荒野草途伸ルート >> 日常の愚痴 >> 2005年7月分blog
7/5

かりゆしウェア

 ここんとこ機嫌が悪くてワジワジー気味な荒野草途伸です。
 先月末日。仕事先で、地球温暖化防止のため云々ノーネクタイを励行することになりました、という旨のメールが来た。これ幸いとばかりに、1着だけ持っていたかりゆしウェアを着用して出社した。
 これが、先週7/1の話。

 その日は、特に誰も何も言わなかった。珍しがられることも、逆に注意されることもなく。まあ、小泉首相が着たくらいだから、もうそんな珍しいものでもないのかなー、と思いながら、帰った。

 週明け。この日は少し風邪気味だったので、普通の長袖のYシャツで出勤。すると、中間派遣元(なんかしらんが現在又貸しみたいな状態で働いてるので)の人に呼び出される。
「服装のことで、一点注意を受けたんですけど・・・。」
「はあ。」
「先週、なんかアロハみたいなの着てきたとか」
「ああ、かりゆしウェアですね。」
「なんでそんなの着てきたんですか。」
「いや、なんでと言われても。ノーネクタイでという通達があったので。」
「それって私服でって意味じゃないでしょう。」
「いや私服って。そりゃ自分の服だから私服ですけど。」
 草途伸少々怒り気味。向こうもなんだかむっとしている。一向に話がかみ合わない。どうやらこの人、かりゆしウェア自体ご存じないようだ。

 とりあえず、派遣先がそういうの着てくるなという意向だ、ということだけわかったので、とりあえず引き下がったが。
 しかし、この派遣先もなあ。言うなら当日言ってくれれば、「ああすみませんでした」で済むものを。なんでこんな日を置いて言ってくるかね? もし風邪気味じゃなかったら、自分当然の如くその日もかりゆしウェアで出勤するつもりでしたけど?

 ったく、わけわかんねえとこだなここは。まあでも、どうせ今月いっぱいで終わりだから。我慢するかー。
 と思っていたら、9月まで契約延長とか言い出すし。冗談じゃねーぞ、こちとらそうならないように、今まで無理な注文も含めて工程通り進めていたのに。
 で、突っぱねてやったら、大元の派遣元が何かねじ込まれたのか、営業担当が泣きついてくるし。しょうがないから、8月前半までならという事で引き受けたけど。

 あい、もうでーじむかつくやし。って、つい沖縄風の言葉になってもうたやないかっ!



7/6

都議会戦と公明党

 先日日曜の都議会戦の結果を見て、東京ですら自民が第1党から落ちることはないのねーと思いつつ。

 まあ世間の評価としては自民退潮、民主躍進という結果だったわけだが。その一方で、公明党の候補者は立候補者全員当選という結果も出ている。
 聞けば、公明党は統一地方選を除くと、この3年間ずっと候補者全員当選という事を続けているのだそうだ。

 まあ、率直に、凄いねと思う。自分は公明党支持者ではないし、かといって世間一般の人ほどに公明党や創価学会に反感を抱いているわけでもないので、こういう感想になるわけだが。

 だが一方で、それ故に敢えて言わせて貰うとすれば。
 この「全員当選」っていうの、戦術はともかく戦略としてはマイナスなんじゃないですか?

 確かに公明党の支持基盤は創価学会という宗教団体である。その熱心な信者が一生懸命に選挙運動をやっている事を考えれば、候補者全員当選というのは彼らにとって何よりの報いである。純粋に組織選挙としての戦いをするならば、これほど集団を盛り上げる要素は他にないだろう。
 が、一方で。この「全員当選」という現象は、組織の外にいる人間からみればちょっと異常にも見えるものだ。ベテランの政治家ですら簡単に落ちてしまうのが選挙というもののはずなのに、何故公明党ばかりが全員当選? と。
 人によっては、これに恐怖心を感じすらするだろう。当然、そんな政党に投票する気は無くなってくるというものだ。

 これが突き詰められていけば、組織外部からの票は全く入ってこなくなる事になる。公明党で言えば、創価学会関係者以外からの票が全く見込めない政党になってしまうのだ。
 公明党が創価学会の利益代表を目的とする小政党に甘んじるというのなら、これで良いのだろうが。おそらく彼らの願望は、そうではあるまい。むしろ、比例区1000万票を悲願として掲げているくらいなのだから。

