安保法制廃止後の安保体制について
- 枝野:
自衛権は合憲。日本と関係ない部分での武力行使は違憲。
領土領海内での自衛行動は何ら問題ない。
- 敵基地攻撃能力(反撃能力)について
- 枝野:
敵基地攻撃能力事態は合憲。先制攻撃が違憲。
悪用しないと言う国民のコントロールは必要。
現実問題として、敵基地攻撃能力は相手国の軍備増強につながるので意味がない。
家族の扶養義務を定める家族条項について
- 打越:
2012年自民党改憲案では家族条項が入っている。
9条は重視しても24条は見ていない人が多い
右派からすると邪魔な内容
子供家庭庁という名称にも家族責任の思想が入っている。
- 近藤:
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子供家庭庁は子供を守る内容になっていないため、反対せざるを得なかった。予算を増やさずに省庁いじりに終始している。
子供の虐待・自死は家庭内に原因があることが多い。矛盾している。
自民党的価値観の押しつけ。
- 防衛費GDP2%という岸田政権の方針について
- 枝野:
憲法論で言えば、金額は関係ない。
客観的に見て、防衛費は額ベースで非常に多い。税金の無駄遣いという観点からは問題。イージスアショアのような無駄遣い事例もある。
西側の同盟を維持するという観点からは意味があった。
- 中川:
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日本が主体的になることが大事。アメリカの要求に対して盾になってきたのが憲法9条。
- 議員を先生とよぶのは何故ですか
- 枝野:
内輪の会合では先生と呼ばないでと言っている
先生と呼ばないと怒る困った議員がいるので、役所からするといちいち分類しないといけなくて面倒なので、先生と呼ぶ習慣があるようだ。
- 打越:
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弁護士同士でも先生と呼び合う。名前を忘れても先生で通じるので便利なのでよく使う。
- 改憲が必要な項目はあるか
- 枝野:
党として決めていることはない。
個人的見解として、臨時国会の召集に期限をつけるのは必要。それと解散権の制約。無制約な解散権は19世紀の名残。
- 中川:
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党憲法調査会で整理中。憲法裁判所を設置するなら改憲が必要。
- 打越:
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25条(生存権)の質問が出たが、憲法を変える必要はないと思う。生存権実現の為の法整備は必要。
- 同性婚について
- 打越:
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札幌地裁判決で、現行憲法でも同性婚禁止は違憲という判決がでている。
- 北朝鮮がミサイルを撃ってきたときの障害者の避難について
- 枝野:
(安全保障と戦争・災害の話を分ける)
絶対安全と言うにはアメリカの倍の予算をかけないと無理。
北朝鮮が自暴自棄になったら何をしても避けられない。
障害者が災害時に避難が大変というのは東日本大震災でも出てきた問題。北朝鮮とか関係なく対応が必要。
- 中川:
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国民保護法と言う形で自治体の長が責任と権限を持っている。
コロナ禍では自治体を押しのけて国が全面に出てきて混乱を招いた。ここを自民党は勘違いしている。
自治体にフリーハンドを与える方策が必要。
- 個人情報保護について
- 枝野:
個人情報保護法は与野党で協議して作った。時間が経過して情報技術も進歩しているので、見直しは必要。
安直にやると表現規制につながりかねないリスクがある。かなり腰を据えて取り組む必要がある。
中堅若手にがんばってほしい。