選挙」カテゴリーアーカイブ

己の無力さ、愚民共の無力さ



2014京都府知事選_尾崎望氏関連リンク集


 愛知県民でバギ星人の荒野草途伸が京都府知事選に関して弁舌を振るうのもなかなか難しいので、せめてリンク集ぐらい作ろうと思う。

*尾崎望陣営関連リンク*

尾崎望 公式サイト:
http://kyoto-yonaoshi.jp/
↑同 Twitter:https://twitter.com/ozaki_nozomu

魔法少女☆ユカリ(公式サイト 内部コンテンツ):
http://kyoto-yonaoshi.jp/yukari/
↑同 Twitter:https://twitter.com/yukari_pj

 -
(公式支援団体)世直し京都の会 Twitter:
https://twitter.com/kyoto_yonaoshi

世直し京都の会 右京女性の会 Twitter
https://twitter.com/ukyojyoseinokai
↑同 Facebook:https://www.facebook.com/ukyojyoseinokai

 -
共産党京都府委員会
http://www.jcp-kyoto.jp/
↑同 JCP京都 Twitter:https://twitter.com/jcpkyoto

京都民報(共産党京都府委員会機関誌)
http://www.kyoto-minpo.net/
↑同 Twitter:https://twitter.com/kyotominpo

JCP京都西地区委員会(日本共産党京都西地区委員会) JCP京都西 マガジン「NISHI・UKYO」:
http://paper.li/kyoto_nishi/1343978643
↑同 Twitter:https://twitter.com/kyoto_nishi
↑同 Facebook:https://www.facebook.com/jcpkyotonishi

共産党京都東地区委員会:
http://jcp-higashi.blogspot.jp/
↑ 同 Twitter:https://twitter.com/jcp_higashi

共産党山城地区委員会(京都府最南部):
http://w01.tp1.jp/~a780751314/
↑ 同 Twitter:https://twitter.com/jcp_yamashiro

渡辺 和俊(共産党京都府委員長) Twitter
https://twitter.com/kazu_w50
{府知事選情勢実況あり}


*山田啓二陣営関連リンク*

山田啓二 公式サイト
http://www.yamadakeiji.com/


*報道機関*

京都新聞
http://kyoto-np.jp/
↑同 Twitter:https://twitter.com/kyoto_np


@荒野草途伸BLOG京都府知事選関連記事

京都府知事選候補予定者公開討論会を聞

オザキ


@選挙とは全く何の関係も無い

京都アニメーション
http://www.kyotoanimation.co.jp/
藤林杏
http://www.tbs.co.jp/clannad/04chara/chara06.html

艦隊これくしょん
http://www.kadokawagames.co.jp/KanColle/index.html

魔法少女まどか☆マギカ オンライン
http://mm.my-gg.com/

葉鍵政界wiki~いつだって歴史は一つとは限らない~
http://seesaawiki.jp/w/xatosi/


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(最終更新 3/25 )


オザキ


手書きの履歴書と東京ばかり見てる俺
超高層ビルの上の空 正社員の夢を見てる
やりばのない気持の扉破りたい
若狭湾 地震で事故れば逃げ場もない
ネットでかたまり 敵を煽りあいながら
生活苦も解りあえない政治家をにらむ
同級生は卒業式を待たずに京都を発つ
とにかくもう 20世紀には戻りたくない
日本人の存在が何なのかさえ 解らず震えている
2014年の日本

盗んだリニアで走り出す 行き先も解らぬまま
暗いシャッター街の中へ
誰にも縛られたくないと 巻き戻したこの時代に
自由になれた気がした 15の春

空き地の中 ぽつんと立つ 百均ショップ
100円玉で買えぬ 5円と3枚の1円玉握りしめ
恋の結末も解らないけど
あの娘と俺は将来さえ 誓えない
大人達は強くなれ強くなれと言うが それで生き残れるのか
貧乏人の僻みが俺達の全てだというならば
なんてちっぽけで なんて意味のない なんて無力な
2014年の日本

盗んだリニアで走り出す 行き先も解らぬまま
暗いシャッター街の中へ
誰にも縛られたくないと 巻き戻したこの時代に
自由になれた気がした 15の春

盗んだリニアで走り出す 行き先も解らぬまま
暗いシャッター街の中へ
誰にも縛られたくないと 巻き戻したこの時代に
自由になれた気がした 15の春


京都府知事選候補予定者公開討論会を聞


 4/6には京都府知事選挙が行われる。3/15に、JC京都主催の候補予定者討論会があったので、行ってみた。
 尚、念押ししておくが、JCとは日本青年会議所のことであり、JCP(日本共産党)ともJ.C.STAFFとも関係はない。

 候補予定者は、その共産党推薦の人と、実質的に自民党系の人(公明と民主も推薦するらしいが)の2名。マック赤坂氏が出るとかいう情報もあるが、このひとはもしかしたら、大阪市長選で当選するかもしれないので、呼ばれなかったのだろう。たぶん。詳しいことは知らん。

 で。内容を書く前に、先に一つ目の感想を述べておこう。

 「端から見ると、どっちも同じように見える。少なくとも、問題意識という点に於いては」

 そういうわけで、講演会中のメモ書きを掲載することにする。編に整形するよりも、メモ書きをそのまま載っけた方がライブ感が伝わるだろうと判断して。(ただし誤字や用語間違いはさすがに修正してある)

 候補者は山田啓二氏と尾崎望氏。これに、村田晃嗣氏という人が司会役(コーディネーター)という人が加わって、計3名のやりとりになっている。
 最初に候補者の挨拶から始まり、あらかじめ用意された4つの政策テーマと、時間があまった為追加された1テーマについて、交互に見解を述べるスタイルになっている。

 その前に、問題を一つ。どちらが自民党推薦で、どちらが共産党推薦の候補か。
 既に知っている人はともかく、知らない人はこれを読んでわかるだろうか。尚、京都は共産府政の歴史が長い。

*挨拶

@山田
現場主義・体育会系をアピール。

@尾崎
医師として福島避難者の放射線治療にとりくんできた。反原発。

*景気対策

@尾崎
京都の景気は全国一冷え込んでいる。京都の平均賃金は -125万(全国72万)。
抜本的対策が必要。消費税増税は反対。事業所の99%が中小企業であるため、中小企業振興条例を制定する。地元優先。住宅政策。
最低時給1000円の実現、循環型経済。

@山田
就任時より失業率は半分近く減っている。京都経済は好転している。
大きなビジョンが必要。ビジョン・コア・基盤
京都は人が集まって活性化している、産学関連携。
物流拠点の整備
伝統工芸・地域特性を生かした産業育成
文化の祭典を実施したい
コア:中小企業交流センター
基盤:人材の育成。雇用改革、職場環境の改善に取り組む。女性と高齢者を支援する。

@尾崎
実体の見方がかなり違う。働くものの実感を把握していない。
実質賃金は8割に減っている。
中小企業への予算配分は現状でもなされているが、京都を支える分野に本当に配分されているか?