 であるならば。公明党はこんな閉じた選挙ばかりするのではなく、もっと普通に候補者を立てて、時間を掛けても支持の浸透を図っていくようにすべきだろう。特定の地域にだけ戦力を集中させて候補者を当選させても、結局それは一時的な力にしかならない。
 その上組織外の人間に恐怖心を持たれてしまうのでは、長期的には低落傾向になってしまうのは避けられないだろう。


 日本国民の1割の支持が欲しいって理屈はわかりますけど。こんなことでは、1000万票取るなんて夢のまた夢ですよ、公明党さん。




7/9

雨の週末

 朝布団を干したら、1時間ほどで雨が降ってきてしまった。チッ。

 とは言え、雨が降ってくれれば気温が下がって過ごしやすくなるので、その辺は一長一短というものだ。日よけ用のゴーヤはまだそこまで育ってないし。

 6日はDVDAIR4巻の発売日だったのだが、週末になっても届かない。おっかしいなーと思って確認したら、「4〜6巻+劇場版 一括発注」になっていた。
 つまり、6巻が出る9月まで届かないことになっていた話わけで。
 ヒィィィィィィ・・・・。

 とりあえず事後分割したので、来週中には届くとは思うが。しかし、今週末にこれを見るのを楽しみにしていたので、ショックである。

 あと、肩こりが治らない。

7/15

この恥国民が!

 もうあまりにも情けなくて、汚い日本語を使わずにはいられない。町村外相が、米軍兵士に強姦された女性の手紙に対して「軍隊があるから日本の平和と安全が保たれたとの一面がすっぽり抜け落ちている」と言った件に対してである。

 相変わらず本土紙では全然取り上げられていないようなので、琉球新報の関連記事へのリンクを張っておく。
「軍隊あるから平和」 被害者の手紙に外相反論 衆院外務委
性被害者手紙は「一面的」 町村外相再び見解 参院外交防衛委
「マスコミが誘導」 外相、衆院外務委で批判 一面的発言
外相発言に遺憾の意 稲嶺知事
外相発言「悔しい」 性被害の女性語る 「心臓えぐられ、二度殺された思い」

 どうやら町村外相は、「ある一言だけをとらえて批判する」などと、マスコミ(琉球新報)による一面的な報道であるという逃げ口上を打っているようだが。その「ある一言」が問題だからこそ、こうして抗議を受けているのではないか。

 そもそもこれは、問題の本質を正しく理解していれば出るはずのない発言なのである。この手紙の女性を含め、過去、そして現在もなお米軍という外国軍隊によって日本国民への人権蹂躙が行われている。どう解決すべきか。そういう話なのだ。
 それなのに町村外相は、それを国家間の安全保障問題にすり替え、挙げ句被害女性を批判しているのである。

 これは、例えて言うならば。つい先日に現職警察官による女子小学生強姦事件が発覚したが。この女子小学生に対して、「警察は社会の治安を守るのに不可欠な存在なのだから、そういうこともきちんと考えなさい」と説教を垂れるようなものなのである。
 これがどれだけ非常識な行為か、まともな神経を持った人間ならわかるはずだ。

 「国のためにレイプされなさい」、そういう考えを持った人なのではないかと疑いたくもなる。従軍慰安婦問題のこともあるし、根本的な人としてのあり方に問題があるのではないかと思えてくる。

 町村外相は中国韓国に対しては随分強気な態度を取るが。アメリカに対して全く何も言えないのでは、意味がない。それどころか、国民への加害者であるアメリカをかばうような発言すらしているのだ。
 これで、日本国の外務大臣が務まっていると言えるのであろうか。


 小泉首相、さすがにこいつは今すぐクビにすべきです。でなければ、あなたも国民を売り渡す恥国民、同罪ですよ。


7/16

DVDAIR第4巻

 まとめ発送にしていたために発売日に届かなかった(7/9付け文書参照)TV版AIRDVD4巻だが、今日やっと届いた。

 午前中に爆睡しているところをチャイムが鳴ったので、慌てて飛び起きて寝間着のまま出たら、若い女性の配達員がいた。後で鏡見たらなんか酷い顔してたし、ちょっとショック。
 オタとは言え、多少は気にするんです。
 て言うか、佐川もそうなんだけど、オタ関係のもの注文したときに限って配達員が女性なのはどういう事? 偶然?


