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主役はいらないです、リキだけ下さい〜リトバスアニメ8話感想〜

 
 
 前回私は、クドの読んでる本をFTPではなくもっと伏線になるものにすればいいのにと書きましたが。あれは間違いでした、FTPはちゃんと伏線でした。私が間違っておりました。
 どういうことかというと。原作ゲームでは開始時点からクドは理樹を好きな展開になってます。アニメでも既にそれっぽい描写がありますね。しかしクドはえっちな子なので、たぶんただの好きでは止まらないでしょう。頭の中では理樹といたしてしまって子供も出来てしまっているのです。子供はもう離乳期で、そろそろ外で遊ばせる時期に来ているのです。だからクドは、本を読んで一生懸命公園デビューの勉強をしているのです。クドの中ではこれが真実なのです。
 こういうところがクド人気の秘密なのでしょうね。私は佳奈多好きですが。
 
 
 今回のリトバスはとっても豪華でした。どれくらい豪華かというと、鮭ウニいくらトンブリもずく丼を大盛りで食べるぐらいの豪華さです。真人ならそんなことより肉肉と言いそうですが。まあ要するに個人的な好みの問題ということで。
 
 そういうわけで、純粋に個人的な好みから、佳奈多がいっぱい出てきた今回は大賞賛なのです。ま、内容から察して、ちょっろ程度に出てくるかなーとは思ってたのですが。こんなに、実質佳奈多回といってもいいくらい出てくるとは思いませんでした。
 しかし、アニメの佳奈多は言うことが至極まっとうで、おかしな事は言いません。真面目一貫・世間知らず・ちょっぴり危ないお姉ちゃん、というのが佳奈多の一般的評価ですが、このうち真面目一貫の部分を特に強調しているようです。原作にあった、佳奈多の世間知らずぶりがかいま見える「不純異性交遊ね」の台詞はありませんでしたし。とにかく堅物で怖い人というイメージを前面に押し出しているようです。
 気になったのは、風紀委員が寮自治にまで関与しているというアニメオリジナルの設定。全寮制の高校というのは自分はあまりよくは知りませんが、寮会まで組織されてるのですから、風紀も含めた寮内自治は寮会が受け持つと思うのですが…。(原作はそうなってる。)風紀委員が口出ししてくるどころか、実質寮長が立ち入りを許可してるのに、連行して始末書とか…。
 美人風紀委員長に取り締まられたあげく三節棍でおしおきされるということになったら、それが目的でわざと進入する男子生徒とか出てきちゃうじゃあないですか。脅される真人も目覚めちゃうじゃあないですか。あ、真人は既に目覚めてるんだっけ。
 ていうか、一緒にいた寮長は始末書出さなくていいの? クドが共犯なら寮長も共犯でしょ? うーん、この辺は「実は身内に甘い」ということへの伏線なのかなあ。
 
 ところで、今回のはるちんの登場シーンが、タイミング的に佳奈多が変装して引き返してきたようにもとれますネ…いやさすがにありえないってわかってますけどね。佳奈多が来たから隠れてた、ととるのが普通だよね。
 
 
 
 さて、佳奈多についてばかり語ってしまいましたが、今回他にもいろいろ重要な見所が多いです。大きなところでは、美魚(実質)初登場&あーちゃん先輩初しゃべり、といったところです。
 美魚は放送開始直前に声優交代というアクシデントがあった子なので、不安視というかあきらめというか、なんというかちょっと覚悟を決めていたのですが。今のところ特に違和感はないと思います。まあ、まだ序盤ですし、これから美魚のおもしろさが発揮できるかどうかと言ったところですけどね。
 それよりむしろ、木陰なのに日傘を差している方が…。木陰だから影隠す必要はないはずですが…。
 
 そして、あーちゃん先輩。女子寮長にして恭介の嫁。
 あーちゃん先輩は、中の人は声優が本業ではないので、もしかしてアニメでは交代かなーとも思っていたのですが、どうやら一緒のようです。
 ところで、あーちゃん先輩の部屋にいるときの真人がちょっと挙動不審です。直立不動もおかしいしあれぐらい動くだろといったらそれまでなのですが。他のシーンは動かないのに何であそこだけ? という気がするのです。何か意味があるのでしょうか? あーちゃん先輩苦手なのかな…。
 
 高宮と勝沢がまた出てきてます。なにげに出番多いですね。まだ二回目ですが、佐々美やその取り巻きが1回しか出てきてない、杉並睦実はまだしゃべってもいないことを考えると、多い方じゃないでしょうか。まあ、あまりいい役じゃないですが。
 
 
 あとは、冒頭の鈴投げ飛ばしイベント。うーん。これ、初見の人は何やってるかすらわかんないんじゃないか…? 原作組の自分からしても、これは別にいらないよなあ…と思う。
 窓から鈴が入るときにクドと目が合いました、とかなら、今回の話の出だしとしていいものになったのに。
 
 
 
 いろいろつっこみどころも多かった8話ですが、楽しめたのは確かなのでそこはもう一度強調しておきましょう。作画監督の飯塚さんはクドが好きだそうですが、そのためか今回は非常に気合いが入っていましたし。うん、じゃあ残り18話はすべてクドとセットという事で。美魚と海岸行く→クドも一緒。唯湖と放送室→クドも一緒。鈴と逃走→クドも一緒。はるかな姉妹の確執→クドが仲裁。うん、間違いなく反感買うね…。
 
 
 来週は…鈴ルート冒頭部分、かな? でも唯湖ルートのあれも混じってるぽいし…いろいろ混ぜたミックスフライ定食かな。今回いいものが出ていたから、毎回良さげなメニューというわけには行かないかな。
 
 
 
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