよね。いや、私の住んでる隣の町内なんですけど。なので、自民党公認って却って不利なんですよ。
 4年前は無所属で最下位当選してるんですこの人。政策的にてっきり立憲民主党に行くのだとばかり思ってた。今でも、入ってくるビラの言ってる事だけ見たら、立憲民主どころか共産党か? と思うくらいだし。

 他に、保守系無所属や維新N党参政も立てて、春日井市議選は大混戦ですね。
 参政党はもしかしたら取るかもしれない。某有名な中部大名誉教授が参政党から参院選出てますから。中部大学は春日井市にあるので。
 N党も、県議選で当選した末永啓が元N党員(※元々はN党公認で衆院選に出る予定だったらしい)なので、ひょっとしたらひよっとするかも。

 という事で、この2党と競合する維新の当選は、100%無理ですね。
 そもそも、前半戦で全国的に伸びた維新だけど、愛知県では逆に議席減で壊滅寸前状態ですから。しかも、春日井市は住民気質が岩盤リベラルで新自由主義とは相容れない地。自民ですらリベラルに媚びないと当選できない土地。
 なんで春日井市議選で維新が立てて通ると思っちゃったのか、全く謎ですわ。反中央思想の多い瀬戸市ならまだしも。

 その瀬戸市議選の候補者リストも見てみました。
 てっきりれいわに行くと思ってた元・反愛知万博系の人はそのまま無所属で出て、れいわは別途公認候補立てるんですね。 #もしかして 減税瀬戸系?
 共産党は長年勤めた原田市議が引退して、代わりに県委員会? からの落下傘候補が出ると。まあ瀬戸の共産党ではよくあることなんですけど。ただ8年前の瀬戸市議選で、共産党は落選した屋比久さんの扱いでめっちゃくちゃに揉めましたからねえ。その屋比久さんは今はもう出身地の土岐市に帰っちゃいましたけど。
 立憲と社民は瀬戸市議選の公認候補は無し。つーても、隠れ立憲が何人かいるんですけどね。公認無しですかそうですか。
 まあ瀬戸も瀬戸で、過去には元自民党のベテラン県議だった人が立憲民主党の応援してたり、だいぶカオスな土地なので。東京や県の枠組みが通用しない場所ではあるんですよね。反中央だし。


それにしても、選挙戦は面白いものですね。各政党が熱心に活動し、候補者たちが自分たちの政策をアピールする様子を見ると、民主主義のエッセンスを感じます。
私自身はどの政党や候補者に投票すればいいのか、まだ考え中です。議員としての実績や、政策の具体性など、慎重に検討して決めたいと思います。


↑の線で挟んだ部分は、今話題のchatGPTに追記させたものです。俺がこんだけの分量書いてるのに、追記こんだけかい。


統一地方選後半ですが、私は試験を受けていました


 日曜日は情報処理技術者試験、というか情報処理安全確保支援士試験を受けていました。
 ちょっと2~3ヶ月ほど時間の余裕が出来たので、まあその間に資格でも取ってみようかと。
 大学1年の時にくっそ暇で暇で仕方なくて行政書士試験受けたときと、少し状況が似てますね。まあ行政書士試験の時は、前日が沖縄県民大会と物理学科の懇親会が被ったりと、もっと波瀾万丈だったんですが。その件は、いずれ機会、というか需要があったら書くことにしよう。

 で、情報処理安全確保支援士試験の方ですが。試験スタイルとしては、いわゆる高度情報処理技術者試験と同じスタイルです。
 名古屋市内(※出願時に指定した都市)の学校に集まって、朝の9時半から夕方の16時半まで、「午前Ⅰ」「午前Ⅱ」「午後Ⅰ」「午後Ⅱ」という4種類の試験を受けるわけです。

