一応作ってみた。
この画像に関しては、転載はご自由にどうぞ。
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Twitterで、沖縄県知事選の情勢に関することを呟いたのだが、何かこのまま流れるのもいやだったのでblogにも転載しておく。
xatosi:一年前は沖縄県知事選がまさかこんな構図になるなんて微塵も予想していなかった。勝敗がどうなるかわからないが、個人的には気がかりなことが2つある。翁長氏はちゃんと辺野古移設反対を貫いてくれるかという事と、前回知事選に出た伊波洋一氏の処遇は今後どうなるのかという事。
一年前は沖縄県知事選がまさかこんな構図になるなんて微塵も予想していなかった。勝敗がどうなるかわからないが、個人的には気がかりなことが2つある。翁長氏はちゃんと辺野古移設反対を貫いてくれるかという事と、前回知事選に出た伊波洋一氏の処遇は今後どうなるのかという事。
— 荒野草途伸 (@xatosi) August 31, 2014
補足しとくと、どうも革新陣営は一枚岩では無くて、特に社大党の人達が長年の宿敵だった翁長氏への支援を渋っているらしい。
(※社大党はネトウヨの宣伝のおかげでゴリゴリの左翼政党に見られがちだけど、実際には保守政党の側面を多分に持つ土着型左派政党。それだけに、沖縄自民の名家の出身である翁長雄志氏は心情的には支持出来ないのだろう。)
それで8月前半辺りには、大田元沖縄県知事辺りが、「4人目の候補者」の擁立を模索していたのだとか何とか。
公明党取り込みも良いけど、最大の支持基盤である革新系を固めないことには、宿願の知事にはなれませんぜ? 翁長さん。
あと繰り返しになるけど、伊波さんの処遇ヨロ。
9/5参考記事追記:
2014沖縄県知事選構図(8/9版)
6/4時点での沖縄県知事選の動向(めも)
沖縄県知事選総括(前回知事選伊波洋一氏を支援しての反省文)
「輸出頼み」ビジネスから転換進む 貿易赤字最長の背景
asahi.com:http://www.asahi.com/articles/ASG8N4CXRG8NULFA00J.html?iref=com_rnavi_arank_nr03
数年前には1ドル70円切るなんて言われててね。日本の国力から言ったら、そんなの円高でも何でも無いし、もう避けられないことだって、ちょっと経済解ってる人間ならうすうす感づいてたのよね。だから、経営者と呼ばれる人達はみんな、それに備えて構造転換進めてたわけ。特に輸出産業なんかは。まあ手法の善し悪しは別としてね。
輸出産業では無いけど、建設業界だってそう。もう先がないということがわかってたから、業態転換とかいろいろ自発的に構造改革進めてたわけ。
それなのにね。2012年末に、経済構造がもう昔と違うんだということを全く理解できていない、アベシンゾウが率いる自由民主党とかいう政党が政権に返り咲きやがってね。昔ながらの自民党利権への利益誘導で景気が回復するとか大ボラぶっこいてたわけ。
総選挙の時にアベなんて言ってたか覚えてる?