@山田反論
廃業しているのはバーなどの飲食店関連。若い人がカラオケに行くなどの産業の業態変化が原因。
商店街をいかにコミュニティの中心に据えるか

@コーディネーター
京都の実体経済についての認識が違うようだ

@尾崎
バーなら廃業してもいいのか?
公契約条例はあるが二次三次までの最低賃金を補償する制度になっていない。
中小企業の売上額がまだまだ低い。
東京などへの発注が非常に多い。

@山田
バーがつぶれていいとは言っていない。
ぐるぐる回しても意味がない。観光客を増やすことが大事。
京都に世界の知恵を集めていき、消費につなげていく。
国の発注率を上回っている。京都の企業でとれない事業があるので、育成しないといけない。
現状を前に進めることが大事。

@コーディネーター
中小企業大事という点は共通認識

*過疎高齢化・地域間格差

@山田
地域の魅力を上げることが大事。基盤の条件を整える。
京都縦貫自動車道の全線開通による交流の促進が望める。それを活かした地域の特長を生かすことが大事。
都道府県職員を直接過疎高齢化地域に送っている。立て直しのリーダーが必要。
日本の構造改革が必要。日本海側の地位向上。

@尾崎
地域間格差が広がっている。医療格差も広がっている。町役場の職員も減っている。医療機関の統廃合で災害時の対策が出来なくなっている。
自治機能の復活が大事。定住受け入れ者の支援体制の構築。
地域協議会の設置。府職員も入る。

@山田
過疎地域は合併などにより効果的な政策が施されている。人口が減っているのは合併しなかった町村。
リーダーの派遣が大事。派遣した職員の活躍で防災力が高まっている。

@尾崎
行政機能の復活が必要。府職員は頑張っているが、人手が足りない。もっと増やすべき。
地域の発案を市町村がきちんと支える体勢の構築が必要。

@山田
自治は地域・広域で支え合う体勢。過疎地域と他地域との交流が大事。
地域単独で問題解決は出来ない。
府税を効果的に使うための行政改革が必要。
京都全体で支える体勢の構築。

@尾崎
求める京都像が違う。ほっとする農村や町づくりが自分の目指す京都像。大型開発とは違う。

*医療・介護・福祉

@尾崎
国の社会保障改訂の方向性が安心をもたらしていない。地域ごとに見ると人口あたりの医師数が他県に比べても少ない。
介護の地域間格差が深刻。
医師確保の特別対策チームを作る。府の責任で医療ネットワークを作る。開業医との連携。
小児医療の無料化。
<時間オーバー>

@山田
人口あたりの医師は京都府が一番多い。拠点病院の整備で北部地域への医師派遣に取り組んでいる。
高齢化社会への対応。地域包括センターを全京都で整備している。人材不足が問題。京都全体で作り上げる体勢が必要。
少子化。婚活から子育てまで一貫して支援する。

@コーディネーター
医師偏在の問題は共有されている。

@尾崎
きわめて子供を育てにくい現状がある。
総論ではなく具体論が必要。中学までの小児医療無料化が必要。
介護保険がきられる中補助体勢が必要。

@山田
京都市内と市外での出生率の差がある。生涯結婚率の低下。
高齢化対策として若年正規雇用を3万人作り上げた。婚活から出産支援まで一貫して施策を行っている。

@尾崎
合計特殊出生率の理解が違う。高齢化とは関係ない。
羅列ではなく育児の環境が厳しくなっているのが問題なので、具体策が必要。
個別政策を充実させていきたい。

@山田
政策的には同じようなことをやっている。実現能力が大事。助成金獲得や府議会との関係。市町村長との連携。3期12年で体勢を作り上げてきた。

@コーディネーター
データの読み解き方が違うようだ

*教育

@山田
未来を夢見て学ぶ環境が大事。私学支援はトップクラスの実績。退学者数が減っている。
少人数教育の徹底。状況に応じた少人数教育が必要。現場の裁量でやっていきたい。
命をはぐくむ教育。

@尾崎
貧困の影響が深刻。対応する教師の超過勤務・人手不足の問題が起きている。
現行入試制度に問題あり。
正規の教員増加。南部に特別支援学校を新設する。発達障害の子供への対応。
中学給食の全府での実現。

@山田
支援学校は作ったが、いい学校を作ると他府県からも来るので、対応に時間がかかる。
高校入試を甘くした結果大学入試で弱くなった。
生きる力を持った子供を作る。
市町村の財政的裏付けは出来ている、なにを支援するのかわからない。
<時間切れ>

@尾崎
人口が急増している地域にはそれに見合った学校新設が必要。特別支援学校が過密状態。
人間観が違う。中学生に失敗体験をおわせていいのか?

@山田
実力のある子供は私立に行ってしまう。結果教育格差が出来た。
強い子供達を作っていくことが責務。
学校の特長を活かしていく事が課題。支援学校充実も努力している。緊急と将来の課題を分けている。

@尾崎
ますます人間観の違いを感じた。高校の段階では基礎教育が必要。

@コーディネーター
府知事選だから府立学校の議論が中心だったが、私立の重要性も認識してもらいたい。

*災害対策

@尾崎
災害問題で原発ははずせない。府や舞鶴市の防災計画では一回に避難できる人間が少ない。脱原発を掲げたい。
全ての可能性を考える必要性がある。水害対策で対策が進んでいないところがある、緊急対策が必要。
ダムと堤防で防げるのか?という根本的な問題がある。

@山田
緊急対策はやっている。流域全体の治水を考え、安全対策を公表している。
学校の耐震化率100%を実現する。
原発はやっかい。廃炉も含めて安全を議論する必要があるが京都だけでは力が足りない、関西広域連合として声を上げ福井県にも訴えていく。

 さて。先に出した問題の答えは、おわかりだろうか?

