Angel Beats!第1話感想


 折角CBCを見れる環境にあるので、「Angel Beats!」の第1話を生で見てみた。
 正直な話「Angel Beats!」は発表当初は全然期待していなかったのだが、アニメーション制作のPAワークスがかなり力を入れてるらしいとのことで、ちょっと期待していた。
 結果は、「う~ん、微妙」というのが正直な感想。
 確かに、作画は悪くない。が、シナリオ、というかキャラ同志の掛け合いというか、その辺がどうもいまいちである。
 はっきり言ってしまえば、ギャグがつまらない。笑えたのは「キーコーヒー」ぐらいなものである。
 麻枝准のギャグが冴えないものになっているのは「智代アフター」の頃からで、「リトルバスターズ!」で少し立て直したかなと思ったのだが、「エクスタシー」でまた迷走して、結局迷走しっぱなしのまま「Angel Beats!」に突入してしまった、という感じである。
 どこで見たか忘れたが、尺の都合でギャグパートをかなり削ったと麻枝准は言っているのだが、むしろそれで正解だったのでは無かろうか。というか、いっそせめて第1話くらいはギャグパート全部削ってシリアス展開一直線、という風にした方が良かったのではあるまいか。
 それと、ゆりが見た目だけでなく中身までハルヒっぽいキャラになってるのも何とも。まんまハルヒだったらそれはそれでぶっ飛んでて面白かったのだが、中途半端に「それっぽい」キャラになっている為、却ってうざったい。
 「麻枝准原作・全話脚本」というのがこの作品のウリの一つであるが、それが裏目に出ているのではないか? と思った。
 もちろん、麻枝准はアニメ脚本はこれが初めてなのだから、おそらくその初っぱなで書いたと思われる第1話の出来がいまいちなのは、致し方ないのかもしれない。でもだったら、「全話脚本」なんてことにこだわらずに、初めのうちはプロの経験者がフォローするとか、そういう手法を取るべきではなかったか? 
 久弥直樹の「sola」がそうであったように。
 まあそれでも、「見るに堪えない」というほどのものではなかったから、第2話以降もたぶん見るだろう。夜がきついから、次は録画で見ることになるだろうけど。
 DVD買うかどうかは、さらにその先の話だなあ。正直、全話第1話みたいな調子だったら、ちょっと厳しいですよ。
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