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すのこタンと新潟の自立経済(2018新潟県知事選)


 今日すのこタンナナメが届くはずだと思ってたけど、配送日一週間間違えてて6/11配送になっていた。届くの待っていたら新潟県知事選挙終わってしまうので、今書くべき事を書いておく。言わずに後悔するより言って後悔した方がいい、と佳奈多も言ってたから。

 新潟って、「魚沼産コシヒカリ」があまりにも有名だから、新潟は農業県なんだとずっと思っていた。

 その認識が変わったのがこの「すのこタン」である。
 
 製造元の住所調べたら新潟県三条市で、上越新幹線で言うと燕三条駅の辺りらしい。
 で、その三条市とか燕市の辺りは金属加工業が結構盛んで、さらに新津(現在の新潟市秋葉区)の辺りは鉄道車両をはじめとして鉄道関係の会社が結構多く、つまり工業も結構発達している県なんだということを知った。

 一方で、新潟県は地理的には北陸なんだけど、新潟市というのは元々東北の日本海側を統括する役所や企業支社が置かれて発展した町で、かつては東北地方全域を管轄する新潟証券取引所というのもあった(2000年に東証二部と合併)。

新潟山形県境と入組んだ場所にある鼠ヶ先駅


 つまり、商業も発達した県だったわけである。

 そして、越後湯沢とか佐渡島とか、観光地として有名な町もあり、列挙するときりが無いので書かないが観光資源も豊富である。



 決してただの農村などでは無い、農業・工業・商業・観光のバランスの取れた、自立経済を回せるポテンシャルを持った県だ、ということに気づいたのは、一昨年ガタケットで新潟を訪れたときのことである。
 いくら島根と鳥取を合わせたよりも広い面積を持つとはいえ、このポテンシャルはなかなか得がたい貴重なものである。
 
 そして、その自立経済の可能性に気づいたのが、米山前県知事である。米山県政下で、農業・工業・商業・観光の4産業に加えて、長岡を中心にIT産業を、新潟市を中心にコンテンツ系産業の振興を進め、「脱東京」の自立経済路線を進めていた。
 これは、遠く離れた愛知県から見ていてもわかった。と、いうよりも、愛知県も農業・工業・商業のバランスの取れた自立経済型の産業構造をしているからこそ、それがよく見えたのかもしれない。

 米山氏は残念なことに県庁を去ることになったが、米山氏を支えた県政与党は結束して、前県議の池田ちか子氏を擁立し協力に推している。池田氏が当選すれば、自立経済路線は堅持され、近い将来いちいち東京の顔色を窺うことも無くなるだろう。
 そして自立経済が回れば、柏崎狩羽原発が廃炉になっても、技術者がスキルを活かして県内で転職する道も出てくるはずだ。

 一方で、自民公明両党が推す候補者は、残念ながら旧態依然な官僚丸出しの政策を掲げている。土建開発を中心とした、「東京案件」の仕事を受注する下請け経済しか頭に無い。なにより、IT・コンテンツ系等の新産業に対する理解がまるで無い。
 本人はどうだか知らないが、支持者の言動を聞いていると下手すると表現規制に走りかねないほどの酷さである。少なくとも、女性蔑視をする人間が支持者に混じっていることが明らかになっている。そして本人のTwitterアカウントは、ネトウヨばかりフォローしている。まさに、残念な人である。
 自公候補が当選すれば、柏崎狩羽原発の技術者は勤め先ごと扱いが宙に浮いたまま捨て置かれ、最終的には路頭に迷うことになるだろう。

 東京は決して正義などでは無い。上に行けば行くほど、汚い人間がはびこっている。否、そういう人間で無いと上に行けないのが「東京」という世界だ、と言ってよいだろう。

 そんな東京に依存した社会経済をこれからも続けるのか。

 それとも、東京依存から脱却した自立経済路線を続行するのか。

 新潟県民の賢明な判断を望みたい。

 そして補足として。新潟が脱東京路線を選択しても、決して孤立することは無い、自立経済路線を指向する県は他にもある、ということも申し添えておく。


全ての”コミケ”関係者にもの申す


 TwitterGoogle+でも大まかなことは書いたが、SNSだと情報が散逸的になるので、BLOG記事としてきちんと残しておく。

コミケ:2020年の会場確保問題「ビッグサイト前提」 市川孝一共同代表(毎日新聞まんたんWeb)
https://mantan-web.jp/article/20170812dog00m200018000c.html

 東京五輪に絡む、いわゆる「2020年問題」の話。

 このコメント自体が嫌いな言葉なのを承知で”情弱”という言葉を投げつけたくなるほどの酷い内容なのだが、それは後ほど説明する。

 まずは、まさか今更事情や経緯を知らない人もいないと思うが、一応ざっと説明しておく。
 

  1. 東京有明の東京ビッグサイトで、8月と12月に日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット」(略称コミケット、通称コミケ)が毎年開催されている。
  2. しかし、2020年東京五輪で、この東京ビッグサイトをメディアセンターとして「五輪会場」利用することが決まった。
    (この情報はTOKYO2020が決まった直後から出ている)

  3. その為、2012年頃から名古屋や愛知県の同人関係者が「コミケの名古屋誘致」に向けて動き出した。しかし東京サイドからはガン無視され続けた。

  4. 現在ある名古屋市国際展示場(ポートメッセ名古屋)では狭すぎる、という話が出た為、名古屋に新しい大規模展示場を作る話が浮上し、2013年名古屋市長選ではこれが選挙の争点にもなった。(当選した現職の河村たかし氏は展示場建設派)

  5. その後、新展示場は名古屋市と愛知県が共同で建設することで一旦合意し、当時愛知県が実施していた総合オタクイベント「ぽぷかる」も一部からはコミケ誘致の予行演習として位置づけられていた。

  6. しかし、その後数年東京サイドからは何の音沙汰も無し。
     2015年冬になって、コミックマーケットの申込書に「大阪開催」「名古屋開催」というアンケートが同梱され、準備会として一応問題は把握していることが判明。と同時に、東海地方以外の殆どのサークル参加者はこの問題を認識していなかったことが明らかになった。
     ちなみにこのアンケートの結果がどうなったのかは、結局未公表。
     コミックマーケット準備会としてこの問題にどう対応するつもりなのか全く不明なまま、1年が過ぎる。

