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WがDになった日

 
 
注:この文書は書き上げたのにそれを忘れて2週間も経ってからアップしたものです。なので日付がずれてます。
 
 
 有月初でググると相変わらず荒野草途伸のSSが上位にきますが。城桐先生、それでいいんですか? ていうか城桐先生自ら初のSS書いて、公開してくださいよ。そしたらステマでも何でもして上位に持ってこさせますから。
 まあ、そんな危険な発言はおいといて。ねんがんのWILLCOM・Dignoを手に入れたぞ!(CV.堀江由衣{脳内})
 いや、DIGNOに期待してたっつーよりは、ずっと使い続けてきたW-ZERO3が明らかに寿命間近で通話中に電源落ちたりしてたから、早く交換したかったんですよ。途中買い換えも含めて足かけ6年使ってたW-ZERO3ともついにお別れ。CPUが少しパワー不足だったけど、フルキーボードついてるしPC用モデムとしても使えたし、あれは、いいものだった…。アドレス帳のバックアップにOutlook(ExpressじゃないMSOficceのOutlook)が必要だったのだけが不満だったが。
 
 ま、これでやわらか銀行回線とは言え、3Gでネット見れるのもメリットではある。…いや、いままで240Kbpsで特に不満無かったし、正直高い金払うのに見合うほど使うか? って思いもあるんだけど。まあモバイルファーストの時代だし、スマホ2大勢力の一角であるAndroid携帯を持っておくのは悪いことではないだろう。
 …Android端末自体は、去年買ったNECのSmartiaもあるんだけどね。電池の持ちが悪い上にアプリのダウンロードすら出来ないと言う悲惨な代物でして。
 
 この製品を使うことでWILLCOM消滅が回避できるのなら、喜んで使おう。最近、街角に公衆電話がまた復活し始めていて、緊急時に強いWILLCOMがつぶれそうだからやっぱり公衆電話必要なんじゃね? という流れになってるのかなあと穿った見方をしてしまう今日この頃なので。
 かつでDDIpocketだったWILLCOMはやわらか銀行の軍門に下るほど落ちぶれてしまったが、コバンザメ戦法で今後も生き残ることが出来るだろうか。
 
 とりあえず、今日まで5日間、Dignoを使い続けた上での所感を簡単に記してみようと思う。幸いちょうど東京に行く用事があったので、基本機能は割と使いまくりだった。サードパーティー製アプリは、まだATOKしか入れてないけど。
 
 
*マニュアルが、パッケージの中にはペラ紙レベルの「説明書」しか入っていない。一体何だこれは、自力で慣れろってことか!? と思ったが、ペラ紙の片隅に「マニュアルはこちらからダウンロード」とあった。
 http://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/wx04k/manual/
 確かに、世の中にはマニュアルも読まずにコールセンターに電話する人種もいるくらいだし、分厚いマニュアルを1つ1つに同梱してもコストの無駄、ってことか。確かに、殆どの項目は1回読めばわかるしねえ。
 
 
*ポメラとの連携
・正直、この部分に結構期待していた。Digno本体でハードキーボードが無くても、ポメラで代用できればそれで十分事足りるからだ。
 で、結論から言うと、ポメラをキーボードとして使用することは出来ない。それ以前に、DIGNO側で「HID機器」(キーボードやマウスなどのこと)に対応していないと言われてしまう。Android自体は少なくともキーボードは対応してるはず(2.1のSmartiaで問題なく使えた)なのに、何で対応してないのか。わざわざ拒否るようにしたのか。意味分からん。
・キーボードでなく「ファイル転送」を選択すると、一応機器検出までは行く。しかし、接続が出来ない。正しいPINコード入力してるのに、拒否される。なんで??? 接続出来なきゃ全く意味がない。どっちに問題があるのかぜんぜんわかんないけど。
 SDカードが簡単に抜き差しできるなら、そっちでファイルのやりとりする、って方法採れるけど。ポメラは出来るけどDIGNOの方が、いちいち防水裏蓋はずしてバッテリー取り外さないとSDカード取り出せないから、そんなクソめんどくさいことはしたくない。これは防水仕様という面から致し方ない部分もあるけど、そもそも、購入時についてたSDカードが、ちゃんとシャットダウンしたにも関わらずアンマウントされてなくてWindows7で書き込み禁止になっちゃてた、て問題もあるし(これも、XPだと問題なく読み書きできたんだよなあ…ほんと意味不明)。
 なんにしろ、「ポメラでキーボード入力できるから文章打って即送信とか楽勝、ネットブック持ち歩かなくて済む」って思ってのは、完全に期待はずれ。通勤程度ならともかく、旅行時にはネットブック必須である。
 やっぱマルチウィンドウ使いやすいしね。ただ、「ネット検索はDignoでやって、実際の文書作成等はPCでやる」という方法で実質デュアルディスプレイが実現できるから、今後そういうやり方も検討してみよう。
 
