フジテレビに水を差すと死んでしまう


 スカパーのチューナーの上に置いていた鉢植えから水がこぼれてチューナーが壊れてしまったためにTVはアナログ地上波しか見れない状態の荒野草途伸です。
 さて、今日、一通のB4茶封筒が届いた(右図)。豊島局の料金別納郵便の印が押されているが、差出人は全く書かれていない。そこはかとなく怪しい雰囲気を醸し出している。これはもしや新手の詐欺か、諜報機関から流れてきた機密文書の類か、と期待に胸をたからせながら開けてみたら。
 中から出てきたのは、
「公開買付説明書の訂正事項分/株式会社フジテレビジョン」。
 ガッカリ。
 というか、2/11付文書で書いたとおり、ニッポン放送株10株は既に自分の手元にはないわけで。この様な物を送ってもらったところで、私としてはもうどうしようも手の打ちようがないのだが。TOB開始時の名簿そのままに、案内を送りつけてしまったんだろうか。うーん、フジテレビ、相当焦ってるのかね。こういうのは普通社名入りの封筒で送ってきそうな物、というか前回はそうだったのに。差出人名も無いとは。
 と思っていたら、フジ、50%超取得へ新株予約権 ニッポン放送を子会社化へというニュースが。おいおい、そこまでするのかい。ていうか、特定の誰かに大量の新株予約権を割り当てるみたいな行為は、株主総会の議決を得ないと出来ないんじゃないのかい? でないと、他の株主に対して著しく公平性を欠くと思うのだが。
 ついでに、昨日のニュースだが、電波法改正案、今国会提出へ 放送局の外資規制強化というのも。ライブドア対策もあって、与党が法改正を急ぐって。
 なんだかねえ。いや、いいんだけどさ。9年前にテレビ朝日株が、マードック氏率いるニューズグループに間接大量保有された時には、何もしなかったような気がするからさ。フジサンケイが絡むと動きが速いねと。


フジテレビに水を差すと死んでしまう」への4件のフィードバック

  1. 水瓶

    ライブドアによる影響拡大を危惧し、同社の排除を目的とした排他的新株予約権…。堀江社長を「日本式市場取引にそぐわない」として散々叩いているのに、自分達の行動は非難されうるものではないとでも主張するのだろうか、フジテレビは(>‐<)

  2. 荒野草途伸

    少なくとも今回の一件で、投資家のフジテレビに対する評価は非常に厳しいものになったと思います。今後フジサンケイグループで大規模な資金調達が必要になった時に、不利になるんじゃないかと・・・。いやま、私がそんな心配したってしょうがないんですけど。

  3. 荒野草途伸

    フジテレビも方針転換を余儀なくされているようです。まあ、ライブドアと組むこと自体、そんな悪い話じゃないと思うけどねえ。アメリカのMSNBCみたいな巨大ニュースメディアの誕生につなげられる可能性もあるわけだし。でもそうなると、よその放送局も再編に向けて一気に走り出す可能性もあるなあ。

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