  7. この間に、五輪開催規約で「五輪期間中は五輪会場から半径30Km以内での大規模イベントの開催禁止」という規約があることが判明。1日20万人が集まるコミックマーケットは東京ビッグサイトはおろか千葉や横浜、さいたま市でも開催できないことが判明する。
    (この時点で、コミケの開催規模を縮小するか、名古屋か大阪に移転するか、東京五輪を中止させるかしか選択肢はなかったのである)

  8. 名古屋市としてはかつて名古屋国際会議場(通称白鳥会議上)が利用者0で閉鎖寸前まで追い込まれた経験から、コミケ移転の保証が無い状態での大規模展示場着工は決断できず、その為愛知県との間に隙間風が吹き始める。
     しびれを切らした愛知県は、2016年冬に名古屋市との共同建設をあきらめ、独自で常滑市にある中部国際空港の県有地に現行東京ビッグサイト並みの新展示場を建設することを発表。

  9. 愛知県側の動きに触発されたのか、栄光・緑陽社といった東京の同人誌印刷会社が中心になって東京ビッグサイトを利用している業界関係者に働きかけを始め、始めて東京側の動きとして2020年問題への取り組みが始まる。
     しかし当初は「東京五輪賛成」「でも東京ビッグサイトを引き続き利用できるように」という、全く問題を認識していない前提での要求だった為問題は前に進まず。しかし途中から「関東での代替会場」と方針変更し、東京卸売市場の豊洲移転が問題になっていた頃は(案としてはともかく)「豊洲でのコミケ開催」という主張もしていた。

  10. 2016年7月に東京都知事が小池百合子に交代。東京五輪施設見直し作業が始まった為、同人関係者の間に一時東京ビッグサイトの継続利用の期待感が拡がるも、それ以前に見直し対象だった3施設すら従来通りで継続という結果に終わる。
    (この時点でIOCの意志がはっきりする。)

  11. しかし、豊洲移転と絡められたことに知事サイドがびびったのか、「青海仮設展示場」という話が出始める。有明の隣の青海に貨物置き場があるのでそこに仮設の展示場を作ってコミケはそこに移転して貰う、という話だが、そもそも敷地面積が圧倒的に足りない。(現行東京ビッグサイトの東館分にも満たない)

  12. 愛知県の中部空港新展示場は、愛知県共産党が県議会で反対するも、その討論の中で「東京都は東京ビッグサイトの代替施設として中部空港新展示場を紹介している」という答弁がなされる。(愛知県議会議事録より)
     その後、愛知県は名古屋・東京の二箇所で中部空港新展示場の説明会を実施。

  13. 2017年7月の東京都議選で、同人・表現界隈に比較的理解のある都民ファーストの会と東京都共産党が議席を伸ばす。
     栄光などの業界グループは攻勢を強めるも、主催であるコミックマーケット準備会は以前沈黙したまま。

 そして、2017年8月になって、ようやくコミックマーケット準備会の公式コメントが出たと思ったら、上記のこれである。

 特に許せないのがこの発言。

>「情報が出てから総合的に考えたい」

 いや、情報はもう出尽くしてるでしょう?
 
 もう一回整理しましょうね。

  • 東京ビッグサイトは2020年夏だけでなく準備期間があるからその前後も使えない。
     それ以前に(ミュンヘン五輪以来テロに過敏なIOC的には)徹夜組を撃退できないコミックマーケットなど、セキュリティ上の問題から五輪施設の近くでやらせるわけにはいかない。

  • 海の森で解ったようにIOCは一度決まった会場変更に応じることはない。五輪会場が東京ビッグサイトから動くことはあり得ない。

  • コミケットのためにいろいろ動いてる業界関係者(栄光とか)も、(代替案はお粗末だったが)東京ビッグサイトは使えないという認識に立った上で行動してる(あくまでも関東近辺に代替会場を用意しろという基本方針)。

  • 青海に仮設展示場を作る話もあるが、広さは不十分だしそもそも正式決定してない。どっちにしろ「東京ビッグサイト」は使えない。

  • 東京都は代替会場として中部国際空港に建設中の愛知県国際展示場を既存利用者に紹介している。原則中部空港に移って貰うのが東京都の方針。

 こんだけ情報が出てるのに、まだ「東京ビッグサイトを前提」「情報が出るのを待ちたい」とか、妄言にも程がある。
 「東京五輪を潰さない限り、東京ビッグサイトは使えない」のである。
 
 準備会関係者の中には、自民党とパイプを作って何とかして貰おうという発想のものがいる、という話も耳にしたが、是非はともかくそういうレベルの話ではない。IOCがダメだと言っているのである。日本政府でもどうこうできる話ではない。
 
 そもそも東京ビッグサイトが五輪会場として使われるというのは、もう5年も前から出てる話なのに、一体今まで何をどう情報収集していたのかと、さすがに胸ぐら掴みたくなるレベルだわ。
 コミックマーケット準備会は本気で自分達のイベント守る気あるのか。この件で動いているあらゆる関係者を馬鹿にしている。

 
 はっきり言おう。

 

もう、コミックマーケット、中止でいいんじゃないの?