 で、肝心のAIR4巻の内容。一部の人(というかむしろ大半?)にとっては肝心どころかどうでもいいのかもしれないが、自分にとってはとっても大事なことである。

 4巻に収録されているのは、原作で言うところの「夢編」のラストと、「夏編」の始まりの部分。特に「夢編」ラストは、自分が原作のゲームをやったときは、展開がつかめなくてポカーンとしてしまった部分である。
 その辺アニメはどうなっているのかと期待していたが、まあこの辺はあまり変わりなかった、というか尺が足りない分よけい解りづらかった気がする。シリアスなシーンなのに、ジェットコースター並みの急展開。
 まあこれは、全12話という制約上致し方のないことだと、1巻の頃から自分に言い聞かせてはいるのだが・・・。

 この話で、国崎往人の母親が初登場。和服着てギター弾いてるよ・・・・。て言うか、何故和服?
 原作では影絵しか出てこなかった人だから、衣装とかは完全に監督の創作になってるのだろうが。和服であることの意味は、正直よくわからなかった。

 7話のラストで夏編に突入。が、これは8話の冒頭に持っていった方が良かったのでは・・? 短いし、却ってわけがわからないです。

 8話夏編では、それまで殆ど見られなかったコメディタッチの展開もちらほら。まあ、内容としては原作にあったものばかりなのだけど。夢編ではそういう類のエピソードは殆ど反映されていなかっただけに、ちょっと違和感が。


 等と言ってると。まるで4巻の出来が悪かったようにも聞こえるかもしれないが。ソンナコトハアリマセンヨ? やんちゃ姫の神奈様がとっても可愛らしく描かれておりますし。


 さて、次は5巻。加えて劇場版も同時期に発売だ。4巻ではオリコンランキング9位にまで後退してしまったAIRだが、8月には是非復活して貰いたいものだ。





7/18

神尾さんちはエアコン無い

 マザコンとかロリコンとかいうと、お母さんとか小さな女の子が大好きな人のことを指すわけだが。そうすると、エアコンというのはAIRが大好きな人達のことを指すことになるはずだ。
 俺の事じゃん。いやっほーう、俺はエアコンだぜ! ついでに国崎最高と駅前で叫んでやりたい気分だ。


 いや、今日も暑かったしさ。


 連休前金曜の夜に、部屋のエアコンを稼働させた。今年に入って初。気温が高いだけなら水でもかぶって反省していれば何とかなるものだが、湿度まで上がるとやはりどうしようもない。

 で。稼働させるこのエアコン、実はちょっと壊れかけ。
 まず、設定温度を28度にしても、28度で停止してくれない。26度くらいになってやっと止まってくれる。しょうがないから、とりあえず設定を30度にしてあるので、今は28度で止まってくれるのだが。しかしこの28度というのもリモコンの液晶表示の値であって、実際はもっと冷えてんじゃないかとすら思う。
 次に、水漏れがする。クーラーというのは動かすとドレン水というものが発生するが、普通はそれをパイプを通して室外に排出しているものだ。しかしこのエアコンは、何故か室内機の吹き出し口から水が排出されてくる。仕方がないからバケツで受けているのだが、なんだか雨漏りのする欠陥住宅に住んでいるようで、どうにも気分が悪い。

 まあ、古いエアコンだからしょうがないと言えばしょうがない。なにしろ、16年前にこの部屋が増築されたときに一緒に取り付けたエアコンなのだから。うち8年間は大学に行ったりして家出てたから、稼働していたのは半分という事になるのだが。

 「エアコン 寿命」でググったところ、「エアコンの寿命は7〜8年」というのがあった。それと比べれば、随分長持ちしているということになるのか。
 何にしろ、動くだけマシである。エアコンのない学生時代は、ほんとに水かぶって寝てるしかなかったしなー。



