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日常〜リトバスアニメ26話感想〜

 
 
 リトバスアニメは、NHK教育で放送した方が良かったんじゃ無いかという気がします。いや、NHKなんて望んで放送出来るところじゃないというのはわかってますが。全26話見終わって、そう感じたのですよ。そんな感じの終わり方。
 NHKだと小毬ちゃんのパンチラ出せないじゃん! とかいう人がいるかもしれませんが、そもそも鍵アニメにそんなものいりませんから! 京アニAIR1話で観鈴が転んだとき、パンチラさせるという案もあったが鍵っ子はそんなの望んでないと判断してやめたと石原監督がコメントしたとき、絶賛の嵐だったじゃないですか。だからこそ理樹みたいな性的に未熟な主人公が受け入れられて、むしろ共感する人が多いのですよ。そこを認めたがらない人は激しくリトバスを攻撃してきますけど。未だに。…まあ、そもそもリトバスを18禁化してアンチにエサをやってしまったのはほかならぬKeyなんですけどね。
 
 
 
 さて。肝心の最終回の内容。冒頭のBGMがいきなり遥か彼方。うーん。謙吾覚醒との落差が狙いなんだろうけど、さすがにクライマックスシーンでも無いのに使って欲しくは無かったなあ…。リフレイン原理主義の人からするとこの歌は恭介の歌だから最後のクライマックス以外では使うべきでは無いらしいですし、まあそこまでは言いませんがストーリーと密接に絡んだ重みのある曲であることに変わりは無いので。
 恭介の歌というワードが出てきたのでついでに触れておこう。遥か彼方の歌詞は恭介が鈴に宛てたメッセージなのですが、一方で題名通りに、もう一組繰り返しを続けていた葉留佳佳奈多の姉妹の存在も示唆しています。恭介−鈴と佳奈多−葉留佳が対になる存在であることは、EX以降のオープニングからもわかりますし、作中で鈴と葉留佳がお互いに抱いているコンプレックスからも読み取れます。アニメではどうもこの設定をあまり重視していないようにも見えますが…。なんか理樹視点にこだわっている節があるので、鈴視点になるこの設定は重視していないのかもしれません。
 
 で、その葉留佳ですが。最終回になってやけに葉留佳推しになっています。美魚も出番多いし、「この二人冷遇されてる!」という批判への対応でしょうか。ストーリー展開の都合で出番が無いというのはある程度仕方が無いことですが、広報や販促でまで扱いが悪いとなればさすがに我慢ならないでしょう。自分も、アニメの宣伝バナーに葉留佳か美魚のどっちかが用意されたら貼ろうと思っていたのですが、ついに最終回まで貼る事が無かったですし…。
 そんな扱いの悪さをよそに、今回アニメ化で一番人気が伸びたのは美魚では無いかという感じがします。アンケートとかとったわけでは無いので客観的なデータがあるわけではありませんが、ある特定の客層を掴んだなあという印象があります。最終回はその方達にとっては満足な内容だったんじゃないかなあ。わかんないけど。
 
 
 
 
 今回で前半は最終回。後半は…これ結局どういう形でやるのかわからないぞ。やるにはやるんだけど、BDの売れ行きが悪いから放映の方針が定まってないってことなのかねえ。
 
 ま、何年後になるかわからんが。その日が来るまで日常に戻ろう。
 
 
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