 個人的にはこんな我が儘な連中に、これ以上つきあってられない。そもそも俺、サークル参加者でも一般参加者でもねえし。
 
 愛知県は愛知県で独自に大規模同人誌即売会やればいい。金城ふ頭になるか中部空港になるかはともかく。
 やり方としては幾つか考えられるけどね。ぽぷかるの実績を元に愛知県主催でやるとか。既存の同人誌即売会であるコミックライブ名古屋をベースに愛知県か関連団体との共催にするとか。一応下敷きがあるから、今から準備すれば十分間に合う。
 会場も、中部空港新展示場だけで足りなければ、金城ふ頭と船で結んで会場を分散開催すればいい。会場分散開催は名古屋デザイン博で実績あるんだから。(そのデザイン博のメーン会場だった白鳥が利用者0という事態に陥ったという歴史があるから愛知県共産党は新展示場建設に反対している、というフォローは、立場上一応、しておくが。
 
 なにもコミックマーケットだけが同人誌即売会じゃねえんだよ。

 あと、もう一点追記。これは、もう、完璧に政治問題だぞ。「女オタは政治や社会と関わりたがらない」とかいう話を最近になって聞いたが、「政治とは関わりたくない」とかそんな甘ったれた台詞が許される状況じゃねえぞ。


にいがたりょこー その1 えちごちほー、ガタケとしょかん


※今回の旅行記は多分に”けものフレンズ”のえいきょうをうけてIQが下がった文章になっております。フレンズ話法がお嫌いな方はお帰りいただくことをおすすめいたします。

じょしょー

 今回の新潟旅行は、ガタケットと佐渡島に行くのが目的だったんだよ。

 ガタケットは今回で150回記念だったんだ。東京のコミックマーケットよりも歴史が古いらしいよ。でもたびたび参加者激減で開催の危機にあっているんだ。
 今回も、前回の149回のトキに、大阪や名古屋の大型イベントと被ったのもあると思うけど参加車がめちゃくちゃ少なかったらしいんだ。それで新潟に住んでるはのっしー先生が参加を呼びかけてたから、旅費を工面して行くことにしたんだ。
 ちなみにそのはのっしー先生は前日に東京であったソシャゲ系のイベントに行ってしまったからガタケには来なかったんだ。

 佐渡島にはトキがいるよ。
 けものフレンズのアニメではトキの森公園は石川県にあるとテロップで出てたけど、あれは誤報だよ。佐渡市は新潟県にあるんだ。訴訟ものだね。最近の流行だと国会への証人喚問かな。でも石川県は自民党が強いから、もしたつき監督が国会で「テロップは間違いでした、佐渡市は新潟県です」と証言しても、偽証罪で告発されてしまうかもしれないね。

 そういうわけで、今回はガタケ150用にけものフレンズの新刊を用意して、新潟に向かうことにしたよ。

ばすせんたー

 毎週木曜日がめんたるの通院で名古屋市内まで行くから、少し早いけど旅費の節約も兼ねて23日木曜日の通院が終わったらそのまま名古屋を出発することにしたよ。荒野草途伸が住んでる瀬戸の山奥は名古屋駅まで往復千円以上かかるんだ。
 行きがけの栄町駅の構内でこんなポスターがあったよ。

 なんだか幸先がいいね。

 通院が終わったら、名古屋駅の隣にある名鉄バスセンターにむかったよ。バスはジャパリバスじゃなくて、新潟交通だよ。名鉄と共同運行してるんだ。今回は1ヶ月前に予約したから乗れたけど、直前だとだいたいいつも満席みたいだよ。

 バスは長野県を通るから、途中はゆきやまちほーだったよ。

 新潟県に入った頃には、もう日が暮れてたよ。ここは新潟県の西の方の米山サービスエリアだよ。

 サバサンドがどういうものか気になったけど、時間が無かったから今回は見送ったよ。

 新潟駅に着いたら20時過ぎだったよ。宿に着いたら疲れて着替えもせずにそのまま寝てしまったよ。バスは疲れるね。前回(2016年11月)のトキは、事情があったとはいえ飛行機で行ったからね。

 この日はコンビニで買い物して終わったよ。ついいつもの癖で水1リットル買っちゃったけど、新潟市の水道水はそのまま飲めるから買う必要なかったよ。

えちごちほー

 金曜日だよ。
 新潟に来たら挨拶しておきたいところがあったんだけど、ちょっと踏ん切りが付かなくて結局週明けに延ばすことにしたよ。
 代わりに予定を入れ替えてこの日に佐渡に行こうと思ったら、日帰りに丁度いい便が出てしまった直後だったんだ。
 仕方ないから新潟駅周辺をうろうろしてたら周りの人から不審者を見るような目で見られたので、とりあえず朝ご飯を食べることにしたよ。
 新潟駅の地下に吉野屋があったので行って見たら、えちごもち豚定食というのがあったので、これを食べることにしたよ。新潟は豚も捕れるんだね。

 ご飯を食べてさてどうしようかと思っていたら、なんか山形県の酒田まで行く快速列車があったので、青春18きっぷをつかって乗ってみることにしたよ。

 快速きらきらうえつは、白新線を通るよ。白新線は白山から新発田までを結ぶ路線だけど、実際には新潟発着が多いんだ。読みは「はくしんせん」だよ。駅メモの新発田駅の駅ノートを見たら、迫真コンプという書き込みでいっぱいだったよ。

 新発田からは羽越本線を通るよ。だから快速きらきらうえつなんだね。キラキラと聞くと、光魔法キタキタを思い出すね。ほんとにどうでもいいね。
 羽越本線は、鼠ヶ咲から先が山形県になるよ。

 酒田駅まで行ったら、猛吹雪で凄く寒かったよ。すぐに引き返したかったけど、1時間以上待たされたよ。しかも途中のあつみ温泉という所でまた1時間待たされたよ。合計2時間も何も無いところで待たされたよ。
 新津に来たらもう19時だったよ。新津というのは合併で新潟市秋葉区になったところだよ。
 新津駅の構内に、サーバルとジャパリバスの大きな看板が掲げてあったよ。

 S(arba)L(u)の街 新津 、ってちゃんと書いてあるよ。右側にジャパリバスも写ってるよ。

 この日もとっても疲れたよ。明日は絶対温泉に行こう、と思ったよ。

おんせん

 土曜日だよ。
 前日宿に戻って調べたら、新津駅の近くの東新津駅の前に日帰り温泉施設があったよ。昨日宿に戻る前にそのままそこに行けばよかったね。他にも弥彦温泉とか田上温泉というのがあるようだよ。
 前の日の経験があるから、この日は早めに宿を出たよ。というか目が覚めてしまったよ。あまりに早すぎたから、さっさと駅に行って適当に電車に乗ったよ。巻という所までだったので一旦そこで降りてルート検索したら、東新津駅のある磐越西線がなんかで遅延してるとあったから、弥彦温泉に行ってみることにしたよ。