 現職の山田氏が自民党推薦。対する尾崎氏が共産党推薦である。

 メモ書きだけで伝わるかわからないが、山田氏は総論が多く、尾崎氏は各論が多いという印象を受けた。
 また、開発主導で、京都を東京のようにしたいという意気込みが感じられる山田氏に対し、古都京都の特色を生かし地場産業の育成で自立経済を構築するというのが尾崎氏の立場であった。

 選択肢はきっちり与えられている。はっきりそう感じた。

 荒野については、今更いうまでもないことだが、尾崎支援の立場である。しかしそれは脇に置くとして、こうして知事選で現実的な選択肢がしっかり示されている京都府民は、幸せ者だと感じた。
 よそではこうはいかない。自民党推薦の現職に対する信任投票、という県が圧倒的に多い。

 ただ、唯一例外がある。沖縄県だ。
 沖縄県知事選は、大統領戦とも揶揄されるくらい、毎回激しい政策のぶつけ合いがあり、県民にはきっちり選択肢が示されている。何故か。自民党にも、社民社大共産といった(現在の)野党にも、県政を担った経験がある。双方に問題意識がはっきりしているのだ。

 京都でも、交代自体は頻繁ではないが、長らく共産党推薦の蜷川府政が続いた歴史があり、現在でも京都の共産党の強さは他都道府県の群を抜く。
 だから、こうして現実的な政策提示をする能力が備わっているのだろう。

 政権交代はやはり大事なのだ。

 さて。では尾崎支援であるところの荒野の感想をもう少し。

 正直、山田氏の言っていることはわかりづらかった。
 山田氏は、3期12年京都府知事をやってきて、4期目に挑戦するところらしい。なので、これまでの府政を継続する、というスタンスなのだろう。だから、わざわざ説明しなくても俺のやってきたこと見ればわかるだろ、ということなのかもしれない。
 しかし、京都府民ではない荒野には、わからなかった。京都府民にだけわかればいいんだからそれでいい、ということなのだろうか。

 荒野にとって、京都自体は初めてではない。ただ、そんな頻繁にきているわけでもない。最初に来たのは小学校の修学旅行である。
 その後大学生の時に関空経由で帰省するついでに京都経由で帰ろうとして地下鉄で迷ったり、つい先日ふらふらと嵐山まで行こうとして何度も電車を乗り違えたりといったこともあった。が、この2件は地下鉄だったり夜になっていたりで、京都の町並みというのは見てない。
 なので今回、実質的に27年ぶりに京都の町並みを見たことになる。ずいぶん変わってしまったな、と思った。どこにでもある町並みに。
 先に書いたように、山田氏は京都を東京のような大都会にすることを指向しているようだ。その現れなのかもしれない。

 確かに便利にはなったのだろう。帰りに立ち寄った大覚寺から京都駅に向かうバスで乗り合わせた女子大の新入生が、こんな会話をしていた。
「カラオケとレストランが一緒になってる!」
「京都じゃふつうだから」

 やはり普通の都会がいいのだろうか。だとしたら、尾崎支援の立場の荒野は、どう戦えばいいのだろうか。

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宇都宮健児は何故大敗したか(荒野目線)


・日本は連合国に大敗した。
・宇都宮健児は舛添要一に大敗した。

 どことなく右翼っぽい書き出しになってしまったが、しかし事実は事実だ。冷静に受け止めねばなるまい。
 しかし、宇都宮支援者の間には、どうもこの自覚が無いように見受けられる。それどころか、「細川と脱原発票が割れたのに前回より票を上積みした、大勝利だ!」等とあり得ないことを言い出す御仁までいる始末だ。頭が痛い。

 宇都宮健児は大敗した。

 まずはこの現実を直視しないことには話にならない。

 では、何故勝てなかったのか。明確な答えがあるならとっくに対策が打てていただろうし、今の段階では「考え得る可能性」ぐらいしか提示できない。
 なので、その可能性を列挙していくぐらいしか出来ない。大言壮語を吐いておきながらその程度かという人もいるだろうが、ああそうですよくさとしさんその程度の人ですよ、としか。

 それはさておき。何はともあれ、イの一番に挙げられる原因は、「本気で勝つ気が無かった」ってとこだろう。
 私事になってしまうが、荒野も今回の選挙は「舛添なら別にいいか…」という思いが常に頭から離れなかった。昔の舛添ならいざ知らず、今は別人かと思うくらい変わったのは事実だし、少なくともタモガミみたいな現状認識もまともに出来ないようなガイキチよりはずっとマシか、と、つい思ってしまっていた。
(その為に田母神が出馬したんだろうけどね。)
 私の考えが多数派と一致するなんてのは滅多に無いことなので、関わったことも無い東京都民にどれだけこういう思いを抱いていた人間がいるかはしらんが。一種の厭戦気分のように「舛添でいいじゃん…」と思っていた人は、たぶん多いだろう。

 どうせ舛添が当選するなら、変な妥協をするよりも自分らの支持する候補を応援したい。16人も候補者が乱立したのには、そういう思いもあったのではないか。
(それでも投票したい候補者がいないとかいってる子がいたのにはさすがに呆れたが…。もうそういうのはさすがに、だったら自分で出ろよとしか)


