荒野草途伸ルート >> 日常の愚痴 >> 2005年4月分blog
4/2
愛知にいながら沖縄の本屋で本を買う

 2年前に瀬戸に戻ってきてから、本屋に行くことが減った。近所に本屋がないからだ。勤めている頃は、帰りがけに栄の書店に寄ることもあったが、退職してからはそういうのもぐっと減ってしまった。
 それ以前からも、本屋までわざわざ行っても目的の本が見つからないことも多いという事もあって、最近ではネット通販を利用することが多い。

 本のネット通販というとアメリカ資本のamazonが有名である。が、ここはWebサイトそのものの出来はよいのだが、肝心の販売面においていただけないところがある。「事前予約しておいたのに発売直前になってお取り扱いできませんといわれた」という話は有名であり、私の知人にもそういう目にあった人がいる。私自身はそこまで酷い目には遭っていないが、在庫有りの商品を注文しても、「通常24時間以内の発送」といいつつ、60時間以内に発送されたためしがない。

 なので最近は、本を買う時は専らe−honを利用している。
 ここは、国内の2大書籍取次業者の一つである「トーハン」が運営しているところである。が、ここは他のネット書店と少し違った特徴があり、全国書店業組合との共同運営になっている。利用者は、登録時に加盟書店の中からmy書店というものを指定する。すると、本を買ったときに、どうやって受け取ったかにかかわらず、そのmy書店で買ったという形になるのだ。
 通常このmy書店には近所の本屋を指定するのであろうが。私はこれに、沖縄の田園書房宜野湾店を指定している。大学時代、生協の次によく利用していた本屋だが、現在では直接店頭に出向くことは全くない。しかし、私がe−honで本を買うと、売上はこの田園書房宜野湾店に入る。
 実に面白い仕掛けではないか。

 とは言え、実際これがどれだけ田園書房側に利益をもたらしているのか、よくわからない。以前田園書房の 代わりに西原球陽堂というやはり琉球大の近くにある書店を指定していたのだが、ここは何故かe−honから離脱してしまった。利益が出ない、ということなんだろうか。



4/3
メール文体考

 baby faceというところで、メールの書き方にモノ申す!!という記事があった。それに関して思うところをいくつか。

 そこで挙げられていた「ダメすぎなメール」というのは、
  1. .冒頭に挨拶もない(”おつかれさまです”とか)
  2. .ほんっとに用件しか書いてなく、驚くほど短い。
  3. .最後に「以上」と買いてある。
ということらしい。
 正直な話、「う〜ん、そういう事言われちゃう時代になっちゃったか・・・・」という思いである。

 率直に結論を言ってしまえば、「1,2に関しては、e−mailの歴史や習慣・マナーを知らなすぎ。但し3については、同意。」ということになる。

 そもそも、メール(e−mail)というのは、UNIXが出来た当初から存在する非常に歴史の古いツールであり、現在でもその仕様や慣習を引きずっているところがある。
 「データは全てASCIIコード(いわゆる半角英数文字)でなければならない」というのもその一つであり、日本語のメールなどはこの仕様に従うため、メーラー側でわざわざエンコード・デコードという作業をしているのだ。(e−mailで半角カナが厳禁なのは、この関係である。)一昔前はUNIX・Windows・MacOSでそれぞれこのエンコード方式が違うため、互いに日本語メールのやりとりが出来ないという時代すらあった。

 それとは直接関係なのだが。そんな時代においては、メールをやりとりするためのリソース(資源、環境)も、今とは比べものにならないほど貧弱だった。回線の太さも、メールサーバーの性能も、ディスク容量も。それをみんなで共同利用しているわけだから、当然利用者一人一人の責任として、出来るだけリソースを節約しなさいという話になる。
 「メール文は出来るだけ簡潔に」「サイズは128Kbyte以内」というe−mailのマナーは、この様な事情から生まれたのである。

 初めての相手や顧客に当たる相手に対してはさすがにそれなりの礼文を添えることもあるだろうが、同じプロジェクトで仕事をする仲間に対していちいち挨拶などしないというのが普通であり、長々としたメールなど書こうものなら、厳しい相手なら容赦なく罵倒される。そんな時代が、あったのである。
 さすがに今はリソースも充実し、e−mailを使う人も多種多様になったので。必ずしもこれを守らなければいけないわけではないのだが。この原則を守っている人に対してとやかく言うのは、おかしい。少なくとも、ダメすぎということは、決して無い。