*ソフトキーボードが、心持ち左側を押す間隔でタッチしないと、正しい文字が入力できない。まあ、左だから別にいいけど、右だったらブチ切れてる(笑)。(※この辺荒野草途伸のかなりの個人的偏見です。)
 これはGoogleキーボードでもiWnnでもATOKキーボードモードでも同じだから、この機種固有のハード的な現象だと思う。
 しかし、W-ZERO3もSmartiaも、スタイラス使って入力する方式だったから、誤入力、っていうか誤操作ってあんま発生しなかったんだけど。タッチパネルでの指入力はどうしても誤操作がでるね。スタイラス使えばうまく行くかもと思って試してみたが、全く反応しなかった。なんか、タッチパネルの単層とか複層とかいうのと関係してるんだろうか。世間的には複層の方が高級とされてるみたいだけど、自分はスタイラス使える単層の方がいいなあ。この辺は完全にハードの問題だから、設定切り替えで対応できるものじゃないし。
 
* ↑と関係するのだが、既存携帯にはもちろんW-ZERO3にもSmartiaにもついてるカーソルキーが、ない。DIGNOはよそのスマホに比べると物理キーは多い方らしいが、しかしカーソルキーは何らかの形で付けて欲しかった。指タッチ操作が全く問題ないレベルの出来なら、慣れの問題でしょて言えるかもしれないけど、現状残念ながらとてもその域には達してない。
 
 
*ただしUSBケーブルを使ったPCとの接続は、簡単に出来る(ただしSDメモリ領域へのアクセスのみ)。だが、microUSB端子付き(miniUSBではない)のケーブルがないといけない。(標準では付属してこない。)自分は、どういうわけかたまたま持っていたので、問題なかったのだが。
 
*充電は上述のmicroUSBケーブル(付属充電器も実体はmicroUSBケーブル)を使ってUSB端子経由で行う。これ自体はいい、最近の携帯はみんなそうだ。USBは規格統一されてるから、割と安心して使える。
 ただ問題は、イヤホンもUSB端子経由で接続するということだ。そしてUSB端子は1つしかない。つまり、充電中はイヤホンで音楽聴けない、ってことだ。
 「充電できるような場所でイヤホンなんか使わないはずでしょ? でしょ?」ってことなのかもしれないが。いやいや、移動中に乾電池充電しながら音楽聴きたい、って場合もあるでしょ。実際そうだったし。
 ついでにいうと、PC接続中の充電は結構微妙。一緒に買ったCasablanka用の充電器も試しに使ってみたら一向に容量増えないから、どうやらかなりの電力消費して充電するらしい。スマホは電力食うからバッテリー容量も多いし当然その分時間または供給電力かかるということなのだろうが。
 …つまりは、充電時はハンパない電力必要とするから、電力浪費につながりかねないアプリは使うな一切触るな、と。そういうことか。
 
*操作性は基本的にはAndroid2.1と変わらない。WILLCOMやYahoo絡みのアプリが追加されてる、ってぐらいか。これも一部を除いてアンインストールは出来る。…迂闊に消すとお金払って契約してるオプションが使えなくなる危険性があるけどね。
 ファイラーが最初から入っているのは、良い。Smartia(Android2.1)では無かったから、自分で作ろうとして挫折したんだよね…。これは2.2の仕様なのか、DIGNO独自なのかはよくわかんないけど。関連づけも出来るから、だいぶWindowsの操作性に近づいてきた、ってことか。このまま進歩すれば、歴代Windowsでもっとも操作性の良かったWindows2000のようなスタイルに近づくかもしれない。そこは今後Googleに期待、ってとこか
 
*GMail以外に普通のメーラーが入っているのは、これはうれしい誤算。つまり、今使ってるプロバイダメール(いわゆるPCメール)をそのまま送受信できる、ってこと。定時チェックも出来るし、GMailもぶっちゃけWILLCOMメールすら必要ない。
 …なのに。なのに、GMailが勝手に立ち上がってメモり消費しやがる。欧州委員会、これは抱き合わせ販売に該当しないのか。何とかしてくれ!
 て言うか冗談抜きで、終了させてもいつの間にか勝手にGMailとGoogle+とGoogleMapが立ち上がってくる。なんなのこれ。むかついたからGoogle+しばらく使わないことにした。
 
 
 
*通話確認のためにDIGNOとCasablankaの間で通話テストをやってみたのだが、どっちもつながらない。ホームアンテナが原因か? と思ってホームアンテナの電源落としても結果は同じ。
 台風5号が変化した温帯低気圧の影響で豪雨になってるので、電波状態が良くないだけかもしれない…と思ったが、自宅の固定電話からは、発信受信とも問題なくできた。つまり電波は問題ない。同一契約者同士で通話できないようになってるのか? いやしかしそれでは、家族3人で使います、みたいな人に対応できないはずだし。
 とりあえず明日以降友人に電話かけまくって確認してみよう。どうせかけ放題だし(笑)
(↑と書いた翌日、風邪が悪化して一日中寝込んでいたので、結局まだ電話試験は終了していない。)
 