 「本気で勝つ気が無いなら、勝つ気のあった細川に譲れよ」こう言われるかもしれない。

 これについて。まずは、未だに誤解してる人がいっぱいいるみたいなので、「一本化」の経緯を説明しておく。
 まず、そもそも宇都宮氏が出馬表明したのは、去年の暮れ。猪瀬前知事が辞任して間もない頃だ。この頃、「細川派」の人達は誰を立てるかということすら定まっておらず、宇都宮陣営はむしろ「宇都宮で統一候補という道もあるんじゃね?」ぐらいの雰囲気だった。
 ところが。小泉純一郎が世間話程度に「細川お前出ろよ」と言った事に旧新進党の連中が飛びついて、系列のマスコミを操作して一気に細川出馬の流れに持って行ってしまった。
 ここまでは、まだいい。誰が出馬しようが誰を擁立しようが、そんなのは勝手だ。
 ところが、情勢分析で細川単独では勝てないとみるや、新進党の連中は、夜中の3時に宇都宮氏の自宅に押しかけて、「お前が都知事選降りるまで帰らない」などという脅迫じみた真似までしでかしたのだ。ヤクザに刃物突きつけられてもひるまなかった宇都宮氏がそんなことで降りるわけが無いのだが、とにかく話し合いぐらいはしよう、ということになった。
 ところが。今度は細川が話し合いに応じない。候補予定者としての討論会すら忌避するような殿様だから、貧民上がりの弁護士と対等な話し合いをするなど、プライドが許さなかったのだろう。
 結局、細川や新進党の連中の頭には、「一方的に宇都宮を引きずり下ろして細川陣営に服従させる」ということしか頭に無かった。この事実を知ったときの荒野の怒りはハンパなかったが、宇都宮氏や宇都宮陣営の人達の怒りは、この比じゃ無かっただろう。
 こんな礼を失した連中と一本化するわけには行かない。この事実だけは知っておいていただきたい。

 さて。ちょっと感情混じりの話になってしまったが。誤解の無いように言っておくが、決して宇都宮敗北の原因を細川陣営になすりつけたいわけでは無い。むしろ、宇都宮陣営の説明不足に原因があるのではないか、と見ている。
 上記のような事実を、きちんと冷静に説明できる人間がいなかった、というのは、これは敗因の一つではなかろうか。おかげで、事実を知らない家入支持者辺りから「ちゃんと話し合いをしないのはよくない」等と的外れな指摘が飛んできたりしたものだが。事実を知らないんじゃあ、そんなことを言われても仕方が無い。
 宇都宮氏を外部から支援している荒野の元にも、この情報が入ってきたのは選挙戦もだいぶ終盤になってからだった。
(※荒野は共産党支持者で今回宇都宮支援に回ってはいるが、選対に入ってなどいないしそもそも共産党員ですら無い。)
 もっと早く知っていれば多少なりとも打つ手はあったのに…とも思う。
 ブログアクセス数一ヶ月100人足らずの荒野に何かが出来たとも思えないが。だが、荒野以外の誰かが何か出来たかも知れない。
 これは本当に、数十年来の左翼の悪い癖なのだが、公開すべき情報をきちんと公開しようとしない。「情報は統制すべきもの」というソ連的発想に染まっている人間が、いまだに中枢に残っているのでは無いか。

 これではアベ自民党の北朝鮮的体質を批判できやしない。

 と、こういう事をいうと「いやそれは共産党が」とか言い出すアホがわき出すので、「いやお前だよ」と一応言い返しておく。しておくだけ。問題点を洗い出すのが目的であって、仲間割れが目的なのでは無い。

 なので、私は、今現在でも尚仲間割れを煽っている共産党支持者達にも、同じように声を大にて苦言を呈しておきたい。

 もうこの件に関しては本当に言いたいことが山程あるのだが、本題から外れるので今回はやめておく。

 つーことで。「ロ」は仲間割れが原因、ってことで。


 「ハ」。序盤で掴んでいたはずの20代の票が離れてしまった。
 朝日新聞の調査によると、20代の投票先は、1位が舛添(36%)で、2位は田母神(24%)、宇都宮は3位(19%)との事。序盤の調査では僅差とは言え宇都宮が20代でトップに立っていたはずなのに、一体どうしたことか。

 元々田母神や舛添を支持していたというのならまだわかるのだが、宇都宮から離れた挙げ句そっちに行ってしまったというのが、どういう事なのか。正直、今原因を出せと言われても、よくわからない。
 上述のような醜悪な仲間割れに嫌気が差したとか、宇都宮の政策が高齢者よりで失望したとか、それ以前に政策集が膨大すぎて読む気無くしたとか。考えられることはあるのだが、それを裏付ける証拠が、今のところ無い。

 根拠のないものに分析を試みてもしょうがないのだが、一応上で思いついた3つについて検証してみよう。

 まず、1つ目。仲間割れの件。言うまでも無し。仲間割れしてる集団を支持しようとか、誰が思うか。

 2つ目。政策が高齢者寄り。
 …これは、宇都宮氏の政策呼んでて私自身思ったことなのだが、「高齢者向けの政策」というよりかは、「発想が高齢者」と言った方がいいのだろうか。70年代の革新自治体の頃の発想というのか。間違っちゃいないんだが、ちょっと古いよね、と言いたくなるような。
 そういう意味では、ネットから政策を拾い上げてまとめ上げた家入陣営の手法には、非常に学ぶべきところが多いと思う。中身自体は、最終盤でブチかましてきた全ての労働者を非正規にみたいなトンデモな結果に終わったけど。
 …まあ、共産党は今それをやりたくて暗中模索してる状態なので、ここを突かれるとほんと泣きたくなるんだけどね。

 3つ目。政策が膨大だから読む気がしない。アホか。…と言いたくなるんだが、それじゃ選挙では勝てないのも事実なわけで。これは本当に、一体どうしたらいいんだ。
 まずそもそも論からして、政治というのはこれだけ莫大な課題を抱えているんだ、というところをあまり理解して貰えてない気もするし。だから田母神みたいな宗教右翼に票が入っちゃうんだろうしなあ。日本人は他力本願な人が多いからね。アベにしたって、「安倍先生に任せておけば全て大丈夫」って感覚で支持してる馬鹿が多いようだし。ナムアミダブツで世の中良くなりゃ、苦労はせんわ。

 と、愚痴っててもしょうが無いので。目下、これが最大の課題と言ったところか。
 でもこういう事を言い出すと、また「○○って○○なんだよ! ほら怒れ」的論法でやらかす人達がいるから…。

 そりゃあね。事実を提示しても認めようとせず議論しろだの言い出すバカウヨよりはなんぼかマシだけどさあ。鹿を連れてきてるのに「これは馬だから議論しろ」とか言われてもねえ。