 午前Ⅰというのは、高度情報試験の共通問題。択一式。ちなみに、1年以内に他の高度情報に合格していると、午前Ⅰ程度の知識はあるということで次の試験で「午前Ⅰ免除」となります。
 午前Ⅱが、各試験の択一問題。試験によって難易度が違います。
 午後Ⅰは、各試験の記述式試験。と、いう建前になっていますが、実際には50字程度の論述が入ることもあります。
 午後Ⅱは、昔は論述試験で、250文字から長いと1000文字くらいの小論文を書かせることもありました。が、今はガチの小論文を書かせることは無いようです。採点者が大変ですからね。ただ今後は、一部の国家公務員の中途採用でやっているような、事前に論文を書かせて出願時に電子データで提出させる、という方向も有り得るかもしれません。電子データならAIの支援で採点することも可能になりますからね。
 上記の4つの試験で、それぞれ60%以上の得点をしないと、合格出来ません。さらに、60%に達していない試験があると、それ以降の試験の解答は採点すらしてくれません。情報開示請求しても点数は出てこないのです。
 

 ちなみに高度情報というのは、幾つかある情報処理技術者試験のうち、応用情報処理技術者試験より上位(というか専門的)な試験のことを指すらしいです。
https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/list.html
 らしいというのは、以前は高度情報は基本情報より上で、応用情報技術者もソフトウェア開発技術者という名称で高度情報の1つに位置づけられていたからです。
 さらに言えば、システム監査は高度情報よりも上位という位置づけだったのですが、いつの間にか高度情報の1つにされてしまったようです。

 システム監査というと、20世紀の頃は特種情報処理技術者試験と呼ばれた、情報処理技術者試験の最上位の資格で、受験資格も40歳以上で実務経験15年以上ないと受験すら出来なかったのですね。NECとかのIT系メーカーだとこれが無いと部長や本社課長にはなれない、というプレミア資格だったんですが。
 今やプロマネ(=IT系では係長や課長ぐらいが要求される資格)と同格とは。

 セキュリティ系だと、かつては高度情報の1つに”情報セキュリティスペシャリスト”という試験区分があったのですが、これが6年前に高度情報とは別枠の情報セキュリティマネジメント試験と、現在の情報処理安全確保支援士に分割されたのです。
 情報処理安全確保支援士試験発足当時は士業の試験ということで高度情報とは別枠という扱いでした。ちなみに、受験料も無料でした。士業といっても、税理士や建築士みたいに何か独占業務が法で担保されてるわけでは無いんですけどね。
 それがいつの間にか、士業試験だけど高度情報の1つという扱いになってて、受験料も他の高度情報と同額を支払うようになっています。但し課税区分(=消費税の有無)が違うのですが、実際に支払う金額は同額です。つまり、情報処理安全確保支援士の方が単純な受験料が高いのです。無料とえらい差ですよね。

 ところで、他の高度情報を受験した場合、IPAはインボイスを発行してくれるんでしょうか?? 

 まあ、私が今回受けたのは情報処理安全確保支援士の方なので、インボイスは関係ないんですが。そもそもインボイス制度(というよりも日本の税制自体)が個人事業主を想定して設計されたものでは無いので、このまま予定通り10月に導入されるとは思えないですけどね。表現の自由戦士様が大好きな自民党の赤松健はこの辺の事全く理解していないみたいですけど。

 まあ、その辺はともかくとして。

 私が受けた試験の結果の方なんですが。
 問題の難易度はともかく、体力的にははっきり言ってセンター試験よりもキツいです。センター試験は10時始まりでしたから。10代の頃のセンター試験もキツかったですが、40代のおじさんが丸1日ぶっ通しで4科目の試験を受けるというのは、もっとキツいですわ。いや実際私、過去に別の高度情報の試験受けて、午後Ⅱの途中でぶっ倒れたことありますから。

 ただ、今回は午後試験はめちゃくちゃ簡単でした。途中退室する余裕があったくらいだったので、体力は大丈夫でした。コンビニで買ったドリンク剤Ⅱ本飲んで備えたのですが、そこまでする必要は結果的には無かったです。
 ただ、午後Ⅱが何か難しくて、時間切れできちんと解けませんでした。
 昨日午後Ⅱだけ自己採点したら、25問中正答は15問。ギリギリ60%です。マークミス等の可能性を考慮すると、もしかしたら落ちてるかもしれない。余裕ぶっこいて書いた午後試験の解答は、採点されることも無く闇から闇へ葬り去られてしまうのかもしれない。
 同志SEよ、これが国家試験だ。

 まあ、泣こうが喚こうがこの試験は終わったので。私は次の舞台に上がる。