「私がこの3日間選挙で演説しただけで、何人の雇用が守られたと思ってるんですか」
って。こんな事言ってたのよ。
私はそれ聞いて、ああ自民党4年後には分裂か消滅してるな、って思ったんだけどね。多くの日本人はそうじゃ無かったらしい。それどころか、そんな大ボラふきに投票するバカな日本人の方が多かったんだけどね。オレオレ詐欺とか、何でこんなのに引っかかるんだろうと思うんだけど、引っかかっちゃう人多いものね。
別に悲観はしてなかったよ。いっぺん大やけどして痛い目見ろ、って気分だったもの。
半年もすると、さすがにこれが大ボラだって事に気づく人も増え出したけどね。しかし皮肉なことに、経済界でこれが大ボラだということに気づいてたのは、かつて自民党利権筆頭だった建設業界というね。日銀の調査で、建設業界の人だけはこんな景気回復長く続かないって解答してたのよ。
でも殆どは気づかない。馬鹿みたいにアベノミクスアベノミクス。聖書コーランアベノミクスか、って状態。さすがにワタクシ絶望し出しましたわ。
で、その後そこそこ景気回復はし出した。確かにね。4:2:4で、恩恵受けてるのは上部の4割だけ、って状態ではあるけど。
何で回復しだしたかって? 賃金アップとか地獄のような労働環境の改善とか、曲がりなりにも手を付け始めて、それで国内消費が回復したからだよね。
さすがアベさんはよくやってる? 馬鹿いうな。これってね、共産党がもう、5年以上前からずっと主張してる政策なのよ。政権交代以降も、何度も何度も提言出してるでしょ。応急処置だけどね。さんざんアベ政権突き上げて、この主張取り入れさせたら、やっと景気回復しだしたの。何で共産主義政党がケインジアン的政策掲げて政権突き上げないといかんのさ、って言ってる人もいるけどね。まあとりあえずそれはええわ個人的には。
なのにね、それをぶち壊しにするようなことをアベ政権はやらかしますよと公言してるわけよ。
4-6月期のGDP成長率がマイナス転落しちゃったでしょ。(参考)ただマイナスなだけでなく、東日本大震災の時に匹敵するハンパ無い落ち込みよう。
消費税増税の影響だけなわけがない。これからアベ政権がとんでもないことやらかすって、わかってる人はわかってるから、守りの姿勢に入ってるの。
うん、生き延びないといけないからね。しょうがないよ。
対応策? そんな軽々しく言えるようなモンじゃないし、そもそも特効薬なんて無いんだけど。
とりあえず、これ以上悪くするのだけは勘弁して貰いたいね。
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6/9に記事をupしたときから情勢が多少変化しているので、図面を更新。
今後まだ状況が変わるとかいう話があるので、今回は特にコメントはなし。
9月の頭に沖縄統一地方選がある、というのを前回書き漏らしてたくらい。
高校生の頃図書館にあった愛知の政治史という本に載っていた話。何しろ読んだのが20年以上前なので、多少記憶にずれがあるかもしれないことは予め前置きしておく。
1959年(昭和34年)9月、紀伊半島東岸沿いに被害を及ぼした「伊勢湾台風」が襲来し、愛知県にも甚大な被害をもたらした。
参考:Wikipedia「伊勢案台風」
台風そのものの詳細な情報は、上記の記事に譲る。Wikipediaの記事にはあまり詳しく記されていない事を書く。
この時名古屋市南部から愛知県西部にかけての干拓地帯は、海抜が低いこともあって家屋が丸ごと水没するなどの尋常ならざる被害が出て、溺死者が大量に出た。辛うじて生き延びた者も、食料も衣類もない中でこのままでは数日後に死ぬという状況に追い込まれた。
当時、東京の中央政府は岸内閣の時代であった。
この当時は今のように通信網が発達しているわけでは無く、加えて台風によって愛知県内の電話線網が破壊されてしまった為、岸政権は被災状況をあまり詳しく把握していなかった。60年安保闘争の前年の年でもあり、政局に明け暮れていた岸政権・自民党は救援の為の行動を全く取ろうとしなかった。
この時、何もしない自民党政権の代わりに、独自に被災情報を掴んた二つの団体が動いた。創価学会と共産党である。
両組織は近隣の支援団体を通じて支援物資を集め、被災地で救援活動を始めた。それぞれ独自で動いていた為活動範囲がかぶることもままあり、当初は衝突もあった。が、この当時は今ほどは創価学会と共産党の対立は激しくなかった為、暫くして、区域を分けて両者が救援活動を分担することになった。
東側(名古屋市の南区・熱田区・港区)は共産党、西側(名古屋市中川区や現在の弥富市域など)は創価学会が分担することになった。
何日か経って、ようやく東京への電話線が繋がった。東京への電話をかけた担当者は、相手が電話に出るなりこう叫んだという。
「早く助けてくれ!」
と。