 ただ、前述のように、文末の「以上」に関しては確かに違和感はある。容量を削りたいのであれば「以上」の2文字なんて要らないし、一言添えたいのであれば「以上よろしくお願いします」とか、そこまで書くべきだとは思う。
 私も、仕事関係でこの「以上」メールを受け取ることがままある。殆どの場合、大きめの会社の、管理職以上だ。地位も教養もそれなりにある人達のはず。そこで、なぜメールの文末に「以上」などという言葉をつけるようになったのか、考えてみた。

 「以上」を文末につける文書というのは、実際にある。役所からの通達文書というのが、典型的な例だ。その例にならったのだろうが、大企業の通達文書や稟議文書でも、文末に以上とつけることは多い。
 ところで、e−mailにはcc(カーボンコピー)という一斉同報機能がある。ネットワークインフラの整備が進んだ会社では、この機能を使ってe−mailを稟議文書代わりに活用しているところも多い。こういうところで、稟議文書の書式そのままに文末に「以上」をつけるようになり、それがその他のメールでもその癖が伝染ってしまったのではないか。

 と、理由を考えてみた。あくまで、個人の一考察である。


 まあなんであれ。時が移ればルールや慣習というのは変わるものであり、メールとて例外ではない。いつまでも過去の形式にこだわり続けるのも問題だろう。が、それは逆に文章スタイルにも言えることでもある。戦前であれば、口語体で手紙を書くということ自体とんでもないことであり、それが敬語を織り交ぜた口語体なら許されるようになっていったわけである。
 時々に応じて、互いに適宜相応しい形に姿を変えていく。それが理想型だと言えるだろう。むずかしいけどね。




4/6
全身痛

 月曜日に、また臨時の仕事。「大学でパソコンのセットアップ」という話だったのだが、実際に行ってみたら「大学の新入生に渡すパソコンを含めて、会場をセッティング」だった。丸一日肉体労働。話が違う。
 「搬入作業が入るので、肉体労働も入ります」とは確かに聞いていたが。

 おかげでずっと全身が痛くて、動けやしない。たまには体動かした方がいいとは思うが、こんなに疲れ果ててしまうようでは却って逆効果だ。
 普段から運動してれば、これくらいどうということもないのかもしれないけどね。

4/7
DVDAIRキター

 ようやく待望の、DVDAIR第1巻が届いた(参照)。いやあ、この日をどんなに待ち望んだことか。本放送は全く見れなかったからなあ。

 世の中には、有給取ってまでこの日に備えていた方もいらっしゃるようで。まあBS−iで放映されていた当時は、毎回全裸で待機して放送開始を待っていた人もいるらしいですから。というか、届いたDVDを「部屋のティッシュを好き放題に使ったり、さんざん蹂躙しまくった挙げ句に『友人の代理出品です』とか言って勝手にヤフオクに出品したり」する友人って、一体・・・。
 まあでも私は、無職ですから。何の懸念でもなく家で待機しておくことが出来たわけです。いやー、はじめて無職で良かったと思えたよー。


 現在ループ再生させながら文章執筆中。届いたのが15時過ぎたったので、6時間以上経ってますね。何回見るつもりだ。いや、さすがに途中で疲れて、寝てたんですけど。

 1巻に入っているのは、全12話中1・2話と、それの制作スタッフコメント入りバージョン。この両方取り混ぜて、とりあえずTV版AIR自体の感想。

 まず全体として、「なるほど16話欲しかったところだなあ」と。原作やった身としては、やっぱりもう少し展開に余裕が欲しいなあと思ってしまうのです。あのゆったりした気怠さの漂う夏休みの感覚というのも、AIRの特徴ですから。
 とは言っても、12話分しか放送枠が確保できなかったんだから、どうしようもないですけどね。むしろ、12話分しかないのによくまとめたというべきでしょうか。