 弥彦は弥彦神社で有名な街らしいよ。弥彦駅も寺社のような外見をしていて、長野駅と並ぶ珍しい駅舎らしいんだ。

 駅から見える弥彦山にはロープウェーで登れるみたいだけど、足が疲れてたからやめにしたよ。温泉施設もバスがこの日は出ていなかったからやめにしたよ。

 第3候補の田上温泉に向かうことにしたよ。正確には、ごまどう湯っ多里館っていうんだ。田上駅から坂道を歩いて登って15分ほどかかるよ。バスも出てるけど、本数は余り無いんだ。
 この時点で既に心身共に疲れ果てていたので、写真はあまり撮っていないよ。

 ゆっくりしていたらTwitterで、文科省が道徳の教科書にパン屋が載ってるのは不道徳だから和菓子屋に差しかえさせた、という話が流れてきたよ。和菓子は好きだけどパン屋が不道徳だとは思わないよ。なのでこういうツイートをしておいたよ。


 この話は新潟県の米山知事も参戦していたので


 帰りにヅァスコに寄って新潟の和菓子と翌日用のスムージーを買ってきたよ。スムージーだなんて、とっても不道徳で反日だね!

 この日の晩、ニコ生のけものフレンズ一挙放送が、コメント数歴代1位になったそうだよ。あの社会現象になったことで有名なラブライブや魔法少女まどか☆マギカも軽く超えたみたいだよ。すごーい!

 なにもかもが変わらずにはいられないです。

ガタケとしょかん

 日曜日だよ。
 この日は、本来の目的の1つ目の、ガタケット150の開催日だよ。新潟駅南口からバスが出てるから、それに乗れば行けるよ。土石流に流されてバスが分裂してる、なんて事も無かったよ。むしろ雨予報だったのに快晴だったよ。

 会場は盛況だったよ。早めに会場入りしたつもりだったのに両隣のサークルはもうとっくに来てたよ。
 今回の新刊はガタケ会場直接搬入だったからこの日始めて現物を確認したけど、表紙の色を間違えてたことにこの時気づいたよ。山吹色に指定してたつもりが、白色になってたよ。
 嘆いても仕方ないから、スペースの設営をしたよ。いつもと似てるけど、いつもと少し違うよ。奈良新聞の下に、ヒサヤのフレンズのポスターを付けてみたよ。

 開場時のBGMが、「ようこそジャパリパークへ」だったよ。すごーい!
 でもこれ以降のことをあんまり覚えてないんだよ。別に忙しかったわけじゃなかったよ、むしろ暇だったよ。ヒサヤのフレンズに気づく人はいたけど、みんなスペースに近づこうとしなかったんだ。別に火を使ってるわけじゃ無いのに、ふしぎだね。

 終わった後特に誰かと打ち上げするとかもなかったから、そのまま宿に戻ったよ。時間が余ったから、しょうもない画像を作ってその日の晩を過ごしたよ。

 アニメスタッフに配慮して、石川県もトキ領にしたよ。


共謀罪(準備罪)の事例をもう一つ


 今日3/21、「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案」が閣議決定された。いわゆる「共謀罪」と呼ばれる、準備行為を処罰する規定が含まれている。
(毎日記事)
http://mainichi.jp/articles/20170321/k00/00e/010/140000c
(日経記事)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS21H09_R20C17A3000000/?dg=1

 この準備行為の取り締まり対象には著作権侵害が含まれていることから、今月に入ってにわかにネット上でも騒ぎになり始めている。
 3/1時点で、自分もTwitterで同人(二次創作)活動に絡んでこのような指摘をしている。

 そもそも「共謀罪」(準備罪)は犯罪そのものでなく「準備行為」を取り締まる事自体無理筋なのだが、どうもここを歪曲して話す”有識者”が後を絶たない。一方で、反対派も何が問題なのかきちんと理解せずに見当外れな事を言っている人が散見される。

 そこで、改めて著作権絡みで、もっと身近な例で「準備行為を取り締まる」ということがどういう事かを解説したい。

 そもそも準備罪の適用対象に著作権が入った理由に海賊版対策がある。例えばアニメの海賊版を作成するためには、方法はいろいろあるだろうが、手段の一つとして深夜アニメをレコーダーで録画するという行為があるだろう。つまり、アニメの録画は海賊版作成の準備行為になりうる。
 しかし、録画自体は、言うまでもなく現行著作権法では認められた行為である。そして、それを個人レベルで鑑賞するのも合法である。不特定多数を集めて鑑賞会を開くのは法に抵触する恐れがあるが、顔見知りの数名で鑑賞する分には個人利用の範囲内と解される。

 ところが、この顔見知りの数名というのが、共謀罪では仇になる。今回の準備罪の構成要件は、「組織的犯罪集団と認定された集団の構成要員が計画的犯罪の準備行為をする」となっている。テロリズム集団等と言っているが、テロ集団とは限らない。むしろテロ以外の経済犯に事前準備罪を適用するのが今回の法改正の趣旨である。
 しかも、認定がどの段階で行われるのかは、よくわからない。

 下の図は、この状況を図解したものである。

 あるオタク集団がいるとする。大学のアニメサークルでも、オフ会で知り合ったオタ集団でもいい。深夜アニメについてネット上で談義しているうちに、海賊版とか違法ダウンロードの話になった。そういうのってどういう仕組みで収益を得るかという話をしているのかという話をした後で、メンバーの誰かが深夜アニメを録画した。
 さて、この録画したものがどういう経緯を辿るだろうか。もしかしたらこれをマスターに海賊版を作ってしまうかもしれない。そんなことはせず普通に鑑賞するだけかもしれない。そんなことは、事前準備の段階では、わかるわけが無いのである。

