リーマンショックと連合王国EU離脱の違い


 本来わざわざ説明するまでも無い事の筈なのだが、「伊勢志摩サミットで安倍さんが言ったとおりのリーマンショック級の危機が起きたじゃ無いか!」とかほざくバカウヨが現実にいたので(ネットで無く、本当の現実)


一応説明しておく。
(※「はがない」は「はがき」の打ち間違い、本題とは関係ないので無視して良い。)

 リーマンショックとは、米国の金融機関でサブプライムローン(低所得者向け住宅ローン)の過剰貸出による焦げ付きが深刻化し、遂には金融最大手の一角リーマンブラザーズが倒産するに至って金融市場に不安が拡がると共に資金供給不足に陥り、世界恐慌状態になった事件のこと。

 一方、今回の連合王国(通称イギリス)EU離脱は、純粋に政治的な問題。(この時点で既にリーマンショックとは全くの別物。)事前予測で残留派優勢と伝えられていた為一時的に為替がリスク回避の方向に走ったが、アルゴリズム取引の自動判断による反対決済の範疇を出ていない。各国中央銀行が対応することは目に見えている為、市場は徐々に落ち着きを取り戻している。元の相場まで戻ることは無いにせよ、今の段階で世界恐慌というには到底ほど遠い。

 正しい知識を身につけて、くれぐれもバカウヨや自民党信者が流すデマに惑わされないように願いたい。


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