 背景とか色遣いとかは、すごく綺麗。これはスタッフコメントで言ってたんですけど、もともとアニメの彩色というのは「通常」「夕方」「夜用」と3種類パターンがあるらしいんですけど。TV版AIRでは、これ以外にも「夜街灯に照らされたバージョン」とか、さらに細かく分けてるんだそうです。

 彩色だけでなく、使っているセル枚数も普通より多いらしいです。「ン千枚」としか言わなかったのだけど、6千枚は優に超えてることは確からしい(普通のアニメは5千枚くらいだとか)。

 2話には途中、脇役としてKanon(AIRの前作に当たる)の名雪・あゆ・真琴が登場。登場するのは僅か25秒なのですが。しかし、これの声を当てている人は「國府田マリ子」「堀江由衣」「飯塚雅弓」という、本来主役級を張るくらいの人気大物声優なわけです。それを、たった25秒のために。
 スタッフによると、3人集めるのが難しかったらしいですが。そりゃそうだろうな。

 このように、あまりにも気合い入りすぎの贅沢仕様なTV版AIR。作ってる人自身、よっぽど「AIR」という作品が好きなんだなあ、と思います。実際監督の石原氏自身、とんでもないAIRのファンみたいで、コメントしてる時もアニメ版じゃなくて原作での展開を前提に話しちゃってました。

 ただ、何の予備知識もない人がこれを見たら、「宗教アニメ?」と思ってしまうだろうなあ、とも。力入ってる分、余計。しかもオープニングには、「制作 翼人伝承会」としか出ないから。誤解されちゃうかもなあ。
(注:翼人伝承会;TV版AIRを制作するために設立された企業集団の名前。TBS、ポニーキャニオン、ムービック、京都アニメーションによって構成。決して宗教集団ではない。)

 ちなみに、背景の風景はみんな、実在の風景写真を殆どそのまま書き写しているそうです。特定の場所というわけではないそうですけど。山の部分の説明では、神戸がどうのこうの言ってたなあ。ただ、沖縄ではないらしい。
 海岸は、「南近畿の某所、廃線のある場所」らしいので、かねてから噂の和歌山県美浜町(煙樹ヶ浜)でどうやら間違いないようです。


 ちなみに下は、初回限定版についていた「麻枝准書き下ろしメッセージカード」。

 まあ、敢えてこれへのコメントは無しと言うことで。


4/11
中国等々

 大陸では、漢民族の方々が和民族系の商業資本を襲撃しているらしい。
 親中派としては面目丸つぶれといったところだろう。とか書くとまるで他人事だが、荒野草途伸自身「人民中国万歳」とか事ある毎に言ってるわけだから、決して他人事ではない。

 今ではそんなこと微塵も感じられないかもしれないが。10〜20年ぐらい前、荒野草途伸が小中学生ぐらいの頃には、中国という国は「過去にいちいち触れることもなく日本と友好的な態度を取ってくれるいい国」という印象があったものだ。少なくとも天安門事件ぐらいまでは、そういう印象があった。
 周恩来やその養子の李鵬を始め、中国共産党上層部が親日派で占められていた、ということも大きいだろう。無論、中国が経済的にまだ発展途上であり、日本を頼らざるを得なかったということもある。またそれと同時に日本も、教科書の内容には配慮し、バカなことを言った大臣は即刻クビにしていた。
 そんな時代の話だ。

 ただ裏を返せばこれは、中国側も日本側も言わば強権でそれぞれ反日派・反中派を押さえ込んでいただけ、とも言える。

 その後中国は天安門事件に始まる国家改革の中で次第に親日派が淘汰されてしまい、日本でも自民党の政権転落をきっかけに民族主義派が力をつけてしまった。
 結果、日本政府も中国政府もお互いを挑発するような行動ばかり繰り返している。そしてそれに踊らされる形で、両国民中の一部のバカが大騒ぎしている。

 それだけの話だ。


 逆に言えば、騒いでいるのは元から反日の連中なのだから、何を言ったってムダなのである。日本国内の右翼連中が一向に考えを改めようとしない、それと一緒だ。
 だから、ここで日本側がガタガタ騒ぐようなことがあってはいけないわけだ。政権から遠ざかっているとは言え、中国国内に親日派と言える人は確実にいるはずである。そういう人たちを追いつめるような行動は、取ってはいけない。彼らが面目丸つぶれだとか言って日本に失望し、味方になるどころか敵にまで回ってしまったら、意味がないではないか。