 はあ。どうしたものか。

 いっそ全部放置して、バカウヨが日本を滅ぼしてくれるのをぼけーっと見てる、ってのが一番楽な選択肢なんだけどね。ああ、みんなもしかしてそれに気づいちゃったのか…。

 まあいいや。当分、自分が関わる選挙は無いし。て言うか都知事選だって本来なら予定に無かったんだよ、誰だよこんな選挙設定したのは。

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発電方式の整理


発電方式の整理

原発やら新電力やらが何かと話題になっている昨今なので、発電方式をまとめてみることにしました。

まずは表にまとめてみました。

発電時の電気の種類 使用される主な発電方式
交流 タービン式 火力(石油、石炭、バイオマス)原子力地熱
非タービン式 水力風力波力海洋温度差ディーゼル
直流 太陽光燃料電池(水素)熱電対

表を見て貰えればわかるように、大きく3つに分類することが出来ます。

交流と直流、これ自体の説明は今更不要でしょう。補足すれば、交流電気を生み出す機械を「発電機」、直流電気を生み出す装置を「電池」と呼びます。これは、そういうルールだ、としかいいようがないです(というか物理学科のローカルルールで、工学部だと違うかも?)。

直流:

電池というと、乾電池を想像する人が多いでしょうが、あれは「ボルタ電池」と呼ばれる、金属の電気化学反応を使って直流の電流を取り出す装置の系譜を組む電池の一つで、直流の電気を取り出す装置はみんな電池になります。

それ以外の電池で今一番メジャーなのが、太陽電池でしょう。何か電池と呼ぶのが間違ってると思っているのか、最近は「太陽光」 という言い方をすることが多いようですが。直流電流を生み出す装置なので、電池で合ってます。
太陽電池は、光電効果という、金属結合に光を当てると電流が発生する現象を利用しています。余談ですが、アインシュタインがノーベル賞を取ったのはこの光電効果の研究の成果のためです。相対性理論があまりにも有名なのでこっちでノーベル賞を取ったと思われがちですが、実際は光電効果の研究なのです。

光電効果は金属(金属結合)ならどれでも起こるのですが、発電効率の関係で半導体結晶がよく使われます。最もよく見るのは、シリコン結晶を使った青いタイプです。シリコンは大量にとれるので原価が安いですし、コンピュータ用半導体の材料としても長らく使われてきたため、製造技術が確立されていて、安価に大量生産できます。が、発電効率があまり良くないということで、最近はアモルファス半導体の技術を応用したものが使われ出しています。
この太陽電池、実は発電効率はあまり良くありません。どんなに頑張っても光を電流に変えるエネルギー変換効率が40%を超えることは無いとも言われています。現状は、学習付録につくような安いのだとせいぜい3%程度、メガソーラーに使われるような高級品でも、ようやく10%行くかどうか、といったところです。

それでは、何故太陽光がこれだけもてはやされるのか。理由は二つ。
一つ目は、燃料が要らないこと。晴れてさえいれば太陽の光が勝手に電気を生み出してくれるので、その点に関しては原価0です。
二つ目は、メンテナンスの手間がかからないこと。太陽電池は基本的に金属のパネルで複雑な機械構造とか無いので、基本メンテナンスフリーです。しかも光電効果で材料が劣化するとかは無いので、理論上は半永久的に使えます。実際には表面を覆うコーティングが汚れたりはげたりというのがあるので、完全メンテナンスフリーにはならないのですが。それでも、他の発電方式よりは圧倒的に手間はかかりません。24時間体制で監視しなければいけない大型発電所よりは、ずっと低コストです。
こういった理由があるので、トータルコストで見ると、他の発電方式と十分勝負できるというわけです。

他に最近話題になっているのが、燃料電池です。水を電気分解すると水素と酸素が発生するから、その逆をやれば電気が取り出せるんじゃね? という、一見ホントかよという原理ですが、実際それで自動車が動き出しているのですから。飛行機が空を飛ぶのと同じで、とりあえず信じといて下さい。
ただ、規模がそれほど大きくは無いので、いわゆる送電網に繋ぐ発電方式としてはちょと非力かも知れません。スマートグリッドが完成すれば、これも電力供給網の中に組み入れられるんでしょうけど。

あまり知られていないし普及もしていませんが、熱電対発電という方式もあります。種類の異なる2種類の金属を貼り合わせて熱を与えると電流が発生する、という現象を利用したものです。琉球大学名誉教授の矢ヶ崎克馬先生の専門は、実はこれです。(原子力の専門家だと思っている人が多いようですが。。。)
熱海市で温泉の廃熱を利用した実験が行われているようです。

直流電流全体のメリットとして。蓄電池を同じ直流回路の中に組み込める、というのがあります。現在実用化されている蓄電池は直流で充放電を行うので、変換が必要な交流よりも直流で発電した方が効率はいいです。但し、日本の送電網は交流なので、交流に変換しなければいけない、というのがデメリットでしょうか。

交流(タービン式):

交流電気は、発電機を回して作ります。この発電機、高校で物理を履修した人は習ったでしょうが、直流モータを回すと発電機になります。磁界を高速で変化させることによって起きる電界の変化を位相を持った電流として取り出す、という原理で、センターレベルでは出ないかも知れませんが国立二次ならよく出題されますね。
発電所で使われてるものはだいぶ設計が違いますが、原理自体は同じです。

で、問題は、どうやって発電機を回すか? というところです。究極の方法としては、人力ですね。手回しとか、自転車とか。しかし商用にはとてもなり得ないので、ここでは省きます。

発電機を回す方式として、現在最もよく使われているのが、蒸気タービンです。水を沸騰させて高温の蒸気にして、それをタービンに吹き付けて発電機を回す、という方法です。

表に挙げたように、火力・原子力・地熱が蒸気タービンを使用する方式です。この3つの違いは、どうやって上記を得るか、という違いです。
火力は、「蒸気」として一番イメージしやすい方式です。石油なり石炭なりで火をたいて水を沸騰させて、蒸気を得る方法です。地熱発電は火山で沸騰した地下水をそのまま使う方式です。

