国際情勢について

 今回はちょっとまじめな話をしよう。いやこう書くと今までがまじめでなかったように聞こえるが、実際そうでない節があった。もちろん、まじめに書いていた物もあるので出来るだけ誤解はしないで欲しい。
 というわけで、今日は国際情勢についてである。今現在の段階でホットな話題といえば何と言ってイラクだろう。「クリちゃん逆噴射〜」で五輪開催中に戦争おっぱじめようというとんでもない事態になっているからだ。いやしかし、20年前ならともかく現在の権力主義・商業主義にまみれたIOCに、とうてい世界平和の象徴を見いだすことなど出来ないから、案外これは問題無いことなのかもしれない。ああ、もしかしたらアメリカは、現在のこの状況を既に14年前に察知していて、五輪開催中でも戦争が出来るようにわざとロサンゼルス五輪を商業五輪として開催するよう仕向けたのかもしれない。ううむ何という鋭い先見感、さすがはCIA我が敵だ。
 ということでこの話はおしまい、イラク滅亡、アメリカばんざ〜い、これで世界は平和めでたしめでたし〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
冗談じゃない、そんな事になってたまるか。戦争は戦争なんだよ。わたしゃこれでもかつては過激派希望だったんだぜ、今でもばりばりの反米主義者だぜ、たとえ天地が逆立ちして朝の歯磨きしたって、そんな事は認められねえ。
 そりゃあ、サダムは悪い奴だよ。ショーコ−とどっちが悪いかと聞かれたらちょっと困るけど。まあ何と言っても独裁者だからねえ。そんな事言ったらインドネシアのスハルト大統領も悪い奴だしおまけにバカけど、まああの国は今世紀中につぶれるからいいや。つぶれると言えば、日本がつぶれるのはいつになるのかねえ。沖縄が独立するのって当分先になりそうだから、私しばらく「日本」で生活しなきゃいけないんだけど。ちょっと気になるね
 話を元に戻そう。サダムだよサダム。いやサダムじゃない、クリちゃんだ。なあ、クリちゃん、サダムいじめるのはいいんだけどさあ、何もイラクの一般市民まで巻き添えにすること無いでしょう?かれらあんた方のやってる経済制裁とかで生活苦しいって言うじゃない。その上泣きっ面にミサイルなんてことやるわけ?それともサダムが死んだらあなた達でイラク市民の生活保護やる用意があるとでも言うの?無いでしょ?アメリカ国内の福祉予算削る位なんだから。だったらやめなよ、よけいな恨み買うだけ。
 とまあちょっと軽い口調で書いてみたけど、実際イラク攻撃して泣くのは一般市民、というのは事実だ。そもそも今回の戦争目的が「威嚇制裁」以外の何者でもないんだから。市民に取っちゃいい迷惑だよね。おまけに死ぬし。
 だいたい、前から考えていたのだが、アメリカという国は人の生命というものをあまりにも軽く見過ぎる。戦争でも、人質テロでも、犯罪捜査でも。そもそもあの国、第二次大戦中に東京名古屋広島で50万以上の一般市民殺してるし、ベトナムでは化学兵器なんぞ持ち出して奇形児まで生産している。おまけに核の傘とか言う危なっかしい理論まで持ち出して同盟国まで核戦争の危機にひきづりこむし。けしからんよ。これが自由の国アメリカのやることだなんて、全く持って悲しいね。ワシントンもリンカーンも泣いてるぜきっと。いや泣かんか、アメリカの歴代大統領ってみんな偽善者だって言うし。
 まあそもそも国家というのは、大きくなればなるほど,成立してからの時間が長いほど、設立当初の理念を忘れ国民から遊離していくものなのだ。そうするとこの日本という国はイザナギの頃から悠久の時を経ているらしいから、国家と国民の心が一体であるはずがない。そんなだから、橋本の龍ちゃんがどんなにあたふたしても結局国民のためになっていないのも当然だな、という結論を得て、私はこの文書を保存する。

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