Key作品は全部やっていてもコナミのときメモはやったことがない荒野草途伸です。
ときめきメモリアルといえば、「恋愛シミュレーション」という分野を定着させたゲームで、「ギャルゲーは知らなくてもときメモなら聞いたことがある」というくらい有名な作品です。映画になったり、最新作の「3」と「GirlsSide」の開発の際には「ときメモ投資信託」という金融商品が発行されてそこそこの配当実績を出すなど、正にこの分野に於ける王者、象徴的作品とも言えるタイトルです。
そんなときメモの次期バージョンが発表されました。「ときめきメモリアルOnline」。近年はやりのMMO-RPG(インターネットを主としたオンライン上で、不特定多数のプレイヤーが同時進行で参加する、キャラクター育成とコミュニケーションに主眼を置いたゲームの事)に、ときメモの概念・世界観を持ち込んだもの、のようです。
上記サイトのゲーム概要では一応、「学園コミュニティ・ゲーム」と銘打ってはいますが。少なくともときメモのタイトルに惹かれてくる人は、過去のときメモのジャンル=恋愛シミュレーションに類するものを求めてやってくるでしょうから。事実上、バーチャル恋愛MMO、となる事は間違いないでしょう。
そもそも恋愛シミュレーションゲームというのは、恋愛というものを現実から切り離してしまう代わりにある程度の確率での成功を保証する事によって、ゲームとしての存在性を確立している、という性質があります。
しかしオンラインゲームでは、参加するプレーヤーは当然全て(何らかの形で)現実に存在する人間であり、この中でそのまま“恋愛”をしたところで、その成功確率は限りなく現実に近いものとなってしまいます。また、そこが仮想空間であるとの認識を忘れ、ゲームの中に本物の恋愛を求めてしまうプレーヤーも出てきかねません。これでは、ただのアバター付き出会い系サイトと変わりが無くなってしまいます。
この様な事を防ぎ、あくまでゲームとして成り立たせるためには、「オンラインでありながら限りなく現実性を希薄にした疑似恋愛」という、難しいゲーム設計が求められる事になります。まさに、ゲーム業界の雄コナミの腕が試される、といったところでしょう。
これの開発はまだ始まったばかりで、世に出るのはおそらく当分先の話と思われますが。需要は限りなくある分野なので、出たら大人気を博すのは間違いないでしょう。既にサイトアクセスに制限がかかっているようですし。
で、荒野草途伸はこれをやるかっつったら、うーん・・・・たぶん、やらないだろうなあ。恋愛は間に合ってるなんて事は全然無いけど、正直高校生活の追体験なんてしたくないし・・・。
「ときメモOnline/アクセス不能です」への2件のフィードバック
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。
「ときメモ」ブーム
今度の「ときメモ」はMMO?新作「ときめきメモリアルOnline」をここに公開 [ITmedia Gamesより]
えーっと、「ときメモ」ブームの時に友達に借りてやりました。
親に見つからないようにこっそり、深夜に隠れてやりました。
あの当時はまだ純粋でした。
純粋な…
恋愛NEET
NEETというのは「Not in Education,Employment,Traning」の略で、教育も就職も職業訓練もしていない人のことを指す造語であるが。この言葉をもじって「Not in Education,Engage,Traning」としたものを「恋愛NEET」と呼ぶことにする。