 
*無操作スリープに入る時間の規定値が以上に早い。30秒でスリープ状態に入ってしまい、いちいち復帰操作をしないといけない。まあ復帰操作も2ステップの簡単な操作なので、慣れと言えば慣れかもしれないが。短い分には電力節約できるんだし、長くしたかったら自己責任でやれ、ってことか。
 何をするにも数十秒間が空くことが多い自分にとっては30秒は短すぎるので、とりあえず2分にしておいた。しばらくこれで様子見する。
 
 
*壁紙はW-ZERO3のものを引き継いで、佳奈多にした。Casablankaの方を杏にしたので、並べてみるとそれだけで精神的に満たされる。
 満たされる。
 着信音に自分が持ってるmp3が使用可能、というWILLCOMの伝統はそのまま。Dignoの方はネット専用にする予定なのでまだ何もいじってないが、Casablankaの方は、電話:鳥の歌・メール:Lastregretsに変更。
 
*その音楽ファイルだが、wma形式は非対応。つい先日壊れた安物プレイヤーでも、wma対応してたのに…。iPhoneでFLASHが使えないようなものか…?
 最近のWindows付属のサウンドレコーダーで録音するとデフォルトでwmaになるので放送大学の授業録音とか全部wma形式なのだが、現状聞けない。変換しないといけない。…めんどくせえ。ていうかそんな時間とれるのか。
 
 
*長時間使ってると、入力に対する応答が極端に悪くなる。アプリ全終了させると多少改善するので、たぶんメモリの問題だろう。しかし、上でも書いたように、全終了させたにも関わらずしばらくすると使うことのないGmailなんかが立ち上がってくるのは、なんとかならんもんか。
 Windowsでも、少し上級者向け技術になるが、使わないバックグラウンドサービスは一切動かさないようにする、って設定画面がちゃんと用意されてるのに。
 せめて、「利用頻度の低いアプリのメモリ領域は、SDカードにスワップさせる」ってならないもんか。現在の一般的PC向けOSのスワッピングとか、昔のDOSのコンベンショナルメモリ解放ドライバとか、基礎技術は十分確立されてるはずなのに。(そういやこのコンベンショナルメモリって、PC-98特有のものなんだっけ? DOS全部そうなんだっけ? よく覚えてない。)
 バージョンアップが予定されているというAndroid4.0ならその辺の機能備わっているのだろうか。しかし仮に備わっていたとして、現在持ってる機種のOSをすんなりバージョンアップさせられるのだろうか。
 
*バッテリーは、W-ZERO3よりは遙かに食う。22時にフル充電で出発して、朝の7時ぐらいに電圧低下アラート。9時間持つ、ということだが今はまだ新品の状態なので、実質6〜7時間くらいか。結局家を出てから約24時間後の段階で、エネループ6本を消費した。途中シャットダウンしていた時間も結構ながかったので、連続使用していたらもっと必要だったという事だろう。
 まあ、使い始めで電力消費よりも使い慣れを優先してたし、3G通信だとこんなに便利なのかと結構使いまくってたので、今後はここまで行かないかもしれないが。しかし、スマホに乾電池タイプの充電器は必須である。
 
*標準機能の話から、現状唯一入れてる外部アプリであるATOKの話を。
 お世辞抜きで、日本語入力はやはりATOKが格段に入力しやすい。なにしろ、普通なら5〜7クリックしないと入れたいひらがなにたどり着けないのが、2〜4クリック(正確にはスライド)で済む。今はお試し版入れてるが、まあ間違いなく正規版買うだろう。
 しかしユーザーレビュー見てると、「高いけど」なんて表現があった。そりゃ100円単位なスマホアプリの世界から見たら高いように見えるのかもしれないけど。Windows版なんてダウンロード版新規で買うと1万円近くするんだぞ。アップグレードでも5千円だぞ。
 スマホユーザーのデフレ毒されぶりはかなり深刻らしい。そりゃあ、スマホアプリに手を出したソフトハウスが軒並み赤字になるはずですよ。ATOKの値段設定だって、スマホ版の赤字を埋めるためにWindows版の値段が高くされてるとしか思えねえ。くそ、スマホ厨市ね!!!
 
 アプリではないが、やはりスマホの普及で注目されてる「電子書籍」の価格がどうなるか、そもそも採算とれるのか。これもアプリ価格市場の動向を無視できないだろう。結構予想より早く、分水嶺がきてしまっているのかもしれない。
 
 
 
 とりあえず、以上。とりあえずとは書いたが、たぶん次書いてる時間は無い気がするけど。
 とにかく、最大の魅力は「通話は常識の範囲内でタダ」「欲しけりゃ通話メール専用の端末も格安で持てる」ってとこか。…結局価格競争かあ。XGPを自前整備できていれば、また状況も違ったんだろうけどなあ。まあ今更いっても詮無きことだけど。
 
 
 
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