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NYG〜リトバスアニメ23話感想〜

 
 
 NYG=なんだかよくわからない現象。NYP(なんだかよくわからないパワー)とは表裏一体と考えられる。NYFはNYGによって生み出された存在の一つである。
 この言葉は今適当に作ったものであり、実際のリトルバスターズ!の設定とは関係ありません。
 
 
 
 さて。宇宙兄弟以外にも宇宙もののアニメやってるらしいという噂を聞きつけてリトバス見始めた人は、今回の話見てどう思ったでしょうか。「え? 何か知らんけどみんなで作った不思議世界の中でのお話なんでしょ?」とかあっさり言われたら、クドわふたーでやっと話の内容理解した自分なんか立つ瀬が無くなるのですが。
 そうそう、クドわふと言えば、全年齢版の発売が正式発表されましたね。位置づけが「リトルバスターズ!のスピンオフ」から「もう一つのリトルバスターズ!エクスタシーの世界」に変更されてます。変更じゃなくて元からそうなのかもしれないけど。
 
 
 今回でクドの話は終わり。BDが売れればクドわふアニメ化もあるのかもしれないけど、そんな先の話はわからんし言ってもしゃあないので、今回で終わりということにしておく。
 結局、クドを縛り付けていた鎖とは何だったのか。クドが勝手にお母さんの言葉を重く受け止めてしまった、と言ってしまえばそれまでですが、お母さんも無駄に意味ありげな台詞を言ってしまってクドを混乱させたとも言えますし、難しいところですね。自分の子に自分の道を歩んで欲しいと願う反面、どうしても期待を寄せてしまう。結果、言葉が抽象的になってしまい、余計娘を混乱させる。クドは既に起きた仲間の事例(美魚とはるかな)も参考にして自分の思い込みに気づいた、と解釈すればいいのでしょうか。
 この親子間の行き違いというテーマは、互いに親代わりになろうとしていた葉留佳佳奈多の関係にも当てはまりますし、理樹と恭介の関係でも、この後おそらくどこかでやるであろう話の内容と繋がってきます。リトバスの複数ある柱の一つですし、それを最もわかりやすい形で示しているという意味でも、クドの話はリトバスの「象徴」と言えるでしょう。
 
 あと、女テロリストが勝沢と似てる…ように見えるんだけど、違うと言われたら違いますねと返してしまうレベルなんだけど、でもやっぱり似てるんだけど。19話でクドをいじめた勝沢の姿がテロリストとダブって見えているのだとしたら、この世界には割とダイレクトに観測者の「悪意」が反映されてしまう、という解釈も出来ます。となると、葉留佳から見えていた佳奈多の悪意も、葉留佳の心境が作り出した幻影だった、と言えるけど、やっぱりわかんなくなってきた。 
 ところで、ここまで書いて今更なのですが、あのいじめっ子二人組ってどっちが高宮でどっちが勝沢なんでしたっけ。
 
 
 世界観に関しても、この3話で随分と進展がありました。「私達のうち、誰が欠けても──あの世界は存在しないのです」──西園美魚、親友を励ますときに。もちろん、すぐハブられることを僻んで言ってるわけではありません…いや、実はそういうことなのかもしれないけど。
 見たくない現実は見なくていい、というのは鈴の台詞ですが、アニメではこの言葉が当てはまるのは鈴では無くむしろ理樹なのかもしれません。起きたことを既に思い出したクドの記憶が流入しそうになったとき、理樹が拒絶反応を起こしたように頭痛になっているのは、まだ現実を見たくないという理樹の防衛本能の表れなのかもしれません。そう考えると、記憶を取り戻した美魚と葉留佳が何かを伝えようとしているのを理樹が無意識に拒絶した結果、連絡がとれなくなったという説明も成り立ちます。理樹と同じく現実を見ないようにしていた事があった小毬は、拒絶を回避する術を心得ているので認識の範疇に留まり続けることが出来ている、といえます。
 認識されなかったからいなくなったっていう佳奈多の台詞、ちゃんとやるかなあ…?
 
 
 他にも気になったシーンや台詞があるのですが、到底まとまりそうに無い。どうせ憶測に基づく解釈しか出来そうに無いので、メモだけ書き残しておく。
・部室前、立っているのは恭介・謙吾・佳奈多
・こびとの絵。8人から7人に減ってる。これ前と同じ
・新聞紙ブレードで鈴が倒されとる
・小毬がいくら何でもアホすぎる。ボールくらい見ろ
・「初めてだ、そんな大事なこと任せて貰えるの」
 
 
 
 残り3話。さてどこまで疑問が解明されるのか。
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