そして、今話題の原子力。これは仕組みがちょっと、というかかなり複雑です。
まず、原子炉の中で特定の放射性物質を核分裂させて莫大な熱量を得る(この辺りが原爆と同じと言われる所以)のですが、火力と違って熱量が莫大すぎて、普通の蒸気タービンに吹き付けたら、あっという間にタービンが壊れます。しかもこの蒸気、ハンパない放射能を含んでいます。
そこで、原子炉で直接作った蒸気は「一次冷却水」とし、さらにその一次冷却水を使って水を沸騰させる、という二度手間を取る方式もあります。前者を沸騰水型、後者を加圧水型と呼びます。さらに、一次冷却水の代わりにナトリウムを使う高速増殖炉というのもあるのですが、これはかなり特殊なのでちょっと脇に置いておきましょう。
沸騰水型は前述のように、原子炉で作った高温高圧の蒸気を直接タービンに吹き付けるので、タービンの製造にかなり高度な技術が求められます。日本ではこれの大型化に成功して、三菱重工やIHIが日立や東芝に納入しているのです。これが、いわゆる原子力村と呼ばれる企業集団ですね。

原発には、最大の問題点として核廃棄物(使用済みのウランやプルトニウム、施設や備品に至るまで全て)という問題があって、もちろんタービンも廃炉の際には核廃棄物になるのですが、それについてはちょっと本題から外れるので、ここでは軽く触れるに止めておきます。

交流(非タービン式):

交流を発電させる方式は、蒸気タービン以外にもあります。

その中でも最大勢力が、水力です。シムシティだと唯一爆発しない、最もコストパフォーマンスがいい扱いの奴です。

仕組みは、水車を使って発電機を回す。という、割とシンプルなものです。水の落差を利用するので、ポテンシャルエネルギー発電と呼ばれたりもします。
最もよく使われるのは、専用のダムを建設して溜め込んだ水の落差で発電する、というものです。岐阜県や長野県は急流が多いため大型水力発電所が非常に多く、管内の中部電力だけで無く、関西電力(むしろ中部電力より多い)・東京電力・北陸電力の他、JR東日本も専用の発電所を持っています。立山黒部アルペンルートで有名な黒部湖も、関西電力の水力発電所用に作られたダム湖です。

しかし大型ダムの建設は、谷が丸ごと水没するとか、地盤にコンクリートを注入するので地中の水理系が破壊されるとかで、それ自体問題視されるようになっています。
なので近年では、小型ダムやダム自体用いない「小水力発電」の活用が提唱されています。

水力の対抗馬と言えるのが、風力でしょう。水車の代わりに風車を使う、という方式ですが、風の力は一定では無いため、実際に稼働している風力発電所では力を均一化するための工夫がされています。
風の強い北海道や、海風が有り電力供給量がそこまで多くない沖縄の離島で普及しています。

他に、海上の波の動きを回転に変えて発電機を回す波力発電、海洋表面と深海の温度差を使って揮発性の液体を循環させ、発電機を回す海洋温度差発電といったものもあります。

ディーゼル発電は、燃料は軽油ですが、蒸気タービンでは無くディーゼルエンジンを使って発電機を回す方式なので、こちらに分類しました。

まとめ:

ここまで、3つの方式(というか、分類)について簡単に解説してみました。

おおむね、タービン式がでっかい発電所で電力を大量生産するモデルが多いのに対し、直流発電には実用化に達している新エネルギーが多い、と言えるでしょう。無論、どちらかが優れていて一方は劣っているとか、そういう話をしているのでは無いですが。

発電方式とは違うので、言葉を出しただけで解説をしなかったのですが、ITを使って小規模発電を安定給電網の中に組み込むスマートグリッドという技術も出てきており、役割に応じて安全でコスト力の高いものを使って行くことになるでしょう。
ただ、前述のように、スマートグリッドに不可欠な蓄電池は直流と相性が良いのは事実で有り、一方で原子力は大規模且つ複雑すぎて、制御するだけで莫大なコストがかかるのは明白です。
「細かく作って細かく使う」というスマートグリッドと原発は決して相性が良くないためか、原発推進派が力を取り戻してからはあまり聞かなくなってしまいましたね。

ちなみにこのスマートグリッドは、ITを使うということで、NECや富士通・ソニーと言ったIT系企業が力を入れています。特にNECはスマートグリッドに社運を賭けていて、これに注力するためにビッグローブを切り離したようなものです。
(なので、NECの社員はかなり本気で脱原発派を支援しています)

一方で日立は、IT部門もあるので昔はスマートグリッドを唱えていましたが、原発と相性が悪いことがわかったからか最近は口にしなくなってしまいました。
三菱と火力発電を統合したように、原発が駄目でもせめてタービン方式を主力に、と考えているようですね。

電力問題は政治問題や経済問題として語られることが多いですが、技術的な側面から見ても面白いものですね。

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誰に言ってるのかわからんけどね


 私も原発に関して元々は即時0派では無かったのだけど。けど、容認派を装った推進派のあまりにもあり得ない言動の連発に、こら即時0で強攻策取らないとどうにもならんわと思うようになったし、だから小泉純一郎の心境の変化は、私はよくわかるんですわ。彼はたぶん、変節という批判は甘んじて受けるつもりで、その上で即時0で突き進むつもりだったとは思うんですね。けど、その変節すらも認めて貰えないというのは、あまりにも悲しい、って思うんです。
 そこまでは、まあわかります。
 
 けどね。細川護煕という人について、私は正直信用してないし、もっと言えばその背後にいる新進党系の連中は全く信用してないんですわ。そもそも私、新進党が実在した学生時代には、「新進党に比べたら自民党の方がまだマシ」とまで言っていたくらいでね。今よりはまだまともだった当時の自民党と比べてだけどね。つまるところ、どっちもどっちもってこと。て言うか俺共産党支持だぜ、当時から。
 
 それでも一本化の必要性を感じたのは事実だから、最大の懸念事項であった名護市長選が終わったら一本化の可能性も模索してみようかと思ったのですけど。まあ、見事に詐欺でしたわ。宇都宮で一本化、とまでは言わないまでも、対等な話し合いくらいはしてくれるかなと期待してたんですけどね。まあ、騙される私が悪いんですけどね。
 
