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万博五輪所感日誌20181125


 愛知万博は、当初のテーマは産業博覧会で、天然記念物の棲む県有林を切り開いて会場を造成し、跡地は既に人口減が予測されて需要が無いことが明白な住宅団地を造成する予定だった。反対するのは初めは瀬戸市の南東部の住民だけだった。
 だが万博の問題点を糾弾し、最終盤には万博を潰す勢いで反対運動を続けたことで、テーマは環境博に変わり、主会場は既存の愛知青少年公園に変わり、跡地は瀬戸会場は自然公園に長久手会場は現在のモリコロパークとなった。
 それで愛知県の産業経済は衰退したか。否。30年以上にわたって、愛知県の好況は続いている。近年では製造業への偏重からの脱却も進んでいる。

 翻って東京や大阪はどうだろうか。東京五輪も大阪万博も、昭和ノスタルジーが生み出した幻想に過ぎない。
 とりわけ、東京五輪は東北復興の足を引っ張り過労死まで産み出す日本の癌、国難でしか無くなっている。五輪や万博の問題点から目を背け糾弾から逃げ放置する真似をすれば、この2都市は遠からず衰退するであろう。

 まあ、未来の首都名古屋からすれば、好都合な話ではあるが。


赤旗電子の版_読み上げepub作成支援ツール


 最近合成音声読み上げ機能が発達している。「赤旗電子の版」はタブレットで赤旗日刊紙が読める便利なサービスだが、眼精疲労で目も開けていられない状態だと、当然読むことはできない。
 AndroidにはGoogleテキスト読み上げという音声読み上げ機能が備わっているので、赤旗電子の版もスマホで読み上げ出来ないかと思い調べた結果、AndroidではepubファイルをGoogle Play Books に登録すれば読み上げが出来ることがわかったので、その為のepub作成を自動化出来ないかと考えた。

 1週間ほどVB.NETを使って片手間で作成した。epub作成までは行かないが、その前段階のHTMLファイルの出力までは出来るようになった。

http://kouyaxatosi.info/project/application/akahatadensinobansyutoku.zip

 尚、epub作成は一太郎を使うのが一番楽なので、作成ファイルを一太郎で開く機能もつけてある。このままActiveX経由でepub作成も(たぶん)出来ると思うのだが、さすがに時間がどれだけかかるかわからないし、一太郎はプレミアム版などに「詠太」というかなりまともな日本語読み上げプラグインが使えるので、スマホで無くPCの詠太で読み上げる場合もあるだろうし、開いてから先は手動で、と割り切ることにした。

 自分専用ツールと考えているのでサポートはしないが、使いたい人もいるかもしれないので、一応公開はしておく。
 ちなみに、ソースファイルが欲しい人は個別に連絡して欲しい。(公開出来るような綺麗なコードでは無いので。)


使い方:

  1. ダウンロードしたzipを解凍して、出来たフォルダの中にある「赤旗電子版読み上げ用抽出.exe」を実行する
  2. 出力先フォルダを指定する(デフォルトではC:¥TEMPになってます)
    一太郎で開きたい場合は、「出力ファイルを一太郎で開く」にチェックを入れて下さい。(※一太郎がインストールされていない場合は指定出来ません。)
  3. 一番下の「赤旗電子版本日分取得」を押すと、別ウィンドウが開いてすぐに取得処理が始まります。
    ログインセッションが切れている場合は、ログイン画面が表示されます。ログインするとすぐに取得処理が始まります。
    取得処理中に画面をいじると、取得処理は止まります。
  4. 取得が終了すると、出力先フォルダが開きます。ファイルは、「赤旗電子の版(日付)output.htm」という名前で保存されています。(※一太郎オープンを選択している場合は、一太郎用HTMLも出力されます。)
  5. 一太郎かGoogle Documentを使ってepubファイルを作成します。(※その他のepub作成ツールでも構いませんが、読み上げ確認はしていません。)

一太郎でのepub作成法


取得ファイルを開いた状態で、「ファイル」-「他形式の保存/開く」-「EPUB保存」を選択します。


[表紙]に[シート]を、[種類]に[リフロー]を選択して、保存します。

出来上がったepubファイルを、Google Play Booksにアップロードします。(後述)

Google Documentでのepub作成法

Googleドキュメントhttps://docs.google.com/document/u/0/ で、ファイル選択ツールを開きます。

「アップロード」画面に、出力したHTMLファイルをドラッグ&ドロップします。

「ファイル」-「形式を指定してダウンロード」-「EPUB Publication(.epub)」を選択します。

ダウンロードしたepubファイルを、Google Play Booksにアップロードします。

Google Play Booksへのアップロード

Google Play のマイブックhttps://play.google.com/booksを開き、右上の「ファイルをアップロード」ボタンを押します。

一太郎またはGoogleドキュメントで作成したepubファイルを、ドラッグ&ドロップします。

Androidでの読み上げ法

Play ブックス を開き、「設定」画面を開きます。

設定画面の下の方の、「自動的に読み上げる」にチェックを入れます。

アップロードしたepubファイルを開きます。
自動的に読み上げが始まります。

ちなみに、まともに通常速度で全部聴いてると、丸一日かかります。

補足:
標準のGoogleテキスト読み上げエンジンはあまり日本語がお上手では無いので、KDDIが提供している「N2 TTS」アドインの使用をお勧めします。

 尚、このプログラムは荒野草途伸が個人で作成したものであり、現状では日本共産党中央委員会とは何の関係もありません。