 領土とか、国としての筋は通すべきであるが。何もわざわざ敵を増やす必要はない。そんなものは強さでもなんでもないのだから。

 


4/12
荒野草途伸株式上場達成

 4/12、「荒野草途伸ホールディングス」は株式上場を達成しました。

 といっても、「架空ホームページ株取引」というゲームの中での話だが。
 MyYahooで見つけた「タウルス」という、「自分のホームページを上場させて遊ぶ」というゲームである。

 上場したからといって、資金調達が容易になるとか営業がやりやすくなるとか人材が確保しやすくなるとか、そういうことはたぶん全くない。(仮にあったところで個人ページには何のメリットもないのだが。)株価が上がったって何の得もないし、逆に下がったってこれと言った不利益もない。
 つまり、完全に遊びだ。

 ちなみにただ遊ぶだけなら、ページを持ってない人でも出来る。上記「タウルス」の「ゲーム入り口」から、「ゲームに参加(初めての方)」に入って登録することで、ホームページ株の取引が可能になる。ただしどうやら、登録は毎時30〜35分の間しかできないようだ。(なんでこんな仕様になってるのか知らないが。入り口制限ということか?)

 まあ、そんなわけで。「荒野草途伸ホールディングス」傘下3サイト(個人のページKey系ページblog出張所)を、これからもよろしく。
株上場中



4/16
東谷山のしだれ桜

 東谷山に行ってしだれ桜(八重ベニシダレ)を見てきた。


 園内どころか園外の山や民家にも桜が咲き誇っており、大変な見物だった。

 園内の売店で、1mぐらいの「花もも」の鉢を売っていた。2000円。買おうかどうか迷って、かいがいしく娘のように世話をする自分の姿を思い浮かべるまでに至ったが、結局育てきる自信が無くなってやめた。
 所詮はヘタレ、桃の木一本も育てることは出来ない。

4/15
北川潤は関智一
 声優が変わったということで、10年ぶりぐらいに「ドラえもん」を見た。
 ドラえもんって、こんな馬鹿な内容の話だったっけ? と思ったが、よくよく思い出してみたら原作もこんな感じの話だった。元々が大人向け漫画であるクレヨンしんちゃんと一緒にしてはいかんな。

 とりあえず新しい声の評価。まあ、いいんじゃない。というか10年ぶりだからむしろ、全然違和感無い。強いて言うならば、ドラえもんの声が前任の大山のぶ代を意識しすぎという感じがした。

 ま、そんなところで。


4/18
春眠暁を覚える
 「アカツキ」というと何を連想しますか?


・・・偏ってんなあ。


 「春眠暁を覚えず」というと、春になって暖かくなるとつい朝が来ても寝過ごしてしまう、という意味の諺であるが。荒野草途伸はここ数日、夜中に目が覚めてしまって暁を見るまで眠れなくなってしまうという日が続いている。
 頭が冴えた状態ならやることはいくらでもあるのだが、困ったことに半分は眠ったような状態なので、勉強しても頭に入らず文章書いても意味不明という状態で、事実上何も出来ない状態だ。しかも昼間眠くなる。困ったものである。


 季節が春になっても、自分の眠りが「春眠」になっていないのだろう。ではこの春眠とは、一体何であろうか。
 思春期(春機発動期)や売春の春とは、性欲のことである。もしかしたら春眠の春も、季節の春ではなくてこれのことなのかもしれない。そう、実際性欲が枯れてしまった老人は、睡眠時間が短くなって行くというではないか。つまり、頭の中を春、つまり性的な妄想でいっぱいにしてしまえば、深く長い睡眠が得られるのだ。
 早速実践してみよう。