 それなのに、言うに事書いて「細川陣営は一本化できなかったことに対して怒っていないから共産党系の連中は細川批判をやめろ」だと? ざっけんな。何様のつもりだ。

 なので私は、都知事選に関しては宇都宮支持です。都民どころか関東平野に住んだことも無いし、そこまで本腰入れることも無いと思うけど。心情的には元々宇都宮ですわ。はあ、栃木に住んだことも無いですけど。
 
 勝ち負け? んなもん時の運だろ。知るか。
 
 

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ツヨシの青い空


すっげだるい。マジだるい。だるいなんてモンじゃ無い、午前中はほんとこのまま一生を終えるのかしらんとか思った。

先週頭に双極性障害(躁鬱病)の躁が突然来て、その後ずっと現在に至るまで欝が続いている。自分の場合の欝は、気分が滅入るというのもあるが、思考回路から消化器系から循環器系から、あらゆる体内器官をサボタージュに追い込んでくれる割と性質の悪い鬱状態なので、本気で何も出来なくなる。寝たきりだ。いや、それでも寝れるならいい、そこで「眠いのに寝れない」が発動すると、ほんともう、誰か殺してくれと思うことすらある。

暗い話から始めてしまった。
ほんとは明るい内容の動画の話なのに。

今から7年前、浦添で転職したばかりの頃、自分は当時珍しく元気で、このままなら普通の人と同じ人生歩けるとか思い込んでた頃。
物理学科の同級生で今は福岡にいるTN君が、結婚することになった。
しかし割と急だったので、沖縄にいる連中は殆どがいけない。そこで、TN君と同じN研究室出身で、TN君の人生のライバルであるNT君が、色紙にみんなのお祝いメッセージを集めるため、沖縄本島北部の辺土名高校(当時のNT君の勤務先)から南部のニライカナイ橋(この辺には同級生住んでないんだが…)を経て那覇空港から福岡空港を経て結婚式場に辿り着く、というとりあえず感動しとけ系の動画である。

ほんとはもっと前にアップしたくて、NT君以外の出演者全員の了解は取れたんだけど、主役のNT君がクビを縦に振らなかったので、お蔵入りになってしまった。

今回、ほんのちょっとした気まぐれで、事後承諾という形でアップすることにした。…よく考えたらこれ、BGMも許諾とらんといかんはずだが…まあ文句言われたらその時に対応しよう。

 ちなみにこれ撮影しているとき、ちょうど沖縄県は、現地では国政選挙より重要という沖縄県知事選挙のまっただ中だった。大田革新県政の副知事だった仲井眞弘多と、大田革新県政与党の中心的存在だった沖縄社会大衆党委員長の糸数慶子の、大激戦がくり広げられていた。
 そんな中我々は、読谷村役場だの沖縄電力本社だの普天間基地の目の前にあるキンタコだの、そんなところをうろついて怪しい行動を繰り返していたのだ。ちょうどニライカナイ橋で撮影を始めた頃、一台の沖縄県警のパトカーがやってきて、我々と少し距離を置く形で停車して、中から我々を監視し始めた。
 ちなみにこの時のNT君の姿は、動画の通り空手着に日の丸はちまきという、どう見ても一般人を超越していた姿をしていた。沖縄にはこんな恰好でうろついている奴なんざぁ、いない。否、本土にだっていない、たぶん。少なくとも愛知県と福岡県にはいなかった。

そんな苦労もあって作成された動画なのである。このままお蔵入りというのも勿体ないと思い、また既に沖縄県外に移住した人は殆どが見ていないと思われる為、今回UPすることにした。

うお、以外と文章長くなっちまった…。一言程度で済ますつもりだったのに…。

 しっかしまあ、この頃は元気あったなあ…。あのときの元気の100分の1でも、欲しいわ…。

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自民じゃ出来ない労働改善


 参院選も告示されたことだし、政治ネタを投下したってかまわないだろう。なんて書き方をするとわざと政治ネタを抑制していたかのように見えてしまうが、実際の所ただサボってただけである。

 一週間ほど前に、金融緩和とかいろいろやったところで労働条件の改善とか不公正取引の撲滅とかやらんと景気回復になんか繋がらんよ、という趣旨の風刺画像をTwitterに投下した。私のツイートなどどれだけの影響があるのか知らんが、3日には厚生労働大臣が中央最低賃金審議会にわざわざ出席して最低賃金の引き上げを求めたということで、まあどこまで本気かわからんが、少なくとも選挙に向けてポーズくらいは取っとかないかんという認識はあるらしい。
 しかし。残念ながら、自民党ではこういう労働諸問題を解決することは、残念ながら出来ないのである。理由は後述しよう。

 その前に、何故こういう問題を先に解決しないといけないのかということを補足しておきたい。
 勿論、国民一人一人の生活のためというのが一番に来る。当然だ。生きていくためには、困ったことにお金が必要なのだから。稼いだお金は片っ端から生活費に、なんて人もいるだろう。それで経済が回るのだから、そこまで悲嘆に暮れることも無いだろう。内需というやつだ。現代人は生きているだけで社会貢献しているのである。

 内需に対して、外需という言葉がある。簡単に言えば輸出のことだ。
 よく、日本は輸出依存型の経済だから云々ということを言う人がいる。まあ実際そうなってしまっているのは確かに事実なのだが、だからそれが正しいとしてしまうのは、問題点が見えていない。そして頭が古い。20年前、まだ20世紀だった頃の発想である。
 何故輸出依存、外需頼みじゃダメなのか。競争相手があまりにも多すぎるからである。NICSだのNIESだのといったとこがまだ日本の競争相手ですらなかった時代なんてとっくに終わり、いまやBRICsすら通過してインドシナ半島やアフリカが競争相手になっている時代である。外需頼みというのは、そもそもそれが手っ取り早く経済を回せるからこそ意味があるのだ。競争して戦って戦って戦ってようやく勝ち残れるような状況で、日本は外需頼みの国なんだからさあ~とか言って無謀に突っ込んでいくなど、無駄に戦線を拡大させて自滅した大日本帝国の如し、である。
 もう少しわかりやすいように、具体的な事例を挙げよう。お隣の韓国である。一度国家破綻レベルの経済危機を経験した後、財閥を再編してとにかく輸出にむちゃくちゃ強い体制を作り上げた。それで見かけの経済は好転したんだけど、国内の格差問題を放置して内需拡大の努力を怠った。その結果、今結構やばいことになっている。どのくらいやばいかというと、大統領が竹島に上陸するくらいやばいことになっている。
 余談だがその韓国大統領を声高に非難した安倍総理は、韓国と同じ事を日本でもやりましょうって言ってるわけだからね。結局。なんなのかね。「争いは同じレベルの者同士でしか~」という事なのかね。

