Angel Beats!第7話感想


 前回更新してすぐに知ったのでもう一週間前の話になりますが、天使の名前「たちばな奏」は「立華奏」と書くそうです。ビジュアルアーツが商標登録申請しているようです。
 見つける人もよく見つけるなあと思うのですが、わざわざ商標登録するVAもなんだか凄いと思います。
 て言うか、人名って商標登録できないと思ってましたが、調べてみたらそんな事無いんですね…。あと、「立華」って姓としてちゃんと存在するんですね、ATOKの辞書にちゃんと入ってました。
 商標の範囲は指定された製品にしか及ばないので、今後「立華さん」が娘の名前に「奏」って名前付けても法的には問題無いのですが。アンソロとか同人誌には凄い影響が出ますね。商品の範囲に、「印刷物」も指定されていますから。商業アンソロって、なんか著作権者の許可も得ずに発行しているのが結構あるらしいので、それへの対抗策ですかね。商標は、取れれば著作権とは比較にならないくらい強い措置を執る事が出来ますから。
 さて、そんな奏ちゃんも含めて、7話の感想。前回、自分は「6話と7話はセットだ」という仮定で、感想やら考察やらを全部今週の自分にブン投げたわけですが。それは正直、ちょっと失敗だったみたいです。
 て言うか、そもそも「7話がクライマックス」という話自体がガセだったらしくて。なんかもう見事に釣られた、って感じです。
 とりあえず、順番に感想とかを書き綴っていくと。まず、直井いきなり音無に懐きすぎ。て言うか、何故何食わぬ顔でSSS入りしてSSS司令部にいる!? いくら前回、いきなり抱きしめられちゃうキャーワーな展開だったからって。
 とりあえず、直井が「あくまで自分を神だと主張し続ける」ギャグ要員で、でも音無には従順なBL要員だという事は良くわかりましたが。
 まあ、これで「AngelBeatsは腐女子向けアニメである」という事がはっきりしたわけです。やたら男キャラ多いし数少ない女キャラである入江と関根は全然しゃべんないしで、一般的な「萌え萌え言ってる男性アニメファン」を相手にしてない事はうすうす感じていましたが。
 まあ、そろそろ「鍵っ子と腐女子は手を取り合うべし」ってことなんでしょうね。俺は全然OK。あ、あくまで手を取り合うという点での意味であって、BLに走るというところまで行くのはやっぱり抵抗あるというかなんというか…。
 そして音無の記憶とフルネームが明かされますが、なんか正直このタイミングで明かされる意味がよくわからない。記憶が明らかになったところで、じゃあどうなるのかなと思ったらそんなの全然無かったかのように釣り(文字通りの意味での川釣り)展開だし。て言うか、見ていて「何このCLANNAD汐シナリオ」という思いが頭を離れなかったのですが。
 とりあえずここで音無の記憶を戻したのは、下の名前である「結弦(ゆずる)」を思い出させて「奏」と仲良くさせる為、という事なのかもしれませんが。ある意味「音無の記憶無し」は話の展開の切り札なのだから、こんな使い方をするのは正直とっても勿体ないかなー、と。
 でもって、後半。まあ前述のように、川釣りを中心とした完全ギャグパート&ほのぼの学園モードで今回は終了、というかなんか奏ちゃんまで釣りに加わってもう殆ど最終回でもOKじゃなね? みたいな状況でで終わるのかと思わせきや、一番最後で何故かゆりが一人で新しく出てきた別の「天使」と戦闘してた、という超展開。
 なんだけど、今回のはあまりにもそれまでの展開がgdgd過ぎて、逆に正直「え?え?え?」としか思えない。なんかこう、5話ラストで突然直井がSSSに牙を剥いてきたときのような「次どうなっちゃうんだろう」みたいなワクワク感は、正直無いですねえ…。
 ただ、「もう一人の天使」が出てきた事で、これまで抱いてきた「なんで天使ちゃん、普段SSSのメンバーと顔合わせても平然としてるん?」という疑問は、ちょっと解消された気はしますが。仮にいくつも天使の個体(というか人格?)があるんだったら、「普段の生活上の天使」と「反逆者を粛清する天使」は別個の存在である、ということは何とか説明は出来そうです。
 あと、今回のゆりは異常なまでに勘がいいというか、頭が回るというか。
 確かに頭脳派のリーダー、という設定ではあるらしいのですが(Track ZEROでそういう扱いになってるらしい、自分は読んでないので知らないけど)。今までゆりの立ててきた仮説がことごとく否定される展開もあって、ゆりもアホなリーダーだと思っていたのですが。なんかまだ、台詞として語っていない、腹の中に抱えている「事実」を持ってるのかもしれません。
 ただ、それを伺わせるような伏線は、今のところあんまり見えてないんですけどね。まあ、自分が全然見当違いな事を言ってるだけなのかもしれないけど。
 まあ、ぶっちゃけて言ってしまえばこの話って、元はギャグアニメとして企画されていたものを無理矢理に「泣ける話」に作り替えたものらしいので、展開とか世界観とかに無理があるのはしょうがない、ぐらいに割り切っといた方がいいのかもしれません。
 それはそれとして、6話までの話を前提にしたものですが、面白い考察を見つけたので紹介。
http://d.hatena.ne.jp/Zucce/20100511/p1
 さて。なんかクライマックスと言うよりは、中だるみ→振り出しに戻った感があるAngelBeats。来週はどうなるんでしょうねえ。折角関西地区で視聴率4.9%も取ったんだから、その勢いを落として欲しくないものですが。

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