 悶々として余計眠れなくなってしまったではないか。



 暁を過ぎても眠りを貪れるのはとても恵まれたこと。存分に春を堪能召しませ。


4/21
今日の科学欄〜4/21

 執筆意欲減退+ネタ詰まり気味なので、新聞社各サイトの科学欄からニュースを転載してお茶を濁すことにする。

朝日(asahi.com)
深い眠りで五感もお休み 東大教授ら「嗅覚もオフ」実証
 深い眠りについている時に、脳は嗅覚を感知しない事を確認。森憲作・東京大教授(細胞分子生理学)らの研究グループが、ネズミが深く眠っている時に嗅覚の情報が大脳のどこまで伝わっているかを調べた。

読売(YOMIURI ONLINE
超巨大氷山が南極大陸の氷河に…地球最大の衝突を確認
 「世界最大の浮遊物」とされる南極海の超巨大氷山「B15A」が、南極大陸から突き出た氷河の岬に衝突したことが、衛星観測で確認された。

毎日(msn毎日)
太陽系:微粒子の浮遊空間に約2000度の高熱部 北大
 北海道大学、米ハワイ大などの研究グループが69年にメキシコに落下した「アエンデ隕石」を分析した結果、 地球などの惑星が誕生する以前の太陽系には、大きさ数ミリ以下の微粒子が200万年以上浮遊し、その空間には約2000度の高熱の部分があったことを突き止めた。

共同通信(http://www.kyodo.co.jp/)
組み換えマウスを研究使用 国立感染研が無承認で
 厚生労働省は21日、国立感染症研究所(感染研)が財団法人実験動物中央研究所から購入したマウスを無承認のまま研究目的に使っていたと発表した。


 日経・産経は科学欄無いんだなあ。



4/22
AIRなダメ日記〜4/22

 先週のオリコンのDVDランキングでは、DVDAIR第1巻が4位に入るという快挙を遂げていたが。今週分では早くもランク外。所詮はこの程度ということなのかッ・・・!

 デスクトップを遠野ママに変えてみた。
遠野母なデスクトップ
 原作では顔の出てこなかった遠野母であるが、アニメ版ではとっても可愛く描かれている。萌え。

 来週27日はDVDAIR2巻の発売日。きっと連休期間中は、ずっとこれをみて過ごすのでしょう。
 そんな晩春の日々。


4/24
件名無し

なんかしらんが眼精疲労だ

4/28
「智代アフター」発表に関して

 どっちのblogで書こうか迷ったが、どちらかというと一般人向けの「blog出張所」の方で18禁ソフトのことをあまり書くのもなあ・・・と思い、こっちで書くことにした。

 とまあ言い訳は置いといて、「智代アフター」製作発表。いや、ほんとに出すんだ。てっきり麻枝准のホラだとばっかり思ってたのに。

 というか、発表文書を見て気づいたこと。


 ということから。この「智代アフター」なるゲームは、「何となくCLANNADっぽいけど実はCLANNADとは関係ない18禁ゲーム」なのではないか。という推測が導かれる。

 正直、「おいおい」という気分である。
 確かに、完全一般指定として出してしまって、和歌山県に広告にまで採用されてしまった「CLANNAD」というブランドに、今更18禁というレッテルを貼られるわけにはいかない、という商業的判断はあるのかもしれない。しかしならば、なぜこんな紛らわしい形に・・・? とも思うわけで。

 思うに、智代アフターはこういう経緯で発表に至ったのでは無かろうか。
  1. 当初は本当に、麻枝准お得意のホラだった
  2. 発売直後から葉鍵板などで朋也批判が噴出、次第にエスカレート
  3. 当初の葉鍵板での朋也批判の根拠は、智代との関係についてというところに集中していた
  4. 朋也のイメージを軌道修正させ、沈静化を図る目的で、ネタのつもりだった「智代アフター」を出すことに
  5. 当初発言で18禁と言ってしまったため、18禁で出さざるを得なくなる
  6. 和歌山県からCLANNADを観光宣伝に使いたいという話が舞い込む
  7. 販売戦略やブランドの路線方針も含め、内部で大激論
  8. 妥協の結果、CLANNADっぽい別物という形で出すことに決定、原画も差し替え


 という、まああくまで荒野草途伸の想像なわけだが。


 ところで、友人iAcnと会話していてもう一点気になったこと。
iAcn「 とも が気になるなあ(マイナスの意味で)」
xatosi「・・・まさか、『登場人物は全て18歳以上です』・・・か?!」