 「下見と花見」と例えられるのと、同じである。爆発物製造のように、犯罪行為と準備行為が1対1の因果関係にあるならいざ知らず、(少なくとも著作権侵害では)合法行為と違法行為で準備行為は丸かぶりで、準備と結果は1対多なのである。著作権侵害に限らず、準備行為が1対1で犯罪に結びつく例など、希少であろう。
 結果に合法と違法を内包した準備行為を取り締まるなど、刑法に量子論でも導入する気か、と小1時間説教したくなる話である。

 実際に犯罪が行われてから処罰する、というのが刑法の鉄則、ということは日弁連からも指摘されている。

 さらに、もう一つ問題がある。前述のように、準備罪が成立するためには組織的犯罪集団の認定が必要なのだが、その認定基準は全く以て不明確である。大学のアニメサークルや、オフ会で知り合ったオタ集団、合同同人誌の企画グループ、こういった集団がある日突然「著作権を侵害する組織的犯罪集団」と認定される可能性がある。
 むしろこっちの方が深刻かもしれない。

 言うまでも無い事だが、これは何も深夜アニメに限った話では無く、ドラマや音楽番組でも同じ事が言える。オタクは汚らわしいから取り締まって当然とか言い出す自民党信者が絶対出てくるだろうから、あらかじめ釘を刺しておく。

 そして、著作権絡みだけ除外すれば良いという話でも無い。そもそも論として、準備行為を取り締まることが無理筋なのである。
 妥協して利益引き出し云々言ってる手合いは、事の本質を全く理解していない阿呆としか言いようがない。

 そもそも、自民党政府が法改正の根拠と主張する国際組織犯罪防止条約は、準備行為の処罰など求めていないのである。増してや、東京五輪とは何の関係も無い。
 にも関わらずこれらを引き合いに準備罪を創設するなど、「お前らこそこれは一体何の準備行為だ」と胸倉を掴まざるを得ない。

 無論、法案に賛成する連中も同罪である。どうせこいつらは、「左翼が反対するから法案に賛成、内容は関係ない」という、そういう理屈なんだろうが。


ガタケット150参加告知


ガタケット150の参加要項が届きました。配置スペースは
H-33b
です。

新刊は、けものフレンズやらかしSS本「総受け!かばんちゃん」です。
1部200円になります。

(※とらのあな通販でも頒布しています。
また、epub版をboothにてDL頒布する予定です。)

配置エリアはKey系なんですが、既刊ほぼ鍵系なので。

新潟まで来れる方、よろしくお願いします。

<※3/21追記>
当日お品書きを掲載しておきます


京都雪華録(兼文フリ京都レポート)


 ”るろうに剣心”とか、”薄桜鬼”とか京都を舞台にしたアニメ見てると、だいたい京都の街は雪が降っている。演出上の都合だろうぐらいに思っていたのだが、もしかして京都で雪が降るのは日常茶飯事なのだろうか。だとしても言わせて欲しい、三重は関西じゃ無い、と。
 
  タイトルが「京都」になっているが、話の都合上、前週1/22の大阪から入らせて貰おう。
 
  1/15は大阪南港でこみっくトレジャー(通称コミトレ)があった。年明けまで金欠状態だった上に体調がよろしくなくその上翌週には本命の文フリ京都を控えていたので、日帰りとか安宿泊まりでは正直きつかったので、参加見合わせも考えていたのだが、まあいろいろあって当面の金策が付いたので、大阪港の旅館に一泊して参加することにした。そう、一泊だけのつもりだった。
 雪のことは何も考えていなかった。
 
 金曜日になって、初めて週末に空前の大寒波が襲来するということを知ったのだが、その時は「はのっしー先生新潟からだけど大丈夫かなー」ぐらいにしか考えていなかった。
 出発当日の1/14土曜日になり、自宅の窓の外は雪が積もっていた。うちは瀬戸市の中でも山の方の、愛知高原国定公園まで2Kmの場所にあるので、大都会名古屋よりも雪が積もるのは仕方がない。
 その後天気予報を確認したら夕方頃に濃尾平野に雪雲が襲来するとのことだった。近鉄の週末フリー切符を使うことにしていたので関ヶ原で足止めを食らう危険性は無かったが、念のため予定を早めてとっとと近鉄特急で大阪入りすることにした。お陰で宿には規定のチェックイン時間より1時間も早く着いてしまった。営業開始前だったのでロビーは暗かったが、すぐに宿の主人が奥から出てきた。
 「大寒波、本当に来るんですか!? 大阪はそれで大騒ぎなんですけど」
 「ええまあ、うちは出るときは既に雪積もってましたけど」
 三重県は全然降っていなかった、とは言えなかった。そう、この時は三重県はまだ、雪など全く降っていなかった。
 この日の夜、文フリ京都新刊の2話目をようやく書き上げた。
 
 夕が来て、朝が来た。日曜日である。西暦を採用していれば安息日にしなければならないこの日にこの国では、大学入試センター試験・日本共産党大会・コミトレ、と、おおよそ安息とはほど遠い慌ただしい一日が当初から予定されていた。
 その上大雪である。Twitterは大騒ぎだった。新潟は妖精の王国と化していたらしい。しかし大阪は快晴だった。
 新潟の人はたどり着けても、何故か広島の人が大阪にたどり着けなかったらしい。当日手伝ってくれた”かなたん”君(滋賀県在住)によると、「京都はかなりの雪だったのに、新大阪過ぎたらさっぱり降らなくなった」とのことなので、雪雲は新幹線沿いに西に移動していったらしい。
 
 天気予報を確認したら、伊吹山辺りに張り付いていた雪雲の残党がこの後三重県方面に降りてくる模様で渋滞しそうだった。自分はたとえお気に入りのサークルでも壁サークルになると並ばないといけないから行くのをやめるレベルで渋滞が嫌いなので、雪雲が三重県を通り過ぎるまで時間を潰すことにした。結局雪雲と関係あるのか知らないが踏切事故で近鉄が遅延してたので、奈良の天理で一泊することにした。(そこが一番安かった。)
 
 翌日、三重県は南部は快晴だったが、四日市に入るととんでもないことになっていた。要約すると、一泊した意味は無く近鉄は遅延したままだった。湯の山線に至っては一部運行停止の有様であった。
 
