あくまで個人的な主観ですが、リトバスアニメは回を重ねるごとに質が上がっているような気がします。もちろん批判する人もいますが、全く批判の無い作品ってそれはそれで怖い気がしますし。こんなもんじゃないでしょーか。
ま、放送始まってまだ1ヶ月なのに二期二期騒ぎ出すのは、さすがに浮つきすぎとは思いますけど。今は、まず26話をしっかり見届けることが大事だと思うのですよ。ところで私が学生の時に二木助教授(当時)という方がいらしたのですが、読みは「にき」で「ふたき」ではありませんでした。
佳奈多はよ。
さて。小毬回締めの6話だったわけですが。スタッフの本気を見た、て言うのが偽らざる正直な感想ですね。1話の頃の出来が嘘のようなグレードアップぶり。他のアニメと比べて一番かどうかはわかりませんが、そんなことはどうでもいいのです。これで叩くようなら僕らとは根本的に価値観が相容れないから僕らとは一生関わらないようにしてくださいな、と言ってしまうレベルですね。このレベルアップもひょっとしてそれも演出のうち? は、さすがに無いか。
さあ、ここからが逆転劇の始まりだ。と、恭介が言っているようです。
今回の話の部分は、原作では基本理樹と小毬の二人だけで進んでいく部分ですが、アニメではリトルバスターズのメンバー全員が出てきてます。
リトルバスターズという作品は友情がテーマで、アニメでもこれを前面に押し出していくとのことですが。その友情の絆が早速発現されている、といったところでしょうか。これから展開されていく友情大作戦の第一段として相応しい内容になっています。もちろんここの部分は原作からの改編ということになるのですが、これはまさしく、良い改編といって良いでしょう。
ところで、今回の男性陣の表情は、えらく気合いが入っている気がします。
特に真人が、イケメン真人と言っていい顔つきです。原作では真人は筋肉ダルマなので、叩く人はここを激しく叩いてくるんでしょうが。それこそ、今回ふんだんに取り入れられて内容のレベルアップの下支えになっている、アニメオリジナル要素の一つと捉えるべきではないでしょうか。
それでも真人は愛すべきバカなのですが。
小毬を気遣える鈴の描写は、小毬と出会った頃からこれだけ成長したよという現れでしょう。原作の一周目だと鈴はこんな事が出来る子じゃなくて、ループによって鈴が成長するのですが。アニメだと(そんなことやってられないし)時系列で成長していく、ということですね。
今回、作り方によってはもう一話必要という内容だったのですが、そこにさらにオリジナル要素も盛り込んだ上でまとめてしまった事は、十分評価されて良いと思います。むしろ、時間は短いが描写自体は原作より豊かといっても良いのですし。
あと、今回台詞はないですが、あーちゃん先輩が初登場です。まさかこんな早く出てくるとは。川口茂美、仁科りえから続く名女脇役のポジション(を杉並睦実から奪ったようにも思いますが…)に立つあーちゃん先輩。オープニングにも出てるし、今後の展開で結構重要な役割を果たすのでしょうか。扱い的には今回、クド・葉留佳と同列だったわけですし。
新規に不評ともいわれるリトバスアニメですが、それでも布教したいと思わせる第6話でした。次回は、はるかな回。…はるかな、佳奈多がついに出てくるのですか! やべえ、興奮が収まらねえ…こいつは、こいつは、チクショウ、いい言葉が思い浮かばねえよ!