 ・・・まさかなあ。と、思いたいが。
 正直、Keyがそんな真似したら、もう応援する気には到底なれないぞ。いくらAIRの実績があろうとも。


 まあとにかく。自分としては、「智代アフター」は完全に様子見だなあ。つーか、買わない選択肢もあり得る・・・。




4/29
俺の失敗は許せ

 荒野草途伸が嫌いな言葉の一つに、「失敗は許されない」というものがあるわけですが。
 人というものは何らかの失敗をするものであり、それを無視して完璧を求めるのは間違っている。小さな失敗にまでいちいち厳しい態度を取っても、失敗が無くなるわけではなくむしろ隠蔽されるだけ。隠蔽された失敗は、さらなる大きな失敗に繋がる。という考えに基づいてのことなわけです。

 それがもろに現れてしまったのが、先日の尼崎の鉄道事故だとは思います。

 でまあ、鉄道事故の方はおいといて、どちらかというと小さな失敗にはいると思われるものを。GDP、16年間計算ミス 内閣府が7年は消費税率3%というもの。
 中学高校でも習った有名な経済指標であるGDPの数値は、この16年間間違っていた、ということらしいです。

 まあ間違っていたといっても差は1%にも満たないし、間違っているからといって人命に関わるようなことでもないし、「そもそもGDPという指標自体意味がない」とか言われて久しいし。ただ、「政府が発表する、教科書にも載る指標」ってことで、ニュースになっちまったわけで。
 まあ、次から気をつけてくれやとしかいいようがないですね。


 て言うか、気をつけないかんのはむしろ自分の方な気もするのですが。昔作ったシステムとか、ちゃんと動いてるのか実はすっげー不安なんですけど。仕事辞めてからも、一回電話かかってきたことあるしなあ。まあ、人命に関わるシステム作りには携わってないから、そこはまあ救いではあるのだけど。



4/30
DVDAIR第2巻
 えー、TV版AIR DVD第2巻です。本当は発売日の4/27にちゃんと入手してその日の内に見ていたのですが、文章書くモチベーション下がりまくってて今日までレビューがずれ込んでしまいました。


 第2巻は「佳乃編」、霧島佳乃の話です。
 原作では、話としての人気もキャラクターの人気としても一番低かった部分です。まあ、事情があって前半と後半でシナリオライターが違うし、後半担当の涼元悠一氏によれば「これはAIRの二次創作」らしいので。

 その所為なのか「原作に忠実」といわれるTV版AIRとしてはめずらしく、話の進行に多少手を加えられています。無論大筋は変えず、原作の良さを最大限に引き出したまったりとして濃厚な味わいのある作品に仕上がっているのは言うまでもありません。
 という冗談は置くにしても。原作では絵として見れなかった部分が表現されているのはいいものです。霧島姉妹の10年前の姿とか。寝ている佳乃の涙もいい演出ですね。


 一方で、思ったこと。第1巻の時も感じたことでこの話に限ったことではないのですが、「時間足りねー」。特に今回、ラストの展開が急すぎという気がします。自分は原作やって話の筋知ってるからいいのですが、初めて見た人は「?」なのでは、と。
 まあ佳乃編の場合、1話分の時間付け足したところで、話が冗長になって退屈になるという可能性が高いので、「これでよかった」「よく作った」とも言えるのですけどね。


 今回のスタッフコメントは、CG担当の苦労話が主。
 て言うか私アニメ製作のことは全然知らないのですけど。CGアニメはセルアニメと完全に独立して作る(セルの代わりにCGを使い、人物も背景も全てCGで描く)と思っていたのですが。セルアニメの中にCGで作った部分を部品のように貼り付ける、ということもやるんですね。人物は普通にセルに描いて、水流とか周る扇風機とかいう手でとても描けないのをCGで、とか。
 よく考えたら、実写映画にもCGを合成して使う時代なんだから、アニメでそういう手法を取っても全然不思議ではないんだよな・・・。


 さて。次回第3巻は、いよいよ期待の「遠野物語」。美凪とかー。遠野母とかー。自分の好きなキャラが出てくるので楽しみ。とはいえ、発売が6月なんですよねー。なんでそんなに期間置くんだよー。



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