 これを教訓としなかったのが、後の京都での敗因となる。
 
 明けて翌週1/22。文フリ京都当日である。この日は、同じく文フリ参加者で桑名に住んでる人を途中で乗っけて車で京都まで行く予定になっていたので、当日の出発になった。
 途中、長島PAで休憩と連絡を兼ねて立ち寄ったら、加藤ナントカいう議員の後援会が借りた名阪近鉄のバス数台からジジババが大量に降りてきていて、しかもただ渡ってるだけならともかく車道にたむろして立ち話をしており、車が来てるのにどこうともしない有様で、これで15分くらいロスしてしまった。後で落選運動したろう思ってたのに、下の名前を忘れてしまった。
 おまけに桑名ICで方向を間違えて、桑名東で入り直す羽目になった。金はともかく時間をここで大幅にロス。
 新名神は特に混んではいなかったので、予定よりは遅れるがまあ何とかなるだろう、とここまでは思っていた。
 
 問題は、京都東ICを降りてからだった。地図を見て勝手に、「山沿いの国道一本道だから、会場のみやこめっせまで30分もかからず行けるだろう」と、思い込んでいた。
 全然違った。大都会山科だった。山道なんてどこにも無かった。一本道ではあったが、信号が多くて1時間近くかかってしまった。
 会場がすぐ見つかったのと駐車場が空いていたのは不幸中の幸いだった。が、この時点で既に10時半。開場まで30分しか無い。大慌てで段ボール箱を開く。設営用の備品はコミトレ会場から直送していたことにここで気づく。大慌てで受付に走る。別にそこまでして古新聞とリポビタンDに固執する必要も無いのだが、既刊も全部同じ箱に入っていたので、取りに行かないわけにはいかない。というか、送った以上取りに行かないといけない。
 写真を撮っている余裕は無かった。
 
 残り時間15分。なんとか見本誌提出まで漕ぎ付く。
 隣のスペースは労働問題で有名な「POSSE」、反対側も「怒れる女子会」という大阪朝日に掲載されるほど有名らしいサークル。それに挟まれて鎮座する、古新聞サークル。いっそ古新聞をテーマにした本でも出せば良かった。
 POSSEはまだ誰も来ていなかったが、「女子会」の方は自分より先に既に来て座っていた。新刊が100円コピ本なので、新刊交換すべきかどうか迷う。というか、そもそもこの手の文学評論系イベントで新刊交換の風習があるのかもわからない。というかそれ以前に相手は女性なので、声など迂闊にかけたら痴漢扱いされかねない。
 なので大人しく存在を無にして開場を待つ。
 その後POSSEの人が来て本を並べていたが、普通に書店で売っている2~3千円くらいの本を並べていた。そういえば文フリは商業誌もOKなんだっけと思いつつ、まあこれで100円コピ本渡したら怒られるだろうなと思って、黙っていた。
 
 来場者は、思いの外多かった。文章系だし、無料で読める見本誌コーナーは廊下を挟んだ反対側にあるしで、会場内に来る人はそんなに多くないだろうと思っていたが、そんな事は無かった。ただ、平均年齢はやや高めだった。
 あと、来場者が多い割には女性が少なかった。「男性向け」メインのコミトレより少なかった。自分のいた列が「評論」系だったので、小説・ラノベ系だとどうだったかはよくわからないが。たぶんそんなに変わらなかったのでは無いかという気がする。というか、なんで評論で申し込んでしまったのか。
 
 開場間もなくして、「一太郎」販売元であるジャストシステムの広報担当者さんが、わざわざ挨拶に来て下さった。
 Twitter始めた頃からフォローしてるし、名前は知っていたとのことである。まあ、それ以前に大学生の頃から足かけ21年一太郎使ってますし、花子の松下特許訴訟事件の時に自分が書いた文書は結構有名になりましたし(今でもちょくちょくアクセスあります)。新刊含めて、これまで出した本全て、カラー表紙と”討議資料”以外は全部一太郎で作ってPDF入稿してますしね。うん、”討議資料”は流石に無理だった。
 手土産に阿波ういろを頂きました。ジャストシステムの本社、徳島ですからね。行ったこと無いけど。そういえば、「金さんラーメン」の徳島製粉も、徳島じゃ無いか。今気づいた。
 
  売り上げは、0では無いけど、コピ本しか売れなかった。まあ、オフセ本は評論も含めて全部鍵系だし、仕方のないところである。0よりマシである。一年前の、あの屈辱のコミトレよりは。

瀬戸川家”討議資料”


 
 ちなみにうち1つは、お隣の「女子会」さんに買って頂いた”討議資料”。
 
 
 うん、確かにこれ、何で討議資料なのか説明しないとわからないよね。値段つけて売っちゃってるわけだし。公選法に引っかかる心配はないけど。そういえば、この件を追求してた蓮舫、今では民進党代表ですね。時の流れは速いものですね。
 
 開会時間も、時の流れと共に終了。さて、問題はここから。
 
 折角京都に来たのだから、せめて一泊しようと思っていたのだが、場所が定まらない。
 どうせ車で来てるのだし、いっそ京都府でも北の方の舞鶴か天橋立まで行ったろうかとも思ったが、疲れてて運転するのがだるかったので、流石にやめた。京都駅前の旅館が空いていたので、そこを取った。2泊分。この、2泊というのが大きな間違いであった。
 実はこの時点で、京都に再び寒波が押し寄せてきていることを、把握していなかった。そもそも宿を取ったのも、会場からは撤収作業の邪魔にならないようさっさと引き上げた為、車をいったん出した後京都市内をうろうろして、結局梅小路の近くのコインパーキングにいったん停めてそこでスマホから予約を入れたので、天候の確認をしている余裕など全く無かった。ので、雪が迫っていることを知ったのは宿で落ち着いてからであった。
 正直、青ざめた。
 