その後東京政府の支援活動が始まるものの、先に支援活動を始めていた創価・共産の両団体から引き継ぎをすることも無く、現地の実情を全く無視して東京の指示だけで動くだけであった為、全く意味の無い、むしろ生活の足を引っ張るようなことばかりしていた。結局、被災住民は東京政府では無く先に現地入りしていた両団体の支援を受けなければ生活できない状態であった。
結果、被災地では自民党への反感と同時に公明党・共産党への支持が高くなった。
中川区は現在でも公明党の牙城であり、港区や南区は愛知県議選で30年近くにわたって共産党の指定席状態であった。
また、他都道府県では戦争とも不倶戴天とも揶揄されるほど公明党と共産党の仲は悪いが、愛知県ではそこまでは仲は悪くない。
55年前の連携の記憶が、今もどこかで息づいているのかもしれない。
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今年(2014年)の11月に予定されている、任期満了に伴う沖縄県知事選挙。
現時点で取りざたされている候補者は4人。
1.仲井眞弘多。
現職。元々は大田革新県政(1期目)の副知事。
1,2期は自民・公明が推薦。過去に沖縄電力社長を務めていた経緯から沖電労組が強力に支援している。今回自民の一部が分裂する見通しだが、公明は引き続き支援すると見られる。加えてそうぞう(沖縄維新)も今回は支援すると見られる。
75歳と高齢で且つ前回も健康問題が取りざたされたが、自公陣営で担げる候補者がぶっちゃけ他にいない。
2.翁長雄志
那覇市長。元は自民党の沖縄県議。
前回の那覇市長選挙では自民・民主・公明の推薦で、社民・社大が相乗りした共産系候補と戦った。が、辺野古移設問題がこじれた結果、その共産党が知事選候補として猛プッシュ。出れば社民・社大に加え、生活も最終的に乗るものと見られる。
仲井眞県政と車の両輪の関係であったことから、仲井眞知事勇退後の後継を狙っているものと見られていた。が、辺野古移設問題で国のやり方に反発し、系列市議と共に反乱を起こした。
3.高良鉄美
琉球大学法文学部教授(憲法学)。大田革新県政では法律面でのブレーンとして活躍した。
社民党系の県平和運動センターと近いことから、5月の革新系候補者選考会で名前が浮上した。
出れば革新票はまとまるだろうが、保守層に食い込むのが厳しいと思われる。
4.鳩山由紀夫
元内閣総理大臣。民主党。
民主党県連代表の喜納昌吉氏が擁立に熱心。正気かと思うだろうが、たぶん喜納氏は本気。
出れば、前回革新側に回った民主党票の他生活の一部も割れる可能性がある為、革新陣営には不利と見られる。が、もともと民主票の離脱は織り込み済みな上、”連合は民主党支援”を建前に革新系候補の支援を拒絶してきた沖電労組が言い訳できなくなるため、一概に仲井眞有利とも言えない。
*現時点での情勢見通し
1月に行われた名護市長選で、革新と穏健保守が手を組む県政野党陣営が市長の座を守った為、引き続きこの枠組みでという気運が強く、翁長擁立の動きに繋がっている。4月の沖縄市長選で市長ポストを自公に奪われたが、これが逆に確実に勝てる候補をという気運に繋がっているものと見られる。
10月に行われる豊見城市長選で、社民・共産は早々と候補者を一本化。前回も僅差であり、また豊見城を地盤とする共産党が全国的に波に乗っているため、勝てる見込は十分にある。那覇市のベッドタウンとして人口が急増している地域でもあり、ここを取れるかどうかが知事戦前最大の焦点になる。
与党側は辺野古移設をめぐる混乱で自民が分裂し、最有力候補だったはずの翁長氏を革新側にとられかねない状況で、仲井眞3選出馬以外に道が無い状態。とは言え国政・県政共に与党であることの強みは大きく、加えて前回は革新側についていた民主・そうぞうが離反、そうぞうは与党側につく公算のため、力押しで勝ちに持ち込む可能性は大きい。
2月に行われた石垣市長選挙で市長ポストを守ったことから、これをモデルに選挙戦を進めてくるものと見られる。
民主党が鳩山擁立したとしても、万に一つも勝ち目はない。むしろ、組織崩壊寸前の民主党県連を不戦敗させず、且つ元総理を擁立することで本土マスコミの耳目を集める事が目的と見た方がいい。
おそらく候補を立ててくるであろう幸福実現党を上回れるかどうかが焦点。
iAcnの指摘によると、大城浩氏(経営コンサルタント)が既に出馬表明しているとのこと。
”沖縄独立”を掲げているらしいが、米軍基地撤去の立場であることから、過去に知事戦に候補者を擁立した琉球独立党とは無関係と思われる。
宜野座の大城浩氏って、なんか以前にどっかで名前聞いたような気もするんだよなあ…。さっぱり思い出せないけど。
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