 ちなみに神尾晴子と水野亜美は、どちらも声が久川綾です。セーラームーンももう、10年以上経つのか・・・。



7/22

オタクの現実

 仕事が終わってビルを出たら、同じチームの女性が信号待ちをしていた。「おつかれさまです」と声を掛けたら、私の顔を見るなり悲鳴を上げて後ろに飛び退き、赤信号なのにそのまま渡っていってしまった。
 ただ笑っているしかなかった。

 オタクが女性に声を掛けることは、それだけで迷惑行為なのだと悟った。今までもなるたけ控えていたが、これからは近くに寄ること自体無いように気をつけよう。セクハラで訴えられるのもいやだから。


 これがオタクの現実である。無論、上記のことは今日私が経験した実話だ。
 電車男とかいうでっち上げ話のおかげで、オタクも身なりをきちんとすれば女にもてるとかいう、幻想というか説教を振りまく輩がいるが。そんなことは絶対にあり得ない。女だって馬鹿じゃない、オタクは所詮オタクでしかないということくらい、ちゃんと彼女たちは解っている。


 とは言え。電車男が未だに実話だと信じている人が多いのを見ると、オタクに対する認識もまだまだ低いのかなあとも思う。あんなことが、一般人ならともかくオタクに起きるはずがないのに。
 そう。もし起きるとすれば、むしろこんな感じだ。

 電車の中で暴れている男がいた。とても怖かったので何も出来なかった。でも、椅子に腰掛けている二人、若い女性と中年の女性がいたが、その人達に乱暴を働きそうな気配になったので、勇気を出して追い払った。
 若い女性の方がお礼を言ってくれたので、勢いともう一踏ん張りの勇気を出して、携帯電話の番号を訊いてみた。そうしたら女性の顔がみるみる変わって、それまで作っていた笑顔が崩れて、恐怖に怯えたような表情になってしまった。そうしたら隣にいた中年の女性が「あなた、いくら恩人だからって非常識じゃないの」と食ってかかってきて、また騒ぎになってしまった。
 そこへ事情を聞きに来た警官がやってきて、僕は警察署まで連れて行かれてしまった。


 まあでも、さすがに警官にまで差別されることはないだろう。相手が婦人警官だったらわからないが。



7/29

いっそヒキになりたい気分です

 先日の一件以来、すっかり精神的に不安定になってしまっている。
 加えて体調悪い、というかこれはたぶん鬱症状が原因だと思うけど、とにかく体調悪いので今日は定時になると同時に速攻で上がった。

 精神科行って薬処方してもらってきたので、なんとか出勤は出来ている。が、そこまでが限界。以前のような能率の良い仕事など、とても出来ない。
 これが純粋にプライベートなことが原因なら、むしろ仕事に没入して鬱の原因になっていることを忘れるということも出来るのだが。原因が仕事仲間にあるからそういうわけにもいかない。
 かといって、事が事だけに理由を言って休むのも、さらに余計なトラブルを引き起こしそうである。それにここで休んで仕事が遅れれば、それを理由にまた契約延長されかねない。それだけは絶対に避けたい。

 まあ、あと半月だし。何とかそれまで辛抱するしかないか。ああしかし、そもそも契約延長が無ければ今日で仕事終わりだったはずで、ここまで悩むようなことも無かったはずなんだよな。あー、それ考えるとまた鬱が進行しそう・・・・。


7/30

日よけ

 雨上がりのベランダに出てみた。日よけにするつもりで植えたゴーヤに、実が付いている。あと一週間もすれば食べられそうだ。
 大きく育った彼らを見ていると、心が和む。隙間が多くて日よけとしてはあまり役に立っていないが、精神的な日よけとしては大いに役立っているようだ。

 人参は、先日の嵐で葉が全部なぎ倒されている。彼らにとっては、さぞ想定外で理不尽な仕打ちだったろう。
 20Cm程まで伸びていた葉は既にしおれ、葉としての用を為していない。だが目を凝らすと、その間には新しい若葉が見て取れる。彼らの中ではもう、再生が始まっているのだ。

 日は沈んだ。しかしまた昇る。暑さもあれば涼しさもある日々。今は身を横たえていても、光が差せばきっとまた起きあがることが出来るであろう。
 それまで暫し。私も眠りにつこうか。




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