 とはいえ、2泊もすれば雪も去るだろう、とこの時は思っていた。
 
 明けて平成29年1月23日。この日は、武蔵境方面の人のいうところの京都方面である宇治市に巡礼に廻る傍ら、1日フリー切符を使って「駅メモ」の未取得駅を出来るだけ取ってやろうという計画だった。
 天気予報では雪だったが、窓の外は快晴だった。雪が降り出したら帰ろう。そう思って宿を出たら、雪は既に降っていた。快晴なのに、雪。晴なのに雨が降ると「狐の嫁入り」と言うが、雪の場合は何というのだろうか。名雪と真琴が取っ組み合いでも始めるのだろうか。あ、そういえば新刊の主人公の「相沢」は相沢祐一から取りました。他に名前が思いつかなかったので。
 
 何はともあれ、既に降ってしまってるのではどうしようも無い。酷くなったら帰る、に計画変更して、あちこち廻る。
 
 保津峡。
 
 
 宇治市・京都アニメーション本社
 

 蹴上駅
 
 
 結局、この日は大雪にはならなかった。
 夕飯は、京都駅のラーメン街で、徳島ラーメンを食べてみた。京都に来てるのに、何故か徳島尽くし。写真は録り忘れた。すき焼きラーメン、という表現が一番相応しいだろうか。
 
 宿に戻って天気を確認したら、なんかますます帰れなくなりそうになっていた。そう、この日のうちに帰るか、逆に3泊するか、だったら問題無かったのである。よりによって、一番大変なときに帰る日程になってしまった。
 どうせこの後特に予定もなかったし、延泊しても良かったのだが。延泊してもすることが無い。かと言って、このまま帰ると、滋賀県で確実に雪に掴まる。下手すると京都市内が大雪になって、車を出せなくなる。沖縄で調子こいてた頃に買った車なので、塩害対策はしてあっても、雪には全く対応していない。具体的にはチェーンが無い。
 
 
 
 
 
 さんざん天気予報と雨雲レーダーと京都周辺の地図と睨めっこしながら考えた結果、「久御山にあるイオンモールで雪雲が去るのを待ってから、京滋バイパスで新名神に入って積雪状況を見ながら帰る」というプランを立てて、4時過ぎに寝た。
 
 翌朝。天気予報を確認したら、午前中は曇りに変わっていた。だったらわざわざ時間を潰すまでも無い。京都から名神に入って、行けるところまで行くことにした。
 
 以降は、めんどいのでTwitterの記録を転載しておく。


 
 とにかく。つかれました。
 「雪華録」なんて、そんな小粋な名前が当てはまるような状況じゃ無かったです、すいません。


文学フリマ京都_参加告知


1/22に京都市・みやこめっせにて行われる「第一回文学フリマ京都」に参加致します。

配置番号は、「あ-20」です。
配置図はこちら

配置ジャンルが、何故か「社会評論」になっていますが、社会評論を出す予定はございません。
(申込時点で確実に出せた最新刊がリトバスリーダー論増補版だったので、ジャンル「評論」にした記憶は確かにあるのですが、なんで「社会評論」になってんだろう…。紹介文でAI云々書いたからだろうか…?)

まあ、それでも少しでも社会派っぽいものをと思いまして。最初書こうと思ってたものから急遽予定変更して。
新刊は、労組系ライトノベル風オリジナル小説「空想なんかじゃない」の1~2話のコピ本になります。

(本当はクライマックス部分になる3話まで書き上げたかったのですが、さすがに体力が尽きたので。。。)

20部程度持参します。

この他にも、既刊もコミトレで出してたのは一応会場には持参します。(というかコミトレ会場から宅配直送でもう送っちゃいました。)
実際並べるかどうかは、周りの雰囲気を見てからになりますが…。
(隣がPOSSEさんですし。。。あんまりチャラ付いた雰囲気もアレかなと)

一応、以下の2つは並べようと思ってます。(一応評論ジャンルなので)

瀬戸川家で語る駅メモ

誤解されてる方もいらっしゃるかもしれませんが、2つとも評論ジャンルです。

あと、コミトレ用のボールペンがかなり余ったので、お買い上げ頂いた方へのボールペン進呈を文フリ京都でも行おうと思います。
(ボールペンだし、まあいいですよね?)

1/22(日)、みやこめっせ あ-20 にてお待ちしております。


通販委託リスト2017/1/10時点(瀬戸川家)


Key系の通販リストはこちら

瀬戸川家

書籍

瀬戸川家で語る「駅メモ」
booth:
https://xatosi.booth.pm/items/322167

グッズ

瀬戸川家”討議資料”
とらのあな:
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/40/79/040030407968.html

epub

瀬戸川家で語る「駅メモ」
booth:
https://xatosi.booth.pm/items/322117
パブー:
http://p.booklog.jp/book/105065

「瀬戸川家の人々」企画資料
booth:
https://xatosi.booth.pm/items/322124
パブー:
http://p.booklog.jp/book/104773

瀬戸川家討議資料ニ於ケル「瀬戸市は実在しない」トノ表記ニ関スル弁明書
booth:
https://xatosi.booth.pm/items/322120
パブー:
http://p.booklog.jp/book/104774


8/21コミックライブ名古屋C11


8/21・コミックライブ名古屋(名古屋市国際展示場・ポートメッセなごや)の配置番号が
C11
で通知が来たので、告知しておきます。

配布予定物は、Key系ページで告知しておりました新刊
「リトルバスターズ!に見るリーダー論 増補版」
表紙_色つき
(頒価:700円)

他、この1年で出した旧刊は基本残りがあるので、全種類持参します。
えっと、何がありましたっけ。

瀬戸川家”討議資料”

瀬戸川家”討議資料”300円

瀬戸川家で語る駅メモ

瀬戸川家で語る駅メモ300円

S妹!ともりちゃん前編

S妹!ともりちゃん前編500円

こぴかな時々あー++

こぴかな時々あー++300円

naeca

naeca

S妹!ともりちゃん中編

S妹!ともりちゃん中編600円

「童貞を殺す友利と歩未」アクリルキーホルダー

「童貞を殺す友利と歩未」アクリルキーホルダー600円

「佳奈多が理樹を」アクリルキーホルダー

「佳奈多が理樹を」アクリルキーホルダー


改めて見るとえらい多いな。
あまりにも数が多くなってしまったので全種類机の上に並べるのは無理ナノデ、机に並べずお品書きを見て貰って注文、という形にするかもしれません。
あと、naecaは持参しないかもしれません。

