「桜」カテゴリーアーカイブ
サクラサクミライコイユメ
堀江由衣が自分より年下だと知ったときは悲しいショックだったが、野川さくらが自分と同い年だと知ったときは嬉しいショックだった。
そんなことはどうでもいい。
3日に、バスツアーに参加して本部町の八重岳で開かれた桜祭りを見てきた。一人で。
(参考:http://www.ocvb.or.jp/card/ja/0600000563.html)
本音を言えば一人じゃなくて恋人と一緒に行きたかったのだが、いないのだからどうしようもない。二次元の彼女はこんなところに連れて行けないし。
しょうがないから、おっさんおばさんの集団の中に一人混じって、桜見てきた。
割と有名な話だと思うのだが、沖縄の桜というのは、散る桜ではない。日本国内で圧倒的シェアを誇る染井吉野ではなく、寒緋桜という種類が主になっている。その名の通り赤みの強い花を咲かせる桜で、八重桜や山桜とも違う。自分など、琉大にも若木が数本あったのにもかかわらずそれが桜だと気づかなかったほどだ。
散らないので、「見てもそんなに綺麗じゃない」などという人も、中にはいる。
が。自分としてはそんなの関係ないし、むしろ散る桜は小中学校時代を思い出して鬱になるので、好きじゃない。なので、散らない沖縄の桜は、むしろ好都合だ。
観光バスの駐車場から橋を渡ると、登り坂と公園の入口とに分岐点にでた。とりあえず街路状になっている公園の方を見てみる。屋台が出ているだけで、桜など殆ど見あたらない。桜の木らしきものは確かにあるのだが、花が咲いていない。近づいてみると、赤いつぼみがまだ開かないままでいた。
時期が早すぎたのか? 例年は、二月に入ると散ってしまってむしろ遅いくらいだと訊いていたのだが。
屋台の間に、ただ一本だけ赤々と咲いている桜があった。
公園の奥に進み、散策道に入る。ここでも、咲いている桜は見られない。だが、少し様子が違う。桜とおぼしき木々の枝をよく見ると、芽のようなものは付いているのだが、色が違う。緑色だ。
こちらはどうやら、逆にもう咲き終わって花が落ちて、葉が出る直前の状態になってしまっているらしい。
なんとタイミングの悪いことか。まるで自分の恋のようだ。少々意気消沈しながら、坂道を降りてゆく。少し行くと、ちらほらとまだ花の落ちていない木を見かけるようになった。
さらに進んだところで、葉桜を発見。これは嬉しい発見だ。何故なら、自分は葉桜が一番好きだから。ただ赤でもなく、ただ緑でもなく。未だ散りも落ちもせず美しい花であり続けながらも、その中に次なる命の伊吹である若葉を既に巡らせている。これこそまさに、文字通りの「萌え」の原点である。
散策路を進み終点にたどり着くと、屋台の出ていた街路の脇にある駐車場に出た。先ほどは気づかなかったが、ここには割と多くの桜が咲いていた。しかし、どうもさっきの屋台にあったのとは、微妙に色が違う。種類が違うのだろうか?
街路を戻り、今度は坂道の方を上ってみた。写真などを見るに、どうやらこちらの登り坂の桜の方が、有名なようだ。実際、大きめの木がたくさんの花をつけていた。ただ、歩道が狭いうえに桜の気が張りだしてきていて、その上車通りが多くて危ない。
さらにここでデジカメの容量が尽きてしまった。同級生のくだらないプロモーションビデオ11/12付参照を消したりして容量を稼いでいたがそれでも足らず。
結局、バスの出発時間も迫っていたので、諦めて引き返した。
この間、一時間あまり。正直、桜を満喫するには物足りない時間設定だった。この後国際洋蘭博覧会等も組み込まれたツアーだったので、致し方ないといえば致し方ないのだが。
次来るときはもっとゆっくり、二人で来たいと思った。三次元の人間の年上の恋人と。
参考:
2007 みーつけた!桜咲く南の島の散歩道(沖縄観光情報 Webサイト:真南風プラス)
他に、今帰仁城趾、名護
沖縄バスで行く!花祭りツアー第2弾 沖縄国際洋蘭博覧会と八重岳桜祭りツアー
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東谷山のしだれ桜
東谷山に行ってしだれ桜(八重ベニシダレ)を見てきた。
園内どころか園外の山や民家にも桜が咲き誇っており、大変な見物だった。
園内の売店で、1mぐらいの「花もも」の鉢を売っていた。2000円。買おうかどうか迷って、かいがいしく娘のように世話をする自分の姿を思い浮かべるまでに至ったが、結局育てきる自信が無くなってやめた。
所詮はヘタレ、桃の木一本も育てることは出来ない。
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