星の向こう、違うものが見えちゃうことはありませんか?
〜リトバスアニメ5話感想〜
星空を見るのはあまり好きではないのです。浪人の頃を思い出すので。
ところで、美魚が未だに正式登場していません。1話で小毬、3話で唯湖と葉留佳、4話でクドが出たので、美魚もそろそろかなと思ったのですが。まだみたいですね。1話で木陰に座る陰だけ登場して以来、消息不明です。
しかし、少し冷静に考えてみましょう。美魚というのは、カゲナシと呼ばれるくらい存在感の薄い、というより自ら存在感を消してしまっている子です。周りからすれば、いるのかいないのかよくわからない子なのです。
つまり私はこう言いたいのです。西園美魚は常に存在している。1話からずっと、毎回登場し続けている。ただ、目に見えないだけ。 と。
私の目が、もう少し、ほんのちょっとだけ見えるようになりますように。
ところで、小毬が気にかけてた8つ目の流れ星。これは自分自身に重ね合わせてのものだと思うのですが、じゃあ何故、8つ目なのか。正確には「7つ目が最後だと思ったのに、もういっこ消えちゃった」。
解釈としては、「自分は残れると思ったのに…」というのと、「メンバーは7人だと思ってたのに、もう一人いるんだ」というものが考えられます。後者の場合、そのもう一人は、順当に考えてまだ正式な登場をしていない美魚のことでしょう。
そんな扱い方だとすると、美魚がかなり特殊なポジションのように思えてしまうし、そもそもクドは作中ではまだ小毬と顔を合わせていないじゃん、って話にもなるんですが。
なので、やっぱり前者の解釈だとしとくのが無理がないですね。というか原作だとそういう解釈しかないんだし、深読みしすぎですね。
原作知らないとこの台詞は現時点で意味不明だし、初見の人がついてこれてるかなあ? とすこし心配です。最近の人気アニメはジェットコースタードラマのように次々と山場がくるものが多いですが、リトバスは決してそういうのではなく、小さな伏線を少しづつ集めていって最後にドカンとでかいのがくる、という構成なので。その小さな伏線に気づけるかなあと。
あなたの目がほんのちょっと(以下略)
この他に入っている、5話の感想です。
・「筋肉が通りま〜す」脚本の島田さんは真人が相当のお気に入りとみた
雑誌の島田さんのインタビューで、原作のシーンをアニメ脚本に入れるかどうかの取捨選択は、島田さんがおもしろいと思ったかどうかだとありました。そんな中、真人の筋肉はウザイくらいよく出てきます。これはつまり、島田さんが真人をお気に入りということに他なりません。真人がお気に入りなのか真人の筋肉がお気に入りなのか真人の声優がお気に入りなのかまではわかりませんが。
・唯湖を「ゆいちゃん」と呼んでも、理樹を「りきちゃん」とは呼ばない小毬。当たり前か
アニメでは恋愛を排して友情一本で行くらしいので、理樹を男の子として意識している「理樹君」ではなく、「りきちゃん」と呼ぶシーンがあっても差し支えないように思うのですが。「お泊まり会」イベントをやるなら、その中で言いそうな気もしますね。…理樹にとっては屈辱でしょうが。
・今回はアゲハチョウの幼虫
3、4話に出てこなかった虫が、再び登場。今回は本当に脈絡なし。なんなんでしょ。
・「オッスオラ直枝理樹」なんて台詞を堀江結衣が。これ以上はさすがに無理だったのだろう、いろんな意味で。
自分としてはこのシーンは少しニヤリとしてしまったのだが、堀江ファンはどう思っただろうか。そんなドスの利いた声とか言うわけではないから、特に気にかけてないんだろうか。
嫌だわ、早く摺り潰さないと。
・小毬の私服、原作よりはおとなしい気が
…気のせいかなあ? さすがに、そろそろ原作やり直さないといけないかもしれない。
ゴスロリ服は小毬の抱える心の闇を表している、と思ってるんだけど、拒否感示す人が多いんだよねー…。
・猫の死体見ると確かに鬱になる
死体ぐらいでトラウマ発動心身喪失なんて…と思っていた時期が私にもありました。
来週は「小毬編」完結…かな? 美魚どころか、下手するとリトルバスターズメンバー全員出てこないかもしれませんね…。