9月に、大阪・沖縄(委託)・大分での参加を予定しておりますが、それ以外の地域にお住まいで名古屋に来られない方は、とらのあな通販をご利用下さい。
(※「S妹!ともりちゃん前編」と「瀬戸川家で語る駅メモ」は委託期間が終了してしまったので、電子書籍版をご利用下さい)

8月なんやかやと予定が入ってしまって体調面が不安ではありますが、昨年12月のようなことはもう二度とないように致しますので、なにとぞご来場の程よろしく御願い致します。


「字書き」と「絵描き」の認識違いについて


また口出ししたくなるようなタグがあったので


とりあえず一部連中への過去の怨恨は脇に置いといて純粋にこのオーダーシートについて一文章書きの視点から意見させて頂こうと思ったら10項目にも及ぶ大クレームになってしまったので、自BLOGに置いとくことにする。

-内容-

1.「アナデジの選択の余地など無い、デジタルに決まっとる」
(・字書きの元原稿はtxtにしろdocにしろjtdにしろ、全てデジタル。原稿用紙なんて今時あり得ません
・アナログデータはなんだかんだトラブルになります。予定日数が4倍くらいになります
・それでも「アナログしか描けない」なら、デジタル化の作業をどっちがやるのかをはっきりさせておかないといけません
・「モノクロならFAXで送ればいいじゃない」という認識持ってたら、甘いです。FAX使うよう指示すると老害扱いされる時代ですよ)

2.「カラーと多色でどう違うねん表紙頼むならカラーに決まっとるだろ」
(・表紙って言ったら多くの字書きはラノベ表紙が念頭にあるので基本カラーです。多色とか意味わかりません
・そもそも最近のカラーデジタル入稿データはオンデマンド化してるから多色刷りとか意味無いです
・もしモノクロで依頼が来たら、本文中挿絵の依頼かコピ本表紙の可能性大です。確認すべきです)

3.「モノクロってあるけどモノクロ2値?グレースケール?」
(・絵描きですら結構区別できてない人多いようです。字書きは尚更
・コピ本表紙ならともかく、オフセット表紙で線が抜けてるとかなったらたぶんトラブルになります)

4.ファイルフォーマットは??
(・絵描きにとってはPSDが常識かもしれないが、字書きはフォトショップなんか下手したら一生使いません
・JPEGとPNGの違いすら理解してない人も意外にいます。さすがにBMPも区別つかない人はいないと思いますが)

5.サイズ指定は?
(・このカードにはそもそも項目が無いですね
・字書きはプログラマーやWebサイト作成やってる人多いしそもそも紙原稿なんか扱わないので、感覚は完全に「pixel」です。Cmとかinchでサイズ言われても「???」となります
・上記の理由から、字書き側は解像度300dpi(WebDPI)の感覚な人が多いです。Webサイト用や電子書籍、コピ本なら実際それで十分です
・「表紙絵」なら用紙サイズで枠が決まることになるので「A5」「B6」「新書版」でもやりとり出来ると思いますが、そもそもお互いがA紙とB紙の違いがわかっていないと悲劇が起きます
・単位の確認せずに作業進めると、「ファイルサイズが1TB超えた!」とかいうとんでもない話になります)

6.「入稿データはどっちが作るの?」
(・字書きは表紙絵無しなら本文込みのdocかPDFを1ファイルで印刷所に入稿するので、「表紙のみのデータ作成」というのは基本やったことがありません。それ以前にコピ本しか作ったこと無い人が多いです
・殆どの印刷所は表紙データはPSDで受け付けるので、字書きはそこで壁にぶつかります。入稿データごと絵描き側が作成してPSD納品するのか、原データだけ渡して入稿データは字書き側が作るのかはあらかじめ決めておかないと、確実にトラブルになります
・印刷所によっては「表紙もPDFに含めていいよ」というところもあるので(特にモノクロ表紙の場合)、その場合字書き側が最終データを作ることになります。但し、Wordや一太郎でPSDは扱えないので、PNGかJPEGでの納品になります)

-報酬-

7.「無報酬はともかく要相談だといくらふっかけられるのかわからん」
(・仲介サイトが発達してようやく発注側にも相場が掴めるようになってきましたが、それでもまだまだわかりづらいのが現状です
・殆どの商売がそうだと思いますが、価格の提示は原則受注側が行うものです。発注側の予算枠(=上限)が決まってる場合は受注側が「作業量や工程を工夫して見積もりを出す」場合もありますが、足が出たら受注側で吸収することになります。「要相談」は基本的に受注側に不利です
・そもそも、寿司屋に入って「時価」と書かれた魚を注文しますか?)

8.「権利関係は?」
(・世の中には信じられないことをする人間もいるので、これははっきりさせておくべきです。受け取った絵を第3者に勝手に譲渡する、なんて奴がいないなんて誰が言い切れるでしょうか?)

-その他(そもそも論)-

9.「単発なのか、継続なのか」
(・今回1回限りの話なのか、今後また依頼があったら受ける意志があるのか、あらかじめはっきりさせておいた方がいいでしょう)

10.「挿絵の依頼は出来ないの???」
(・字書きが欲しいのは基本「挿絵」なのです。カラー表紙はあくまでも「先頭に来てるカラーの挿絵」という位置づけなのです
・表紙要らないから挿絵だけ欲しいという人もいるくらいです。字書きは文字にこだわるので表紙は文字だけにしたい人もいるのです
・但し、(本文中の)挿絵は全てモノクロ二値データになります。多くの字書きはそれを認識していません)

これらの事項を全て「打ち合わせ」で吸収するのは、間違いなく無理です。
だから、「頼める人がいない」のです。

(そもそも絵描きの知り合いがいない頼んでも罵声を浴びせられる、という以前の私のようなケースもありますが)