 とにかく。内需拡大が大事なのです。

 で、内需拡大のためには、一部の人間だけでお金をくるくる回してるような金融バブルの状態では当然ダメ。5月まではまさにこの状態。長くは続かない。
 上で書いたような、稼いで生活費に、という人にお金がいかないと、意味が無い。無論+αでお金が行くようになれば尚良し。
 しかし。そこで、はした金しか払いませんよ、残業代も出しませんよ、でも会社には残ってろ、なんて状況だったら。使うお金も無いし、あっても使う時間が無いし、だから経済周らないし。誰も得しない。という状況になってしまう。

 で、ようやく、自民党ではこの問題を解決できない、という話。
 現在どういう問題があるのかというのは、もっと詳しい人達がまとめてるのがいっぱいあるから、そっちに譲る。

 結論から言おう。彼ら自民党は、「やりたくても出来ない」のだ。

 安倍内閣発足以降、安倍総理や麻生副総理が、内部留保使ってでも雇用拡大してくれと経済界に要請している。そして、麻生副総理は国会答弁で共産党の助言でやったと認めている。まあ、一瞬耳を疑うだろう。何でそんな野党に花を持たせるようなことを、わざわざ言うのかと。
 自民党というのは、そう言わないといけない立場だからだ。

 戦後の日本政治史に詳しい人なら、与党自民党が節目節目で社会党などの野党の主張を取り入れていった、という事はご存じだろう。自民党のスポンサーは経済界だから、経済界が気にくわない政策は、出来ない。でもどうしてもやらないといけない場合がある。そういうときに、野党に妥協するという形でそういう政策を進める、そういう手法をとってきた。
 他人の意見に耳を貸す、と言えば聞こえはいいが、要するに他力本願なのである。

 さて。噴出している労働問題の改善だが、どうも経済界は乗り気では無い。と言うか批判的ですらある。そして未だに外需信仰だ。その経済界をスポンサーとする自民党が、内需拡大のためにも労働問題を一掃しましょう、とか、言えるわけが無い。

 やれることと言ったら、「共産党がうるさいから、しょうがないんですよぉ~」などとどこぞの営業マンみたいに言い訳しながら、場当たり的政策を進めるぐらいだ。

 何もしないよりマシとか言ったって、限度があるだろう。と言うか参院選が終わったら、自民党はこんな課題さっさと放棄してしまう可能性だってある。右右右な今の自民党はとにかく憲法改正がしたいだけなのであって、労働問題など心底どうでもいいのだから。

 今日までの情勢でいうと、4割以上の人は自民党に投票するらしい。百のネガティブな事実よりも一つのポジティブな嘘にすがりたい、という心境なのだろうか。その辺はよくわからん。よくわからんが、ポジティブに繋げていくための僅かなネガティブさから目をそむけているようでは、あんた達が欲しがってる安定なんて夢のまた夢だ、という事は指摘しておこう。

 どんだけ伝わるのか知らないけどさ。

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仕事の受注とか


一年とちょっとくらい前、具体的に言うと去年の3月とか4月辺り。実はその頃には、もう景気回復してきたなという実感があって、仕事の受注増えてきましたねとか普通に会話してるのが聞こえてきたりしてた。

ところがその後、日本の景気は再び暗転。したと言われてるけど、実際の所そんな簡単に状況が変わるわけがない。ギリシャ危機だの中国の景気減速だのいろいろ理由付けされてたけど、中国が景気減速したつったって恐慌になったわけでも無しそんな急激に受注が減るわけがない。実際今そんな事殆ど言われないしね。ギリシャに至っては、一番影響食らったはずのドイツが割とピンピンしてんだから。
為替や株式の投資家やそのアドバイザーは、大口投資家はギリシャの選挙結果は緊縮派敗北を織り込み済み、って言ってて、実際そうだったんだろうけど、いざ結果が出たら何かの力が働いたかのように相場急落の方向に持ってかれちゃった。エコノミストからも困惑の声が出てたのが印象深かった。

原因がわかったのは数ヶ月後。自民党総裁選で安倍晋三が勝ったら、待ってましたとばかりに相場好転。
実体経済が変わってないのにそんな簡単にね、相場なんて急変しないんですよ。変わるとしたら、元々変わるべき状況にあったのに今まで押さえ込まれていたか、急変するくらいのお金持った誰かが介入してきたか、どっちかなんですよ。
どっちにしたってね。そういう事をやった誰かがいて、安倍政権樹立の見通しが立ったらそいつらは相場上昇の方向に持って行った。これに反論があるのなら是非お聞きしたい。

一年前って言ったら、民主党政権下。民主党政権への賛否はともかく、その頃には既に景気回復は始まっていた。けど、民主党政権で景気回復されたら、困る人達がいたんだろうね。だから、景気回復のチャンスを潰しちゃった。自民党政権になってから証券市場はやたら活気づいてるけど、実際の雇用や生活の方、どうですか? 去年の春は確実に増えてる実感があった仕事の受注とか、今どうですか? 増えてるならそれでいいんですけど。

ちなみに証券会社の自民党への肩入れぶりってハンパないよ、てことは申し添えておこう。講演とかで株価上げるには自民党が選挙で勝つのが一番とか言い切っちゃうくらいだから。
日本の投資家は右寄りの思考持った人に偏っちゃってるから、今まで特に何も言われてこなかったんだろうけど。そもそもまずここだよね。アメリカだと左の視点持った投資家とか普通にいて、それでバランスとってるのに。

ま、今日の所はこのくらいにしといてやる。

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